コンピュータ・インターネット: 2021年6月アーカイブ
インターネットの技術と文化の変容
目次は次の通りです。
第1章 インターネットでいま何が起こっているのか
1 フェイクニュースで喰う人々
2 トランプを生んだポストトゥルース
3 加速する社会の非寛容化
第2章 インターネットの登場
1 すべてを自由に、無償に、平等に
2 営利企業とインターネットコミュニティの対立
3 自由と独立を勝ち取ったかに見えた集合知
4 インターネットの公平性について
第3章 ポストモダン
1 サブカルチャーに映し出された社会構造
2 揺らぐ世界と物語
3 ポストモダンと世界観
4 インターネットは社会の増幅器にすぎない
5 勝ち取った自由と、負わない責任
第4章 インターネットが社会に返す影響
1 スモールワールド
2 どうしてSNSは炎上するのか
3 人間関係のマイクロセル化は止まらない
第5章 新しいインターネットの構造と小さな信仰
1 意思決定の放棄
2 コンテンツツーリズムと小さな信仰
3 新しいインターネットの構造と社会との共犯関係
[コラム]
二次元キャラクタをめぐる状況について
萌えの構造
二次元キャラクタとの婚姻
パーソナライズされた異性
二次元キャラクタの越境性
本書は、音響カプラに始まりSNS全盛期に至るまでのインターネットについて、ポストモダンをキーワードに解説する。
インターネットが現実と隔てられた仮想空間 から、現実と融合したリアルへと変わることで、人、技術、社会、そして文化にどのような変化を促してきたのか、この先どこへ向かおうとしているのかを描き出す。
社会が技術へ、技術が社会へと影響を還流させ、それが大きな革新へと達するプロセスを、サブカルチャーに注目しつつ検証する。
いろいろな気付きを与えてくれます。
<印象に残った一文>
「及び腰になるでもなく、不必要なリスクを負うでもなく、、情報システムを使いこなし、情報システムに過度に影響されず、重要な決定を自分自身で適切に、そうした力を取り戻すためには情報や社会に興味をもって、それを知ることが大事なのだと思います。」
ビル・ゲイツとともに成功をつかんだ僕が、ビジネスの"地獄"で学んだこと
目次は次の通りです。
遭遇
萌芽
武器
船出
ゲリラ
進撃
伝説
開拓
対決
未完
訣別
瓦解
暴落
ブラック
造反
屈辱
陥落
撤退
負け犬
再生
ビル・ゲイツのもと草創期のマイクロソフトを躍進させ、創業したアスキーを当時最年少で株式上場。
しかし、マイクロソフトからも、アスキーからも追い出され、すべてを失った......。
栄光と辛酸を舐めた「天才」が、ついに、その裏側をすべて明かす。
いろいろなヒントが詰まっています。
<印象に残った一文>
「原点に感動がなければ、何も始まらないし、良い仕事にはならない。何よりも大切なのは、感動を原動力に一歩を踏み出すことなのだ。」