歴史・地理: 2020年7月アーカイブ

「2045年問題」と新たな人種戦争


目次は次の通りです。

第1章 多数派支配の終焉で追いつめられる白人たち
第2章 移民、有色人種を攻撃する大統領
第3章 白人至上主義、極右テロの脅威

第4章 世界に広がる反移民主義と過激思想
第5章 白人支配の維持か、多文化主義の実現か
第6章 多文化主義は日本にとっても重要な課題

2045年、アメリカの白人はついに少数派になる。
そのことへの恐怖心が、アメリカ白人をトランプ支持に駆り立てる。
アメリカで共生社会は実現するのか?
人種問題をはじめアメリカ社会を30年以上にわたり取材してきたジャーナリストが放つ衝撃の書。
今後の潮流を読むうえで参考になる書です。

<印象に残った一文>
「白人の多数支配の崩壊は、「米国人になるとはどういうことか」というアイデンティティの基盤を揺るがしかねない重大な問題」

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今までの歴史観を覆す日本史・学びなおしの旅に出かけよう!


目次は次の通りです。

第1章 原始・古代の講義
ー天皇家の血筋が歴史を動かした!(原始の始まりー古墳時代の日本列島/飛鳥・奈良時代ー律令国家の完成/平安時代ー摂関政治と院政)

第2章 中世の講義
ーなぜ武士の時代となったのか?(鎌倉時代ー天皇から武家政権へ/南北朝・室町時代ー戦国大名の登場)

第3章 近世の講義
ー織豊政権と徳川幕府が成立・崩壊した理由(安土桃山時代ー織豊政権の栄枯盛衰/江戸時代ー幕藩体制と幕末動乱)

第4章 近・現代の講義
ー戦争を止められなかった日本(近代ー戦争の時代/現代ー戦後の日本)

「日本列島の歴史はいつから始まる?」
「なぜ天皇家の血統は大事にされるのか?」
「武士はどのようにして生まれたのか?」...、
教科書では分かりづらい日本史の裏事情を、
東大教授が最新の研究成果を交えて解説。
歴史の流れを大きくつかむ「東大流」で、
日本史が自然と頭に入ってくる。
目から鱗の情報が満載です。

<印象に残った一文>
「決められた流儀がないのが学問の上での東大流です。」

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人事・教養・リーダーシップ


目次は次の通りです。

第1部 戦国武将のリーダーシップ
(「七分勝ち」を説いた信玄の真意/刀狩りから元和偃武へ/「名を惜しむ」という武士の美学 ほか)

第2部 戦国大名の人材活用術
(かつての敵将をどう遇すべきか/諌言が生かされる組織づくり/武辺咄に学ぶ若手の育て方 ほか)

第3部 戦国日本の文化と教養
(ものまね文化で発展した戦国日本/おみくじを合戦に活用した島津義久/戦国時代の教養と遊び方 ほか)

群雄割拠の戦国時代、数多の武将が激しい合戦を繰り広げながら、独自の領国経営を行っていた。
下剋上・弱肉強食・合従連衡による淘汰が進む実力主義のなかで、
リーダーたる武将たちは何を考え、どう行動したのか。
部下の諌言を重視した武田信玄、「戦わずして勝つ」を極めた豊臣秀吉、歴史書に学んだ徳川家康など、
名将たちの"乱世を生き抜く叡智"とは。現代にも生かせる教養、人材活用術、リーダーシップの本質を凝縮。
いろいろなヒントが詰まっています。

<印象に残った一文>
「合戦の場合、五分・六分・七分の勝ちで十分。」

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東大連続講義


目次は次の通りです。

第1部 過去から/過去を思考する
(歴史に法則性はあるのかー歴史と変化の理論/過去の痕跡をどうとらえるのかー歴史学と史料/時間をどう把握するのかー暦と歴史叙述)

第2部 地域から思考する
(人びとの「まとまり」をとらえなおすー歴史の中の国家と地域/現代社会の成り立ちを考えるーグローバリゼーションの歴史的展開/植民地主義と向き合うー過ぎ去らない帝国の遺産)

第3部 社会・文化から思考する
(世界像を再考するーイスラームの歴史叙述と伝統的世界像/内なる他者の理解に向けてー儀礼と表象、感性の歴史学/当たり前を問う、普通の人びとを描くー日常史と民俗学)

第4部 現在から/現在を思考する
(「近代」の知を問いなおすー歴史学・歴史叙述をめぐる問い/アナクロニズムはどこまで否定できるのかー歴史を考えるコトバ/「私たちの歴史」を超えてーともに生きる社会のために)

東大生が教養として身につける、社会を生きるための歴史学的思考法。
将来歴史学以外のさまざまな道に進むであろう1・2年生に向けて、実際に行われている「大学で学ぶ、最初で最後の歴史学」オムニバス講義。
歴史学そのものというより、「歴史学的なものの見方・考え方」を身につけてもらうための全12回。
他大学の学生はもちろんのこと、歴史好きの方、ちょっと背伸びをしたい高校生、そして現代を生きるビジネスパーソンにもおすすめの、教養としての歴史学。
目から鱗の情報が満載です。

<印象に残った一文>
「歴史学的思考は、過去を振り返る時だけではなく、人類の現在と未来を考える時にも、否そういう時にこそ本領を発揮してくっるものと、私たちは確認するのである。」

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「全アメリカ」を捉える


目次は次の通りです。

10の地域からなるアメリカ合衆国
ニューイングランド地域ーヤンキー発祥の地
メトロポリタン・ニューヨーク地域ーグローバルシティとしてのニューヨーク大都市圏

アパラチア地域ー貧困と環境汚染がまねくディアスポラ
サウス地域ー二つの南部
インダストリアル・ノース地域ー工業と穀倉と酪農の地

ハートランド地域ールイジアナ購入で得た広大な牧草地帯
アウトウェスト&アラスカ地域ーワイルドウェストと広大な資源の地
パシフィック・ノースウェスト地域ーアジア太平洋とハイテク産業

サウスウェスト地域ー先住民、メキシカン、アジア系が織りなすタペストリー
ハワイ地域ーミックスプレイトの光と陰

アメリカの10地域の土地の歴史、人々の生活、価値観、経済状況をベースに作られた新しい立体像!!
「全アメリカ」を捉える。
誰も見たことがない、読む景色。
目から鱗の情報が満載です。

<印象に残った一文>
「多様性の相克の旅路の中で「移民大国」アメリカはニューホライズンを求めて模索し続ける。」


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経済理論と実体経済の相違


目次は次の通りです。

第1章 今日から使えるお役立ち経済理論
(コンコルドの誤謬ー大きなプロジェクトは途中でやめられない/返報性の法則ー人には報恩の心理がある ほか)

第2章 顧客の心理を読み解く経済理論
(ナッジ理論ー消費者は常に賢いわけではない~/心の家計簿ー物の価値は人の気持ちによって変わる~ ほか)

第3章 歴史を変えた経済理論
(アダム・スミスの経済理論1-"神の見えざる手"の本当の意味/アダム・スミスの経済理論2-最下層の人々が豊かであることが最善の社会 ほか)

第4章 大人として知っておきたい経済理論
(グレシャムの法則ー悪貨は良貨を駆逐する/マルサスの人口論ー食糧生産は人口の増加に追いつけなくなる ほか)

第5章 現代世界を動かす経済理論
(ゴールドスミス・ノート理論ーお金をつくりだす根本理論とは?/不換紙幣システムーなぜ現代の紙幣は貴金属との兌換をしなくなった? ほか)

普通に社会人をしていれば、誰しも「経済理論」や「経済学」について、なにかしら聞いた覚えがあると思われます。
「神の見えざる手」「悪貨は良貨を駆逐する」というような言葉は、誰でも聞いたことがあるのではないでしょうか?
「経済理論」や「経済学」というのは、経済の仕組みを解き明かしより良い社会をつくろうというものです。
そして我々の社会や生活に大きな影響を与えています。
マルクス経済学のケースからもわかるように、経済理論というのは、必ずしも正しいものばかりとは限りません。
そういう経済理論と実体経済の相違についても、紹介してくれます。
いろいろな気付きを与えてくれます。

<印象に残った一文>
「人は自分が損することになっても、誰がが得になることを拒むことがある。」

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歴史を動かした50の戦い


目次は次の通りです。

サラミスの戦い
ーギリシア対ペルシア。ペルシアのエーゲ海支配終焉とギリシア時代の始まり

アテナイのシュラクサイ進攻
ーアテナイ対シュラクサイ。ギリシア世界におけるアテナイ覇権の終焉

ガウガメラの戦い
ーマケドニア対ペルシア。アレクサンドロスによるギリシアの「世界」制覇

ベネウェントゥムの戦い
ーギリシア対ローマ。イタリア半島の新盟主に対するギリシア国家の抵抗

ザマの戦い
ーカルタゴ対ローマ。地中海の覇権をめぐるハンニバルとスキピオの死闘

アクティウムの戦い
ーアントニウス・クレオパトラ連合対オクタウィアヌス。新しいローマの始まり

トイトブルクの森の戦い
ーローマ対ゲルマン人。ローマ軍団の不覚とゲルマン人の非ローマ化

アドリアノープルの戦い
ーローマ対ゴート。時代に乗り遅れていくローマ軍と東からの新興勢力の台頭

タギナエの戦い
ービザンティン(東ローマ帝国)対ゴート。崩壊していくローマとキリスト宗派紛争

ヤルムークの戦い
ービザンティン対アラブ。イスラム教の台頭と聖地エルサレムをめぐる紛争〔ほか〕

サラミスの戦いから十字軍、ワーテルロー、ミッドウェー、湾岸戦争にいたる「決戦」-時代は戦争とともに始まり、戦争とともに終わる。
歴史を変えた戦いを、多彩な図版と戦闘図、戦力表とともに再現!コラム、索引も充実、待望の普及版!
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<印象に残った一文>
「ミッドウェー海戦は、互いの戦艦が相手の姿を見ることなく行われた最初の海戦だった。」

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実験(実技)を通して理解


目次は次の通りです。

アルキメデスの原理
振り子の等時性
落下の法則

加速度の概念
慣性の法則
ガリレオと望遠鏡

トリチェリの真空実験
マクデブルクの半球

パスカルの原理
フックの法則〔ほか〕

「科学の歴史」と「理科実験」の知識を,平易な本文とイラストでわかりやすく解説!
本書は、理科の教科書で学ぶ歴史上の人物が、「どのような実験を行い、どのようにして物事を発見したか(できたのか)」を実際の実験で再現し、理解することができる実験書です。
今までの実験書とは異なり、「歴史」+「実験の理論」+「実験(実技)」という内容構成から、
教科書ではバラバラに学び理解しにくかった歴史や理論などが、実験(実技)を通して理解できるようになります。
歴史上の人物は今まで教科書で取り上げられている有名な人物ですので,学習指導要領が改訂されても長く活用できます。
目から鱗の情報が満載です。

<印象に残った一文>
「人類の歴史は、自然の猛威から自分たちの身の安全をどう守るかの戦いの中で作り上げられてきた。」

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歴史を動かした「大いなる嫉妬」にまつわる古今東西のエピソード

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嫉妬の世界史 (新潮新書) [ 山内 昌之 ]
価格:814円(税込、送料無料) (2020/6/15時点)


目次は次の通りです。

序章 ねたみとそねみが歴史を変える
第1章 臣下を認められない君主
第2章 烈女の一念、男を殺す

第3章 熾烈なライヴァル関係
第4章 主人の恩寵がもたらすもの
第5章 学者世界の憂鬱

第6章 天才の迂闊、秀才の周到
第7章 独裁者の業

第8章 兄弟だからこそ
第9章 相容れない者たち
終章 嫉妬されなかった男

喜怒哀楽とともに、誰しも無縁ではいられない感情「嫉妬」。
時に可愛らしくさえある女性のねたみに対し、本当に恐ろしいのは男たちのそねみである。
妨害、追放、殺戮...。
あの英雄を、名君を、天才学者を、独裁者をも苦しめ惑わせた、亡国の激情とは。
歴史を動かした「大いなる嫉妬」にまつわる古今東西のエピソードを通じて、世界史を読み直す。
いろいろな気付きを与えてくれます。

<印象に残った一文>
「大事なことは人を言葉で刺激しないことである。」

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能や狂言の鑑賞に軽々と足を運べる


目次は次の通りです。

第一章 能楽堂へようこそ
第二章 能が始まります
第三章 ドラマチックな歴史物語

第四章 狂言が始まります
第五章 女わわしく男はつらい
第六章 おすすめの能楽

第七章 あらためて能楽とはーそもそもの話
第八章 能楽について知っておきたいこと

能や狂言という古典芸能に親しみたいという考えはあるものの、苦手意識のある方も多いかもしれません。
能や狂言への第一歩が進まないのは、「難しそう」「敷居が高い」といったことが理由ではないでしょうか。
しかし、簡単に能や狂言への一歩を踏み出せます!
この本を手にしたいまが、その最大のチャンスです。
本書を片手に、能や狂言の鑑賞に軽々と足を運べるようになる。
本書との出会いをそんなきっかけにしてください。
目から鱗の情報が満載です。

<印象に残った一文>
「難しいから面白い」

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知られざる歴史の新常識


金がなければ戦はできぬ!
天下分け目の合戦の際、東西両軍で動いた金は総額いくらになるのか?
日本史上の大転換点である関ケ原合戦を、お金の面から深掘りし、知られざる歴史の新常識を浮かび上がらせます。
面白い切り口の本です。

<印象に残った一文>
「家康は、関ヶ原合戦の勝利によって一挙に毎年1205億円の収入を産む領地と金銀山を獲得し、年に1890億円という戦前の豊臣家を上回る財力を得たのである。」


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日中交渉秘史

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佐藤栄作 最後の密使 日中交渉秘史 [ 宮川徹志 ]
価格:3190円(税込、送料無料) (2020/6/8時点)


目次は次の通りです。

第一章 江鬮眞比古の手記
第二章 戦前・戦後の江鬮の足跡
第三章 萬煕と中川太郎ーー江鬮と中国人脈

第四章 中国国連加盟の裏側で始まった交渉
第五章 周恩来への親書を託した人物ーー「葉桐春」と「黄志文」の謎
第六章 最後に残された条件 ?日華平和条約の破棄?

第七章 次期政権をめぐる政局ーー親書をためらう佐藤
第八章 膠着状態のなかで
第九章 極秘交渉の結末

終 章 残された疑問
エピローグ 江鬮眞比古とは何者だったのか

1972年、田中角栄によって実現した日中国交正常化。
「99%までは、佐藤栄作の手で解決済みであったーー」
謎の言葉を残して戦後史の闇に消えた、密使・江鬮眞比古(えぐちまひこ)の実像に迫る書です。
目から鱗の情報が満載です。

<印象に残った一文>
「日中国交回復問題の99%までは、佐藤総理の手で解決済みであった。」

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アメリカ社会に深く根付いていくユダヤ人社会を描く


目次は次の通りです。

迫害を逃れてーナチズムの登場
第二次世界大戦ー破局と再生
在米ユダヤ人社会のシオニズム

イスラエルの誕生
冷戦から麗しの時代へ
民主的多元主義の勝利

ユダヤ人国家との関係
アメリカ文化に対するユダヤ人のインパクト
アメリカの我が家

遠地点の民族性
再び約束の地
ディアスポラと郷土ー認識の危機

差別・偏見、そしてアイデンティティの危機とも闘いながら、様々な分野でユダヤ人社会が上昇していくなかで、
ナチズムの台頭、ソ連系ユダヤ人受け入れの問題、戦後のシオニズムとイスラエルの誕生などをへてアメリカ社会に深く根付いていくユダヤ人社会を描く書です。
目から鱗の情報が満載です。

<印象に残った一文>
「イスラエルとアメリカの二つの社会で世界のユダヤ人口の83.7%を占める。」

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アメリカへの移住から第一次世界大戦後の大恐慌時代まで


目次は次の通りです。

南北アメリカの足掛かり
アメリカ・ユダヤ人社会のドイツ化
ドイツ系ユダヤ人のアメリカ化

なだれこむ東欧のユダヤ人
移民都市における生存闘争
移民世界における社会的文化的醸成

第一次世界大戦前後のドイツ系ユダヤ人の意識
第一次世界大戦とアメリカのユダヤ人
アメリカの人種主義とユダヤ人

閉じる黄金の扉
硬直した移民政策のひび割れ
アメリカ化の文化/大恐慌時代

17世紀半ば以降約335年間にわたるアメリカにおけるユダヤ人の運命と宿命の年代記。
それは単に移民・マイノリティの歴史を超えてアメリカ自体の歴史そのものといえる。
上巻はユダヤ人難民が初めてアメリカに上陸したときから第一次世界大戦後の大恐慌の時代までを描きます。
いろいろな気付きを与えてくれます。

<印象に残った一文>
「アメリカのユダヤ人は民主党というより伝統的な傘の下で行動して、合衆国で最も頼れる進歩的民主共同体としての評価を確立した。」

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日韓問題を、「他者との出会い方」という視点から考え直す画期的な一冊

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韓国ナショナリズムの起源 (河出文庫) [ 朴 裕河 ]
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目次は次の通りです。

第1章 うたうナショナリズム
(「鉄杭」事件を考える/破壊と喪失の間ー旧朝鮮総督府庁舎の取り壊し ほか)

第2章 侵略する日本と利己的な日本人
(「日本文化は卑しい」/「日本の謝罪」をめぐって ほか)

第3章 表象としての日本人
(日本人と創造性/日本は「刀の国」か ほか)

第4章 ナショナリズムとは何か
(拡張主義のナショナリズム/文学とナショナリズム ほか)

「日本」を通してナショナリズムが本格的に台頭し始めた一九九〇年代の韓国を冷静に鋭く分析した作品。
反日や嫌韓の論議が騒がしい近年、ベストセラー『帝国の慰安婦』の著者が、二〇年前に韓国で刊行した原本に「今」を問いなおす日本語版序文を新たに入れて文庫化。
日韓問題を、「他者との出会い方」という視点から考え直す画期的な一冊です。
今後の潮流を読むうえで参考になります。

<印象に残った一文>
「私が学んだ日本と私の前に存在する日本とが異なる。」

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