医学・薬学: 2019年11月アーカイブ
世界の"リアル"と人間の"希望"
目次は次の通りです。
ハイチ編
(プルーフ・オブ・ライフ/イースターのハイチ ほか)
ギリシャ編(カタール航空の機内から/マリエッタのブリーフィング ほか)
フィリピン編(厳しい都市マニラ/あまりに知らないスラムのこと ほか)
ウガンダ編(南スーダンからの80万人/アフリカ象を横目にして ほか)
生きることは難しい。
けれど人間には仲間がいる。
大地震後のハイチで、ギリシャの難民キャンプで、マニラのスラムで、ウガンダの国境地帯でー。
日本の小説家がとらえた、世界の"リアル"と人間の"希望"。
厳しい現状が見えてきます。
<印象に残った一文>
「MSFでものは自分たちが引き受けるミッションのリスクや危険を自覚すべきである。」
「困った」「どうしよう」「つらい」「憂うつだ」......
目次は次の通りです。
第I部 悩むこころを受け止める10のセオリー
Theory 1 口は一つに、耳二つ
Theory 2 対話の「場」を決める
Theory 3 率直に受け止めるーー転移と解釈への留意
Theory 4 「専門家」風にならない
Theory 5 理解と示唆を急がない
Theory 6 "I'm OK, You're OK"であること
Theory 7 「ボーカル」への意識を高める
Theory 8 ふさわしい距離から支える
Theory 9 「配慮」は尽くし「遠慮」はほどほどに
Theory 10 関与しながらの観察を
第II部 暮らし・仕事・健康問題について「聴く」
1 誰もが、いくつものキャリアを担っている
2 悩みの「原因さがし」よりも「解決」へ
3 闘病のストレスをどう聴くか?
4 職場でのメンタルヘルス問題をどう聴くか?
5 聴く側の思い
6 精神科医であり産業医であること
第III部 医療・危機介入の場面で「聴く」
1 長年の痛み、苦しみを受け止める
2 青年期への示唆には工夫がいる
3 行動化の取り扱い方
4 社会的タブーの告白を治療転機に
5 発達障害の新入社員を支える
6 うつ病を否認する管理職の治療導入
7 がん体験者の悩みを聴く時
8 「死にたい」をどう聴くか?
「困った」「どうしよう」「つらい」「憂うつだ」......
身近な家族や友人、職場の同僚からこのように言われたら、あなたならどうしますか?
悩むこころと言葉をどのように受け止めたらよいのか、多彩なフィールドで活躍してきた精神科医が、10の基本原則を示しつつ、それらに基づいた具体的な対応を様々な場面ごとに紹介します。
専門的な技法以前にある、ごくあたりまえのことが、ごくあたりまえのように活用されることを願って。
いろいろな気付きを与えてくれます。
<印象に残った一文>
「つらい気持ちの吐露に対しては、アドバイスよりも先に、まず受容と共感が大切でしょう。」