科学・テクノロジー: 2020年6月アーカイブ
東工大で生命科学を学ぶ
目次は次の通りです。
第1章 「生きているって、どういうことですか」
第2章 「細胞の中では何が起きているのですか」
第3章 「死ぬって、どういうことですか」
第4章 「地球が多様な生命であふれているのはなぜですか」
第5章 「ゲノム編集は私たちの未来を変えますか」
特別対談「どうして今、生命科学を学ぶのですか」
おわりに 世の中に無駄なものはない
「生命って、実によくできているなあ!」と池上さんも感嘆した、生命の驚くべきしくみとは。
生物の基礎から、ノーベル賞受賞の「オートファジー」のしくみ、遺伝子からゲノムまで、生命科学のすべてがこの一冊でまるわかり!
池上さんが質問し、最先端の研究をしている東工大の教授が解説。
ノーベル賞受賞、大隅良典氏との対談を収録!
いろいろな気付きを与えてくれます。
<印象に残った一文>
「DNAが増えすぎたものが一種のがん細胞になるのです。」
気になる最先端テクノロジー10のゆくえ
目次は次の通りです。
1.序ーーもうすぐかも.「かも」を強調
第1部 「宇宙」のもうすぐかも!?
2.宇宙への安価なアクセス方法ーー最後のフロンティアは,めちゃくちゃお金がかかるものである
3.小惑星探査ーー太陽系の廃品置き場あさり
第2部 「モノ」のもうすぐかも!?
4.核融合エネルギーーーそれが太陽を動かしているわけで,結構なことだけど,それでうちのトースターは動かせるの?
5.プログラム可能な素材ーーあなたのモノが,どんなモノにでもなるとしたら?
6.ロボットによる建設ーー金属の使用人よ,私のために娯楽室をつくるのだ!
7.拡張現実ーー現実を修正するもうひとつの方法
8.合成生物学ーーフランケンシュタインのようなモンスターは本書製作中ずっと,忠実に薬をつくったり入力作業を行ったりしています
第3部 「人体」のもうすぐかも!?
9.プレシジョン・メディシンーーあなたに関して特におかしなところ全部~統計的手法
10.バイオプリンティングーー新しい肝臓ならすぐに印刷できるのに,どうしてマルガリータ七杯でやめるんだ?
11.脳コンピューターインターフェースーー四十億年にわたって進化してきたのに,鍵を置いた場所をいまだに思い出せないので
12.結論ーーもうすぐではないかもしれないもの,別名「失われた章の墓場」
「近いうちに実現するかも」と言われている新しい科学技術が,本当のところはどうなっているのかを解説!
新しい科学技術が誕生し,近いうちに実用化されるのではいうニュースを,よく見聞きするだろう.しかし,その後どうなったかを知らされることはほとんどないのでは.実際,予想とおりになるものは少なく,多くの予測は誤りとなる.
つまり,言いっぱなしの状況だ.それでよいのか.この本では,「宇宙エレベーター」「核融合エネルギー」「臓器プリンター」「ロボットによる建設」といった最新科学技術をとりあげ,それらが「現状どうなっているか」「なぜ実現できていないか」「今後どうなるか」を解説します.
皮肉っぽい語り口とシュールなマンガで,思わずニヤリとしながら,手軽に楽しみがなら,科学技術の本当のところを知ることができる本です.
面白い切り口の本です。
<人間の脳とコンピューターがつながる脳、コンピュータインターフェースは、人間としての終わりであり、始まりであるのかもしれない。>