歴史・地理: 2013年2月アーカイブ

ヨーロッパ精神の源流

【送料無料】神を哲学した中世 [ 八木雄二 ]

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価格:1,470円(税込、送料別)

目次は次のとおりです。

第1章 中世神学に近づくために
第2章 キリスト教神学の誕生
ーアンセルムスの世界

第3章 地上の世界をいかに語るか
ートマス・アクィナス『神学大全』

第4章 神学者が経済を論じるとき
ードゥンス・スコトゥス『オルディナチオ』

第5章 中世神学のベールを剥ぐ
第6章 信仰の心情と神の学問

第7章 中世神学の精髄
ーヨハニス・オリヴィの学問論・受肉論

中世において「哲学」は「神学」の形をとった。
キリスト教信仰と古代ギリシア哲学の出会いによって
「神についての学問」が生まれ、
ヨーロッパ精神が形作られていきました。

神の存在、
天使の堕落、
人間の富や色欲を当時のヨーロッパ人はどう考え、
語ろうとしたのか?

中世神学から「信仰」のベールを剥ぎ、
その実像に迫る書です。

ちょっと硬い本ですが、読んでおいて損はない本です。

<印象に残った一文>
「ヨーロッパに習うことで、「知の先端に追いつければ」という日本の思想状況はそろそろ終わりに近づいている。というより、ヨーロッパでも良識ある人達が日本の伝統に学ぼうとしている。」

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独裁者がいたらあなたも操られる

【送料無料】悪魔の政治力 [ 瀧澤中 ]

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価格:840円(税込、送料別)

目次は次のとおりです。

第1章 ヒトラーはいかにして大衆を扇動したのかー絶対権力者が巧みに使う「悪」の人心掌握術(国民はなぜヒトラーに魅了されたのか/天賦の才を発揮した政治宣伝/人の心を虜にする巧妙な政策/悪魔のマニフェスト『我が闘争』)

第2章 スターリンの寝室はなぜ開かなかったのかーソ連のサディストは虐殺をこよなく愛した

(スターリンはなぜ「書記長」なのか/恐怖政治でなぜ人を支配できるのか)

第3章 毛沢東はなぜ権力を得たのかー日本人では理解不能!殺戮を繰り返す中国の素顔
(反主流派の毛沢東が共産党を牛耳れた理由/権力維持のためにはナンバー2をも抹殺する)

第4章 独裁を受け継いだ後継者たち
(ポル・ポト、金日成)-驚愕の実態!民衆が悪魔に豹変する時(ポル・ポトはなぜ大虐殺を行なったのか/金日成はなぜ世襲を可能にしたのか)

第5章 日本にも独裁者が必要な時がきた?-決められない政治家もういらない
(東條英機は独裁者だったのか/日本に潜む独裁政治への誘惑)

独裁者は、“異常”なのか?
彼らは、見事なほど人間の弱みや劣情を知っています。
そして、徹底的にそれらを利用する。
慈愛よりも憎悪をあおり、
劇的な変化を望む心に火をつけて乱暴な政策を提示する書です。

人間の恐ろしい面を感じる書です。



<印象に残った一文>
「独裁者たちは、見事なほど人間の弱みや劣情を知っていて、徹底的にそれを利用する。」

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〈神話〉の変貌

目次は次のとおりです。

プロローグ 『古事記伝』から『古事記』編纂一三〇〇年の深層へ
1 本居宣長とはだれか
2 『古事記伝』と近世神話

3 伊勢神宮で読む『古事記』
4 「日本紀の家」の人びと

5 平安期の「日本紀講」と『古事記』起源の神話
エピローグ 二十一世紀の『古事記』へ

『古事記』はどのように読まれてきたのか?
江戸時代の本居宣長からさかのぼり、
中世の吉田兼倶・度会家行、
平安初期の多人長まで。

1300年の時空を超え、
新たな神話へと変貌する
ダイナミックな歴史を読み解く書です。

日本人の歴史を感じる書です。



<印象に残った一文>
「今年平成24年は、和暦5年に「古事記」が編集されて、1300年目に当たる」

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太平洋戦争での実際の指揮ぶり

目次は次のとおりです。

第1章 「リーダーシップ」の成立したとき
(戦国武将のお手本/将には五材十過あり ほか)

第2章 「参謀とは何か」を考える
(権限発揮せず責任もとらない/権限発揮せず責任だけとる ほか)

第3章 日本の参謀のタイプ
(書記官型/分身型 ほか)

第4章 太平洋戦争にみるリーダーシップ1
(リーダーの条件その一ー最大の仕事は決断にあり/リーダーの条件その二ー明確な目標を示せ ほか)

第5章 太平洋戦争にみるリーダーシップ2
(リーダーの条件その四ー情報は確実に捉えよ/リーダーの条件その五ー規格化された理論にすがるな ほか)

決断できない、
責任をとらないリーダーはなぜ生まれてしまったのか?
エリート参謀の暴走を許したものは何か?
ご存知“歴史探偵”が日本のリーダーの源流をたどり、
太平洋戦争での実際の指揮ぶりをつぶさに点検する書です。

今こそ歴史に学ぶ姿勢が問われているのです。

実例に基づくわかりやすいリーダー論です。



<印象に残った一文>
「愚将は強兵を台無しにするが、名称は弱兵を強兵にする。」

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お辞儀、胴上げ、拍手…の民俗学

目次は次のとおりです。

第1章 祝い事でなぜ日本人は「胴上げ」をするのか
第2章 話をしながら相手をよく「叩く」のはなぜ
第3章 まなざしの比較文化、「見る」にまつわる日本人の謎

第4章 日本人が頭を下げて「お辞儀」をする理由
第5章 「泣いて」謝る日本人、そこにはどんな思いがあるのか
第6章 笑う門には福来たる、日本人にとって「笑う」意味とは

第7章 寺では合掌、神社では「拍手」、そのしきたりのワケ
第8章 日本人の「占い」好き、ブランド好き、その不思議

第9章 どうして自分の「箸」や「茶碗」が決まっているのか
第10章 日本人の特徴、それは『「私」の論理』

思わずしてしまう振る舞いに隠された日本人の気質とは?
行為・儀礼の分析から探る、日本人の心の源流。
私たちがふだん何気なくやっていることでも、
ちょっと考えてみると不思議な習慣が少なくない。

笑う、
泣く、
食べる、
謝る、
挨拶する、
見る…。

これらの“動詞”を通して分析すると、
あらたな「日本人像」が見えてきます。
自分のなかの“日本人”を探る、
動詞の民俗学書です。

へ~と感じる現象がてんこ盛りの本です。



<印象に残った一文>
「日本人の「私」の論理とは、自分の小さな世界を守り、他人に迷惑をかけない。それが大切だという論理です。」

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