科学・テクノロジー: 2017年6月アーカイブ
AI時代の経営論
AI経営で会社は甦る [ 冨山 和彦 ] |
目次は次のとおりです。
第1章 これがAI革命の真相だ
(デジタル革命が「バーチャルの世界」から「リアルの世界」へ/「稼ぐ」構造が根こそぎ変わる ほか)
第2章 なぜ日本企業が有利なのか
(ハードとソフトの融合が焦点に/ハイブリッド経営システムを構築せよ ほか)
第3章 日本企業がとるべき戦略
(天才技術者を雇うには/一国二制度で異質なものと共存する ほか)
第4章 AI時代のリーダー像・働き方
(分断される「Gの世界」と「Lの世界」/真のグローバル人材を目指すには ほか)
AI時代のビジネスを理解するためのキーワードとは?
パラダイムシフトによる千載一遇のチャンスを生かせ!
いかにAIを利用し、儲けるか。
日本復活、勝利のシナリオ。カギはLとSにあり!
企業再生の第一人者が伝授するAI時代の経営論です。
今後の潮流を読む上で抑えておきたい本です。
<印象に残った一文>
「一国二制度、三世度、四制度で相手に合わせて柔軟に制度設計して異質なものと共存できるように自分たちが変わる必要がある。」
ネットワーク基盤のしくみと先進技術
目次は次のとおりです。
1 無線通信の利用形態と利用方法の変遷
2 無線ネットワークシステムのしくみと変遷
3 無線通信の利用拡大に対応するための技術と課題
4 移動しながらの通信を可能にする技術
5 無線マルチホップネットワーク
6 これからの無線ネットワークーIoTネットワーク
動く人や様々なモノを繋げる無線ネットワークシステムを取り上げて,
その基本的なしくみと技術をわかりやすく解説する書です。
スマートフォンに搭載されているネットワーク新技術を取り上げるなど,
ネットワークシステム利用者の視点を中心に解説することで,
読者にとっても内容がより身近に感じられるでしょう。
また,最先端の技術や今後の展望まで取り上げることで,将来におけるこの分野の研究・開発などにも興味を持てるような内容になっています。
本書の構成は,無線ネットワークシステム利用を概観することを入口に,
過去から未来へと無線ネットワークシステムを見直していきながら,
その進化の過程を解説します。
次に,無線ネットワークを実現するための技術や無線周波数資源に着目し,
その特徴と利用増大に対応するための課題やその解決への糸口を解説します。
さらに,IoT社会の到来で注目されている,様々なモノを繋げやすくするセンサや車両によるネットワークを紹介し,
その実現に必要となるネットワーク基盤のしくみと先進技術を解説する書です。
ネットワークの仕組みについてわかりやすい本です。
<印象に残った一文>
「無線ネットワークシステムは、私たちの社会活動における利便性や生産性に、すでに大きな影響を与えています。」
ドローンが飛び交う未来の空
目次は次のとおりです。
第1章 ドローンはなぜ注目されるのか
第2章 ドローンはどのように飛んでいるのかー飛行を支える原理と技術
第3章 ドローンをどのように利用するか
第4章 ドローンを安全に利用するーどのような制度が理想的か
第5章 ドローンを安全に飛行させる
第6章 ドローンの事故防止をめざして
第7章 ドローンの未来
「空の産業革命」を拓くと期待される小型無人航空機、ドローン。
これまで航空機が飛行できなかった空域において、
空撮、測量などのほか、空輸、災害調査、インフラ点検など、さまざまな活用が考えられています。
しかしその前提となるのは、有人の航空機と同じく、高い安全性の確保です。
本書では、著者が携わったドローン利用の実証実験の様子や航空機開発の歴史も踏まえながら、
ドローンの飛行原理、利用のルール、事故防止の考え方などを解説し、ドローンが飛び交う未来の空を展望します。
面白い切り口の本です。
<印象に残った一文>
「成功してきた人、成功してきた企業は、全て自らの未来を、自ら作ってきた。」