歴史・地理: 2012年4月アーカイブ
「中流」庶民の独立精神
【送料無料】「超先進国」日本が世界を導く |
目次は次のとおりです。
第1章 「震災後」の新しい潮流
第2章 日本が「脱近代」の時代をリードする
第3章 「中流」の精神こそ超先進国の証
第4章 「偉大な指導者」がいなくても大丈夫な国
第5章 「国営」「増税」の前にやれることはたくさんある
第6章 日本発「ニュー・ワールド・オーダー」
沈むヨーロッパ諸国、
崖っぷちのアメリカ。
一方、日本の政治家は無能で、
復興をどのように進めたらよいか分からない。
こんな光景が目に映る2012年、
じつは日本が海外の羨望を浴びつつあります。
いや、羨望どころではありません。
争いや格差のない社会のつくり方について、
やがて世界が教えを請いに来る、と著者は記します。
新聞や大学教授は、
相も変わらず「日本の問題点」を数えあげています。
それは商売のため、
日本を低く見つもることで自分を偉く見せたいだけです。
しかし、世界はもう日本を笑ってなどいないのです。
われわれも欧米に憧れていません。
大衆は「日本の力」にとっくに気づいているのです。
江戸時代の庶民は、指導者をどのように考えていたか。
かつての陸軍は、下士官をどのように遇していたか。
本書で記される認識は、
いずれも数百年の根をもつ歴史が育てた力です。
日本が失ってはいけないもの、
それは「中流」庶民の独立精神であることが、
よく分かる書です。
日本の歴史を振り返り、
震災後の変化を感じることのできる本です。
<印象に残った一文>
「すべての力の源泉は、『心のあり方』に帰結する。」