医学・薬学: 2021年7月アーカイブ
日本人はデマに殺される
目次は次の通りです。
第1章 ● 1年たってわかったデマと真実
第2章 ● コロナ全体主義の恐怖
第3章 ● テレビが伝えない科学的真実
第4章 ● 専門家の正体
第5章 ● 腰砕けの政治家
第6章 ● いますべきことは何か
新型コロナ発生から1年以上たち、その正体も見えてきた。
新型コロナが「インフルエンザより怖くない」ことを示すデータも出てきている。
それなのに、テレビは「コロナは怖い」と煽るだけ。
政治家は経済を止め、失業者、自殺者は急増。
異論を許さない空気に覆われた日本、
どこかおかしくないか?漫画家の小林よしのりと、ウイルス学者の宮沢孝幸・京大准教授が、科学的データと歴史的知見からコロナの嘘を暴く!
今後の潮流を読む上で参考になる書です。
<印象に残った一文>
「もう少し冷静になる、合理的に考える」
パンデミック後の世界を理解するための豊富なヒントを示す
目次は次の通りです。
序 章 コウモリ効果
LESSON 1 シートベルトを締めよ
LESSON 2 重要なのは政府の「量」ではない、「質」だ
LESSON 3 市場原理だけではやっていけない
LESSON 4 人々は専門家の声を聞け、専門家は人々の声を聞け
LESSON 5 ライフ・イズ・デジタル
LESSON 6 アリストテレスの慧眼ーー人は社会的な動物である
LESSON 7 不平等は広がる
LESSON 8 グローバリゼーションは死んでいない
LESSON 9 二極化する世界
LESSON 10 徹底した現実主義者は、ときに理想主義者である
終 章 運命は決まってなどいない
パンデミック後の世界は、多くの面で、既知として受け止めている世界のスピードアップ・バージョンとなっていくだろう。
だが、それによって来るべき世界の姿はどうなるのか?国、企業や個人の生活はどう変わるのか?
われわれは、急速に進む変化の時代にどう生きればよいのか?
2017年6月25日に自らのCNN番組で、世界的感染爆発はアメリカが直面する最大の脅威だとし、備えの遅れに対し警告を発した著者が、その博識をもとに、パンデミック後の世界を理解するための豊富なヒントを示す。
今後の潮流を読む上で参考になる書です。
<印象に残った一文>
「生態系は崩壊しつつあり、生物多様性も失われている」
ビジュアル ホルモンのはたらき パーフェクトガイド
目次は次の通りです。
[第1章] ホルモンは何をしているのか
[第2章] ホルモン入門
成長/体液とホルモンの関係/性の発達/生殖/閉経と更年期/睡眠/脳の機能と感情/消化、食欲、体重/ホルモンに関わる病気/老化
[第3章] ホルモンが開く未来
人体でホルモンはどのようにはたらいているのか。
日々の多様な場面とホルモンのかかわりはどのようなものなのか。
ホルモンについてしっかり知りたい人のための1冊。
ホルモンは体のどこで作られ、どのように作用するのか、私たちにどう影響しているのかを解説。
さらに、人生の段階や生活の場面ごとに、ホルモンのはたらき、バランスを欠いた場合の問題、健やかに過ごすためのヒントを詳しく紹介。
最後に、ホルモンの利用についての実際、医療や科学の現状と将来を見渡す。
いろいろな気付きを与えてくれます。
<印象に残った一文>
「体重が68キログラムの人間の体には、およそ5リットルの血液が流れている。」
人体VSウイルス真の主役
目次は次の通りです。
特別インタビュー 山中伸弥教授 京都大学iPS細胞研究所所長・教授
「山中先生に新型コロナウイルスとどう戦えばよいか聞いてみた」
第1章 免疫vsウイルス *新型コロナウイルスのしたたかな生存戦略
第2章 解剖 *患者に刻まれた免疫暴走の痕跡
第3章 免疫の多様性 *エリート抗体の持ち主現る
第4章 胎盤も記憶も *ヒトとウイルスの「共存関係」
第5章 ファクターXと治療法・ワクチン *今欠かせない知識
第6章 免疫力を高める *なぜ「これ」がいいのか、科学で証明
新型コロナ最新研究でわかった「免疫力」の本質と効果。
ワクチン、治療薬、抗体、交差免疫、無症状感染、ファクターX、後遺症。
「日常の行動」に驚きの効果があると判明!!
いろいろな気付きを与えてくれます。
<印象に残った一文>
「腸は免疫の攻撃力を高める一方で、ブレーキ役を果たすTレグを生み出すことで、全身の免疫力をコントロールしている。」
未知なる恐怖を超えて
目次は次の通りです。
第0章 「人は得体の知れないものに怯える」
第2章 「天然痘の根絶 人類初の勝利」-ラムセス5世からアリ・マオ・マーランまで
第3章 「ペスト」-中世ヨーロッパを揺るがせた大災禍
第4章 「ポリオ」-ルーズベルトはポリオではなかった?
第5章 「結核」-化石人骨から国民病、そして未だに
第6章 「麻疹」-天然痘と並ぶ2大感染症だった
第7章 「風疹」-母子感染による難聴の野球選手
第8章 「インフルエンザ」-人類に最後まで残る厄介な感染症
第9章 「ウエストナイルウイルス」-アレクサンダー大王の死因?
第10章 「ネットワークで感染症に備える」-今日りんごの木を植えよう
「得体の知れないものへの怯え」を超えて 著者はウイルスの専門家。
ウイルスは人に感染し、社会制度、政治、社会心理など極めて関係が深い。2003年SARS、2009年「新型インフルエンザ」の緊張と混乱は人々の不安を増した。感染症が社会に対していかに大きな影響を与え、いかに歴史を動かして来たかを本書で明らかにする。
なぜ、感染症は絶えないのか?
なぜ新たな感染症が出現してくるのか?
人類はどのように感染症と戦って生き延びてきたのか?
科学はこの見えないものへの怯えをいかに減らしてきたか?
そして、我々は、どこへ行くのか?
本書の内容は、感染症を40%、歴史を40%、残り20%をその間を繋ぐ社会心理的なものに充てた。
感染症の歴史は、人々の不安の歴史でもある。
明治期より近代微生物学の進展がその不安を減らしてきた。
それでも、肉眼で見えないことの恐怖は消えない。次々と新しく出現する新興感染症。
いろいろな気付きを与えてくれます。
<印象に残った一文>
「私たちの使命は、微生物を征服するのではなく、微生物を理解し、共有することを学び、さらにはともに繫栄することなのである」
現在の著者の病状や心境を加筆
目次は次の通りです。
第1章 やはり死ぬのは、がんでよかった
第2章 がんは完全放置すれば痛まない
第3章 医療に関する間違った思い込み
第4章 死が近づいてきた時の身体のサイン
第5章 「死」を考えることは生き方のチェック
第6章 医療は限定利用を心がける
終章 仏教的考えを日常に活かすと生きるのが楽になる
52万部のベストセラーとなる『大往生したけりゃ医療とかかわるな』上梓から、約9年。
「死ぬならがんに限る」といっていた著者は末期の肺がんになるも、「医療とかかわるな」を実践。
多少の息苦しさはあるものの治療は一切受けず、痛みもなく、残された日々を穏やかに過ごしている。
前述の本に、現在の著者の病状や心境を加筆したものが本書。
「がんは身辺整理をする時間があるからいい」と思っていたが、実際その状況になってみると...。
親の務めは、家族に自らの死にっぷりを見せることだという著者の最後の日々を綴る。
いろいろな気付きを与えてくれます。
<印象に残った一文>
「命の連鎖を考える」