歴史・地理: 2019年11月アーカイブ
国際教養が身につく「21世紀の君主論」
目次は次の通りです。
第1部 世界史の中の天皇(2000年受け継ぐ世界唯一のエンペラーブランド/「天皇」の称号を打ち出した古代日本の国際戦略 ほか)
第2部 世界の王室の継承問題1(女系天皇を認めるとどうなるのか/なぜイギリスでは女王や女系王が認められたのか ほか)
第3部 世界の王室の継承問題2(華麗なるヨーロッパ王室の女性たち/「女性天皇容認」が招く結果 ほか)
第4部 政治・国家運営と天皇(日本は今も帝国であるー立憲君主制・共和制の起源/アメリカはなぜ君主制を採用しなかったのか ほか)
第5部 宗教的権威者としての天皇(天皇は神なのかー神道と日本人/天皇は本当に教皇に近い存在なのか ほか)
"なぜ「天皇」は王(キング)ではなく皇帝(エンペラー)なのか"
"800年男系にこだわった仏王室、諦めた英・蘭王室""立憲君主制・共和制・大統領制のメリット・デメリット""男系・女系「皇位継承問題」の争点一覧表"ほか。
天皇制の本質に迫ります。
<印象に残った一文>
「朝鮮半島をはじめとする東南アジア諸地域に対し、日本の優位性を示すためにも、日本の君主は中国への臣従を意味する「王」の称号を捨て、自ら「天皇」を名乗ったのです。」
元特命全権大使が魂の徹底批判
目次は次の通りです。
序章 日韓を「敵国」として引き裂いた文在寅
第1章 前著『韓国人に生まれなくてよかった』の検証
第2章 対北・対米中外交ー孤立する韓国
第3章 民主主義の仮面をかぶった独裁政権
第4章 経済と国民生活を破壊する指導者
第5章 日韓関係を崩壊させた無策
第6章 韓国人も日本人も文在寅に「NO」を!
「従北」で国際社会から孤立し、無責任な「反日」で日韓関係を最悪にした唯我独尊の文在寅大統領に、日本人はどう立ち向かうべきか。
なぜこうも文在寅政権は理不尽、無責任なのか。
その理由はこの本を読むと分かります。
前著『韓国人に生まれなくてよかった』で文在寅政権の「従北」「反日」姿勢の強化と経済無策の可能性を鋭く予言した著者が、政権誕生から2年を経て、さらに深まった韓国の悲惨な現状と、最悪化した日韓関係の行く末を展望する書です。
文在寅氏は日韓が苦労してまとめた慰安婦合意を一方的に破棄し、徴用工裁判で日本企業への賠償判決を誘導し、これまでの日韓関係を根底から覆した。
かたや北朝鮮にすり寄り、米中間をさまよう支離滅裂な外交姿勢で米朝からも孤立し、東アジアの安全保障にも大きな影を落としている。
しかし常識を逸脱する文在寅政権の無策、暴挙はとどまるところを知らない。
「未来志向」を謳いながら、歴史問題を持ち出しては反日姿勢を最大化するこの革命家が権力の座にある限り、両国関係の修復は望むべくもない。
果たして、著者が2年前に予想した通り、経済失政による韓国国内の疲弊も限界に近づきつつある。
しかし、外交・内政でいかに失策が続いても、行政、司法、メディアを牛耳る独裁者の「恐怖政治」によって、「普通の韓国人」はその実態に気づくこともない。
ただ、「幸いにも、海外メディアに触れやすいネット世代の若者たちは、うすうすその悪政を見抜き始めている」と著者は指摘します。
日韓両国民を不幸にする最悪の大統領をいかに追いつめ、退場させればいいのか。日本人はその動向から目を離さず、断固とした姿勢で立ち向かうべきだ。
40年に及ぶ外交官経験に裏打ちされた著者の洞察が光る「韓国分析」の決定版であり、日韓両国民に贈る魂のメッセージです。
一般報道では知ることのできない実情です。
<印象に残った一文>
「文在寅政権のキーワードは・現実無視・二枚舌・無謬性と言い訳・国益無視・無為無策」
キヨ・ヤマダの対日工作
目次は次の通りです。
プロローグ 墓碑銘がない日本人CIA局員
第1章 「私はCIAで、ガラスの天井を突き破ったのよ」
第2章 語学インストラクターと特殊工作
第3章 生い立ちとコンプレックス
第4章 日本脱出
第5章 CIA入局
第6章 インストラクター・キヨ
第7章 最後の生徒
エピローグ 奇妙な「偲ぶ会」
世界最強の諜報機関に実在した、日本人女性教官の数奇な人生ーー。
米国・アーリントン国立墓地で、静かに眠る日本人女性ーその名前はキヨ・ヤマダ。
彼女はCIAで工作員に日本語を教え、多くのスパイを祖国へ送り込んだインストラクターだった。
教え子たちは数々の対日工作に関わり、キヨ自らも秘匿任務に従事していた......
歴史に埋もれた彼女の数奇な人生と、知られざる日米諜報秘史。
目から鱗の情報が満載です。
<印象に残った一文>
「CIAで働く人たちが、身元を見闇に明らかにすることができないというのは、よく知られている。彼らの活動が国家機密であり、その活動に従事しているスパイたちの正体も同じく最高位の機密だからだ。」
自然と芸術にひそむもっとも不思議な数の話
目次は次の通りです。
Φの神秘
比、平均、比例式
プラトンの「線分の比喩」
平面上の黄金比
フィボナッチ数列
葉序のパターン
多様性に秘められた秩序
リュカ数列の不思議
生きとし生けるもの
人体における黄金比〔ほか〕
古典期以来、完璧性、抽象的な表象の展開において驚くべき役割を果たしてきた黄金比。
科学や芸術の分野で黄金比が登場する数多くの現象の形を歴史的に展望するとともに、動植物の形態学において果たす役割についても解説してくれます。
目から鱗の情報が満載です。
<印象に残った一文>
「全文全体の性さと大きい方の区分の長さの比が、大きい方の区分の長さと小さいほうの区分、すなわち、残りの長さの比に等しいとき、線分が黄金分割されている。」