歴史・地理: 2013年8月アーカイブ
本能寺の変
【送料無料】秀吉の陰謀 [ 井上慶雪 ] |
目次は次のとおりです。
序章 光秀は冤罪を着せられた
第1章 その時、秀吉はどこで何をしていたのか
第2章 なぜ秀吉は信長を裏切ったのか
第3章 死の前日、本能寺で信長は何をやりたかったのか
第4章 「日記」が語る、秀吉の陰謀
第5章 塗り替えられた歴史
第6章 「明智光秀・御霊神社」の謎
なぜ彼は信長を裏切り、
光秀に濡れ衣を着せたのか?
明智軍が本能寺に到着した時、
すでに信長の首は討ち取られていた。
「羽柴秀吉こそが首謀者」を実証します。
茶道に精通する研究者が、
徹底的な現地取材と資料渉猟によって
約430年ぶりに明らかにした「光秀の冤罪」です。
なかなか面白い内容です。
<印象に残った一文>
「「歴史認識における固定観念」にとらわれてはいけない。」
井伊直弼と尊王攘夷の謎
【送料無料】逆説の日本史(19(幕末年代史編 2)) [ 井沢元彦 ] |
目次は次のとおりです。
第1章 幕末激動の十五年 一八五八年編ー戊午の密勅と安政の大獄
(水戸黄門の隠居所・西山荘から生まれた「倒幕正当化の思想」/“血”を見ずに事を収めようとした老中・堀田正睦の「判断ミス」 ほか)
第2章 幕末激動の十五年 一八五九年編ー正論の開国VS実行不可能な攘夷
(“行動の人”吉田松陰が門下生に発した「草莽崛起」という思想/「倒幕」が論理的に正当化されることになった「一君万民論」 ほか)
第3章 幕末激動の十五年 一八六〇・六一年編ー桜田門外の変大老暗殺が歴史を変えた!
(井伊直弼をして大弾圧に走らせた「水戸の大陰謀」という事実誤認/島津久光に藩内過激派を押さえ込ませた大久保一蔵の「絵図」 ほか)
第4章 特別編
(言霊信仰と安全神話の崩壊 巨大災害と日本人/今こそ、織田信長の「突破力」に学べ!「四分の一国主」から天下人に登りつめた男の軌跡)
幕府を崩壊させた“一発の銃弾”。
密勅、大獄、桜田門…
激情の幕末史全真相を描く本出です。
この本を読むと歴史観が全く変わります!
<印象に残った一文>
「昔から日本史では歴史を通して、「英雄」は消されている。」
狩猟採集生活が生んだもの
【送料無料】ヒトの心はどう進化したのか [ 鈴木光太郎 ] |
目次は次のとおりです。
第1部 ヒトをヒトたらしめているもの
ーヒトの6大特徴
(600万年前ー分岐点/すべては直立二足歩行から/ホモ・モビリタスーすべての大陸へ ほか)
第2部 狩猟採集生活が生んだもの
ー家畜、スポーツと分業
(狩猟採集民としてのヒト/動物を飼いならす/ヒトのよき相棒ーイヌ ほか)
第3部 ヒトの間で生きる
ーことば、心の理論とヒトの社会
(おとなになるまでの長い時間/ホモ・ソシアリスーヒトの社会/顔の記憶 ほか)
チンパンジーと共通の祖先から分かれておよそ600万年。
この600万年という時間をかけて、
私たちヒトは進化を遂げました。
進化したのは身体的な特徴に限ったことではないのです。
ヒトの「心」の特性や能力も、環境に適応するなかで、とりわけ狩猟採集生活を送るなかで進化しました。
それは、普段、なにげなく行なっている行為や行動のなかに見てとることができます。
なにが私たちヒトをヒトたらしめているのか、
なにが私たちの特徴なのか、
これらの問題に「心」の進化の視点から迫る書です。
なかなか面白い切り口の本です。
<印象に残った一文>
「今この地球上で、私達ヒトに最も近種の動物はチンパンジーである。」
日本文化の核心
【送料無料】「伝説」はなぜ生まれたか [ 小松和彦 ] |
目次は次のとおりです。
序章 「物語る行為」の宇宙ー出来事・記憶・歴史
第1章 猿鬼の棲む洞窟ー誰が猿鬼を退治したか
第2章 遷移する天竺ー「お伽草子」から「いざなぎ流祭文」へ
第3章 龍が生きている山ー九頭龍信仰論への視角
第4章 琵琶怪異譚ー霊と幻想のメディア
第5章 天皇と異界ー王化された妖怪退治・生贄伝説を読みとく
能登半島・旧柳田村「猿鬼伝説」、
高知県・旧物部村「いざなぎ流の祭文」、
戸隠・箱根「九頭龍伝説」。
神話学、文化人類学を背景に
日本の伝説・説話を読みなおし、
日本文化の核心を浮き彫りにする書です。
面白い切り口の本です。
<印象に残った一文>
「伝説は植物のように、特定の地域で、特定の場所や事物に絡めて語られている。」
大人のための学び直し世界史
【送料無料】世界史の読み方 [ 宮崎正勝 ] |
目次は次のとおりです。
第1章 人類の誕生から都市の成熟まで
第2章 四つの世界帝国が誕生させた諸地域世界
第3章 ユーラシア規模の遊牧帝国
第4章 モンゴル帝国崩壊後のユーラシア世界の再編
第5章 大航海時代と「海の時代」への転換
第6章 世界史の分水嶺ー産業革命
第7章 ヨーロッパ優位の一九世紀
第8章 軋みながら地球化が進む二〇世紀
世界史は各国の歴史の寄せ集めではない。
では、世界の歩みはどのように理解すればよいのか?
まず高校世界史Bの細部を大胆に省略。
歴史の舞台を
「小さな世界史」と「大きな世界史」というステージでとらえて単純化し、
さらに人類社会の変動や転換のプロセスを
時間軸と空間軸でつなぎ合わせることで、
複雑な世界の流れを時代や地域ごとの道筋として読み取る。
歴史の大枠と仕組みを俯瞰的に提示する、
大人のための学び直し世界史です。
面白い切り口の本です。
<印象に残った一文>
「全体のイメージを得るには、細部にこだわらず、長いスパンで変化のプロセスを見通すことが必要になる。」
「徹底図説」基地問題と沖縄の歴史
【送料無料】沖縄の真実 [ 松本健一 ] |
なぜ沖縄に基地が集中しているのか?
なぜ戦後アメリカ統治下に置かれ、
どのように本土に復帰したのか?
日本人なら知っておきたい「沖縄問題」と
「沖縄の歴史」を、図版満載でわかりやすく解説する書です。
沖縄の真の歴史が分かる本です。
<印象に残った一文>
「基地がなくなったほうが沖縄経済は発展する可能性っが極めて高くなっている。」
同時期対比でスラスラ読める
【送料無料】いっきに!同時に!世界史もわかる日本史(近現代編) [ 河合敦 ] |
目次は次のとおりです。
第1章 1868~1890年
ー立憲国家の成立と帝国主義の進展
第2章 1891~1911年
ー日清・日露戦争と新しい国際関係の成立
第3章 1912~1926年
ー激動の大正期と第一次世界大戦
第4章 1927~1945年
ー軍部・ファシズムの台頭と第二次世界大戦
第5章 1945~1968年
ー占領下から高度成長、そして冷戦の始まり
第6章 1969~1989年
ー昭和の最後の20年、新秩序の形成
終章 1989~2013年
ー平成、そして新たなる世紀へ
日本史と世界史を無理なく、
無駄なく、面白く概観できる
歴史入門書の第2弾「近現代編」です。
日本と世界で起こった出来事・事件・戦争…を、
同時期対比でスラスラ読める!
古きよき時代、なつかしいあの時、
思い出のその瞬間が、鮮やかに今、よみがえる。
手軽に歴史を振り返られる本です。
<印象に残った一文>
「日本の近現代史は、密接に世界の動きと連動しているのである。」
肚が決まる「座右の銘」
【送料無料】リーダーに大切な「自分の軸」をつくる言葉 [ 田口佳史 ] |
目次は次のとおりです。
リーダーたる存在感とは
志を持つ
覚悟を決める
私利私欲を遠ざける
慢心を戒める
判断力を磨く
勝つための戦略を構築・実践する
強い組織をつくる
部下・後進を育てる
人間関係の要諦
悩まない・迷わない
生き方の基本を見据える
多くのリーダーたちが学んでいる
『論語』
『孫子』
『言志四録』
『西郷南州遺訓』
『老子』…など。
肚が決まる「座右の銘」たち。
一つひとつの言葉に重みを感じる本です。
<印象に残った一文>
「志があってこそ学びが生きる。」
悪人英雄論
【送料無料】井沢元彦の学校では教えてくれない日本史の授業(3) [ 井沢元彦 ] |
目次は次のとおりです。
天智天皇
ー「天智」という名には「悪」が込められている!
持統天皇
ーなぜ、自分の遺体を「火葬」にしたのか?
中臣鎌足と藤原不比等
ーふたりの壮大な野望が日本の歴史を動かした!
藤原仲麻呂と道鏡
ー誰が二人を称徳の愛人に仕立て上げたのか
藤原氏
ー天皇家に巣くう寄生虫の謎
平将門
ー当時は極悪人、二百年後だったら大英雄
源頼義と義家
ー奥州制覇への夢と陰謀
源頼朝と義経
ー「政治の天才」と「戦術の天才」の悲劇
後醍醐天皇
ー天皇親政の英雄か、傲慢不遜の帝王か
足利尊氏
ー「英雄」でも「悪人」でもなかった「善人」の武士
足利義満
ー南北統一の英雄は「中国人」となった!
北条早雲
ー戦国大名第一号は「気配りの達人」だった
斎藤道三
ー国を盗み取った「まむしの道三」の謎
毛利元就
ー日本史上稀にみる「謀略の天才」
天智は天武によって悪人の汚名を着せられた!
平将門は朝廷によって英雄から極悪人にされた!
悪人が英雄に、英雄が悪人に変わる井沢史観の醍醐味。
本当の歴史が見えてくる本です。
<印象に残った一文>
「その人物が歴史をどう動かしたか。」