科学・テクノロジー: 2013年1月アーカイブ

iPS細胞の基本解説

iPS細胞の基本解説と、
最新の研究成果を、
わかりやすいイラストレーションとともに解説してくれます。

山中伸弥教授らのインタビューや、
ES細胞についての詳説も収録してあり
iPS細胞の概要が理解できる書です。

<印象に残った一文>
「ほぼ無限の増殖能力と、体中の組織や臓器の細胞に変化する能力を併せ持ったips細胞」

私のサイトです。
よろしければご覧下さい。


体のことについていろんなアドバイスをしてくれるブログです。

137億年の歴史を42のテーマで語る

目次は次のとおりです。

第1部 母なる自然ー137億年前~700万年前
(ビッグバンと宇宙の誕生/生命はどこからきたか/地球と生命体のチームワーク/化石という手がかり/海は生命の源/生命の協力体制/進化の実験場/恐竜戦争/花と鳥とミツバチ/哺乳類の繁栄)

第2部 ホモ・サピエンスー700万年前~紀元前5000年
(冷凍庫になった地球/二足歩行と脳/心の誕生/人類の大躍進/狩猟採集民の暮らし/大型哺乳類の大量絶滅/農耕牧畜の開始)

第3部 文明の夜明けー紀元前5000年~西暦570年ごろ
(文字の発明 シュメール文明/王は神の化身 エジプト文明/母なる大地の神/金属、馬、車輪/中国文明の誕生/仏教を生んだインドの文明/オリエントの戦争/ギリシア都市国家の繁栄/覇者が広めたヘレニズム文化/ローマ帝国の繁栄と衰退/先住民の精霊信仰/コロンブス以前の南北アメリカ大陸)

第4部 グローバル化ー西暦570年ごろ~現在
(イスラームの成立と拡大/紙、印刷術、火薬/中世ヨーロッパの苦悩/富を求めて/大航海時代と中南米の征服者たち/新大陸の農作物がヨーロッパを変えた/生態系の激変/ヨーロッパ人は敵か味方か/自由がもたらした争い/人類を変えたテクノロジー/白人による植民地獲得競争/資本主義への反動/世界はどこへ向かうのか?)

137億年の歴史を42のテーマで語る書です。
歴史を点ではなく、つながりで考える。
西洋が中心ではない。
アジア、
南アメリカ、
少数民族、
イスラム、
等々多元的な視点で理解する本です。

地球的な規模で人類の文明も相対化します。

豊富なイラストと写真で旅するように歴史を感じる本です。
科学と歴史、その接点を考える本です。
かなり厚い本ですが、内容も厚い本です。


<印象に残った一文>
「歴史は今大変なことになっている。専門家たちが好き勝手に細切れにし、また、各国政府が自国にとって都合のいい所だけを切り取ってきたからだ。」

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ソーシャルからサイバー攻撃まで

【送料無料】ハッカーの手口 [ 岡嶋裕史 ]

【送料無料】ハッカーの手口 [ 岡嶋裕史 ]
価格:798円(税込、送料別)

目次は次のとおりです。

第1章 ソーシャルエンジニアリング攻撃
ーハッキングは身近で泥臭いところから

第2章 パスワード攻撃
ーパスワードが破られることは前提。単に時間稼ぎの手段でしかない

第3章 誘導攻撃
ーいつも見ているはずのホームページだったのに…。クラッカは危険なサイトへ誘導する

第4章 盗聴攻撃
ー電子メールは手紙とは大違い。だれでもどこでも読める可能性がある

第5章 ボット攻撃
ー優秀なクラッカは1000万台の支配下PCを持っている。いつの間にか自分のパソコンが犯罪の片棒を…

第6章 次世代攻撃
ー何気なく置いたスマホが盗聴器になる。情報社会のリスク

電子メール、
フェイスブック、
ツイッター、
スマートフォン…

コミュニケーション革命の裏側で、
個人情報のダダ洩れが始まっています。

覗かれ、お金が引き出されるだけではすまない。
会社や政府の情報が盗まれ、
巨額な訴訟騒動や社会問題にまで発展しているのです。
ある国の原子力施設が運転の停止に追い込まれたこともあります。

さらに怖いことは、
いまもハッキングは起きていて、
いつ大きな事件に発展するか分からないことです。

私たちのパソコンがいつの間にか、
こうした犯罪の「手先」に使われているとしたら…
そうしたハッカーの巧妙な手法をゼロから解説する書です。

現代社会を活きていく上でぜひとも抑えておきたい本です。

<印象に残った一文>
「私たちは、サイバー攻撃が常態化している時代を生きています。」

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出色のポピュラー・サイエンス

目次は次のとおりです。

第1部 生来の才能という神話
(遺伝子2・0-遺伝子の本当の働き/知能はものではなく、プロセスである/「生来の才能」の終焉(そして、才能の本当の源)/双生児の似ているところ、似ていないところ/早咲き・遅咲き/白人はジャンプできないか?)

第2部 天才を育成する
(天才になるには(あるいは、たんに偉大な人間になるには)/そのやり方が子供をだめにする(または発奮を促す)/優秀さを求める文化/遺伝子2・1-遺伝子も“改良”できる!?/テッド・ウィリアムズ・フィールド)

アインシュタインら歴代の天才を対象に行なわれた「天才研究」から
最新の遺伝子・ゲノム理論、
発達心理学の成果までを簡潔かつわかりやすく紹介しながら、
古い論争がいかにナンセンスであったかを説く、
出色のポピュラー・サイエンスです。

なかなか面白い切り口の本です。


<印象に残った一文>
「生まれ持った遺伝子と受胎後の生育環境との相互作用によって能力が発達する。」

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