暮らし・健康・子育て: 2019年10月アーカイブ
自筆原稿収録
目次は次の通りです。
第一章 昔みたいに
第二章 私たちがそれを選んだ
第三章 傍観者でいるのか
第四章 弱者は弱者のまま終わらない
第五章 ダメな大人の言葉などに耳を貸さぬが良い
いまだに毎日迷いながら生きている...。
「需要がなくなれば芸人なんて終わり」とわかっちゃいるのに、「あのジジイ、やるな」と世間からまだ言われたい。
「若者に教訓めいたことを何か言ってやりたい」と思うが、「そんな立派な人生を送ってきたか!?」と躊躇する。
古希・七〇歳。世間ではもういい大人。
歳をとればもっと楽な人生になると思っていたのに...。
そんな自問自答の日々を赤裸々に綴った「人生のこれまでとこれから」。
いろいろな気付きを与えてくれます。
<印象に残った一文>
「若いものも齢をとる。新しいツールは古くなる。」
ケアの現場で何が起きているのか
目次は次の通りです。
第一章 介護保険サービスが受けられない
1 在宅介護サービスの危機
2 介護施設でも利用制限
3 介護職の有効求人倍率の衝撃
4 将来的に介護人材不足は深刻化する
5 あなたも介護職に殴られるかも
第二章 どうして介護職は敬遠されるのかーー介護職養成の難しさ
1 5K職場と言われて久しいが
2 定員割れが続く介護福祉士の養成学校
第三章 なぜ辞めてしまうのか
1 全産業を上回る離職率
2 介護職が辞める要因
3 利用者からのパワハラで心が折れる
4 セクハラ被害が深刻
5 中間管理職による二次的被害
6 昔なら鍛える,今ならパワハラ!
7 ブラック介護現場の要因
第四章 外国人介護職の可能性と限界
1 人材不足の切り札ではない
2 日本が選ばれる国とは限らない
3 相互の信頼関係づくり
第五章 まだ先の介護ロボットとAI技術
1 介護ロボットの可能性を問う
2 いずれにしろ介護は「人」次第
終 章 介護職不足を解決するために
1 ゆとり世代との関わり方
2 これからの介護経営は人材次第
3 安心できる介護サービス確立のために
4 要介護者が選ばれる時代に
超高齢社会が進む中で介護人材を増やしていかなければ、介護サービスの質の低下を招き、利用する高齢者やその家族は安心して暮らしていくことはできない。
ブラック化する介護労働の実態、介護施設内での虐待、利用者からのセクハラ・パワハラ、管理職の指導力・養成力の欠如、外国人介護職の受け入れなど、介護現場の課題を明らかにし、解決策を提示する書です。
いろいろな気付きを与えてくれます。
<印象に残った一文>
「今や20代前半は「第二新卒」とまで言われ、「転職」することに違和感もなく、社会的に不利にもなりません。いわば「転職」自体に社会全体が寛容であることを、知らない管理職が多くいるのです。」
「バラ色の老後」は、いったいどうなる!?
県立高校の社会科教師として38年間の教職生活を終えた笹川。
定年後は常勤講師として再雇用され、4月から再び教壇に立つことになったが、それからわずか一ヵ月後、校長から衝撃の宣告を受ける。
さらに、定年後の生活を見据えて、退職金の大半をはたいて実家の大規模リフォームを実施したが、明らかな手抜き工事が見つかってしまう。
同時に、妻が勤務する学童クラブには閉鎖の話が持ち上がり...。
「バラ色の老後」は、いったいどうなる!?
いろいろな気付きを与えてくれます。
<印象に残った一文>
「帽子が頭に入らない時には髪を切ったり、頭蓋骨を削ったりしちゃいけない。帽子の方を広げるべきなんだ。」
誰もが操られ支配される危険に満ちた現代に警鐘を鳴らす
目次は次の通りです。
プロローグ あなたは支配されやすいか
第1章 人はラクをしたい生き物
第2章 なぜ騙されるのか
第3章 支配されやすくなってきているのか
第4章 人を支配するテクニックの恐怖
第5章 「人間支配」の事件はなぜ起きたか
エピローグ 自分を見失わないために
誠実な人ほど操られやすい!
騙されるとき、人は思考停止になり、心が支配されている。
心を操るテクニックがマインド・コントロールだ。
人の心は弱く、簡単にひっくり返る。
「自分は大丈夫」と思っていても、不意打ちをされたり集団の中に入れられれば、誰でも正常な判断ができなくなる。
いまは詐欺や悪質商法だけでなく、企業、家庭、学校、SNSでも操りと支配が横行している。
カリスマに頼りたい心が支配を招く。
その最たるものがオウム真理教事件や尼崎連続変死事件などのカルトである。
オウム事件などの心理鑑定人もつとめた心理学者が、心を支配するテクニックと対処法を明かす!
「信じる・信じない」のしくみ、ミルグラムの服従実験、洗脳プログラムなど、興味深い事例も盛り込んだ。
不安や依存は「支配される」の第一歩。
誰もが操られ支配される危険に満ちた現代に警鐘を鳴らす書です。
いろいろな気付きを与えてくれます。
はじめてのスマホ 購入&スタートガイド
目次は次の通りです。
巻頭言
簡単で便利なスマホあなたもはじめてみませんか?
1日目 じつは簡単!スマホへの乗り換え
2日目 あなたにぴったりのスマホを教えます!
3日目 お得なプランを選ぼう!
4日目 チャートで確認!契約の確認
5日目 こんなに簡単!スマホの操作
番外編 「LINE」に挑戦!
困ったときの解決法
選び方・買い方・使い方、はじめてのスマホはこれでOK!
「そろそろスマホに乗り換えたい」と思いつつも、なかなか決断できない中高年向けのスタートガイド。
スマホの選び方、買い方、使い方を、「趣味どきっ!」でおなじみの池澤あやかさんがやさしく解説。
大きな文字で読みやすく、スマホを使い始めるまでのノウハウをわかりやすく伝えます。
目から鱗の情報が満載です。
<印象に残った一文>
「少しの勇気を出して、はじめの一歩を踏み出してみましょう。」
行動経済学の応用力を身につけよう
目次は次の通りです。
第1章 行動経済学の基礎知識/第2章 ナッジとは何か/第3章 仕事のなかの行動経済学/第4章 先延ばし行動/第5章 社会的選好を利用する/第6章 本当に働き方を変えるためのナッジ/第7章 医療・健康活動への応用/第8章 公共政策への応用
学ぶだけではもう足りない。
研究と応用が進み、行動経済学はいまや「使う」段階に来ているのだ。
「ナッジ」の作り方を解説してくれます。
人間の行動特性をふまえ、自由な選択を確保しつつ、より良い意思決定をうながし、より良い行動を引き出す。
その知恵と工夫がナッジだ。
この本を通して、行動経済学の応用力を身につけよう。
いろいろな気付きを与えてくれます。
<印象に残った一文>
「長期の目標を達成できるような毎日のシンプルな行動ルールを決めて、毎日その行動を達成したことを喜びにするという工夫が、非合理的に見えるけれど、次善の策なのかもしれない」
1万人を教えてわかった成功の黄金ルール
会社員として働きながら6カ月で起業する方法を、起業マインド、アイデア出し&商品づくり、販売力などのステージごとに、それぞれ「知」「人」「金」のチカラという視点で解説。
最低限の実務や、物事の考え方が身につく。
いろいろなヒントが詰まっています。
<印象に残った一文>
「3種の力とは、「知」「人」「金」のことです。」
思考を1ミリずらせば解決!
目次は次の通りです。
はじめに 「他人がうらやましい」「自分はダメだ」は思考を1ミリずらすで解決する
(「嫉妬」は人類にとって必要な感情/視点をちょっとずらす ほか)
第1章 人はなぜ嫉妬・コンプレックスを感じるのか?
(嫉妬・コンプレックスは自分の優位性が脅かされたときに起こる/「嫌がらせタイプ」はあなたをおとしめる! ほか)
第2章 自分の生きる場所の見つけ方
(人と比べるから上手くいかない/成功者はなぜ成功しているように見えるのか? ほか)
第3章 人生に天と地ほどの差が出る「感情」の扱い方
(嫉妬している自分を受け入れる/嫉妬の対象から距離を置く ほか)
第4章 嫉妬されない人になる
(嫉妬されると自分の人生を妨げられる/自分の何が相手からの嫉妬を買っているのか分析する ほか)
「努力してなさそーなアイツがなんで評価される?」学歴、年収、ルックス、年齢...の問題は思考を1ミリずらせば解決!
いろいろなヒントが詰まっています。
<印象に残った一文>
「私たちの最大の目的は、「自分が幸せになること」です。」
ェール大学で23年連続の人気講義
目次は次の通りです。
第1講 「死」について考える
第2講 死の本質
第3講 当事者意識と孤独感ー死を巡る2つの主張
第4講 死はなぜ悪いのか
第5講 不死ー可能だとしたら、あなたは「不死」を手に入れたいか?
第6講 死が教える「人生の価値」の測り方
第7講 私たちが死ぬまでに考えておくべき、「死」にまつわる6つの問題
第8講 死に直面しながら生きる
第9講 自殺
イェール大学で23年連続の人気講義が、ついに日本上陸!
人は必ず死ぬ。だからこそ、どう生きるべきか
いろいろな気付きを与えてくれます。
<印象に残った一文>
「死をしっかりと凝視し、私たちのほとんどが決してしないような形で死と向き合い、死について考える。」
請求手続きの基本や困ったときの対処法
目次は次の通りです。
第1章 手続きの基本と困ったときの対処法(請求するとき/結果が出てからと更新するとき)
第2章 よくある事例の分かれ道ツボはここ!
(実態と診断書の内容にずれを感じたら/神経症だと認定されない? ほか)
第3章 押さえておこう!診断書の確認ポイント
(診断書を依頼するときに気をつけたいこと/障害別・確認ポイント)
資料 障害年金・認定記載事例(診断書)(統合失調症/知的障害 ほか)
障害年金の認定診査は、医師が作成する「診断書」に基づいて行われます。診査において最も重要な書類、それが診断書です。
その診断書に心身の状態や生活状況が的確に反映されるためには何が重要となるのかを詳しく紹介してくれます。
請求手続きの基本や困ったときの対処法もわかりやすく解説し、また相談事例としてあがることの多い事例をその状況への対応とあわせて紹介してくれます。
いろいろなヒントが詰まっています。
<印象に残った一文
「障害年金は書類審査です。日々の暮らしがどんなにつらいものであっても、診断書からそれを読み取ることができなければ、認定審査を行う側にその辛さは伝わりません。」
年収1億円の人の怒らない生き方
目次は次の通りです。
第1章 年収1億円の人の、怒らない思考
(仕事編/プライベート編)
第2章 怒らない人が成功する理由ー人はなぜ怒るのか
(怒ることが「恥」の時代になりつつある/年収1億円の人は、なぜ怒らないのか ほか)
第3章 あなたの感情は、あなた自身が決めているー怒りの正体を知り、対処する
(自己防衛本能が怒りの原点/自らの意思で、怒ることを選択 ほか)
第4章 本音から怒らなくなるための思考法
(事実に対する解釈の仕方で、すべてが変わる/人生はネタづくり、何事もおもしろがる ほか)
第5章 本音から怒らなくなるための生活習慣
(心の余裕が、怒りを遠ざける/怒りを生み出す環境から離れる ほか)
「金持ちケンカせず」ではなく、怒らないから成功する!
ムダに怒っているうちにチャンスは逃げていくー。
新時代のカリスマ経営者が教える、感情コントロール術。
いろいろなヒントが詰まっています。
家事の手間が省ける秘訣
目次は次の通りです。
INTRODUCTION 手抜き家事じゃダメかしら?
1 イヤな家事は、やらなくていい。
(洗濯の回数を少しでも減らす/コインランドリーも清潔に進化中/一枚でも、たたむものを減らしたい ほか)
2 つけ置きだけで除菌&消臭&漂白の「ほっとく家事」
(パワー過炭酸って知ってる?/キッチンの「ほっとく家事」/スポンジの簡単除菌とニオイ対策 ほか)
3 お父さんを「家事男子」に 子どもを「家事っ子」に
(まずはみんなのご意見を聞いてみる/できそうもないことは頑張らない/家事の家庭内「外注」計画を立てる ほか)
4 「家事が楽になるかどうか?」で家電は選ぶ
(家電を選ぶ3つの尺度)
『「家事のしすぎ」が日本を滅ぼす』で日本人女性の家事負担に警鐘を鳴らした佐光紀子さんによる、「家事のへらし方」の実践集です。
タオルを麻にしてみる、重曹を使ってみる、一見すると「丁寧な暮らし」を目指しているようですが、家事の手間が省ける秘訣があるのです。
そしてもちろん、最新家電も利用します。
本書を読むと、家事の負担がへると共に、家族の絆も深まります。
いろいろなヒントが詰まっています。
<印象に残った一文>
「人は人、私は私、大事なのは、家族と楽しく過ごせることよ。」
イギリス心理学会賞受賞
目次は次の通りです。
はじめにー馬用の巨大注射針
1 事実で人を説得できるか?(事前の信念)
2 ルナティックな計画を承認させるには?(感情)
3 快楽で動かし、恐怖で凍りつかせる(インセンティブ)
4 権限を与えて人を動かす(主体性)
5 相手が本当に知りたがっていること(好奇心)
6 ストレスは判断にどんな影響を与えるか?(心の状態)
7 赤ちゃんはスマホがお好き(他人その1)
8 「みんなの意見」は本当にすごい?(他人その2)
9 影響力の未来
人はいかにして他人に影響を与え、他人から影響を受けているのか。
名門大学の認知神経科学者が教える、とっておきの"人の動かし方"。
タイムズ、フォーブスほか、多数のメディアで年間ベストブックにノミネート。
面白い切り口の本です。
<印象に残った一文>
「脳は心を作り出しているから、脳に変化が起これば心にも変化が生じるだろう。」
心臓外科の名医が語る現代の怪異譚。
目次は次の通りです。
第1章: 科学では説明のつかない出来事
第2章: 非日常がもたらすもの
第3章: 臨死・意識・心臓
第4章: 死ぬのが怖くなくなる方法
第5章: 人は死なないのか
第6章: 不思議な現象が教えてくれたこと
死を告げる音、廊下を歩く亡くなった患者、どこからとも漂う線香の香り......。
生と死が交差する場所、病院。
そこでは科学では説明のできないことがしばしば起こる。
それらを「あり得ないこと」と片付けるのは簡単だろう。
しかし、現代科学で説明できないものを、
「それゆえに存在しない」と判断するのは、
決して科学的なスタンスとはいえない。
さまざまな非日常的な体験を通して見えてきた
死とは? 生とは? 意識とは?
事実をありのままに綴った一冊。
いろいろな気付きを与えてくれます。
<印象に残った一文>
「どんなことでもひたすら繰り返す。すると、どんなむずかしいことでも、ちゃんとできるようになる。」
身体は不調を治す力を知っている
目次は次の通りです。
はじめにー脳が心身の不調をつくる!?
第1章 身体の声に耳を傾ける
第2章 腸から健康になる
第3章 皮膚から癒す
第4章 筋肉からの発信
第5章 健康心理学がすすめる健康法
手洗いやうがいで、なぜ心が浄化するのか?
心身の不調を抱える人が激増するなか、本書がベースにしている身体心理学(健康心理学)は注目が集まる分野です。
著者は、そのトップランナー。2017年秋から2018年春にかけて放送された「NHKスペシャル 人体:神秘の巨大ネットワーク」で、腎臓が寿命を決める、脂肪と筋肉が寿命を守るなど、身体が秘めている力がドラマチックに示されましたが、本書は腸・皮膚・筋肉に特化して、身体が持つすごい治癒力を科学的知見から明らかにします。
そもそも、生きづらさ感じたり、うつになったりするのは、脳の暴走による。
それを打破するのに有効なのが皮膚感覚だというおいます。
また、感情をつくる筋肉や生命に関わる腸の判断力などなど、無意識に営まれている不調を治す力が明かされます。
さらに、自分でできる効果的な健康法も紹介します。
目から鱗の情報が満載です。
<印象に残った一文>
「心は身体を通して表現されるものでもあります。」
性依存症者、最後の「駆け込み寺」リポート
目次は次の通りです。
はじめにー今日もクリニックのドアを叩く人がいる
第1章 性依存症の実態とそこに潜む心の闇
第2章 現代社会を蝕む依存症とは、そもそも何か
第3章 正しい理解こそ、性依存症治療のスタート
第4章 性依存症患者とその家族を救うために
第5章 私たちがめざす新しい精神医療システム
おわりにー私の活動を支えてくれる職員や患者さんに感謝
痴漢、盗撮、小児性愛、ストーカー、性犯罪...
「わかっちゃいるけどやめられない」
-現代病の彼らを止められるのは、家族か、社会か、医療か?
面白い切り口の本です。
<印象に残った一文>
「性依存症も、現代という時代を背景とした現代病です。」
直感に従って生きてきた思想家の悔いなき半生記
目次は次の通りです。
第1章 生まれたときから、嫌なものは嫌
(小学校で登校拒否/高校中退、そして家出/東大には入ったものの)
第2章 場当たり人生、いよいよ始まる
(合気道という修行/翻訳会社アーバン・トランスレーション/研究者生活の実情/離婚、そして父子家庭)
第3章 生きていくのに一番大切な能力
(仕事のやり方を工夫する/批判するより褒める/無理な決断はするな)
やりたいことは諦めない。
やりたくないことは我慢しない。
たどり着く場所は、結局同じだから。
直感に従って生きてきた思想家の悔いなき半生記。
いろいろな気付きを与えてくれます。
<印象に残った一文>
「「自分らしさ」が際立つのは、「なんとなく」選択した場合においてです。特に計画もなく、計算もなく、意図もなくしたことにおいて「自分らしさ」は鮮やかな輪郭を刻む。」
心が落ち着く「中今を生きる」心得
心が落ち着く「中今を生きる」心得。
東京大学名誉教授が頑張りすぎるあなたにずっと伝えたかった、ストレスフリーで生きる習慣。
いろいろなヒントが詰まっています。
<印象に残った一文>
「心を変えようとは思わずに、まず行動する。行動を無心に繰り返すことによって、習慣化する。習慣になれば、後から心が整う。」
蚊に対する愛憎まみれるリケジョたちが語る蚊の本当の姿
目次は次の通りです。
1章 教えて先生 蚊の基本Q&A
2章 蚊のおもしろい話
3章 蚊のかたちを知る
4章 愛と偏りの蚊図鑑
5章 蚊と人類のまじめな話
リフロー型書籍と異なりビューア機能が制限されます。
世界を飛び回る女性蚊学者が、蚊になり替わって蚊を熱く解説する愛と偏りの書。
嫌われ者の極致である蚊を、「蚊は美しい」とのたまうリケジョたちが、蚊になり替わって熱く語ります。
夏になると、耳元でプーンと羽音とともにやってくる蚊。
刺されるとかゆいし、存在そのものが嫌い......という人が多いのでは。
そして、この地球上でもっとも人を殺しているのも蚊。
マラリアを媒介し毎年数十万人の人が亡くなっています。
蚊が媒介する感染症は、日本でもデング熱の発生があり、ジカ熱も他人事ではありません。
そんな嫌われもので全人類の敵とも言える蚊を研究し、蚊に対する愛憎まみれるリケジョたちが語る蚊の本当の姿。
面白い切り口の本です。
文庫のための増補あり
目次は次の通りです。
第1章 ハッピーライフの基本とは
(わたしの暮らし/実感を大切にすること)
第2章 フツーって、何?
(進学とか就職って、しないと生きていけないんでしょうか?/将来やりたいこと、マジないんですけど ほか)
第3章 衣食住を実感する暮らし
(「食」で、ひとはつくられる/「衣」を、生活から考える/「住」は、恋人のようなもの)
第4章 毎日のハッピー思考術
(心と体のチューニング/お金とうまくやっていくために ほか)
社会的成功に乗り遅れまくっても、待ってるのは楽しすぎる毎日かもしれない。
世界一周の旅をしたり、隠居生活をしたり...。
きっかけは、社会が求めるフツーの暮らしへの違和感だった。
そしてフツーから脱した今、衣食住のノウハウ(日々の献立、部屋の選び方、お金、心身のこと)、人生観まで。
今より少し楽に生きるためのカンペはいろいろなヒントが詰まっています。
<印象に残った一文>
「自分で始末のつけられる身の丈の暮らしをしながら、人にもできる範囲で手を差し伸べることが世界を豊かにすることなのだ。」
地頭を鍛える60題
問いを解き、脳を磨けー。
いざ、教養の力試し。
ビジネスパーソン必須の「思考力」と「基礎教養」をこの一冊で鍛え直す!
目から鱗の情報が満載です。
<印象に残った一文>
「学生たちが高校卒業までに教わる内容と、大学入学後に行う学問との間にある「深すぎる溝」を埋めるための教材として、地方上級公務員試験の過去問がうってつけ」
生のしまい方を考える糧となる一冊
目次は次の通りです。
理想は「孤独死」と「野垂れ死に」(中村仁一(医師))
主筆室でポックリ死んでいて、秘書に発見される(渡邉恒雄(読売新聞主筆))
寿司をのどに詰まらせて死ぬ、なんていいね(外山滋比古(英文学者))
覚悟を決めて七転八倒して死にます(佐藤愛子(作家))
自分のすべてを社会に残して、空っぽで死んでいく(酒井雄哉(天台宗大阿闍梨))
みんなを笑わせながら、面白く死にたい(やなせたかし(漫画家))
ジャングル生活三十年で死に対して不感症になった(小野田寛郎(小野田自然塾理事長))
突然倒れて「あら」っていうのがいいね(内海桂子(芸人・漫才師))
種田山頭火のように酔って"コロリ"(金子兜太(俳人))/理想は安楽死。後のことは全部決めてある(橋田壽賀子(脚本家))
織田信長の死に方には、痺れました(出口治明(大学学長))
七十五歳までに語学留学。百十七歳まで生きる(高田明(ジャパネットたかた創業者))
余命半年の宣告を受けて、映画を撮る資格がもらえたと思った(大林宣彦(映画監督))
人生の最終章を生きるための「十の心得」(柳田邦男(ノンフィクション作家))
「大往生」を広辞苑で引くと、「安らかに死ぬこと。
少しの苦しみもない往生」とある。
そんな理想的な死のかたちとはどういうものか、人生を達観した十四人に尋ねた。
死への恐怖、印象に残った死に方、人生への思いー人生のしまい方を考える糧となる一冊。
いろいろな気付きを与えてくれます。
<印象に残った一文>
「人間7割くらいは運だよ。だから、その運をつかむべきなんだよ。ぼんやり、ポカンとしていたらダメ。」
科学が解き明かした「成功の普遍的法則」
目次は次の通りです。
はじめに 成功で重要なのはあなたではない。社会なのだ。
成功の第一の法則 パフォーマンスが成功を促す。パフォーマンスが測定できない時には、ネットワークが成功を促す。
成功の第二の法則 パフォーマンスには上限があるが、成功には上限がない。
成功の第三の法則 過去の成功×適応度=将来の成功
成功の第四の法則 チームの成功にはバランスと多様性が不可欠だが、功績を認められるのはひとりだけだ。
成功の第五の法則 不屈の精神があれば、成功はいつでもやってくる。/結論
やりとげたことが成功に結びつかないことはままある。
懸命に働いても昇進できず、自分が最初に立てた手柄は後から来た人に横どりされる。
才能と真面目さが合わさったときに道は開けると確信していても、どういうわけか結果が出せない...。
そんな現象に気づいた著者と高名な研究者チームが、膨大なデータと最先端の分析システムを駆使し、これまでつかめなかった「パフォーマンス」と「成功」の関連を解明します。
世界をリードする理論物理学者による全米ベストセラー。待望の日本語版、ついに登場!
いろいろな気付きを与えてくれます。
<印象に残った一文>
「いろいろな成功物語を分析して、敬意を抱く人物の成功メカニズムを解明すれば、英雄の"人間らしい成功の秘密"も見えてくるだろう。」
ひと目で天気のすべてがわかるイラスト掲載
目次は次の通りです。
第1章 雲から天気を予想する
(すじ雲がたくさん並ぶとだんだん雨に(巻雲)/うろこ雲が空に広がるとだんだん雨に(巻積雲) ほか)
第2章 光から天気を予想する
(青い空が澄んでいると晴れ続く/朝夕の薄明がきれいだと晴れ続く ほか)
第3章 風から天気を予想する
(季節風が吹いているときは山で天気分かれる/南風が強く吹くとだんだん雨に ほか)
第4章 季節から天気を予想する
(春:地面が暖まり雲湧きやすい/夏:湿った南風で雷雨も ほか)
雲、光、風、季節から予想する天気89例!
ひと目で天気のすべてがわかるイラスト掲載!
天気の移り変わり連続写真。
富士山と雲の不思議な関係。
飛行機から見た雲の頂点。
面白い切り口の本です。
<印象に残った一文>
「世界気象機関によって、雲は大きく10種に分類されています。」
独創的かつエレガントな科学エッセイ
目次は次の通りです。
第一部 時間の崩壊
第一章 所変われば時間も変わる
第二章 時間には方向がない
第三章 「現在」の終わり
第四章 時間と事物は切り離せない
第五章 時間の最小単位
第二部 時間のない世界
第六章 この世界は、物ではなく出来事でできている
第七章 語法がうまく合っていない
第八章 関係としての力学
第三部 時間の源へ
第九章 時とは無知なり
第一〇章 視点
第一一章 特殊性から生じるもの
第一二章 マドレーヌの香り
第一三章 時の起源
時間はいつでもどこでも同じように経過するわけではなく、過去から未来へと流れるわけでもないー。
"ホーキングの再来"と評される天才物理学者が、本書の前半で「物理学的に時間は存在しない」という驚くべき考察を展開する。
後半では、それにもかかわらず私たちはなぜ時間が存在するように感じるのかを、哲学や脳科学などの知見を援用して論じる。
詩情あふれる筆致で時間の本質を明らかにする、独創的かつエレガントな科学エッセイ。
目から鱗の情報が満載です。
<印象に残った一文>
「時間は、所によっては、遅く流れ、所によっては早く流れる」
『時間栄養学』で「健康」「成功」を手に入れる
同じカロリーの食事でも、食べる時刻が違うだけで栄養効果が変わってくる。
体内時計の概念を取り入れた時間栄養学の実践的な内容をはじめ、体内時計の基礎知識、生活リズムを見える化してコントロールする方法などを紹介してくれます。
目から鱗の情報が満載です。
<印象に残った一文>
「同じカロリーの食事でも、食べる時刻が違うだけで、栄養効果は変わってきます。」
年収1億円の人の怒らない生き方
目次は次の通りです。
第1章 年収1億円の人の、怒らない思考
(仕事編/プライベート編)
第2章 怒らない人が成功する理由ー人はなぜ怒るのか
(怒ることが「恥」の時代になりつつある/年収1億円の人は、なぜ怒らないのか ほか)
第3章 あなたの感情は、あなた自身が決めているー怒りの正体を知り、対処する
(自己防衛本能が怒りの原点/自らの意思で、怒ることを選択 ほか)
第4章 本音から怒らなくなるための思考法
(事実に対する解釈の仕方で、すべてが変わる/人生はネタづくり、何事もおもしろがる ほか)
第5章 本音から怒らなくなるための生活習慣
(心の余裕が、怒りを遠ざける/怒りを生み出す環境から離れる ほか)
「金持ちケンカせず」ではなく、怒らないから成功する!
ムダに怒っているうちにチャンスは逃げていくー。
新時代のカリスマ経営者が教える、感情コントロール術。
いろいろな気付きを与えてくれます。
<印象に残った一文>
「成功を目指し、根本的な発想を変えていけば、自然に怒らなくなっていく。」
疲労回復の名医が教える
目次は次の通りです。
第1章 疲れているのは体ではなく脳だった!
(「疲れているのは体」は間違い?知られていない疲労の正体/「疲労」と「疲労感」は必ずしも一致しない ほか)
第2章 「1分間すっきりストレッチ」で脳から疲れをすっきり解消!
(脳を休めるための睡眠は「量」より「質」が大切/いびきを止めるには右向き姿勢が有効 ほか)
第3章 疲れを感じたらこれでリセット!
(長時間椅子に座っていると自律神経が疲れてしまう/日本茶の3つの成分を日常生活にとり入れる ほか)
第4章 脳を疲れさせない生活習慣
(疲れない習慣は野生動物に学ぶ/大音量の目覚まし時計がぐったり目覚めの元凶 ほか)
何をやっても疲れがとれない、寝てもスッキリしない。
そんなあなたにこそ試してもらいたい疲労回復法をお教えします。
目から鱗の情報が満載です。
<印象に残った一文>
「疲れるのは、体ではなく、脳なのです。」
脳科学から見た「メカニズム」「対処法」「活用術」
目次は次の通りです。
第1章 損するキレ方、得するキレ方
(「怒り」はヒトが感じる自然な感情/成功している人は、賢く"キレる" ほか)
第2章 キレる人の脳で起こっていること
(自分を守り、闘う機能として"キレる"場合/抑制が利かずに怒り続ける場合 ほか)
第3章 キレる人との付き合い方
(支配的で、立場を利用しパワハラをする会社の上司/侮辱的な言葉で相手を貶めようとする、会社の同僚や上司 ほか)
第4章 キレる自分との付き合い方
(最近キレやすくなったと感じる人/幼いころからキレやすい性格が直らない人 ほか)
第5章 戦略的にキレる「言葉の運用術」
(Don't be nice!"いい人になるな"/日本人はブラフ下手 ほか)
"キレる"という感情について、「なくすべきもの」とネガティブに捉えず、脳科学的に分析しながら具体的な対処法・活用法を考察する書です。
ここ最近、あおり運転、児童虐待など、怒りを抑えきれずに社会的な事件につながるケースが数多く起こっています。
そこで、「"キレる"という感情は、人間にはそもそも備わっているもの」という視点に立ちつつ、怒りの正体を解明しながら、"キレる人"や"キレる自分"に振り回されずに怒りの感情を活用して、上手に生きていく方法を探る書です。
いろいろな気付きを与えてくれます。
<印象に残った一文>
「最初の理不尽に、"怒り"を覚えたら、正しく"キレて"、はっきりと言い返し、それでも相手が改まらないようであれば、そんな組織、集団には身を置かない方が賢明です。」
日経電子版の好評連載「東京ふしぎ探検隊」より鉄板ネタを選りすぐって、大幅加筆
目次は次の通りです。
第1章 夢と野望の東京湾岸100年
第2章 東京の地下天国
第3章 データでみる東京の意外な素顔
第4章 なぜ「ビルヂング」が消えるのか
第5章 赤門は、東大だけのものじゃない
第6章 東京って実は...
「東京の地下迷宮は、どこまで広がるか」
「丸の内から消える『ビルヂング』のナゾ」
「実は東京って、温泉密集地帯」......。
知れば知るほど面白くなる、思わず人に話したくなる東京のナゾを日経記者が徹底追究します。
オリンピック・パラリンピックで日本の首都は、どれほど変わるのか。
前回大会の歴史などもひもときながら、「えっ、そんなことまで調べるのか?」と、とことん調べまくります。
日経電子版の好評連載「東京ふしぎ探検隊」より鉄板ネタを選りすぐって、大幅加筆。
プレミアシリーズ『東京ふしぎ探検隊』『鉄道ふしぎ探検隊』と併せて読めば、楽しさ倍増です!
面白い切り口の本です。
<印象に残った一文>
「東京という都市は、埋め立て地を活用することで発展してきた。」
すぐやる、必ずやる、出来るまでやる
目次は次の通りです。
序章 「一番以外はビリと同じ」と考えろ!
1章 「人を動かすのがうまい人」のこのやり方
2章 指示の出し方ー何をどう話すか
3章 叱り方、褒め方(1)-人を動かすこのノウハウ
4章 可能性を秘めた人間を見抜く、育てる
5章 女性、中途採用ー相手によって手法を変えろ!
6章 叱り方、褒め方(2)-"部下"を動かすこのルール
7章 理屈で人は動かない!だからー
8章 リーダーの敵は、妥協である
9章 組織を動かす人が絶対知らなければならない「考え方」
10章 一回でダメなら、二〇回続けよ
「結果を出し続ける」
「ピンチを乗り切る」
「どんな社員も一流の戦力にする」ヒント...!
壁を突破したい人、部下をもつ人...
ビジネスマン「必読の書」!
改筆・再編集した新版です。
いろいろな気付きを与えてくれます。
<印象に残った一文>
「1回でダメなら、20回続けよ」
部屋も頭もスッキリする!
目次は次の通りです。
第1章 片づけられないのは脳のせいだった!
(脳に弱い部分があるから、片づけられない/「片づけられない」3つのパターンと脳番地/「片づかない!」イライラは脳を劣化させる)
第2章 「片づけられない脳」を鍛える脳番地トレーニング
(視覚系脳番地ー部屋の様子、きちんと見えていますか?/理解系脳番地ー状況をのみ込めていますか?/運動系脳番地ー動きが遅くなっていませんか? ほか)
第3章 脳が"片づけを習慣化"できるコツ
(「片づけられない習慣」ができていませんか?/脳に良くない習慣を見直そう/片づけを習慣化できる仕組みを取り入れよう)/追補 片づけができると、こんなにメリットが!
片づけられないのは「脳」のせい!
手軽にできる8つの脳番地トレーニングで、あなたも片づけられる!
他にもいいことが次々起こる!
いろいろなヒントが詰まっています。
<印象に残った一文>
「脳は死ぬまで成長し続けます。」
意義とトレーニング法
目次は次の通りです。
はじめに 見た瞬間に理解できる「超速読力」が求められている
第1章 「超速読力」を身につける基礎準備ー心構え
第2章 「超速読」のやり方ー資料を読む
第3章 「超速読」のやり方ー新書、実用書を読む
第4章 「超速読力」のトレーニング
第5章 高度な「超速読力」-小説、古典を味わう
第6章 実際に小説や古典を「超速読」してみよう
おわりに 書を買って、カフェに入ろう!
「超速読力」とは、本や書類を見た瞬間に内容を理解し、コメントを言えるという新しい力。
現代が、スピードが求められる時代ということもあるが、実は本や文章の本質をつかむには一番求められる力なのです。
実用書や資料、ネットの情報を読むときに有益だが、必ずおさえておきたい古典や名著などを読むためにも使える。
「超速読力」を長年鍛えてきた著者が、その意義とトレーニング法をわかりやすく公開してくれます。
いろいろなヒントが詰まっています。
<印象に残った一文>
「出会いの時を祝祭に」
あらゆる悩みを解決し理想の未来を引き寄せる
目次は次の通りです。
第1章 「なんとかなる」が理想の未来を引き寄せる
第2章 毎日を笑って暮らせる「魔法の言葉」
第3章 人付き合いや子育てもこれでうまくいく
第4章 お金持ちになりたいなら口癖にするといい
第5章 これこそが「神様が味方したくなる生き方」
第6章 「なんとかなる」は一人さんの人生哲学
あらゆる悩みを解決し理想の未来を引き寄せる「なんとかなる」!
勇気を与えてくれる本です。
<印象に残った一文>
「絶対何とかなる」
人もお金も動かす
目次は次の通りです。
第1章 なぜ、あなたは文章術を身につけるべきなのか?
(あなたをブランド化できる!-「文章術」は、あなたの評価を左右する重要なスキル/ファン・フォロワーという資産が増える!-仲間・応援者も「文章」で集めることができる ほか)
第2章 初級編 伝わる文章を書く
(なにはともあれ「読まれない壁」を突破するー一番いい文章とは、「相手が読みたくなる」文章/難しいことをやさしくー「想定読者」と「目的」に合わせて、言葉を使う ほか)
第3章 中級編 共感される文章を書く
(「私は」を「あなたは」に変えてみるー「スポットライト」を向けると、自分ごととして読んでくれる/いったん読者と「目線」を合わせるー読者の共感を呼び、モチベーションを高める効果がある ほか)
第4章 中級編 興味を引く文章を書く
(ステーキを売らない。"シズル"を売るー「五感を刺激する言葉」を文章に入れる/話の「高低差」を意識するー文章に「波」を作って、読者を飽きさせない ほか)
第5章 上級編 行動を喚起する文章を書く
(感情的ベネフィットに訴えかけるー読み手が「勝手に妄想してワクワクする」状態を目指す/WhyとWhatに専念せよーまずは、読み手の「ニーズ」を喚起する ほか)
カンタンなのに、結果が変わる24のテクニック。
メール、LINE、企画書、ブログ、SNS-あらゆる場面で役立つ!
いろいろなヒントが詰まっています。
<印象に残った一文>
「人は具体的にイメージできないもので心が動くことはありません。」
余分な骨,使えない遺伝子,あえて危険を冒す脳
目次は次の通りです。
はじめに:みよ,母なる自然の大失態を
1章 余分な骨と,その他もろもろ
(網膜が後ろを向いているわけ.鼻水の排水口が副鼻腔の一番上にあるわけ.膝が悪くなるわけ.椎間板の間の軟骨がいとも簡単にずれるわけ,などなど)
2章 豊かな食生活?
(ほかの動物とはちがって,人間がビタミンCやビタミンBを食事で摂らねばならないわけ.子供や妊娠している女性のほぼ半数が鉄分を摂っているのに貧血気味なわけ.人類がみなカルシウム不足なわけ,などなど)
3章 ゲノムのなかのガラクタ
(ヒトが,機能している遺伝子とほぼ同じくらい多くの壊れていて機能していない遺伝子も持っているわけ.DNAが過去に感染した何百万ものウイルスの死骸を保持しているわけ.DNAの奇妙な自己複製箇所がゲノムの10パーセント以上を占めるわけ,などなど)
4章 子作りがヘタなホモ・サピエンス (ヒトでは女性の排卵時期と妊娠のタイミングがわかりにくいわけ.すべての霊長類のなかで,ヒトがもっとも受胎率が低く,乳児と母親の死亡率が高いわけ.頭蓋骨が巨大なせいで早めに生まれなければならないわけ,などなど)
5章 なぜ神は医者を創造したのか?
(ヒトの免疫系が自分の身体をやたらと攻撃するわけ.発生過程でのエラーが全身の血流に大問題を引き起こすわけ.がんが避けられないわけ,などなど)
6章 だまされやすいカモ
(ヒトの脳がほんの小さな数しか理解できないわけ.僕らが目の錯覚(錯視)で簡単にだまされてしまうわけ.考えや行動,記憶に間違いがよく起こるわけ.進化が若者,とくに少年に愚かなことをさせるわけ,などなど)
エピローグ 人類の未来
人間の体には驚異的な複雑性や無数の細胞が備わっている一方で,多くの欠点が残されたまま進化している点を指摘する本.
具体的には,網膜は後方を向いている,尻尾の痕跡が残されたままになっている,手首の骨の数が多すぎる,リンパ節自体は人体の健康維持に何の役にも立っていない,脳は人間の意識をだましたり偏見をもたらす傾向がある,人間は他の動物と異なり自分で必要なビタミンや栄養素を作り出すことができないなど.
精巧で緻密な神秘性が強調されることの多い人体だが,その進化は実は突然変異によるマイナーチェンジを修正しながら行われてきた.
人体が完成とは程遠いままになっている事実を明らかにする本です.
面白い切り口の本です。
<印象に残った一文>
「最良のシナリオでも、妊娠可能な期間はたったの3日間で、チャンスとされている最も一般的な時間は24時間から36時間だ。」
「人生100年時代」にバカを見ないための「お金」の新常識!
目次は次の通りです。
第1章 年金制度を理解して「老後不安」とおさらば!-年金の基礎知識
(年金が「破綻」しないほんとうの理由/将来もらえる年金額を今すぐ把握する ほか)
第2章 意外と知らない年金超活用術ー少しでも多くもらう裏ワザ
(ちょい出費で、もらえる年金をグンと増やす/定年後の働き方次第で、もらえる年金はこんなに変わる!)
第3章 生活の「意識改革」で出費を抑えなさいー年金生活の大原則
(銀行が煽る「老後不安」の正体/専門家に頼ろうとしない ほか)
第4章 やっぱり投資はしてはいけないー損をしないためのリスクヘッジ
(あなたの貯金を狙う「言葉のマジック」に注意!/金融機関が勧める商品は安心・安全か? ほか)
第5章 膨らむ介護・医療費のお悩み解決法ー転ばぬ先の「貯金」のすすめ
(介護のお金は、どれくらいかかるか?/老後の医療費は、どれくらいかかるか? ほか)
「定年時に最低でも3,000万円の貯蓄が必要」。
銀行や証券会社がそう強調し、私たちの気持ちを不安にさせる。
一方で、老後を年金だけで暮らす「勝ち組」は意外に多い。
その差は、正確な情報を持っているかどうか。
実は、年金制度を効果的に活用し、できる限り出費を抑えれば、誰でも悠々自適な老後を送ることができる。
知らないとソンする「老後資産の守り方」を大公開。
これぞ、「人生100年時代」にバカを見ないための「お金」の新常識!
いろいろなヒントが詰まっています。
<印象に残った一文>
「・正確な情報を得て現行の制度を活用すること・出資を最低限に抑えて、現金を減らさない。」
がんと共に生きた人が緩和ケア医に伝えた10の言葉
目次は次の通りです。
第1章 この場所に来ると心がフワッと軽くなる。
第2章 友人と富士山に登りたい、だから治療してくれ。
第3章 私、がんになってもいい、と思えるようになりました。
第4章 私に死に方を教えてください。
第5章 もう一度、仕事に戻りたい。
第6章 病院で死ぬというのは、旅先で死ぬようなものだよ。
第7章 レールに乗って死を待つのも人生、レールから外れてそれに抗うのも人生。
第8章 死ぬのはこわくない。家族を苦しめるのがこわい。
第9章 家族は受け入れてくれない。だから私は家族のために生きる。
医師は患者が知らない世界を知っていて、患者は医師が見えない世界が見えている。
絶望の中で生きることを一緒に考えてくれたのは、緩和ケアの医療者だった。-
この本は、がんという病を抱えてどう生きていくのかについて考える本です。
しかし著者は、がんを抱えて、自分らしく生きたいと願うなら、医師に頼るべきではないと言います。
何が、あなたの生きる力を高め、そして逆に奪っていくのかーー。
本書に散らばった、たくさんの言葉とその背景にある物語が、そのことを明らかにしていきます。
抗がん剤の専門家、そして緩和ケアの専門家として、年間4000件の生と死を見つめてきた医師が試みる魂の伴走の物語。
患者たちが医師に遺した「言葉」と「物語」から読み解く、がんを抱えて、自分らしく生きるための要諦がここにあります。
目から鱗の情報が満載です。
<印象に残った一文>
「この世は自分を遊ぶために来たところ。」