歴史・地理: 2008年2月アーカイブ
日本とアメリカの求めたもの
グレイト・ウエイヴ(クリストファー・ベンフィー著)
<小学館>定価3,400円+税
目次は次の通りです。
序章 地図
第1章 太平洋上の二人の漂流者―ハーマン・メルヴィルとジョン万次郎
第2章 貝殻コレクター―エドワード・シルヴェスター・モース
第3章 天心の“ボストン茶会事件”―岡倉覚三とイザベラ・ガードナー
第4章 涅槃の季節―ヘンリー・アダムズとジョン・ラファージ(1)
第5章 日光の滝―ヘンリー・アダムズとジョン・ラファージ(2)
第6章 火星からのメッセージ―パーシヴァル・ローウェルとメイベル・トッド
第7章 しゃれこうべの山―ラフカディオ・ハーンとアーネスト・フェノロサ
第8章 大統領の柔道部屋―セオドア・ルーズヴェルトとスタージス・ビゲロウ
終章 一九一三年―ひとつの時代の終焉
オールド日本が黒船に仰天したとき、
金ぴかアメリカは美しい日本に恋をしました。
太平洋の両岸に寄せて返した文明と精神の大きな波、
グレイト・ウェイヴを読み解く本です。
自由と国家と資本主義
世界と日本のまちがい(松岡正剛著)
<春秋社>定価1,800円+税
目次は次の通りです。
第1講 ネーション・ステートの謎
第2講 エリザベス女王とリヴァイアサン
第3講 将軍の国と華夷秩序
第4講 列強の誕生とアジアの危機
第5講 開国の背景に何があったのか
第6講 明治日本の戦争と文化
第7講 社会も国家も進化しつづける?
第8講 カフカとフロイトの部屋
第9講 二つの世界戦争のあいだ
第10講 資本と大衆の時代
第11講 日本の苗代をとりもどしたい
禁断の世界史講義、開幕。
世の初めから隠されていた秘密が明らかになります。
シリーズ「世界と日本の見方」第2弾です。
断頭台に散った悲運の王妃
マリー・アントワネット38年の生涯(別冊歴史読本)
<新人物往来社>定価2,000円+税
運命に翻弄されたマリー・アントワネットの波瀾の生涯を辿るほんです。
楽しさと幸せに満ちた少女時代から、ヴェルサイユへの旅路、
バスティーユ陥落、アントワネット裁判、処刑までを
資料も豊富に解説します。
王妃の運命を変えた人々も紹介した本です。
写真も豊富で、とてもわかりやすい本です。
神話と歴史が語る「飛躍と持続」
日本の可能性(高森明勅)
<モラロジー研究所>定価1,600円+税
目次は次の通りです。
第1章 神話へのアプローチ
第2章 日本の神話を読み解く
第3章 神話に込められたメッセージ
第4章 「日本」以前の列島の歴史
第5章 邪馬台国から大和朝廷へ
第6章 「日本」国名の成立と「天皇」称号の登場
第7章 皇統の存続と日本の歴史
第8章 時代の転換と日本の進路
日本とは、いったい何か?
国柄がわかれば「力」が出ます。
我々はすごい国に生まれたのです。
この本でそのことを知ってください。
信長暗殺の真実
「本能寺の変」はなぜ起こったか(津本陽著)
<角川書店>定価705円+税
目次は次の通りです。
序章 いまなぜ「本能寺の変」なのか
第1章 信長を囲む軍事・政治情勢
第2章 織田信長という個性
第3章 秀吉の勃興と光秀
第4章 敵は本能寺にあり
第5章 黒幕は果たしていたか
第6章 本能寺の変の真実
明智光秀には黒幕がいたという説に基づいた本です。
とっても興味深い本です。
ユダヤ人問題の本質
ユダヤ人とイギリス帝国(度会好一著)
<岩波書店>定価3,100円+税
目次は次の通りです。
プロローグ ピューリタンの千年王国論とユダヤ人像の転換
第1章 ユダヤ人はパレスチナに復帰する―復帰論の系譜
第2章 一九世紀パレスチナのユダヤ人とイギリス帝国
第3章 シオニストとイギリス帝国の共犯―シオニズムとイギリス帝国(一)
第4章 バルフォア宣言とその前夜―シオニズムとイギリス帝国(二)
エピローグ 征服されたパレスチナ―ユダヤ人多数派国家の出現
パレスチナ問題に噴出する、歴史の隠れたダイナミックスを描きます。
人の野心と心の囚われとに担われた、壮大な悲喜劇。
ヨーロッパの歴史に深く刺さったトゲ、
ユダヤ人問題の本質を、帝国主義とシオニズムがせめぎ合う
政治史・精神史に探った本です。