医学・薬学: 2022年4月アーカイブ
思考する臓器の7億年史
目次は次の通りです。
第1章 出現ー生命を創る皮膚
第2章 奇策ー解放された皮膚
第3章 蘇生ー自律する皮膚
第4章 攻防ー病原体と皮膚
第5章 暴走ー錯乱する皮膚
第6章 覇者なのか?-皮膚というシステムを見つめ直す
生物を外界と隔てる最大のインターフェイス"皮膚"は、いかにして脳を進化させたのか?
皮膚の能力は生命進化の過程で脳が生まれる前から存在し、「0番目の脳」とも呼ばれる。
人類の祖先が二足歩行を始めた頃、その全身は体毛で覆われ、脳の容積はチンパンジーと同程度だった。
人類が独自の歩みを始めたのは120万年前。
体毛を無くし、皮膚感覚を覚醒させたときだ。日本の皮膚研究の第一人者が生命誕生から歴史をたどり、ホモ・サピエンス最大の神秘「意識」誕生の謎に迫る。
いろいろな気付きを与えてくれます。
<印象に残った一文>
「脳と皮膚は互いに影響しあっているのだ。」