科学・テクノロジー: 2019年4月アーカイブ
人・モノ・金が逃げ込む「闇の空間」とは何か?
目次は次の通りです。
第1章 オフショアリングとは何か
第2章 秘密
第3章 仕事のオフショアリング
第4章 オフショアされた課税
第5章 オフショア化されたレジャー
第6章 エネルギーのオフショア化
第7章 廃棄物のオフショア化
第8章 セキュリティのオフショア化
第9章 海へ、視界の向こうへ
第10章 すべてをホームに戻す
富裕層が一人勝ちするための回避・脱法・無責任・秘密の空間。
マネー、労働、レジャー、廃棄物、エネルギー、セキュリティ、気候変動ー新自由主義世界の背後に蠢く秘密の空間、現代の危機の正体を解明する書です。
目から鱗の情報が満載です。
<印象に残った一文>
「オフショア化の流れを反転させるとすれば、その唯一の担い手は国民国家なのである。」
こころに響く言葉
ノーベル賞受賞者と言えば、多くの人は"近寄りがたい孤高の人だ"とか"凡人とは違う天才だ"などというイメージを抱きます。
もちろん、先生方の頭脳は極めて優秀ですし、研究に対する情熱も人並み外れたものです。
まさに"理系の神さま"と呼んでもいいでしょう。そうでなければ、世界に認められ、ノーベル賞を受賞することなどできません。
しかし、それは先生方のごく一面にすぎません。
その人生は波乱に満ちたものであり、苦悩に満ちたものでもあります。
時代の波に弄ばれたり、経済的な苦境に立たされたりした方もいますし、愛する人を失うという辛い経験を持った方もいます。
そういう意味では、"理科の神様"たちも私やみなさんと同じように、世間の荒波と必死に戦って生きていると言ってもいいでしょう。
だからこそ、先生方の言葉は実に深味があり、味わい深いものとなっているのです。
多くの人がノーベル賞を受賞した日本人科学者の言葉に感動したと口にしますが、それも当然のことなのです。
先生方の言葉に触れることで、自分の目指すべき道を探したり、希望や勇気を取り戻すきっかけになると思います
<印象に残った一文>
「人生の生きがいとは何であろうか?それは"自分の才能の限界に挑戦すること"ではないであろうか。」