投資・金融・会社経営: 2016年7月アーカイブ
“時代の才能”を本気にさせたリーダー
ソニー盛田昭夫 [ 森健二 ] |
目次は次のとおりです。
日本が生んだグローバル・リーダー
第1部(邂逅/手考足思/覚醒/確信)
第2部(弩弓の勢い/起死回生のメカニズム/スーパーCFO/ボーン・グローバル企業)
第3部(タイムシフト/自家中毒/禊)
第4部(技術のカン・市場のツボ/シロウトの本気力/三大M&A)
第5部(グローバル・リーダー/最後のメッセージ/その後のソニー).
“時代の才能”を引き寄せ、多くのイノベーションを実現してきたソニーは、世界の企業のロールモデルとなった。
今、進むべき道を見失っている日本のビジネスマンに、この稀有な企業の歴史を掘り起こし、日本がソニーと盛田昭夫を持てた意味を、成功と失敗のメカニズムとともに伝える書です。
ソニー衰退の秘密を探るとともに、企業のあり方を学べます。
<印象に残った一文>
「我々の真の資本は、知識と創造と情熱である。」
日本企業、企業人論
人間が幸福になれない日本の会社 [ 佐高信 ] |
目次は次のとおりです。
第1章 日本の経営者はなぜ無責任か
第2章 企業教のマインドコントロール
第3章 ミドル残酷社会
第4章 ホワイト企業のブラック性
第5章 まともな経営者はどこにいるか
第6章 チェックシステムの不在
責任をとらずに済む経営者、
社員を蝕むマインドコントロール、
チェックシステムを果たせない労組、監査役…。
「失われた二十年」を経て、日本企業は何が変わり、
何が変わらないのか。
企業社会の病根はどこにあるか。
“ブラック企業”批判の元祖である論客が改めて問う日本企業、企業人論です。
面白い切り口の本です。
<印象に残った一文>
「現在の企業という封建社会の中では、上司の命令に黙従する社員になることも、部下に専制権力をふるう社長になることも、同じく「精神のドレイ」になることなのだ」
コンビニ店長の奮闘記
コンビニ店長の残酷日記 [ 三宮貞雄 ] |
目次は次のとおりです。
第1章 新春から店長は七転八倒(元日~3月)
(年明け最初のお買い上げは194円也/悩ましい雑誌の立ち読み問題 ほか)
第2章 年度初めも波瀾万丈(4月~6月)
(コンビニの売上は「立地」で決まる/出店前の研修は軍隊式 ほか)
第3章 真夏の黒い事件簿(7月~9月)
(お中元の予約受注に四苦八苦/深夜働く主婦に情が移る ほか)
第4章 冬に向かって撃て!(10月~12月)
(お祭りは稼ぎ時/「貸せ貸せ星人」が来襲する ほか)
日本全国に5万店以上あり、
原則24時間、365日営業で飲食料品はもちろん、
各種サービスも豊富で、コンビニは今や我々にとって欠かせない存在となっています。
ただ、その分、従業員への負担は増えるのです。
ひときわツライ立場にいるのが店長(オーナー)です。
当然、残業代なんていうものは出ない。
食卓に廃棄弁当が並べられるのは当たり前。
恵方巻きなどのキャンペーン商品でノルマ未達だと自腹購入もする。
そして、トンデモ客に翻弄される姿には哀愁が漂う。
そんなコンビニ店長の奮闘記です。
コンビニ業界の実態を描いた書です。
<印象に残った一文>
「単純に計算すれば、日本人が1年のうちに130回は訪れている計算になる。」
SONY「リストラ部屋」で見た夢 SONY「リストラ部屋」で見た夢
奪われざるもの SONY「リストラ部屋」で見た夢 [ 清武英利 ] |
目次は次のとおりです。
第1章 凋落の予兆 2006-2007
第2章 ターニング・ポイント 1946-2007
第3章 技術者の矜持 2008-2009
第4章 リストラ志願 2012
第5章 マイレージ、マイライフ 2012-2013
第6章 切り捨てSONY 2012-2013
第7章 終わらない苦しみ 1954-2014
終章 リストラでも奪えないもの 2013-2015
17年間で都合6度、目標削減数8万人の未曾有のリストラ。
その時、無辜の社員はどう生きたか?
元海外営業マンは「公園居酒屋」で団結し、
エンジニアはリストラ部屋でもモノ作りを続け、現場の女性は徹底的に抗った。
リストラ部屋の人々がすべて実名で、その苦しみと誇りを堂々と語る書です。
嘆くな、前を向け、と。
リストラの厳しさを見事なまでに描いています。
<印象に残った一文>
「自分を信じることだ。遅すぎることなんかない。」
いちばんわかる!トクする!
社会保険の教科書 [ キャッスルロック・パートナーズ ] |
目次は次のとおりです。
1 社会保険と保険料のきほんーそもそも、どれだけ払わなくちゃいけないのか?
2 保険料計算のしくみー算定方法を知ればムダに高い保険料を払わなくていい!
3 社会保険料のムダをなくそうー人の雇い方次第で、保険料は変わる
4 労災保険・雇用保険の給付をモレなくもらおうー助成金、給付金には、こんなものがある
5 健康保険・厚生年金と給付金ーもらえるお金はきちんともらって保険料のモトをとろう
6 退職する社員に教えてあげよう!-国民健康保険・国民年金の保険料でトクする方法
舞台は、とある小さなデザイン会社。
はじめて社会保険事務の担当になった佐藤さんと、「保険料が高い!」と不満に感じる田中社長が、
社会保険のプロである社会保険労務士の先生に疑問をどんどん投げかけていくストーリー形式で
社会保険の全体像とポイントがスラスラ理解できる本です。
社会保険の全体お図を知りたい方には役立つと思います。
<印象に残った一文>
「どんな保険があり、どんな続きをするべきかを予め知っておかないと、せっかく高い保険料を払っていても、その恩恵をうけることはできない。」