歴史・地理: 2008年10月アーカイブ

第二次大戦後の法と正義の追求

東京裁判(戸谷由麻著)
<みすず書房>定価5,200円+税

目次は次の通りです。


序章 なぜ今東京裁判か
第1章 ニュルンベルクから東京へ

第2章 裕仁天皇の起訴をめぐって
第3章 東条その他の主要戦犯容疑者

第4章 戦争史をどのように語るか
第5章 戦争犯罪に対する指導者責任

第6章 南京事件と泰緬「死」の鉄道
第7章 日本軍残虐行為の記録

第8章 初期の裁判研究家たち
第9章 パル判事の反対意見とその波紋
終章 勝者の裁きを越えて

「勝者の裁き」の判決が今、
国際人道法の発展に貢献しています。


広範な史料を読みこみ、
多角的な分析から
新しい東京裁判観を提示、

戦後の「神話」を
解体します。

丁寧な調査に基づく
詳細な東京裁判の再現です!

私のサイトです。
よろしければご覧下さい。

いろいろな歴史の真相

日本史はこんなに面白い(半藤一利著)
<文藝春秋>定価1,333円+税

目次は次の通りです。


中西進―聖徳太子は文武両道の「行動する思想家」だった
高橋克彦―蝦夷のリーダー「アテルイ」はなぜ日本史から抹殺されたか

安野光雅―『平家物語』は、戦いのむなしさを伝えてかくも美しい
井沢元彦―「神を目指した男」織田信長は空前絶後の革命家だった

高橋睦郎―権力を極めた人の辞世ほど「この世は虚しい」という
諸田玲子―徳川家康だって女の前ではだらしなくゴロ寝していたのです

嵐山光三郎―「古池や」の句は時代に対する俳諧興行師・芭蕉の戦略だった
荒俣宏―妖怪が近くへやって来るのは、あなたが「貧乏で寂しいとき」です

井上章一―ヒトラーは二〇世紀のベルリンに巨大な阿房宮を建てようとした
多賀敏行―開戦前夜、米国の暗号解読力は実はこんなにも「お粗末」だった

原武史―戦争中も祈り続けた昭和天皇、彼はいったい誰のことを祈ったのか
鴨下信一―あの「終戦の詔勅」をぼくは土下座して聞きました

北康利―戦後憲法はこうして生まれた。白洲次郎が見た占領下の日本
川本三郎―チャンバラ映画の魅力は「禁欲の美学」にあり

宮部みゆき―橋とカッパと人情と 隅田川高校同窓生の東京下町談義
丸谷才一―戦争と艶笑の昭和史

歴史探偵が
16人の碩学と語り明かした
対談集です。


いろいろな
歴史の真相がわかって
楽しめる本です。


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交隣と属国、自主と独立

世界のなかの日清韓関係史(岡本隆司著)
<講談社>定価1,500円+税

目次は次の通りです。


第1章 宗属関係
(朝鮮王朝の対外関係/倭乱/胡乱/華夷変態)

第2章 「属国自主」の形成
(西力東漸/朝鮮の条約締結/一八八二年)

第3章 「属国自主」の展開
(朝鮮の「自主」追求/清朝の「属国」追求/朝鮮保護の帰趨)

第4章 独立自主
(日清開戦/甲午改革と俄館播遷/大韓帝国/一九〇〇年)

朝鮮半島は、
東アジアの国際関係史を
考えるうえで、

きわめて
重要な位置を
占めています。


一六世紀の
東アジア情勢から
説き起こし、

江戸時代の
「日朝交隣関係」と
「清韓宗属関係」の併存、

一九世紀後半の
「属国自主」を検証。

そのうえで、
近代の
日清韓の利害対立、
国際関係の行方を
追う力作です。


日清、
日露戦争に
いたる道とはなんだったのか、
大きなスケールで
描きます。

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上杉謙信の徹底分析

上杉謙信(花ヶ前盛明著)
<新人物往来社>定価2,800円+税

目次は次の通りです。


1 上杉謙信(年表 上杉謙信「四十九年一睡夢」
上杉謙信
川中島の合戦
上杉謙信―毘沙門天の化身二度の義軍
上杉謙信とその組織/長尾氏
上杉謙信合戦事典
上杉謙信関係史跡事典
上杉謙信孤高の四十九年/上杉景勝)

2 越後一の宮居多神社(居多神社/居多神社文書/花ヶ前家の歴史)

3 史跡および資料(延喜式内社頚城郡十三座/新潟県の主な城館跡)

45年にわたる
上杉謙信の調査
研究の集大成です。

ちょっと硬めで
かなり厚い本ですが

丁寧な
調査に基づく書です。

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おもしろすぎるお金の雑学

あっと驚く!「値段」の日本史(グレイル歴史編集部)
<宝島社>定価476円+税

目次は次の通りです。


江戸時代編
(吉原花魁300万円に対し、たった1千円で体を売った夜鷹!/吉原最高級の遊女・花魁と遊ぶ値段は、一夜を共にするまでに最低300万円!/バックパッカーの行く先は伊勢神宮!旅費はケチってもお布施は250万円 ほか)

戦国時代編
(就職浪人の末につかんだ職場の年収は?勘助は1億円、武蔵は3千万円!/敵味方8千人の死者を出した第4次川中島の戦いの損失は40億円/5千万円で譲られた鉄砲から製造技術を会得して世界1位の鉄砲生産国に! ほか)

室町時代~古代編
(きらめく金閣寺の建造費は400億円!秀吉の黄金の茶室と同じなのは偶然?/敵味方関係なく4千万円貸した日野富子 相場でも大儲けし残した遺産は28億円!/海外では扇5本が虎皮1枚になった!京扇は安いものでも1万円以上 ほか)

日本史に隠された知られざる「お金」の雑学てんこ盛りです。


歴史雑学本として使える本です。


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教科書は全部間違いだった

日本史99の謎(「歴史の真相」研究会著)
<宝島社>定価457円+税

目次は次の通りです。


第1章 「戦国」ミステリー 武将編
第2章 「戦国」ミステリー 合戦編
第3章 「幕末」ミステリー

第4章 「古代」ミステリー
第5章 「中世」ミステリー
第6章 「近現代」ミステリー


暗殺、同性愛、暗号、タブー、影武者、醜聞
古代から戦国、幕末、近現代まで、新事実が偽りの歴史を覆します。

「邪馬台国は四国にあった」「卑弥呼は邪馬台国の役職名」
「千利休が信長暗殺の黒幕」「秀頼は大坂の陣を生き延びた」
「松尾芭蕉=忍者」「新撰組で横行した同性愛」
「坂本龍馬暗殺の真実」「帝銀事件を隠蔽したGHQの真意」など、

「歴史」から抹消された真実を暴く一冊です。


下手な推理小説よりも面白い本です

本当に歴史は面白いですね!

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粋で、心豊かな「持たない」生き方

世界があっと驚く江戸の元祖エコ生活(菅野俊輔著)
<青春出版社>定価1,000円+税

目次は次の通りです。

第1章 少ないモノでも人生を楽しむ生活術
(江戸庶民の生活の場「裏店(裏長屋)」とは―住民たちが場所・物・時間を共有する、江戸暮らしの原点/狭い部屋でも、楽しく明るい暮らし―和室の特長いかした収納術。部屋にこもらない性質も幸い ほか)

第2章 すべてを無駄なく回す循環社会
(不要なものがほとんどなかった江戸の社会―すべての廃棄物は燃やせるゴミ。灰はあらゆるシーンで大活躍/都会ゴミの“金の卵”はトイレの中に―出すものすべてを再利用。百万都市の食料供給を支えたのは… ほか)

第3章 自然とのほどよい距離感と人の知恵
(環境悪化とは無縁の天然材だらけの文化都市―すべてのものが、土や木でつくられた地球にやさしい江戸生活/都市と農村は、絶妙なパートナーシップで共存共栄―江戸と近郊農村の距離は10km前後。都市づくりの理想形がここに ほか)

第4章 地球エネルギーを肌で感じた江戸の人々
(太陽とともに暮らす無理のない江戸生活―時計のない時代に暮らしのリズムを与えてくれた、生活の中心/人にはできない大仕事をした、水の力―海路で日本中を行き交った大量物資。水流は水車を通じて動力に ほか)


江戸は世界で一番進んだエコ都市だったのです。
限られたモノを賢く使いまわし、お金はなくとも
毎日を楽しく心豊かに暮らした江戸の人々の知恵や工夫、心意気を、
江戸時代に出版された本の挿絵などを交えて紹介する本です。

時代劇でよく見る長屋の生活様式など図解が豊富でよくわかります。

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