村田優一郎: 2021年12月アーカイブ
ビッグテックは世界をどう支配してきたか
目次は次の通りです。
イントロダクション
第1章 私たちの道がたどりついた場所
第2章 忘れ去られた第二次世界大戦の教訓
第3章 独占禁止運動の系譜
第4章 独占禁止法の黄金時代ー一九五〇~一九六〇年代
第5章 巨大テクノロジー企業との戦いー一九八〇~一九九〇年代
第6章 新自由主義のゆるがぬ勝利
第7章 グローバル化時代の独占問題
第8章 ビッグテック台頭
結びにかえて 独占企業を解体させる五つの提言
格差拡大、世界経済の低迷の原因は、巨大なグローバル企業による独占と寡占が進んだ結果、市場の競争原理と新規参入がはばまれ、イノベーションが妨げられたからだー。
GAFAなどのテクノロジー産業の寡占に象徴されるこの状態を説明するため、著者は独占禁止法の歴史をひもとき、19世紀末の反トラスト法から、今日の独占禁止法が置かれている状況までを概説する。
日本の財閥とナチス・ドイツの経済政策についても検証、戦後の日本経済の躍進と西ドイツの奇跡的な復興こそ、財閥解体とオルド自由主義による独占排除によってもたらされた証しだと主張する。
日本が「失われた30年」の低迷から抜け出せられない真因は何か。
オバマ政権の国家経済会議(NEC)のメンバーとして競争政策を担当し、「ネットワーク中立性」の提唱者としても知られる著者が徹底分析する。
今後の潮流を読む上で参考になる書です。
<印象に残った一文>
「経済が停滞したのは巨大なグローバル企業による独占と寡占が進んだ結果、市場の競争原理と新規参入が阻まれ、イノベーションが妨げられたからだ。」
大下容子がはじめて語った
目次は次の通りです。
第1章 私の毎日──23年目の「ワイド!スクランブル」
生放送は「格闘」から始まる
MCの理想は「よい審判」
できるだけ穏やかに、淡々と など
第2章 失敗だらけのアナウンサー修業
新人時代──ジャージで、赤坂の空に叫ぶ
スポーツの楽しさに目覚めた98年
まさか、私がワイドショーを? など
第3章 たたかわない生き方───組織の中でも自分らしく、無理なく
争うのは、苦手です
「慣れない」努力も必要
人生、ソーシャルディスタンス など
第4章 人に会い、人に学ぶ
いつも、人に教わってきた
毎日の私を支えてくれる人たち など
第5章 大人からは「たたかう」努力も必要?
メインMCとなって
我慢しすぎず、言うべきときは言う
「現状維持」に甘えない など
第6章 50歳、そしてこれから
私のひそかな夢
ひとりでゆっくり、静かに暮らす
自分なりの「たたかい」を、これからも など
テレビ朝日の情報番組「大下容子ワイド!スクランブル」でメインMCを務め、役員待遇・エグゼクティブアナウンサーに就任した大下容子がはじめて語った、仕事のこと、人生のこと、そして、これからのこと。
いろいろなヒントが詰まっています
<印象に残った一文>
「私は人生を悔いなく生ききりましたよ。あなたも、生きることを謳歌しなさい。」
~脱日本型雇用のトリセツ~ 欧米のモノマネをしようとして全く違うものになり続けた日本の人事制度
目次は次の通りです。
1章 欧米と日本の雇用システムの違いをしっかり学ぶ
2章 日本型雇用につきまとう5つの社会問題
3章 人事の組み立て ~脱日本型の解
終章 偏見で語る「人事の嗜み」
「日本式ジョブ型」に飛びつくのはちょっと待って!
成果主義、コンピテンシー評価、職責・役割給、ジョブグレード・・・。
過去60年の「脱日本型」失敗と同じ轍を踏まないために!
人事担当者はもちろん、全ビジネスパーソン必読の書。
新型コロナウイルスの流行によりリモートワークが普及し、従来の働き方が成り立たなくなった。
そこで「ジョブ型」を導入して、成果重視の人事制度に作り替えようーー。
日本企業が狂騒する「ジョブ型祭り」を、雇用ジャーナリズムの第一人者である著者は「欧米の仕組みを付け焼刃で取り入れる愚策」と切って捨てる。
生半可な理解で人事制度"改革"を行うことに警鐘を鳴らし、「本気で日本型を変えるために、雇用システム、そして人事というものを、隅々まで理解して、根治を目指さなければならない」と説く。
本書では事例や統計などファクトをベースに、欧米各国や過去の日本の社会状況、人事実務を解説。
いろいろなヒントが詰まっています
<印象に残った一文>
「結局、人事の基本をポスト管理に置くか、人材管理の置くか、が欧米と日本の最大の違いなのです。この点を変えることによって、雇用慣行やキャリア志向などがダイナミックに変わる。」
人間互換の知能をつくる
目次は次の通りです。
1 もし本当に成功したら
2 人間の知能、機械の知能
3 AIはこれからどう進歩しうるか?
4 AIの悪用
5 知能が高すぎるAI
6 いまひとつのAI議論
7 AI──別のアプローチ
8 有益だと証明できるAI
9 問題を複雑にする存在──私たち
10 問題は解決?
付録A 解の探索
付録B 知識と論理
付録C 不確実性と確率
付録D 経験から学習する
「問題はずばりAIの基本定義にある。
機械はその行動がその目的を達成すると見込める限りにおいて知能を備えている、と私たちは言うが、その目的が私たちの目的と同じだと確かめるための信頼に足る方法がない...ならば、こんな定義はどうか。
《機械は、その行動が私たちの目的を達成すると見込める限りにおいて、有益である》...こうした機械にとって、私たちの目的が不確実になることは避けられない...目的に不確実性があると、機械は意思決定を人間に委ねざるをえなくなる。
修正を受け入れ、スイッチを切られることを厭わなくなる。
機械は決まった目的をもつべきという前提を取り払うなら、
私たちが試みている基本定義を、すなわち人工知能の土台を、一部取り払って置き換えなければならない。
ということは、AIを実現するためのアイデアや方式の蓄積という母屋の大半をつくりなおすことにもなる。
すると人類と機械とのあいだに新たな関係が生まれるだろう。
私はこの新たな関係が、これから数十年の人類を成功へ導いてくれると願っている」
全世界で使われるAIの標準的教科書の著者が、安易な脅威論を超え、ヒトとAIの新たな関係を提案する書です。
今後の潮流を読む上で参考になる書です。
<印象に残った一文>
「文明の差し出すものはどれもわしたちの知能の産物だ」
健康的に自立して自分の幸せを見つけるのが子供の人生
目次は次の通りです。
第1章 親という「同調圧力」
(「落とし所」を見つける関係/親を大切にすること≠期待に応えること ほか)
第2章 「他者」への成長
(子育ての目的とは/「他者」という存在 ほか)
第3章 自分で考える習慣
(目標を考えたことがない?/一人きりのマインドフルネス ほか)
第4章 自分の人生を否定する親
(エンパシーの力/親は自分の人生を変えるべき ほか)
第5章 「世間」と「社会」
(「社会」との接し方が分からない日本人/5つの「世間」ルール ほか)
親がいちばん的確なアドバイスができる人とは限らない。
親子は「他者度0」から「他者度100」を目指して成長する。
子育ての目的は「子を健康的に自立させること」。
自分で考える習慣を持とう。
愛と理解は違う。
だから面白い。
だから話し合う...
「親を大切にすること」と「言うとおりになること」はまったく別。
健康的に自立して自分の幸せを見つけるのが子供の人生。
いろいろな気付きを与えてくれます
<印象に残った一文>
「子育てとは、子供を健康的に自立させること。」
ゆけゆけ!「無敵バッテリー」
目次は次の通りです。
序章 ワースト記録更新の日本シリーズを叱る
第1章 プロ野球VS新型コロナウイルス
◆感染危険地帯はグラウンドの内か外か?
◆無観客試合を経て野球観戦は劇的に変わる!ほか
第2章 巨人独走を許したセ5球団の罪
◆巨人の全権を握った原監督はリーグ無敵だった!
◆危うしDeNA投手陣 広島は暗黒時代に逆戻りほか
第3章 誰がソフトバンクを止められるんだ?
◆数の論理が奏功するソフトバンクの分厚さ!
◆選手は獲るが使えぬ楽天 栗山政権交代近しほか
第4章 トレードが野球を面白くするのだ
◆巨人からロッテへ 澤村のトレードに学ぶ
◆セ・パ交流トレードで成功する人、しない人ほか
第5章 ドラフト・FA・ポスティングに物申す
◆野球、本当にわかってる? スカウトの着眼点
◆それでもメジャーに行きたいか?ほか
第6章 スポーツマスコミから嫌われる勇気
◆球数制限の問題は結局どう落着したんだ?
◆アホみたいに練習をした経験で物を言え!ほか
「感染危険地帯」はグラウンドの内か外か?
日本シリーズでさらにわかったパとセの超・格差!
ああ、ノムさんはもういない...
無観客試合、甲子園中止...
史上最悪のシーズンに球界で何が起こっていたか!?
いろいろな気付きを与えてくれます
<印象に残った一文>
「勝負に対する厳しさや苦しさの乗り越え方を身につけることで、さらに進化したチームになれる。」
こころ励まされる言葉と智恵が満載!
目次は次の通りです。
第1章 「遊行」を意識すると生きるのが楽になる
(遊行のススメ/誰でも、いつでも「遊行」を生きられる ほか)
第2章 「ダメな自分」でも生きぬける
(あえて、へこむという「遊行」/人生を動かす原動力は「愛」と「飢え」 ほか)
第3章 一〇〇万回立ち上がる覚悟
(孤独を恐れない生き方/「愛に満ちた海」を目指す)
第4章 「自分革命」を起こす、発熱する言葉
(あえて「自分を磨かない」という選択/迷えば迷うほど、人は救われる ほか)
第5章 「遊行」とは、「愛の海」に還っていくこと
(逆境の中でこそ学ぶものがあるはず/脱皮できない蛇は滅びる ほか)
これまでの自分は、本当に自分自身を生きてきたのだろうか。
子どもの頃は、親や周囲の大人の期待に、そして大人になってからも同僚や患者さんのために、"いい子"や"いいカマタ"を演じて、無意識のうちに無理をしてきたのではないか...。
このまま老い、死んでいくときに後悔してしまうのではないか...。
ここ数年、そんな悩みがしこりのように心の奥に生まれていました。
そこに、一筋の光のように、「遊行」という言葉、考え方が浮かんできたのです。
生きるのがグッと楽になりました。
70歳を前に、著者が迷い、悩み、もがきながら見つけた、人生の切り開き方。
こころ励まされる言葉と智恵が満載!
いろいろな気付きを与えてくれます
<印象に残った一文>
「時々狂うほどの渇望感をもって、自分の夢に全力投球して欲しい。人生はどうにでもなるのです。」
専門医がズバリ解説!
目次は次の通りです。
1 自律神経って何?
2 血流をよくすれば体全体が整う
3 毎日の部屋習慣で自律神経を整える
4 呼吸は深くゆっくりと
5 食事で自律神経を整える
6 よく眠って自律神経を整える
7 休む習慣でバランスをとる
8 部屋で自律神経を整える簡単エクササイズ
「自律神経」が整う生活習慣がわかる。
よく眠り、気持ちよく目覚め、スッキリ暮らす!
専門医がズバリ解説!
いろいろなヒントが詰まっています
<印象に残った一文>
「怒りの感情は、自分が起こるほどに激しさを増します。怒りの感情はとりあえず表に出さない。そして、深呼吸などで自律神経の乱れを最小限に抑え、精神的なコンディションが整ってから冷静に自分の考えを主張するのです。怒りの感情が沸き上がったら「「起こっても何一ついいことはない」と、深呼吸をしながら思い出してください。」
スタンフォード大学の人気MBA教授による警告の書
1 経営者の選択と人間の持続可能性
2 悪しき職場環境の犠牲者たち
3 解雇と雇用不安定
4 長時間労働、仕事と家庭の両立困難
5 健康な職場を支える二大要素ー仕事の裁量性とソーシャルサポート
6 なぜ悪しき職場を辞められないのか
7 変えられること、変えるべきこと
仕事のストレスは健康に悪いーだが、経営者も政府もビジネススクールも積極的対策に乗り出さない。
労働者は文字通り、給料のために死んでいく。壊れるまで働く前に、悪しき職場から抜け出し、「健康と幸福」に満ちた生活を手に入れるにはどうすればいいのか?
スタンフォード大学の人気MBA教授による警告の書。
いろいろなヒントが詰まっています
<印象に残った一文>
「職場観光や労働慣行は、働く人の心身の健康と幸福にとっても極めて大きな意味を持つ。この問題に取り組むにあたっては、コストや生産性にばかり拘泥するのではなく、人間の生活と生命、人間の持続可能性を常に考えなければならない。」
安倍家長男が語る家族の日常
目次は次の通りです。
第1章 安倍家を語る
(祖父が勧めた成蹊小学校/体力的、精神的に鍛え上げられた夏合宿 ほか)
第2章 政治家の道を選んだ弟
(伸び伸びとした学園生活/「桃李不言 下自成蹊」の資質 ほか)
第3章 祖父・安倍寛を語る
(もうひとりの祖父/親を知らずに育つ ほか)
第4章 祖父・岸信介を語る
(少年時代の信介に影響を与えた人たち/岸信介刺される ほか)
第5章 私の人生を生きる
(おっとりしていたという子ども時代/「ツバメ返し」の得意な子どもだった ほか)
岸信介、安倍寛を祖父に、安倍晋太郎を父に持つ安倍家の長男から見た政治一家の家族の素顔。
長男はビジネスの道に、弟晋三と信夫は政治の道へ進んだ。
3兄弟の少年時代、山口県青海島で過ごした夏休み、写真でしか知らない祖父安倍寛の足跡、せっかちな父・晋太郎との思い出、好々爺の祖父・岸信介とのふれあいと知られざる逸話、母・洋子が暮らす富ヶ谷の日常、政治家の家庭生活、長男が政治家を目指さなかった理由などを素直に語る書です。
安倍元首相の実像が見えてきます。
<印象に残った一文>
「頭はいつも使って、心はいつも和やかなことを思う」
全米調査からわかった日本人にもできるミリオネアへの道
目次は次の通りです。
第1章 となりの億万長者は健在なり
第2章 神話を無視する
第3章 富に対する影響
第4章 消費する自由
第5章 富を築くための力
第6章 仕事に就く
第7章 投資の方法
結論/付録
一代で億万長者となった人々に関するスタンリー博士の画期的な著作から20年がたった現在のアメリカの富裕層を取り上げ、詳細に分析している。
新世代の家庭の大黒柱たちは多くの金融情報にされているが、
本書は富を得るために何が必要かという点について、あくまでデータに基づいた結論をもとに、自らの力で億万長者になった人たちの実例を見ていく。
この研究では、蓄財につながる個人の判断や行動や性格とはいかなるものかを詳しく調査し、消費、予算設定、キャリア、投資、そして経済全般についても言及している。
本書を読めば、今日、市場の状況やあらゆる費用の増大にもかかわらず、経済的成功を収めるためには何が必要かを教えてくれる。
いろいろな気付きを与えてくれます
<印象に残った一文>
「私たちには自分自身に代わり、資本に働いてもらう投資という事業が必要なのである。」
自分らしい人生を生きたいすべての人に向けての、エールとアドバイス
目次は次の通りです。
ことば篇(みんな誰だってひとり
自由は人生を生きる鍵
人は苦しむ器
あきらめて救われる
老いを受けとめる ほか)
人生篇(大正ー少女時代の思い出
大正後期から昭和初期へー自由を求める日々
昭和戦時中ー生死の境をさまよう
昭和戦後ー父母との別れ、そして渡米
昭和後期から平成、令和へー人間の歴史を思う)
一〇七歳の世界的美術家が最後に遺した「人生のことば」
歳を取るというのは、悲しむだけのものでもない
歳を取ってはじめて得られる喜びがある
三月一日に一〇七歳で世を去った篠田桃紅さん。
この本の制作途中、「これが最後の本になる」と繰り返し言っていました。
桃紅さんの人生哲学を短い言葉で伝える「ことば篇」と、
これまでの人生を写真と文章で振り返る「人生篇」、
二部構成でお届けする、最後にして決定版と言える著作です。
戦後、世界のアートシーンを牽引するニューヨークに単身で渡り、国際的な評価を得た篠田氏は、日本で最初に自由を希求した女性、と言えるかもしれません。
その人生は冒険と波乱に満ちていましたが、自分の心のままに道なき道を歩いてきました。
いまより女性の生き方の選択肢がずっと狭く、さらに戦争、結核など、死と背中合わせにあった 昭和の時代に自由を貫くことは並大抵のことではありませんでした。
「人生編」で桃紅さんはこう語ります。
「自由というのは、気ままにやりたい放題することではなく、自分というものを立てて、自分の責任で自分を生かしていくこと。やりたいように振る舞って、人にも頼る。
それは自由ではありません。自分の行動に責任を持って考え、自分でやる。
それが自由で、だから自らに由る(=因る、依る)という字を書くのです」
今の時代、自由の大切さを誰もがわかっているけれど、「自らに由って立つ」ことの難しさは変わっていないかもしれません。
本書の桃紅さんの言葉は、自分らしい人生を生きたいすべての人に向けての、エールとアドバイスになるでしょう。
いろいろなヒントが詰まっています
<印象に残った一文>
「運命は性格の中にある」
倦み疲れ、燃え尽きる現代社会への哲学的治療の試み
目次は次の通りです。
序 疲れたプロメテウス
精神的暴力
規律社会の彼岸
深い退屈
活動的な生
見ることの教育学
バートルビーの場合
疲労社会
燃え尽き症社会
私たちはいつまで「できること」を証明し続けなければならないのか?
絶え間ない能力の発揮と成果を求められる現代社会。
「主体性」を祭り上げ、人々が互いにせめぎ合い、自己さえ搾取せざるを得ない社会構造。
この現代の病理を特異な感性から解き明かし、「創造性」「和解」をもたらす新たな「疲労」のかたちー
「なにもしない」ことの可能性を探る。
ドイツ観念論から出発し、現代思想界の先端を走るビョンチョル・ハン、
その代表作にしてヨーロッパ20カ国以上で刊行されたベストセラー、待望の邦訳。
倦み疲れ、燃え尽きる現代社会への哲学的治療の試み。
今後の潮流を読む上で参考になる書です。
<印象に残った一文>
「21世紀の社会はもはや規律社会ではなく、能力社会である。」
指導者一六人の肖像
目次は次の通りです。
歴史としての平成日本政治
第1部 五五年体制終焉と「政界再編」の只中で
(宇野宗佑・海部俊樹・宮澤喜一ー経世会に翻弄された宰相たち/細川護煕・羽田孜ー改革派政権の誕生と限界/村山富市ー過去への良心と未来への無関心/橋本龍太郎ー統治機構改革の礎石/小渕恵三ー「凡人宰相」の非凡さ/森喜朗ー過小評価された端境期の宰相)
第2部 「小泉劇場」から「ねじれ国会」へ
(小泉純一郎ー「市民感覚」の政治、制度的権力の勝者/安倍晋三(第一次)-理念の実現を目指した果てに/福田康夫ー「外交族」宰相の面目/麻生太郎ー「経済通首相」の不運と誤算)
第3部 民主党政権と「安倍一強」
(鳩山由紀夫ー理想主義と権力の狭間で/菅直人ー現代日本のセルフメイド・マン/野田佳彦ー統治責任の模索/安倍晋三(第二次)-「一強」政権の虚実)
30年にわたる平成期において、日本政治は、度重なる政権交代や連立組み替えなど、流動的かつ激しい展開を見せてきた。
だが、たんに混迷の時代だったとは言えない。
冷戦終結後の世界にあって日本は、新たな目標を探し求めてきた。
本書は平成政治の最高指導者である首相16人に着目し、様々な模索と挑戦の軌跡を明らかにする。
ここに平成政治史の本格的な見取図を提示し、次の時代を切り開く手がかりも見出す。
今後の潮流を読む上で参考になる書です。
<印象に残った一文>
「平成は流動的な時代であった」
世界のトップが絶賛した即座に考えが"まとまる""伝わる"すごい技術
目次は次の通りです。
第1章 1分で話すためのピラミッド
第2章 ピラミッドで考えればコミュニケーションはわかりやすくなる
第3章 実践編「伝える」基本
第4章 実践!説得・提案・プレゼンのルール
第5章 実践!説明のルール
第6章 実践!交渉のルール
第7章 実践!会議・議論・ディスカッションのルール
第8章 身の回りの「伝わらない」をなくす
第9章 ピラミッドから資料・文章をつくる
「よい考えだと思うのに、うまく伝わらない」
「何度も説明しているのに、理解してもらえない」
話が伝わる人、伝わらない人の違いは、頭の中でピラミッドができていない。
つまり、「言いたいことが整理されていない」ということです。
考えのまとめ方から、日常でよくあるアウトプットの実践的な方法まで、1冊にまとめた決定版!
いろいろなヒントが詰まっています
<印象に残った一文>
「(結論)したいと思います。まず<問題1>次に<根拠2>そして<根拠3>だからです。」
自己の内面の力による新型コロナウイルス感染対策を紹介
目次は次の通りです。
はじめにー「ワクチンさえ打てば大丈夫」の期待が高まるなかで
第1章 新型コロナの感染流行で私たちが見過ごしてきたこと
(日本の陽性者は100万人を突破し、死亡者も1万5000人超...。新型コロナ、2年目の「実像」と、見過ごしてきた「5つの誤解」/日々伝えられる「陽性者」と「感染者」の誤解。PCR検査でウイルスが検出されると「陽性」となるが、じつは、そのまま「感染」ということではない ほか)
第2章 ワクチンを打つということ
(日本で使用が特例承認された3種類のワクチン。海外での臨床試験結果を評価しているため、国内での臨床試験例は200例規模/新型コロナワクチンの接種開始後159日間での「副反応疑い報告」は、わずかに0.03%。「3866人にひとり」とは、実態からかけ離れていないか ほか)
第3章 新型コロナと免疫力
(免疫とは「異物」を排除する体のしくみ。新型コロナウイルスがのどや気道に入ってきても正常に働けば感染を防いでくれるもの/異物をブロックするために最初に働くのが自然免疫系。白血球などのほか、皮膚、唾液、胃液、そして腸内細菌も働く ほか)
第4章 不自然な生活をあらためて自然治癒力を引き出す
(まずは自分の生活を見直す。それが自己軸による感染を恐れない生き方につながっていく/病気にならないように予防することは重要だが、それは予防接種を受け、人間ドックを受けることではない ほか)
ワクチンにすべてを託すのではなく、「免疫力」と「抵抗力」「解毒力」を生活のなかで高めよう。
自然に沿った暮らしを実践するなかでの、自己の内面の力による新型コロナウイルス感染対策を紹介する。
今後の潮流を読む上で参考になる書です。
<印象に残った一文>
「すべての病気の原因は自然の仕組みに反した生活にある。」
7割テレワークでも生産性が日本の1.5倍の秘密
目次は次の通りです。
第1章 ドイツではなぜ、出社しない働き方が普及したのか
ーー自宅でも成果を挙げられることをみんなが学んだ国
第2章 「むやみに出社させない国」に進化したドイツ
--今、加速する「インダストリー4.0」
第3章 「ひとりひとりがマイペースで働く権利」を保障する国
ーードイツ流・働きすぎを防ぐ仕組み
第4章 経済的な豊かさよりもオフタイムを大切にするドイツ人
ーーお金の奴隷にならない生き方
第5章 人とつながり、幸せを分かち合う国・ドイツ
--人生にゆとりを生み出すヒント
「出社して働いた方が、成果が出る」という考え方が、いまだに根強い日本。
それに対してドイツではコロナ危機勃発以降、テレワークが急速に広まり、すでに「むやみに出社させない社会」が出来上がりつつある。
好きな場所、好きな時間に働いて、効率よく成果を出す。
オフタイムを充実させてワークライフバランスを高める...。
ドイツに30年以上暮らす著者が教える、ドイツ人流・消耗しない働き方。
今後の潮流を読む上で参考になる書です。
夜の世界の緊急事態
目次は次の通りです。
第1章 LINEの通知が鳴りやまないー風テラスの百日戦争・前半戦
第2章 崖っぷちの性風俗ー風テラスの百日戦争・後半戦
第3章 立ちはだかる「性風俗の壁」
第4章 歌舞伎町に立つ
第5章 夜の世界を孤立させるな
終章 誰もが性風俗の当事者に
二〇二〇年、夜の世界はかつてない危機に直面した。
新型コロナの感染拡大により性風俗店への客足が途絶え、働く女性たちは瞬く間に収入と居場所を失った。
窮状を誰にも話せず、公的支援からも排除されたまま、孤立と貧困に苦しむ彼女たちを助けるために、
これまで声を上げなかった人たちが声を上げ、動いた。コロナ禍を生き延びるため、夜の世界と昼の世界との間に橋を架けるための苦闘に内側から迫ったドキュメント。
今後の潮流を読む上で参考になる書です。
<印象に残った一文>
「物理的には全く動かなかったにもかかわらず、自分も社会もメチャメチャ「動いた」という、本当に不思議な1年間だった。」
「みんな仲よし」幻想から、幸せに抜け出す方法
目次は次の通りです。
第1章 友だちは本当に必要か(「おまえの母ちゃんデベソ」/孤独に対する不安 ほか)
第2章 嫌われるのが怖い?
(仲間はずれ恐怖/競争あってこそわかる敗者の気持ち ほか)
第3章 本当の友だちをつくる方法
(「嫌われない」より、「好き」「好かれる」を考える/気の合う人を見定める能力を磨く ほか)
第4章 自分のパフォーマンスを上げる
(自分にしかできないこと/学歴は人生の選択肢を増やすため ほか)
第5章 自分を発揮できる世界を探す
(他にも世界があると知る/1つの世界で悩むより、別の世界を探そう ほか)
どうがんばっても合わない人はいる。
気の合う人を探すほうが効率的。
まずは自分のパフォーマンスを上げる。
ひとりの時間も大切にしよう。
学校・職場・家庭など、いつもいる場所だけが世界じゃない。
自分の人生の価値は自分で決める...
10人いればそのうち数人は、あなたのことが嫌い・もしくは興味がないのが当たり前。
そもそも無理な「みんな仲よし」幻想から、幸せに抜け出す方法。
いろいろなヒントが詰まっています
<印象に残った一文>
「自分が最大限に輝ける場所を自分で探す」
ロングセラー『大学とは何か』の待望の姉妹編
目次は次の通りです。
序章 大学の第二の死とは何かーコロナ・パンデミックのなかで
第1章 大学はもう疲れ果てているー疲弊の根源を遡る
第2章 どれほどボタンの掛け違いを重ねてきたのかー歴史のなかに埋め込まれていた現在
第3章 キャンパスは本当に必要なのかーオンライン化の先へ
第4章 九月入学は危機打開の切り札かーグローバル化の先へ
第5章 日本の大学はなぜこれほど均質なのかー少子高齢化の先へ
第6章 大学という主体は存在するのかー自由な時間という稀少資源
終章 ポストコロナ時代の大学とは何かー封鎖と接触の世界史のなかで
パンデミックで窮状が白日の下に晒された日本の大学。
不可避の人口減、襲いかかるオンライン化の奔流、疲弊する教員、逼迫する資金、低下する国際評価ー。
危機の根本原因はどこにあるのか。
大学の本質を追究してきた著者が、「時間」をキー概念に提案する再生のための戦略。
ロングセラー『大学とは何か』の待望の姉妹編。
今後の潮流を読む上で参考になる書です。
<印象に残った一文>
「日本の大学は、実は大学=ユニバーシティではなかったのだ」
歴史民俗学者が考察する呪術の系譜
目次は次の通りです。
第1章 陰陽師の呪詛
第2章 呪詛を請け負う陰陽師
第3章 密教僧の呪詛
第4章 怨霊・悪霊になった密教僧
第5章 巫と法師陰陽師
第6章 奇妙な呪術者たちの奇妙な呪術
第7章 呪術の魅力
空海VS修円、安倍晴明VS式神。
歴史民俗学者が考察する呪術の系譜。
いろいろな気付きを与えてくれます。
<印象に残った一文>
「呪術が最も盛んに行われていた平安時代の歴史は、かなりの程度に呪術の歴史であって、呪術に触れることなしには成り立たないはずなのである。」
今日を変える新しい賢者の書
目次は次の通りです。
自分を知る
不安に打ち勝つ情報収集
仮説を立てる
前向きでいる
クリエイティブな自分
習慣が未来をつくる
カンパニー・メンバー
本や映画
聞き方の技術
信用を育てたければ
マネージメント
食について
リスクの管理
心配性な自分
未来を予測する
不条理を越えて
幸運と不運
分かち合う生き方
穏やかに力強く
情報収集、チャレンジ、ブレインづくり......
小さな意識改革が明日から活躍するあなたをつくります。
おだやかで力強い未来のために今日を変える新しい賢者の書。
いろいろな気付きを与えてくれます。
<印象に残った一文>
「センスとはそれぞれの生き方のビジョン」
必読の教科書
目次は次の通りです。
第1章 感染症とは何か
第2章 日常のなかの感染症
第3章 次々と発生する新興感染症
第4章 新型コロナウイルス感染症とはどんな病気か
第5章 感染はどうしたら防げるか
第6章 社会問題としての新型コロナ
第7章 SNS時代の感染症
終章 次のパンデミックに備える
世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス感染症。
症状はどんな経過をたどり、どんな治療が行われるのか?
他の感染症と比べてどんなところが怖く厄介か?
感染はどうしたら防げるか?
ワクチンはどのぐらい有効なのか?
そもそも感染症とは何か?
新型コロナの日本上陸直後から最前線で治療にあたる感染症専門医が、自身の現場での経験と最新の科学データをもとにやさしく解説。
新型コロナの正体と対処法を正しく知ってコロナ禍を乗り切り、次のパンデミックに備えるための知識も身につく、必読の教科書。
今後の潮流を読む上で参考になる書です。
<印象に残った一文>
「感染症の知識は、人間が生き延びる上で、欠かせない基礎教養だといえます。」
知的冒険旅行のガイドブック
目次は次の通りです。
第1章 私がどうやって成果を最大化してきたか/第2章 考える力の伸ばし方/第3章 考える力を伸ばす習慣術/第4章 英語脳でロジカル・シンキングを伸ばす/第5章 考える力で仕事力をアップする/第6章 音楽脳で考える力を育てる
私は生まれ育った大分県大分市の公立高校から米ハーバード大学に現役合格して、いわゆる「首席」で卒業しました。
その後進学した米ジュリアード音楽院も首席で卒業して、現在はニューヨークを拠点にバイオリニストとして活動しています。
また、ニューヨークにて音楽コンサルティング会社を起業し、CEOも務めています。
私は18歳でハーバードに入学するまでは、海外生活や留学の経験はありませんでした。
塾に通ったことすらなく、通ったのは公立小中高のみ。
普通に大分で暮らし、大分の学校に通っていた私にとって、突然アメリカに渡ってハーバードに入ることはまさに"Out of comfortable zone"でした。
入学後は大分での日常が一転、驚きの連続。
いちばん驚かされたのは、ハーバード仲間の「知的好奇心」と「思考力」の高さです。
友人と食堂で交わす会話1つとっても、ただの雑談とは違いました。
"超"がつくほど専門的な生物学の話だったり、投資会社が駆使する応用数学の数式の話だったりするのです。
しかも、一度1つのトピックについて話し始めると、かなり突っ込んだところまで共に熟考させられる。
しかし不思議なことに、最先端の生物学や応用数学の話でも、ハーバードの仲間が話すと堅苦しくも退屈でもありませんでした。
むしろ、1時間でも2時間でも議論を交わしていたい、と思わされる魅力がどこかにありました。
ハーバードの仲間と話しているうちに、私は「考えること」の楽しさに気づかされました。
考えるたびに新たな発見があって、それを友人と意見交換しているうちにまた次の発見が生まれる、このワクワクする好循環。
ジュリアードへの進学も、卒業してからの起業も、ハーバードで鍛えられた考える力が導いてくれたと思っています。
かといってハーバード生は、まるで違う世界に住んでいるというわけではありません。
私たちと同じ世界で同じものを見ているのに、あふれるような好奇心と考える力で、心がドキドキと高鳴るような発見をしているのです。
本書が、皆さんにとって"Out of comfortable zone"と思えるような知的冒険旅行のガイドブックとして役立つことを著者として祈っています。
いろいろな気付きを与えてくれます。
<印象に残った一文>
「過去の経験にとらわれず、果敢に新たなチャレンジをしてください。」
助け助けられる豊かな人生を送るための14のレッスン
目次は次の通りです。
序章 生きづらい現代だからこそ必要な力
第1章 僕をつくった、根底にある力
第2章 新しい世界への扉は目の前の相手のなかに
第3章 社会を回しているもうひとつの仕組み
第4章 完璧な人はいないから支えあえる
第5章 相手の身になる練習を始めよう
相手の身になると「自分と違う考え方」があることに気づく。
「恩送り」をして生きている人は幸せで長生き。人に喜んでもらうことは自分の幸福感につながる。
人とのつながりで「幸せホルモン」が分泌される。
1%でも誰かのために生きれば、生きづらさは激減...「人に迷惑をかけない」のは基本でも、結局みんな一人では生きられない。
「相手の身になる力」をつけ、助け助けられる豊かな人生を送るための14のレッスン。
いろいろな気付きを与えてくれます。
<印象に残った一文>
「恩送り」
日本、中国、朝鮮を知り尽くす碩学による抱腹解説
目次は次の通りです。
第1章 だから中国は愛されない
第2章 中国に「やさしい」はない
第3章 諸悪の根源は中国的哲学
第4章 なぜ私たちは日本人になったのか
第5章 中国の欠点をまねる韓国人
第6章 無礼な隣国との付き合い方
外に出たら本当のことを言ってはいけない。
始皇帝と儒教が作った中国人の哲学。
その一番悪いところを吸い取った韓国人。
約束を守らない、人を尊重しない、自己中、謝らない、平気で嘘をつく...
日本人には理解できない大中華、小中華の伝統芸はどこから来たのか。
日本、中国、朝鮮を知り尽くす碩学による抱腹解説は今後の潮流を読む上で参考になります。
<印象にに凝った一文>
「中国人をだめにし、息苦しい中国人を作ったのは、米国のような帝国主義列強でもなく、誰かのせいでもなく、「中国文化」にある。」
日本史上の偉人たちをスマートに学びなおす
目次は次の通りです。
厩戸王(聖徳太子)
天智天皇(中大兄皇子)
天武天皇
行基
聖武天皇
桓武天皇
最澄
空海
菅原道真
紀貫之〔ほか〕
ムンディ先生こと山崎圭一監修の既刊『教養としての世界史 天才たちの人生図鑑』の日本史版です。
日本史上の偉人から、「教養として知っておくべき」かつ「生き方がおもしろい」100人を厳選。偉人の生涯を時系列のイラストで1ページ、プロフィールおよび功績・名言を1ページで構成しています。
北条政子、新井白石、木戸孝允など、学生時代に勉強したものの、知識が曖昧になってしまった日本史上の偉人たちをスマートに学びなおすことができます。
いろいろな気付きを与えてくれます。
<印象に残った一文>
「努力だ、勉強だ、それが天才だ。誰よりも3愛4倍5倍勉強するもの、それが天才だ」
その正体を暴く
市民目線を欠く日本の報道
「公益にかなう報道」とは何か
「リーク依存型取材」の罪
無意味な特ダネ競争
内部告発冬の時代
番犬ジャーナリズムの重要性
蔓延する推定有罪報道
権力を守る匿名報道
顔の見えない捜査官・裁判官
抗議デモと権力取材
官報複合体支える記者クラブ
オフレコ記者懇談の罠
消費者の守護神
肉体労働者から知的労働者へ
1面トップ記事の条件
ピュリツァーへの回帰
エピローグ 私が日経新聞を辞めた理由
日本メディアはなぜ政府の"広報係"にすぎないのか?
一般的にメディアは、権力の監視役だといわれる。
しかし、日本では権力の一部に組み込まれている。
官僚機構に網目のように張り巡らされた記者クラブ中心の報道は、権力側のプレスリリースを垂れ流すだけの存在となっている。
メディアと権力の癒着を示す様々な事件をもとに、その正体を暴く。
いろいろな気付きを与えてくれます。
<印象に残った一文>
「日本の官僚機構と報道機関が実質的に複合体を形成している」
自分が変わるヒント51
序章 いちからはじめる Start from Scratch
(もっと困ろう/「わかった」と処理しない ほか)
第1章 勇気 Courage
(いちから「今すぐ」はじめよう/いつも「最短距離」を考えよう ほか)
第2章 観察 Espial
(自信とは自分でもつもの/自信は観察から生まれる ほか)
第3章 熟知 Mastership
(検索しても「熟知」はできない/オールマイティを目指さない ほか)
第4章 勤勉 Assiduity
(ルーティンを習慣にしよう/週五日は「自分のヴィジョン」に捧げよう ほか)
なりたい自分になる方法。
それは「いちからはじめる」こと。
人気エッセイストで元暮しの手帖編集長の著者が教える、自分が変わるヒント51。
いろいろなヒントが詰まっています
<印象に残った一文>
「1日の20%をチャレンジに使おう」
著者の生き方の原点をうかがい知る
目次は次の通りです。
生きる力
(生きることは生易しくない/生き抜くには自分の力しかない)
生きる知恵
(日本人の常識 世界の常識/心で金を計る 金で心を表す/小さなキリストになるために)
生きる自由
(三秒の感謝/人間は天使にも悪魔にもなりうる/タダでパンと魚を食べた話)
生きる幸福
(人間の真の分際/この世は過ぎ去っていく/失って得るもの/神は総ての人の中にいる/真実が人を動かす)
生かされて生きる
(生かされて生きる/愛は耐え忍ぶ/神の前では皆五十歩百歩/覆われたものは現れる)
80代の後半を迎え、その生き方の姿勢はぶれることもなく、キリスト教を土台に一筋に貫かれている。
人間は、原則自分の食べるものは、自分で取りに行き、自分の力で生き抜かなければならない。
力とは、金力、武力、体力、知力、徳の力、芸術の力、信仰の力、愛の力、
そして、老いの力ーーそれぞれの力を自分の中に必要とする。
コロナ禍の今、私たちに強いメッセージを発し、著者の生き方の原点をうかがい知ることのできるエッセイ。
いろいろなヒントが詰まっています
<印象に残った一文>
「魂の生を全うるのか、心を売って肉体を生き延びさせるか二つに一つしかかなわないときにどちらを選ぶかを、私たちは時々、心の中で覚悟しておくのが本当であろう」
NHK「あさイチ」(2021年4月26日放送)に著者出演で、話題沸騰!
目次は次の通りです。
序章 片づけなければ、生き延びられない!今こそ、徹底的に「暮らし」を変えたい5つの理由
第1章 片づけは「部屋割り」から始める
第2章 これで一生散らからない!家一軒が3日で生まれ変わる「片づけ合宿」
第3章 いざという時あわてない!必要十分な「備蓄」のルール
第4章 狭い家が一気に広くなる!スペースを生む「家具」と「収納」
第5章 普段も非常時にも役立つ!二度と散らからない「ラク家事」
第6章 必要な情報がすぐ取り出せる!書類管理のノウハウ
終章 片づけると人生に起こる5つの「幸せ」
切り取って使える巻末リスト
一回やれば絶対リバウンドしないWithコロナ時代の「3日片づけ術」
Withコロナ生活で、価値観や暮らし方は大きく変わりました。
ここ数年、必要最小限のモノしかもたない「ミニマリスト」ブームが続いていましたが、コロナ以降、ある程度の「備え」もしないと、自分の身を守れないと分かったため、「備蓄」に頭を悩ませる家庭も増えています。
また、在宅ワークが増えて、家族が家に一緒にいる時間が長くなると、家のスペースの奪い合いが起こり、家族不和を抱える家庭も多くなっているようです。
新しい価値観や働き方のもと、今までと変わらない狭いスペースで、家族みんなが心地よくすごすためには、どのように家を片づければいいのでしょう?
またいざという時、困らないために、何をどのくらい備蓄し、どう管理すればいいのでしょうか?
著者の提唱する片づけ術は、まず部屋割りから見直し、家族総出で3日間で、家一軒を片付けるという"合宿気分"でやるプログラム。また片づけてスペースが生まれた後に、何をどのくらい備蓄し、それをどのように管理すればいいか、最低限の家事でどのように美しさをキープすればいいか、いざという時に困らない書類管理の方法などまで、「備える時代」にふさわしい片づけルールを提案しています。
3日で家を生まれ変わらせる「合宿片づけ」は、どこにも出かけられない休暇に、家族でエンタメ気分でやるのにふさわしいプログラム。
家族で楽しく片づけたら、もう一生散らかりません。生活スタイルの変わった今こそ、思い切ってやる時です!
いろいろなヒントが詰まっています。
<印象に残った一文>
「家一軒自分たちで片付けるとリバウンドしない」