科学・テクノロジー: 2019年2月アーカイブ
ひとつの細胞から始まったわたしたち
目次は次の通りです。
【第 I 部】ラフスケッチ
第2章 一から多へ 《卵割》
第3章 違いをつくる 《胚盤胞の形成》
第4章 体の基本構造をつくる 《原腸形成》
第5章 脳の始まり 《神経管の形成》
第6章 長いお分かれ 《体節の形成》
【第 II 部】細部を描き込む
第7章 運命は会話で決まる 《情報伝達とパターン形成》
第8章 体内の旅 《細胞の遊走》
第9章 配管工事 《心臓・循環器系の発生》
第10章 組織を組織する 《器官の発生》
第11章 手も足も出る 《体肢の発生》
第12章 Y? どうして? 《生殖器系の発生》
第13章 配線工事 《神経系の発生》
【第 III 部】仕上げ
第14章 死んでも体をつくる! 《選択的細胞死》
第15章 心を決める 《ニューロンと学習》
第16章 バランス感覚 《大きさとバランスの制御》
第17章 友をつくり、敵と戦う 《共生細菌と免疫系》
第18章 メンテナンスモード 《体の維持と修復》
【第 IV 部】全体像
第19章 発生学から見えてくるもの
付・参考図書/原注/用語解説/索引
もっとも身近な驚異の世界。
直径0.1mmの細胞が、思考し言葉を操る生物になるまでー
未解明領域の残る"ヒトの発生"という複雑な生命現象のプロセスを、一般読者へ向けてやさしく解説することを試みた科学読み物です。
目からうろこの情報が満載です。
<印象に残った一文>
「腫瘍もまた、通常の組織と同じように、基本的には酸素が十分な時に最も元気になる細胞でできている。」