歴史・地理: 2018年7月アーカイブ

歴史を動かす交渉力

目次は次のとおりです。

序章 濱御殿の焚火
第1章 砲艦外交
第2章 咸臨丸で海を渡る
第3章 薩長同盟へ
第4章 江戸開城の大交渉
第5章 非戦を貫く

日本史の大転換点において、
「私」ではなく「公」を貫き、時代の大局を見据えて歴史の歯車を動かした男・勝海舟。
ペリーの黒船が来航し、驚天動地の騒ぎのさなか、
蘭学者・兵学者の勝は冷静に先を見通した。
動乱のなかに国家統一の構想を固め、自らの使命を求めて動く。
有力な幕臣となった勝は、複雑で重い運命を背負い、
薩摩の西郷隆盛との大交渉劇「江戸開城」を演じる。
江戸は焼かれず、近代国家の首都、東京に継承された。
そして、明治維新へ。勝は、新政府の高官を辞し、
政治の表舞台を去っても、日清戦争、十九世紀末まで、対話者の背後に流れる時勢と向き合い続けた。
目からウロコの情報が満載です。

<印象残った一文>
「お前の刀は抜くと天井につかえるぞ」

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幕末の真の姿

若き志士たちが新しい世のため、血と汗を流して奔走し、ふたつの勢力が国の形をめぐって全国を舞台に壮絶な戦いを繰り広げた時代ーー幕末。
日本人はこの時代を深く愛し、小説にドラマ、映画と「物語」を語り継いできた。
だが、その影響で「物語」が「史実」と誤解されてはいないだろうか。
例えば、龍馬は「日本で初めて会社を作った人物」ではないし、長州藩の奇兵隊は「身分を超えた精鋭たち」ではなかった。
また、彼ら英雄たちの陰に隠れて、忘れ去られてしまった時代の功労者たちも存在する。
こうした数々の誤解を明らかにし、幕末の真の姿を知ってもらおうと書かれたのが、本書です。
目から鱗の内容です。

<印象に残った一文>
「男は一日5合、つまり一食につき一合半以上のお米を食していた。」

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西郷隆盛の誤算

目次は次の通りです。

第1章 江戸無血開城から西南戦争まで
第2章 島津斉彬に取り立てられた西郷
第3章 一橋慶喜の擁立を目指した斉彬と西郷

第4章 西郷は二度の島流しに遭う
第5章 再び登用された西郷の活躍
第6章 勝海舟に騙された西郷

大久保、海舟、長州に騙された男の、汚れた明治維新への怒り!
大ヒット作『明治維新の正体』に続く著者渾身の書き下ろし!
維新150年めに改めて問う、史上最大カリスマの実像と虚像!
目から鱗の内容です。

<印象に残った一文>
「靖国神社が皇居の直ぐ側に置かれたのは、陛下がお病弱でもご高齢でも、御親拝にご無理がないためだろう。」

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