歴史・地理: 2011年11月アーカイブ
エルニーニョから歴史を読み解く
【送料無料】世界史を変えた異常気象 |
目次は次の通りです。
第1章 征服者を導いた「神の子」
第2章 イースター島の先住民はどこから来たのか
第3章 アジアの大飢饉と新しい植民地支配
第4章 ナチス・ドイツを翻弄したテレコネクション
第5章 世界食糧危機(1972年~1973年)
エピローグ エルニーニョは今後も人類に問いかけ続ける
インカ帝国征服、
イースター島伝説、
インド大飢饉、
ドイツ軍スターリングラード敗北、
世界食糧危機ー。
異常気象と人類が紡ぎ出す
歴史の意外な展開を興味深く解説してくれる書です。
たかが天気というなかれ!
天気が歴史を動かした事実です!
<印象に残った一文>
「気体と液体という物質としての相の違いや密度の違いから、体積を見れば大気の方が海よりも空間的には大きいものの、物質量としては海のほうが滝よりもはるかに大きい。海は大気の約1000倍の熱量を保存し、二酸化炭素についても大気の約60倍を蓄えることができる。こうした特徴から、海は滝に影響を与え、気象情報を動かす大きな要因となっている。」
軍令部・参謀たちが語った敗戦
【送料無料】日本海軍400時間の証言 |
目次は次のとおりです。
プロローグ
(「日本海軍400時間の証言」のスタート/海軍という組織と現代日本の組織 ほか)
第1章 超一級資料との出会い
(海軍反省会テープ/進まぬ取材 ほか)
第2章 開戦 海軍あって国家なし
(秘密の資料/重いリスト ほか)
第3章 特攻 やましき沈黙
(「特攻」というテーマへの思い/番組共通の「巻頭言」 ほか)
第4章 特攻 それぞれの戦後
(取材班への参加/回天烈士追悼式 ほか)
第5章 戦犯裁判 第二の戦争
(番組との出会い/語られた海軍の“戦争責任”-豊田元大佐の告白 ほか)/エピローグ
太平洋戦争の本当の“戦犯”は誰なのか?
彼らは何のために戦争を始めたのか?
「伝えられている歴史があまりにも事実と違う」
戦後、
日本海軍中枢のエリート、約40人が密かに集まり、
語り合っていた内容が400時間分ものテープに残されていた。
その告白をもとに、
遺族、関係者への徹底した取材を行い、
明らかになった驚愕の昭和秘史です。
現代の組織と同様の問題点を抱えていた事実を感じ愕然とします。
人間は進歩しないものなのでしょうか?
少なくとも同様の過ちを犯さないように
我々一人一人がきちんとした見識を持ちたいものです。
<印象に残った一文>
「浮かび上がってくるのは旧海軍という『組織』が抱えた問題や犯した罪である。大まかにまとめるなら『責任者のリーダーシップ欠如』『身内を庇う体質』『組織の無責任体質』などであろうか。それは、そのまま現代日本の組織が抱える問題や組織が犯している罪でもあり、私達が番組制作を進めていく上で、重要なヒントを与えてくれることになった。」
西洋文明の原点と歴史のダイナミズムを堪能できる一冊
【送料無料】面白いほどスッキリわかる!「ローマ史」集中講義 |
目次は次の通りです。
第1講 ローマ建国の真実
ー日本の建国伝承ともどこか似ているその始まり
第2講 「共和政」の誕生
ー後のアメリカにも影響を与えたしくみ
第3講 イタリア統一への道のり
ー“世界”制覇の礎を築くターニングポイント
第4講 我々の海(mare nostrum)
-カルタゴを破り、地中海世界の勝者となれた理由
第5講 なぜローマは“帝国”となったのか
ー歴史上、類を見ない大帝国を築けた秘密
第6講 内乱の一世紀
ーローマ分裂の危機と、カエサルら英傑たちの壮大なる権力闘争
第7講 最盛期のローマ
ー帝政の始まりから五賢帝へ、「ローマの平和」の虚々実々
第8講 ローマ的世界に生きる
ー景観から生活習慣まで、西洋文明に継承された“ローマ的なるもの”
第9講 崩壊する帝国
ーキリスト教の進展と、混乱、分裂、滅亡…盛者必衰の歴史模様
イタリアの小都市国家が
なぜ“世界”を制覇できたのか?
「建国」から「共和政の確立」
「イタリア半島統一」
「地中海制覇」、
そしてカエサル(シーザー)やクレオパトラ、
オクタウィアヌス(アウグストゥス)が登場する
「内乱の世紀」を経て、
「パックス・ロマーナ(ローマの平和)」で繁栄の絶頂へ。
やがて衰退、
分裂、
滅亡へと至るローマ帝国。
ローマ史をしっかりと堪能できる一冊です。