教育・学参・受験: 2007年10月アーカイブ
小3までに育てたい
算数脳(高濱正伸著)
<健康ジャーナル社>定価1,500円+税
目次は次の通りです。
第1章 十歳で将来が決まってしまう!?
・伸びる子と伸びない子
・「百ます」だけでは子どもは伸びない
・十歳で将来が決まってしまう?
第2章 小3までに育てたい「算数脳」
・「算数脳」が必要な、これだけの理由
・小3までに育てたい「算数脳」
・見える力(イメージ力)とは ほか
第2章 すべてを決める!小3までの育て方・遊び方
・すべての答えは「外遊び」にあった
・子どもを伸ばす親・潰す親
・親たちのNGワード・NG行動 ほか
算数脳を持つ、すなわち「本当の学力」を身につけさせるということは、
子どもが将来より幸せに生きていくためのパスポートを手に入れるのと同じこと。
と主張する著者が、算数・数学における「思考力」を
どう伸ばすべきかを実例を示して紹介してくれます。
単なる勉強だけではなく日常生活に思考力を伸ばす秘密があります。
親御さんには必見の本です。
わが子のことが気になり始めた親のためのガイドブック
子どものメンタルヘルスがわかる本(スティーブン・V.ファラオーネ著)
<明石書店>定価2,800円+税
目次は次の通りです。
第1部 子どもの精神的な健康状態を理解する
・精神的な問題はどのように見えるの?
・健康なのか、病的なのか:日常的な問題は、いつ「障害」に変わるの?
・何が精神的な問題を引き起こすの?
第2部 診断と障害
・破壊的な行動
・気分の変動
・苦悩と不安 ほか
第3部 専門家の支援を得る
・メンタルヘルスを評価する
・診断をもとに適切に対応する:わが子に応じた正しい治療を見つける
・メンタルヘルスケア・システムを利用する
子どもの言動を破壊的な行動、気分の変動、不安、
学習上の躓き、発達の躓きという日常的な言葉として表現できる
5つの分野に沿って説明し、
親が主体的に関わる手立てや子どものために必要な支援等について解説した本です。
最近の子どもの事件を聞くにつけ、この本に書いてあることが必要な気がします。
子供と向き合うきっかけに
性のことわが子と話せますか?(村瀬幸浩著)
<集英社新書>定価700円+税
目次は次の通りです。
第1章 小さい頃のからだや性への素朴な疑問―小学校低学年くらいまで
・ウンチ、オシッコと連呼する子どもにどうしたら?
・「赤ちゃんってどうやって生まれてくるの?」にどこまで答える? ほか
第2章 いのちの成り立ちや性別を意識する頃の困った質問―小学校三、四年生くらいまで
・「ぼくは、どこから生まれたの?」ときかれたら
・お母さんから生まれたのに、「お父さんに似てきたね」といわれるのはなぜ? ほか
第3章 子どものからだが変化する頃の微妙な不安―小学校五、六年生くらいまで
・娘に月経についてきかれたら
・男の子の育て方は? ほか
第2章 思春期のからだ、こころ、性への対処―中学、高校生の頃
・思春期初級編
・思春期中級編 ほか
終章 学んでこそ育つ人間の性
・いつ、何を知るべきか
・性を学ぶことの意味 ほか
社会の保守化とともに、「寝た子を起こすな」
と性教育もバッシングされはじめています。
しかし性の低年齢化は進み、そのトラブルも深刻化しているのが現状です。
「自然にわかる」「学校にまかせておけばいい」
とのんびり構えてはいられません。
親が家庭で子どもに正しい知識を与え、
子どもが発した問いや、ちょっとした変化に
真摯に対応することが求められています。
本書では、長年性教育にたずさわってきた著者が
小学生から思春期までの子どもとのやりとりを想定し、
親がどう「性」を教えるかを具体的にアドバイスします。
この本をきっかけに子どもと向き合ってみませんか?
わが子は7歳ですが、
この本で得たことは将来の性教育に役立ちそうです。
言葉で育む親子の絆
子育てが楽しくなるちょっとした習慣(日本公文教育研究会子育て支援センター)
<PHP>定価952円+消費税
目次は次の通りです。
第1章 子育てはいろいろあっていいのです
・子育ては悩みの連続?でも…
・育児書のとおりでなくていいのです ほか
第2章 お母さんができる最高の贈り物―親子のきずな
・目に見えないけれど大切なもの
・毎日のやりとりが親子のきずなを育みます ほか
第3章 きずなづくり―歌・読み聞かせ・語り聞かせ
・まずはうたうことから始めてみませんか?
・赤ちゃんもちゃんと聞いています ほか
第4章 「ちょっとした記録」で子育てが楽しくなる
・「気づきの記録」は、子どもへのプレゼント
・記録をすることのすばらしさ ほか
第3章 きずなづくりのために大切なことばの数々
・「おはよう」「おやすみ」―まずはあいさつから
・「ありがとう」「大好き」―気持ちをことばで ほか
歌や読み聞かせが、こんなにすごいなんて。
半世紀にわたり、全国17600の
公文式教室で親子から学んできたこと公開です。
公文式の真髄を感じることができる本です。
子供の下流化を防ぐには
<宝島社新書>定価740円+税
目次は次の通りです。
はじめに
第1章 子どもの成績は親の経済力に比例する
父親の所得が高いと子どもの成績はよい
貯蓄と子どもの成績も比例する
父親の所得が高いほど塾に通い、中学受験する子どもが多い …ほか
第2章 母親が子どもの成績を左右する
母親の学歴や結婚前の所得が高いと子どもの成績がよい
高学歴、高所得だった女性ほど、お受験ママになりやすい?
母親の子ども時代の成績がよいと子どもの成績もよい
母親の子ども時代の成績が悪くても子どもの成績は向上する
母親が勉強嫌いだった場合でも、子どもの成績が悪いとは限らない …ほか
第3章 食生活が成績の上下を分ける
成績がよい子どもほど、食生活も健全
成績の悪い子どもほどコンビニに依存
成績のよい子どもの母親の方が料理好き
食べることが面倒くさい母親
成績のよい子の母親は、自分も朝食を食べる …ほか
第4章 頭のよい子はどんな子か?
子どもで気になること
成績が悪い子どものほうが、運動が苦手でゲーム好き
生活習慣の改善が重要
新しいエリートの登場?
産業界の教育界に対する期待 …ほか
第5章 「生活の質」の格差が階層の固定化を生む
成績のよい子は親子の会話が多い
個室があるかどうかと成績は無関係
親子の会話と「生活の質」
父親が土日休みのほうが子どもの成績はよい
子どもとの会話を増やせない状況 …ほか
第6章 子どもを中学受験させる親、させない親
受験するかしないかは経済格差がある
母親の学歴が高いほど、子どもに中学受験させる
正社員で働くお受験ママは23区内に多い
祖父の学歴も関係ある
母親は娘に自分よりいい成績を求める …ほか
第7章 母親たちの満足と不安
子どもへの満足度は成績に比例するのか?
子どもの成績評価は母親の業績評価
多元的な価値観を忘れないでいたい
母親が満足する子どもは「がんばりや」「まじめ」「正直」
満足される子どもは社会人としてもやっていけそうなタイプ …ほか
参考 母親の4タイプと子どもの成績
母親の4タイプ
しっかりした性格で、成績もよいしずかちゃん
自立心がなく、面倒くさがりなのび太
しずかちゃんママは、子どもへの満足度が高い
保守的なスネ夫ママ、まじめにコツコツ働くことを望むのび太ママ
おわりに
ゆとり教育に対する評価は低い
親は実用的な教育を求めている
文化格差への対応 …ほか
あとがき
生活の質が子どもの成績の格差を生み出しています。
“頭がいい子”を育てる父親・母親とは。
すべての親と教育関係者が震撼、
衝撃の「格差再生産」レポートです。
ベストセラーとなった「下流社会」も衝撃でしたが、
この本も丁寧な調査に基づき衝撃的な事実を突きつけます。
親としてのあり方など、思わず考えさせられる本です。
不思議な「胎内記憶」の世界
雲の上でママをみていたときのこと(池川明著)
<シヨン社>定価1,100円+税
生まれる前の記憶は、たましいに刻みつけられているのかも?
子どもたちが話してくれた不思議な「胎内記憶」の世界。
この本を読むと、子供に対しての考え方が変わると思います。
心温まる本です。
おばあちゃん先生が教える
ほんものの子育て(福知トシ著)
<角川SSC>定価1,300円+税
目次は次の通りです。
第1章 子育てで伝えたいこと
第2章 保育園は第二のわが家
第3章 遊びのなかから学ぶ
第4章 食べるのが好きな子に
第5章 社会性のめばえ
第6章 保育園は地域の共有財産
東京・三鷹にある井の頭保育園の創設者が
保育生活50余年の間に築き上げた、ノウハウの数々を公開します。
育児に孤独感、不安感を抱く親たちのために、
保育のプロが悩みを解決してくれます。
100%手作り給食の保育園で、子どもに人気のレシピを紹介した書です。
子供を自立させるにはどうしたらいいか
子供を自立させる 親させられない親(上田早苗著)
<実務教育出版>定価1,400円+税
目次は次の通りです。
第1章 なぜ、大人の言葉が子供に通じなくなったのか
・親と子はいつかわかりあえるか?
・日本語が共通言語ではなくなってきた ほか
第2章 親は「うざったい!」と思われて当たり前
・今どきの高校生はどうなっている?
・子供への責任から逃避する親や教師 ほか
第3章 子供を自立させる親、させられない親
・四十歳代の子供の引きこもりに悩む老親
・マネージャー的な親が子供の自立を妨げる ほか
第1章 勉強することの意味を教えられる大人に
・子供や親たちにどんどん嫌われていく日本の学校
・イギリス人の教授もあきれた日本学生のレベル ほか
「子供を自立させるにはどうしたらいいか」をテーマに、
様々な子どもと向き合い、自立させてきた
フリースクール・上田学園の学園長が、
多くの親子関係を見聞きして感じたことを綴った本です。
私のサイトです。
よろしければご覧下さい。
学習主義を目指して
学校は誰のものか(戸田忠雄著)
<講談社現代新書>定価740円+税
目次は次の通りです。
序章 学校は誰のもの?
第1章 学校というムラ社会
第2章 教師聖職観の呪縛
第3章 校長のガバナンス
第4章 教育委員会の闇
第5章 これが究極の処方箋だ!
教職員の差別意識、板挟みになる校長、
教育委員会の闇等々
教育現場はなぜ混乱したかを解きます。
一生を劇的に変えるノウハウ
最短で結果がでる超勉強法(荘司雅彦著)
<講談社>定価1,400円+税
目次は次の通りです。
第1部 スタートはモチベーションアップがいちばん大切だ!
・1冊の基本書にすべての情報を集中させよう
・道具選びは機能性とオシャレ性を重視しよう
・強力な勉強仲間を作ろう
・「試験を目標にする」のはとても効果的だ
・「成功のイメージ」を潜在意識に刷り込もう
・勉強こそ若返りに最適である
・自分で自分の限界を設定するな
第2部 続ける秘訣は「楽しく勉強すること」にあり!
・自分の心に「ご褒美」を与えよう
・学んだことを「長期記憶」として定着させよう
・詰め込みと丸暗記は「善」だと思え
・勉強の時間帯は気にするな!
・マトリクス計画表が効果を倍増させる
・右脳のパワーを徹底的に利用しよう
第3部 一気に成果を上げる最強のヒント
・「突っ込む癖」で論理力を養おう
・五感をフルに使って勉強しよう
・教材は「迷ったら買い」を肝に銘じよ
・資格や学歴は取れるときに取っておこう
マトリクス計画表、3回転学習、マーキング法、長期記憶定着術…
カリスマ弁護士が「一生を劇的に変えるノウハウ」を大公開します。
使える勉強法が盛りだくさんですよ!