科学・テクノロジー: 2019年1月アーカイブ

アナログな建設産業が最新テクノロジーで生まれ変わる


目次は次の通りです。

プロローグ 人手不足がもたらす建設テック革命
第1章 建設業界でドローンが大ヒットしたワケ
第2章 三次元データが現場にやってきた

第3章 自動運転・ロボットで建設現場が「工場」に
第4章 AIが救うインフラ維持管理
第5章 新たな主役はスタートアップ

建設産業の生産性向上に火が付いた!
建設と最新テクノロジーが融合する「建設テック」を丸ごと解説
国交省が打ち出した政策「i-Construction」を引き金に、アナログな建設産業が、AI(人工知能)やロボティクスなどの最新テクノロジーを取り入れて生まれ変わろうとしています。
覚醒を始めた70兆円市場への参入をもくろむのは、大手IT企業から創業間もないスタートアップまで多種多様。新たな技術やサービスが次々に産声を上げつつあるのです。
飛躍的な生産性向上に挑む建設業界と、建設産業の変革をビジネスチャンスととらえた異業種の企業、彼らを政策面で後押しする国交省。
三者の動きが織りなす「建設テック革命」の熱気を、豊富な事例と当事者への綿密な取材を基に描きます。
今後の潮流を読むうえで参考になる書です。

<印象に残った一文>
「十年間で100万人の職人が離職」

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最新脳科学で解き明かす「情動」


目次は次の通りです。

第1章 脳の情報処理システム
第2章 「こころ」と情動
第3章 情動をあやつり、表現する脳

第4章 情動を見る・測る
第5章 海馬と扁桃体
第6章 おそるべき報酬系

第7章 「こころ」を動かす物質とホルモン
終 章 「こころ」とは何か

人は悲しいから泣くのか? 泣くから悲しいのか?
世界的トップランナーが解き明かす「こころ」の正体!
私たちは、自分の行動は自分が考えて決めていると思っている。
己を動かすものは、己の「理性」のみであると信じている。
だが、残念ながらそれは錯覚にすぎない。
行動は理性よりもはるかに、「喜び」「怒り」「悲しみ」「恐怖」などの
「情動」に強く支配されているのだ。
情動とは、生き残る確率を高めるために脳にプログラミングされた、
下等動物からヒトにまで共通する必須の機能なのである。
ところがヒトは、情動よりもさらに複雑な行動決定のメカニズムを獲得した。
それが「こころ」である。
ヒトにはなぜ、このように不可思議で厄介なしくみが備わったのだろうか。
「こころ」はいかにして生まれ、私たちに何をしているのだろうか。
脳神経科学の第一人者が「こころ」の生成プロセスと作動原理を解き明かし、
私たちを支配しているものの「正体」に迫る書です。
いろいろなヒントが詰まっています。

<印象に残った一文>
「情動という機能がなければ、人生がいかに味気のないものになってしまうかは容易に想像できる。」

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世界初のパーソナルゲノム医療はこうして実現した


目次は次の通りです。

越えられない一線ー二〇〇九年六月
四文字の向こうにあるものー一九九三年四月
大きな決断ー一九九三~九六年

ハーメルンの笛吹きー一九九六~二〇〇四年
尋常ならざる患者ー二〇〇四年秋~〇七年初頭
診断を求める終わりなき旅ー二〇〇七年五~九月

天井のクモー二〇〇七年九~一〇月
一歩を踏みだすなら大きく速くー二〇〇七年一一月~〇八年一月
患者X-二〇〇八年二~八月/隠し事はもうおしまいー二〇〇八年

生きのこりー二〇〇九年二~三月
ドラゴンー二〇〇九年二~六月

ゲノムのジョークー二〇〇九年六月
自分たちがここにいる理由ー二〇〇九年七~八月
未知の領域ー二〇〇九年七月

聞いてもらいたいことがあるー二〇〇九年八月
細く白い糸ー二〇〇九年八~九月
数千の容疑者ー二〇〇九年秋

犯人ー二〇〇九年一一~一二月
確信と疑念ー二〇一〇年一月
クリームドコーンの匂いー二〇一〇年六月

遺伝子に刻まれていたものー二〇一〇~一四年
さあ、ついてこいー二〇一〇~一五年

2007年5月、ものを食べると腸に穴が開き、皮膚から便が漏れるという奇病を患った2歳の少年がウィスコンシン小児病院に運ばれる。
"10億人にひとり"レベルの症例で診断名もつかない。
このままでは命がもたないと思われた。
万策つきた医師たちは2009年、最後の手段として臨床の場では世界に例のないゲノム解析により、原因遺伝子を突きとめるという大胆な試みに踏みきるー。
ピューリッツァー賞解説報道部門受賞記事を書籍化!
目からうろこの情報が満載です。

<印象に残った一文>
「私たちが何者であるかはDNAによってつくられ、がんや心臓病など、人生を左右しかねない様々な病気にかかるリスクもそれで決まる。」

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