医学・薬学: 2019年7月アーカイブ
神経科学の新展開を見通したブザーキの予言の書
目次は次の通りです。
目次は次の通りです。
構造が機能を規定する
皮質の機能の多様性は抑制によってもたらされる
脳の機能を覗き見る窓
リズムのシステムー単純なダイナミクスから複雑なダイナミクスへ
振動による同期化
脳のデフォルト状態ー休息中、睡眠中の自己組織化された振動
経験がデフォルトパターンをかき乱す
γのざわめきー目覚めている脳における振動による結びつけ
知覚と行為は脳の状態に依存する
「もうひとつの皮質」での振動ー現実と記憶の空間を航行する
振動によるシステムのカップリング
一筋縄ではいかない問題
脳内リズムがなければ、心も生まれない。
「脳は予測する装置であり、予測能力を生んでいるのはリズムだ。」
脳内の振動現象の大半は"ノイズ"にすぎないという見方を、本書が一変させた。
神経科学の新展開を見通したブザーキの予言の書、待望の邦訳です。
目から鱗の情報が満載です。
<印象に残った一文>
「脳は予測装置であり、その予測能力は脳が絶え間なく生成している様々なリズムから生じる。」
哲学する脳科学
目次は次の通りです。
第1章 誤解する脳
第2章 脳vs.人工知能
第3章 脳はかくも因果なもの
第4章 「あばたもえくぼ」な脳
第5章 脳はとっても効率が悪い
第6章 脳はみんな病んでいる
依存症、発達障害、認知症......
この世に「完璧な脳」などあり得ない!
二児のパパになった脳研究者と、難病で死にかけた作家が再会。
「病んでいるから愛おしい」因果な脳の不思議な魅力に迫る。
なぜ認知症の老人は夫や妻の顔を忘れるのか?
最新科学は遺伝病を根絶できるのか?
天才の37%は発達障害、女性に多い「隠れ自閉スペクトラム症」など、
「正常と異常」「健康と病気」の境界を問い直す、哲学する脳科学です。
目から鱗の情報が満載です。
<印象に残った一文>
「人はだれしも少なくとも数十種の疾患や障害を抱えながら生きている。」