教育・学参・受験: 2021年12月アーカイブ
ロングセラー『大学とは何か』の待望の姉妹編
目次は次の通りです。
序章 大学の第二の死とは何かーコロナ・パンデミックのなかで
第1章 大学はもう疲れ果てているー疲弊の根源を遡る
第2章 どれほどボタンの掛け違いを重ねてきたのかー歴史のなかに埋め込まれていた現在
第3章 キャンパスは本当に必要なのかーオンライン化の先へ
第4章 九月入学は危機打開の切り札かーグローバル化の先へ
第5章 日本の大学はなぜこれほど均質なのかー少子高齢化の先へ
第6章 大学という主体は存在するのかー自由な時間という稀少資源
終章 ポストコロナ時代の大学とは何かー封鎖と接触の世界史のなかで
パンデミックで窮状が白日の下に晒された日本の大学。
不可避の人口減、襲いかかるオンライン化の奔流、疲弊する教員、逼迫する資金、低下する国際評価ー。
危機の根本原因はどこにあるのか。
大学の本質を追究してきた著者が、「時間」をキー概念に提案する再生のための戦略。
ロングセラー『大学とは何か』の待望の姉妹編。
今後の潮流を読む上で参考になる書です。
<印象に残った一文>
「日本の大学は、実は大学=ユニバーシティではなかったのだ」