歴史・地理: 2017年5月アーカイブ
「歴史×地理」で解きほぐす
目次は次のとおりです。
序章 国際情勢への二つのアプローチ
第1章 英米を動かす掟ー「トランプ現象」と「英国EU離脱」の共通点
第2章 ドイツを動かす掟ー「生存圏」から「EU帝国」へ
第3章 ロシアを動かす掟ースターリンとプーチンの「ユーラシア主義」
第4章 中東を動かす掟ー「サイクス・ピコ協定」から「IS」まで
第5章 中国を動かす掟ー「海」と「陸」の二兎を追えるか
終章 「歴史×地理」で考える日本の課題
大統領選後のアメリカはどうなるか?
イギリス離脱後のEUのゆくえは?
プーチンのユーラシア主義の本質とは?
英米からロシア、中東から中国まで。
新旧政治家の比較考察から、各国に特有の論理を読み解く歴史的アプローチ書です。
地理をふまえて各国の戦略に迫るアプローチ。双方の合わせ技で国際情勢の本質を一気に把握します。
「分析家・佐藤優」の集大成は、面白い切り口の本です。
<印象に残った一文>
「悲観主義者とは、事情に通暁した楽観主義者である。」