歴史・地理: 2016年8月アーカイブ
Gゼロ時代の新しい帝国主義
知らないと恥をかく世界の大問題(7) [ 池上彰 ] |
目次は次のとおりです。
プロローグ 新しい帝国主義時代の到来
第1章 大転換の中心「イスラム世界」の変化と世界への波及
第2章 ヨーロッパは受け止めきれるか?
第3章 内向きになるアメリカの苦悩と巻き返し
第4章 したたか中国の戦略と東アジア
第5章 せまりくる人類共通の大問題
第6章 安倍政権の「世界の大問題」への対処
エピローグ 近代文明の逆走を止められるか
アメリカが20世紀の覇権国の座からおり内向きになったのを見計らい、かつての大国が新しい形の帝国主義を推し進める。
難民問題、IS、リーダーの暴走…
新たな衝突の種が世界中に。
世界のいまを池上彰氏が解説します。
わかりやすく噛み砕いて解説してあります。
<印象に残った一文>
「地道な思考の蓄積は、時代を読み解く力として身につく。」
橋本治氏の名訳と一首ごとの解説で理解を深める
百人一首がよくわかる [ 橋本治 ] |
目次は次のとおりです。
天智天皇
持統天皇
柿本人麿
山部赤人
猿丸大夫
中納言家持
安倍仲麿
喜撰法師
小野小町/蝉丸〔ほか〕
あの名歌が意味はそのまま、面白くてわかりやすい現代語訳に大変身。
橋本治氏の名訳と一首ごとの解説で理解を深める「百人一首」の解説書です。
とっても見やすくてわかりやすいと思います。
<印象に残った一文>
「百人一首のカルタ会をやると、記憶力に競争原理を導入できて、和歌になれる。そしていつの間にか、古典に対するプレッシャーがなくなってしまうのである。」
熱き歴史エッセイ
敗者烈伝 [ 伊東潤 ] |
目次は次のとおりです。
第1章 古代・平安・源平
(古代 蘇我入鹿ー頂点から一気に没落した国際派/平安平将門ー調子に乗りすぎた野心家 ほか)
第2章 南北朝・室町
(南北朝 高師直ー建武の新政をぶち壊した婆娑羅者/南北朝 足利直義ー愚兄への甘えから墓穴を掘った賢弟 ほか)
第3章 戦国・江戸
(戦国 今川義元ー一瞬の油断が命取りになった海道一の弓取り/戦国 武田勝頼ー人間洞察力に欠けた最強の侍大将 ほか)
第4章 幕末・明治
(幕末 松平容保ー将軍に利用されて捨てられたお殿様/幕末 徳川慶喜ー思いつきで動き回って自滅した小才子 ほか)
朝敵、奸賊、謀反人…
歴史の闇に葬られた男たちの棺を、今こじ開ける!!
織田信長、平清盛、西郷隆盛…英雄たちの“敗因”を、
いま最も勢いのある歴史作家が徹底分析します。
現代を生き抜くヒントが見えてくる、熱き歴史エッセイです。
面白い切り口の本です。
<印象に残った一文>
「闘争本能は、人間が類人猿だった頃から遺伝子に組み込まれているからである。」
まったく新しい新選組論
新選組 粛清の組織論 [ 菊地明 ] |
目次は次のとおりです。
序章 新選組は誰を殺したのか
第1章 芹沢鴨 破天荒な「巨魁隊長」
第2章 山南敬助 謎多き「脱走」の真実
第3章 伊東甲子太郎 「策士」は策におぼれたのか
第4章 近藤勇 粛清の「復讐」に散るー
終章 土方歳三 新選組の「一分」
殺した「敵」(26人)よりも、粛清した「味方」(40人)の方が圧倒的に多い!
芹沢鴨、山南敬助、伊東甲子太郎ら“粛清された敗者”の視点から組織を描く、まったく新しい新選組論です。
面白い切り口の本です。
<印象に残った一文>
「殺害した敵は26人。粛清した味方はなんと40人。」