歴史・地理: 2009年1月アーカイブ

「忘れられた人々」の物語

アメリカ大恐慌 下(アミティ・シュレーズ著)
<NTT出版>定価2,400円+税

目次は次の通りです。

鶏と鷲
ローズヴェルトの賭け
メロンの贈り物

ローズヴェルトの革命
ブルックス・ブラザーズのシャツを着た男
暗黒の火曜日再び

「奮起せよ、アメリカ」
ウィルキーの賭け
その後のこと―結びに代えて

ニューディール政策はうまくいったかに見えたが…

欧州の戦雲急を告げるなか、
ローズヴェルト大統領は三選目をねらいます。

恐慌前後のアメリカの動きがわかる本です。

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「忘れられた人々」の物語

アメリカ大恐慌 上(アミティ・シュレーズ著)
<NTT出版>定価2,400円+税

目次は次の通りです。

第1章 慈悲深い手
第2章 ソ連視察旅行
第3章 株価の大暴落

第4章 金融問題
第5章 実験者ローズヴェルト

第6章 ユートピアのテネシー川
第7章 起訴の年

そのとき、大統領とアメリカ国民はどう行動したか。

一九二九年の株式市場の大暴落に始まるアメリカ大恐慌の時代を、
膨大な資料を駆使して描いたノンフィクション大作です。


今後の経済動向を読む上で参考になる本です。

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現代日本人にも通じる江戸市民の「性愛感覚」

江戸の下半身事情(永井義男著)
<祥伝社>定価760円+税

目次は次の通りです。

第1章 江戸の性生活は楽ならず
(声は筒抜け/こっちの小僧が待ちかねて ほか)

第2章 性風俗こそ江戸の一大文化
(若いうちに遊んでおけ/元遊女であることを隠さない ほか)

第3章 「フーゾク都市江戸」をのぞく
(吉原VS岡場所/遊女大安売り ほか)

第4章 江戸発、「性」の事件簿
(江戸にもいた性同一性障害/僧侶は医者に化ける ほか)

現代日本人にも通じる江戸市民の「性愛感覚」に関する本です。


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王族の栄光と黄昏

ハプスブルク家の悲劇(桐生操著)
<kkベストセラーズ>定価524円+税

目次は次の通りです。

ハプスブルク家の歴史/エリザベート暗殺事件/ルートヴィヒ二世変死事件/マイヤリンク事件/ヨハン大公失踪事件/マクシミリアン帝処刑事件/サラエボ事件/モーツァルト変死事件

私たちはみな変死する
―美貌の王妃エリザベートはそう嘆息したという。

謎の心中を遂げた皇太子、
失踪した大公、
処刑された皇帝…

かつてヨーロッパに栄華をきわめた王族の栄光と黄昏。

美しく華やかな王宮を舞台に繰り広げられた
怪死事件の真相とは。


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イギリスそのとき

最後のウォルター・ローリー(櫻井正一郎著)
<みすず書房>定価3,800円+税

目次は次の通りです。

序章 ローリーの生涯
(女王と地方/スペイン嫌い/植民活動/秘密結婚その他)

第1章 最後の旅
(横領のプリマス/驚愕のシャーボン/仮病のソールズベリー/謀略のロンドン)

第2章 ロンドン塔
(ハラスメント/非公開裁判/処刑の前夜)

第3章 断首
(断首台のスピーチ/スピーチの特徴/スピーチの意味)

第4章 処刑のあと
(讃美と後悔/政府の『宣言』/スタックリーの『弁明』と『請願』)

第5章 スタックリー
(コイン偽造説/孤島で狂死説/真実)

サー・ウォルター・ローリー(1554‐1618)。
エリザベス女王の寵愛を受けた宮廷人。
スペイン本土を襲撃した軍人。
北米東海岸やアイルランドに植民した探検家。

八面六臂の活躍をしたこのルネサンス人は、
南米ギアナでの黄金探しが失敗した廉で公開処刑され、
その生涯を閉じました。

だが、ローリーが最期に断首台から放った一世一代のスピーチが、
反王権運動に影響を与え、
その後のイギリス史を大きく変えることになります。

スピーチから窺える
ローリーの自己演出の真意とは何か。

彼をロンドンへ連行した役人スタックリーは、
ほんとうに狂死したのか。

研究史を書きかえる、瞠目の歴史物語です。



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直江兼続の知略

参謀力(童門冬二著)
<NHK出版>定価1,300円+税

目次は次の通りです。

ポスト謙信指名の奇策
謙信からまなんだ“義”と北国の護民官意識
天下の存在を知る

直江家を相続する
グローカリズムを知る
石田三成との一期一会の出会い

天下と地方は二人三脚
上洛して利休に文化精神をまなぶ
天下人の地方自治への干渉

秀吉の一本釣りを避ける
小田原城攻略に意見をのべる
伊達家の謀臣片倉小十郎と以心伝心

忍び寄る危機
会津への移封
会津での治国戦略

豊臣政権の将来を見通す
石田三成の器量の限界
白河城で越後帰還の秘策を立てる

陽動作戦
直江状は意図的な挑発の書
上杉征伐

関ヶ原合戦と兼続
敗戦処理策
生き恥をさらして農業立国の基礎固め

乱世を生き抜く組織経営術です。

2009年NHK大河ドラマの主人公、
直江兼続の参謀哲学を説く本です。

現代ビジネスにも応用できる
情報収集とその活用の大切さを実感できる書です。

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