科学・テクノロジー: 2016年9月アーカイブ
活断層と日本列島
巨大地震はなぜ連鎖するのか [ 佐藤比呂志 ] |
目次は次のとおりです。
第1章 熊本地震はなぜ起きたのか
(広範囲にわたった震源/内陸地震は地下15キロメートル内で起きる ほか)
第2章 日本列島はプレートの交差点にある
(日本書紀の時代から地震は記録されてきた/地震の正体がわかったのはつい最近 ほか)
第3章 こうして日本列島が誕生した
(かつてはすべての大陸が一つだった/日本列島形成前夜 ほか)
第4章 活断層と震源断層
(相次ぐ内陸地震/地下に潜む断層を見るー反射法地震探査 ほか)
第5章 南海トラフ巨大地震に挑む
(「活動期」に入った西南日本/南海トラフと連動して起きる内陸の巨大地震 ほか)
2016年4月、熊本県及び九州一帯を襲った熊本地震は、地下にひそむ活断層がずれ動いたことで起きた。
西南日本では、この20年ほど内陸地震と火山活動が活発化しており、この状況は南海トラフ巨大地震までおさまらないと考えられる。
日本列島に活断層が多い理由、列島が形成されたメカニズムをひもときながら、「プレートの交差点」に位置する日本列島の将来を専門家が易しく解説する書です。
地震の構造についての理解が深まります。
<印象に残った一文>
「プレートは消しゴムのように動く。」
重力波とは何か?
重力とは何か?増補第2版 [ 前田恵一 ] |
最新科学が解き明かす重力の正体について、基礎からじっくりと解説してくれます。
ニュートンの万有引力、アインシュタインの相対性理論、重力の本質に迫る超ひも理論などを取り上げてあります。
重力波の初観測という科学界のトップニュースも紹介してあります。
図解豊富で、頭に入りやすく、眼から鱗の情報が満載です!
<印象に残った一文>
「現在、重力は時空の歪みとして捉えられているのです。」
天才たちとの熱き交流
マンガ 現代物理学を築いた巨人 ニールス・ボーアの量子論 [ ジム・オッタヴィアニ ] |
目次は次のとおりです。
舞台の準備ーニールス・ボーア登場
古典物理をあとに
博士号取得から三部作まで
彼ならではのスタイルで
若い世代/理論物理研究所
ハイゼンベルク
ソルヴェイ会議1927年と1930年
家での日々
核物理学の発展
戦時の再会
核と政治
哲学にむかって
舞台を去る
口下手で文章も苦手だった彼がいかに若手研究者たちを束ね量子力学を築くことができたのか?
漫画ではあるものの、私には難しくて、よく理解できなかった。^^;
<印象に残った一文>
「我々は何を観察し測定するのかを選ばなければならない。」