科学・テクノロジー: 2020年8月アーカイブ
克服への道までを語り尽くす
目次は次の通りです。
第1部 未知の敵と闘うために
(グローバル時代のパンデミック/新型コロナウイルスの"見えにくさ"/過去の闘いから何を学ぶか? ほか)
第2部 ワクチンと治療薬
(新型コロナウイルスの現状をどう見る/治療薬はできるのか/人類とワクチンー現状と課題 ほか)
第3部 パンデミックと総合知
第一線の専門家同士が、未曽有の脅威のさなかにおこなった徹底討論。
未知のウイルスにいかに立ち向かうか、顕わになった現代社会の脆弱性、その克服への道までを語り尽くす。
分野や専門をまたぐ英知の結集が、解決の鍵を握る。
今後の潮流を読むうえで参考になります。
<印象に残った一文>
「ウイルスの問題は、地球誕生以来、長い間をかけて作り上げた自然・環境に、人類文明がどう向き合うかを問いかけているように思える。」
誰でも読めてハマれる化学の本
目次は次の通りです。
一夜目 化学が世界を救う!
二夜目 一度読んだらクセになる元素の話
三夜目 一度読んだらクセになる金属の話
四夜目 一度読んだらクセになるプラスチックの話
五夜目 一度読んだらクセになるエネルギーの話
六夜目 一度読んだらクセになる毒の話
七夜目 一度読んだらクセになる薬の話
八夜目 一度読んだらクセになるキッチン周りの話
九夜目 一度読んだらクセになる現代化学の話
十夜目 一度読んだらクセになる発光と色彩の話
十一夜目 一度読んだらクセになる環境の話
化学式や図解てんこもりの化学本は、ある程度の科学の知識をおもちの方であれば、すごくわかりやすい本になります。
しかし化学に少しだけ興味をもち始めた方であれば、このてんこもりが逆にアダとなり、読みこなせないままあきらめてしまうことも少なくありません。
そこで本書はあえて化学式や図解をなくし、解説をとことんやさしくし、
化学が苦手な方でも読める本に仕上げることを目的に制作してあります。
化学と科学の分野で180冊以上の著者と、文系出身の編集者が作った、誰でも読めてハマれる化学の本です。
目から鱗の情報が満載です。
<印象に残った一文>
「科学は二面性を持っています。優しい天使の顔と怖い悪魔の顔です。」
京都大学iPS細胞研究所(所長 山中伸弥)設立10周年記念出版
目次は次の通りです。
プロローグ iPS細胞前史
第1章 iPS細胞の誕生
1 誕生秘話
2 iPS細胞とは?
第2章 再生医療と iPS細胞ストック
1 将来の医療を目指した研究
2 再生医療用のiPS細胞のストック
第3章 病気のしくみの解明と創薬
1 人類の歴史、薬の歴史
2 iPS細胞と創薬
第4章 iPS細胞を使った基礎研究
第5章 iPS細胞技術を患者さんに届けるために
1 iPS細胞の知的財産
2 iPS細胞技術が医療現場に届くまで
第6章 iPS細胞技術が社会に根付くために
第7章 CiRAの想い
第8章 特別座談会「iPS細胞の未来」
人類の運命を左右するiPS細胞。
iPS細胞はいかに誕生し、未来をどう変えていくのか。
まだ見ぬ生命の謎を解き明かすため、新たな治療法を世に送り出すため、研究者の挑戦はつづく。
目から鱗の情報が満載です。
<印象に残った一文>
「科学技術は諸刃の剣です。」
人の好みが決まる仕組み
目次は次の通りです。
第1章 何を召し上がりますかー食べものの好みについて考える
第2章 誤りは私たちの星評価にあるのではなく、私たち自身にあるーネットワーク時代における好み
第3章 好みは予想できるのかーあなたのプレイリストがあなたについて語ること(そしてあなたがあなたのプレイリストについて語ること)
第4章 なぜこれが好きだとわかるのかー芸術の陶酔と不安
第5章 なぜ(そしてどのように)好みは変わるのか
第6章 猫と土とビールー専門家はよいものをよいとどうやって判断するのか
目隠しされたプロのバイオリニストは名器ストラディバリウスよりも安物の音色を好む。
Instagramの写真に人物の顔が写っていると「いいね」率が38%上がる...
私たちは、本当は「何を」好んでいるのか?
顧客の行動データを集積しレコメンドを行なうNetflixやSpotifyは、その答えを手にしているのでは?
それら企業への直接取材や最新脳科学から、人の好みが決まる仕組みに迫る書です
目から鱗の情報が満載です。
<印象に残った一文>
「情緒的判断を下す能力はミリ秒単位で発揮される。」