歴史・地理: 2015年7月アーカイブ

“絆”がもたらした神への道

目次は次のとおりです。

第1章 「神」になる前の徳川家康
(2代続けて横死した松平家…悲運の若君/人質として過ごした少年時代 ほか)

第2章 家康ついに「神」になる
(家康の墓所はいくつもある/大明神か大権現か…南光坊天海と金地院崇伝の「神号論争」 ほか)

第3章 江戸時代中期の「神君」家康
(家康の「神格化」を後押しした後光明天皇の決断/ひとりの大名がせっせと植林した「日光杉並木」 ほか)

第4章 幕末期以降の「神君」家康
(「神君以来の伝統」が攘夷のための「錦の御旗」に/会津藩を苦難の道に進ませた「神君」あったの「御家訓」 ほか)

第5章 家康を「神」に押し上げた益荒男たち
(幼少期から家康をサポートした最年長「四天王」-酒井忠次/名槍・蜻蛉切の使い手で秀吉が「東の横綱」と激賞ー本多忠勝 ほか)

第6章 家康が「神」になる道すじをつけた群雄
(徳川の世を決定づける一言で土佐一国の主にー山内一豊/猛将は「豊臣家おんため」を貫いてさびしい晩年をー福島正則 ほか)

第7章 「神君家康公」にまつわる史跡
(御三家もそれぞれ建てた東照宮/天海が主導して建てられた日光以外の東照宮 ほか)

政治的な思惑を超え、“絆”がもたらした神への道
徳川四天王、十六神将、南光坊天海…
家康を支え、265年の長きにわたる政権の礎を築いた男たちと、
「神」になるまでの軌跡を丹念に描きだす書です。
徳川時代がよく理解できます。

<印象に残った一文>
「今年(2015年)は徳川家康没後400回忌に当たるメモリアルイヤー。」

私のサイトです。
よろしければご覧下さい。

道具&武器としての教養書

目次は次のとおりです。

第1章 賢者は歴史に学ぶ
第2章 アベノミクスは続くのか
第3章 歴史から考えるTPP

第4章 黄金の国ジパング
第5章 生活保護、労働問題、少子化、社会保険
第6章 日本の国防は大丈夫か

第7章 「文明の衝突」という虚構
第8章 世界と日本の危うい均衡

第9章 中国はどこへ行く
第10章 なぜ世界には、豊かな国と貧しい国があるのか

世界史こそが、現代を生き抜くための最強の知恵である。
大手予備校で世界史を教える著者が、
基礎的で普遍的な歴史事象のみを扱い、
現在のニュースや歴史をわかりやすく解説する書です。目からうろこの内容です。

<印象に残った一文>
「歴史から視界を得る。」

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世界をつくりあげてきた壮大な武器の物語

目次は次のとおりです。

石斧

弓矢

アトラトル
青銅器時代の剣
馬とチャリオット

攻城兵器
バリスタ
グラディウス/あぶみ〔ほか〕

石斧、中世の弩、大砲、カラシニコフ、ミサイル…
過去3000年の人類の歴史を、
武器をとおして豊富なすばらしい図版とともに描く書です。
歴史を変えた武器の変遷は興味深いです。

<印象に残った一文>
「人類を破壊し滅亡させるために、すでにあまりの多くの装置が考案されている。」

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人類の未来に向けた希望の書

目次は次のとおりです。

第7章 権利革命
第8章 内なる悪魔
第9章 善なる天使
第10章 天使の翼に乗って

にわかに信じがたいかもしれないが、
私たちは人類史上最も平和な時代に生きている。
日々世界で起きる紛争・殺戮の報道を尻目に、
じつは暴力は日に日に減っているのだー。
人類史の膨大な例証と、意識進化の仮説から導き出された、
暴力の減衰は平和の招来という驚くべきヴィジョン。
7000年の歴史を駆け抜ける前代未聞の知の冒険。
人類の未来に向けた希望の書です。
面白い切り口の本です。

<印象に残った一文>
「遊びにあらわれる暴力は、私達の遠い祖先から綿々と続く長い歴史を持っている。」

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