歴史・地理: 2020年3月アーカイブ
日本と世界の「戦後」を集約
目次は次の通りです。
第1章 終戦から占領へ【1945~1952年】
・戦後史は、「対米」圧力が前提である
・先の戦争はなぜ、始まったのか
・日本人による自虐史観のはじまり
第2章 戦後から現代まで続くプロパガンダの正体【1952~1968年】
・GHQによる報道規制
・世界におけるプロパガンダの歴史
・現代のマスコミにも尾を引く大問題
第3章 中国と日本の外交問題【1968~1985年】
・中国が戦後日本から得た想像以上の産物
・中国と「中華民国」、そして日本
・新中国の誕生と、超大国の誕生
第4章 韓国、北朝鮮はなぜ、日本に羨むのか【1985~1997年】
・韓国の対日姿勢が今のようになった理由
・対立する隣人にたいして、日本はどう向かうべきなのか
・戦後韓国と日本文化
第5章 アメリカが日本の戦後に残した禍根【1997~2013年】
・戦後のアメリカの決意、日本の一人芝居
・着々と進む日本を追い詰める制作
・まやかしの「平和主義」国家
最終章 日本文化の分岐点の今、私が伝えたいこと【2013~2020年】
日本の新聞・テレビが口が裂けても言えない「真実の戦後史」!
日本在住半世紀、最古参の英国人記者が目の当たりにしてきた日本と世界の「戦後」を集約した、集大成です。
目から鱗の情報が満載です。
<印象に残った一文>
「GHQの占領政策WGIPによって、戦後の日本人は贖罪意識を植え付けられた。いわば洗脳されてしまったのだ。」
薬物と洗脳、拷問と暗殺
CIAの薬物実験・拷問による尋問など無法とも言える極秘洗脳工作の全貌を、元ニューヨーク・タイムズの敏腕記者があぶり出す!
旧日本軍731部隊との「つながり」も見逃せない語られざる秘史。
目から鱗の情報が満載です。
<印象に残った一文>
「彼は歴史の道具だった。」
昭和の負の歴史を教訓化するために必読の1冊
目次は次の通りです。
第1章 大本営発表の開始
(第一回目の衝撃/諦め、熱狂、無関心 ほか)
第2章 大本営発表という組織
(曖昧な組織/二つの報道部 ほか)
第3章 大本営発表の思想
(悩める知識人/東條がつくった国民囲い込みの「外壁」 ほか)
第4章 大本営発表の最期
(「大本営発表」から「大本営及帝国政府発表」へ/シビリアンコントロールの定着 ほか)
第5章 大本営発表からの教訓
(大本営発表の歪みからみる日本軍の特質/アッツ島玉砕にみる日本軍の欠陥 ほか)
戦況の悪化にともない、偽りの情報を流すことによって、人々を欺いた大本営発表。
それは軍事主導体制内部でも深刻な対立・錯誤を招き、さらに犠牲を生じさせた。
最悪のフェイク・ニュースは太平洋戦争期間中にどのような変遷をたどり生まれたのか。
情報隠蔽・記録改竄という問題に直面する私たちが、昭和の負の歴史を教訓化するために必読の1冊。
目から鱗の情報が満載です。
<印象に残った一文>
「小泉、安倍内閣の靖国問題や憲法改正問題などを見ていくと、巧みに政府主導の情報を流す大本営発表型になっているようにさえ思うのだ。」
日本は「憲法改正」だけでは生き残れない!
目次は次の通りです。
第1章 朝鮮戦争は終わらない
第2章 中国を破産させる
第3章 アメリカは中東から撤退する
第4章 欧米同盟体制が終焉する
第5章 戦うアメリカが消えた
第6章 日米安保は消滅する
日本は「憲法改正」だけでは生き残れない!
中国との関わりをこれ以上深めれば日本は危機的な状況に追い込まれる!
今後の潮流を読む上で参考になる書です。
<印象に残った一文>
「韓国政府を実際に動かし、あらゆる決定を行っているのは在韓米軍司令部である。」
揺れる連合王国
目次は次の通りです。
第1章 連合王国から見るイギリス
第2章 EU離脱から見るイギリス
第3章 歴史から見る今のイギリス
第4章 二大政党制から見るイギリス
第5章 階級社会から見るイギリス
第6章 軍事大国としてのイギリス
世界の国と地域を学ぶ人気シリーズの最新刊です!
この本の既刊については、読者の方から大変好評をいただいています。
曰く、
「暗記科目だと思っていた社会科の本当の面白さがわかった!」
「少し前の現代史がわかると、今起きていることがよくわかると、この本を読んで知った」などなど。
今回の「イギリスとEU」編も、EU離脱でイギリスがつまずいた理由を、「連合王国としてのイギリス」「階級社会」といった、さまざまな面から見ていきます。
わかりにくいEU離脱の事情だけでなく、イギリス社会の複雑さなども、池上彰さんの解説で、手に取るようにわかります。
目から鱗の情報が満載です。
<印象に残った一文>
「上流階級のシェイクスピアがあるかと思えば、労働者階級からはビートルズが生まれるという、これも又イギリスという国ですね。」
日本の安全保障、現代国際政治の考察に示唆を与える1冊
目次は次の通りです。
第1章 軍事戦略とは何か?
1 軍事戦略の分類
2 軍事戦略の策定
3 軍事戦略の実践
第2章 殲滅と攪乱
1 殲滅戦略
2 攪乱戦略
3 攪乱戦略と「間接的アプローチ」
第3章 消耗と疲弊
1 消耗戦略
2 疲弊戦略
3 消耗・疲弊戦略の採用
第4章 抑止と強制
1 抑止戦略
2 強制戦略
第5章 テロとテロリズム
1 戦略テロ爆撃
2 テロリズム
3 新たなテロリズム?
第6章 斬首と標的殺害
1 定義
2 斬首戦略
3 標的殺害戦略
第7章 サイバー・パワーと軍事戦略
1 サイバー戦争
2 サイバー・パワー
3 サイバー戦略
第8章 軍事戦略の成否を分けるものとは?
1 軍事戦略の成功要因とは?
2 軍事戦略の失敗要因とは?
軍事戦略とは何か、軍事戦略の成否を分けるものとは何か?
先行研究と豊富な事例を交えつつ、古今東西の軍事戦略を分析。殲滅・撹乱から消耗・疲弊、抑止・強制、斬首・標的殺害、さらには現代戦で必須のサイバー戦略まで、各種戦略を類型化し、その概念や歴史的背景、理論的争点を明らかにする書です。
日本の安全保障、現代国際政治の考察に示唆を与える1冊です。
<印象に残った一文>
「平和を欲すれば戦争に備えよ」
文在寅「反日あおり運転」の末路
目次は次の通りです。
第1章 文在寅政権の暴走は止まらない
(日韓関係「崩壊」へ/日本製の法律に独自法を入れたので法体系が崩れた ほか)
第2章 韓国経済&企業はどうなってしまうのか
(日本にキャッチアップしたと思い込んでいた韓国/外国人が株を保有し、配当を回収している韓国 ほか)
第3章 「レッドチーム」に行く韓国
(韓国がいくら「日本批判」をしても相手にされない理由/米朝のパイプができたいま、韓国の重要度は下がった ほか)
第4章 日本が取れる「最善の韓国対応策」とは?
(すべてを「日本のせい」にして崩壊する韓国/日本は「『徴用工』はどうなっているか?」の一点張りでいい ほか)
文政権がわかっていない韓国の不都合な真実。
目から鱗の情報が満載です。
<印象に残った一文>
「韓国の経済破綻がさらに進んで、大部分の韓国人が「アレ?韓国の旗振りは間違っているぞ」と大小声で叫ぶ時を待つしかない。」
英国階級調査報告
目次は次の通りです。
序論 英国階級調査に見る現代の階級
第1部 社会階級のヒストリー
第1章 階級の境界線はどこかーー中流階級と労働者階級の違い
第2部 資本の蓄積と社会階級
第2章 社会階級と経済資本
第3章 高尚な文化資本と新興文化資本
第4章 社会関係資本ーーネットワークとつながり
第5章 新しい階級社会ーー資本の相互作用
第3部 社会流動性
第6章 人生の山を登るーー社会流動性の探求
第7章 大学間の格差ーー高等教育と能力主義
第8章 階級と地域格差
第4部 21世紀イギリスの階級格差
第9章 頂上からの眺めーーこんにちのエリート
第10章 もがき苦しむプレカリアートーー見えない人々
第11章 階級意識と新しいスノビズム
結論 21世紀の階級の政治
エリートを自覚しているくせに、自分は「普通」だと強調する現代的なエリートの姿、あからさまにはスノッブな態度はとらないが、自分の審美眼や知識をひけらかしたい豊富な文化資本の所有者など、英国階級調査参加者の偏りを補正するために行った追加的なインタビュー調査からは、現代のイギリスを生きる人々の生の声が知られ、非常に興味深い。
本書はイギリス特有の現象や慣例、考え方により叙述されるが、社会の上下両端の格差が著しいという状況は各国共通の現象であり、3つの資本が重なり合って格差が広がる実情は、私たち日本の現状にも当てはまる!
いろいろな気付きを与えてくれます。
<印象に残った一文>
「1.エリート2.確立した中流3.技術系中粒4.新富裕労働者5.伝統的労働者6.新興サービス労働者7.プレカリアート」
アクチュアルな歴史学入門
目次は次の通りです。
第1章 空前の規模で
嘘つき
記念碑
教科書論争
記憶戦争
パブリックヒストリーと集合的記憶
第2章 歴史における真実
事実
解釈
歴史的真実とヨーロッパ中心主義
暫定的真実
第3章 歴史をめぐる政治学
エリートの歴史
最初の突破
門戸を開放する
歴史とシティズンシップ
第4章 歴史学の未来
地球の歴史
リスペクトの倫理学
ポスト真実の政治と歴史修正主義が横行する時代に,歴史学に何ができるのか?
トランプ政権のウソ,ホロコースト否認論,白人至上主義のテロや原爆展論争などを題材に,こうした問いに答えるアクチュアルな歴史学入門です。
アメリカ歴史学界を牽引してきた著者による,『歴史とは何か』(E. H. カー)の現代版です。
今後の潮流を読む上で参考になる書です。