科学・テクノロジー: 2016年8月アーカイブ
ウィルソン生物学の最良の入門書にして集大成!
ヒトはどこまで進化するのか [ エドワード・O・ウィルソン ] |
目次は次のとおりです。
1 人間が存在する意味
(意味の意味するもの/人間という種の謎を解く/進化する内なる葛藤)
2 知の統合
(啓蒙主義の復活/人文科学の不可欠さ/社会的進化の推進力)
3 アザーワールド
(フェロモンに惑わされて/超個体/なぜ微生物が宇宙を支配するのか/ETの肖像/生物多様性の崩壊)
4 心の偶像(本能/宗教/自由意志)
5 人間の未来(宇宙で孤独に、自由に)
ピューリッツアー賞受賞の生物学者がいざなう魅惑のサイエンス・アドベンチャー。
脳の増大とともに社会性を発達させ、地球を支配してきた人類はどこへ向かうのか?
社会性昆虫の生態、フェロモンによるコミュニケーション、極限環境に棲む微生物から、地球外生命体の可能性、
宗教の弊害、意識と自由意志の先端研究までを論じ、
「人間はなぜ存在するのか」という謎に挑む書です。
面白い切り口の本です。
<印象に残った一文>
「自然に触れる機会が減り、他の生き物の世界から遠ざかるほど、ヒトという生き物はますます傲慢で「人間中心」になっていくのかもしれません。」
個人情報を死守するポイント
Googleが仕掛けた罠 [ 杉浦隆幸 ] |
目次は次のとおりです。
第1章 あなたの情報はこんなに漏れている
第2章 盗まれた個人情報はどこに行く?
第3章 サイバー戦争のリアル
第4章 企業情報もダダ漏れ!
第5章 ネット犯罪の手口
第6章 「個人情報垂れ流し時代」の防衛術
いまや世界最大の企業となったグーグル。
検索、メール、カレンダー等々、優れたサービスを無料で提供し、不動の地位を確立しているが、その元となっているのは、ユーザーから収集した膨大な“個人の情報”です。
こうした個人情報が漏れてしまったら…あなたの経済的・精神的な損失は計り知れない。
マイナンバー時代を迎え、重大情報が流出する危険性がますます高まるいま、
防衛技術の第一人者が、個人情報を死守するポイントを明かす書です。
読んでいるうちに空恐ろしくなりますが、知らないよりは知っておいた方がことだと思います。