歴史・地理: 2020年8月アーカイブ
戦国武将の戦略と命運を決した合戦を地図で読む!
目次は次の通りです。
序章 戦国時代の始まり
(太田道潅と関東の争乱/将軍家と応仁・文明の乱)
第1章 群雄割拠の時代
(北条早雲の戦略地図/斎藤道三の戦略地図 ほか)
第2章 織田信長の時代
(織田信長の戦略地図1-桶狭間~美濃制圧/織田信長の戦略地図2-上洛戦~金ヶ崎撤退戦 ほか)
第3章 天下人の時代
(明智光秀の戦略地図/羽柴秀吉の戦略地図1-中国大返し~賎ヶ岳の戦い ほか)
上杉謙信、武田信玄、斎藤道三、徳川家康、毛利元就、島津義久、伊達政宗、石田三成、大友宗麟ら総勢22人。
戦国武将の戦略と命運を決した合戦を地図で読む!
目から鱗の情報が満載です。
<印象に残った一文>
「戦国時代のキーワードとされるのが、下克上、合従連衡、。弱肉強食の三つである。」
国づくりも天下泰平もカネ次第
目次は次の通りです。
第1章 なぜ家康には戦国随一の「忍耐力」があったのか?
第2章 超巨大都市・江戸を建設した不気味な財政力
第3章 豊臣家を分断せよ! ライバルの弱体化は迅速に
第4章 「関ヶ原の戦い」を短時間で終わらせた高等戦略
第5章 内政も外交も! 死ぬ前にやるべきことはすべてやる
第6章 江戸時代の経済を安定させた家康の貨幣制度とは?
第7章 「平穏な江戸時代」を築いた徳川幕府の飴と鞭
第8章 270年に及ぶ太平の時代を貫いた家康イズム
なぜ家康だけが幕府を開けたのか?
270年も続いた驚異の生存戦略。
財政力は信長の2倍!
世界最新の金融システム。
超巨大都市・江戸を築いた将軍の経営手腕。
いろいろな気付きを与えてくれます。
<印象に残った一文>
「強い適とは戦わず弱った時に叩く」
読者を新たなフランスの発見へといざなう
目次は次の通りです。
第1部 古代・中世
(ローマ帝国下のガリアーカエサルの遺産、そして「フランス」のプレリュードへ/「フランキア」から「フランス」へー「フランク人」小史 ほか)
第2部 近世
(フランスの宗教改革ー福音主義運動の展開から改革派教会の創立へ/宗教戦争の終結とアンリ4世ー内乱を経て王国再建へ ほか)
第3部 近代
(フランス革命の展開ー中道派からみた革命/革命祭典ー7月14日の国民祭典 ほか)
第4部 現代
(第一次世界大戦とフランスー崩されゆく国民的神話/両大戦間期のフランスー体制崩壊の危機を乗り越え、社会の分裂を招いた20年 ほか)
古代から現代にいたるまで、現在のフランスを構成する地域の歴史を平易な文章で叙述。
政治史を軸に、社会、経済、宗教、文化などの様々なテーマを絡めながら、各時代を多彩な執筆陣が立体的に描き出し、読者を新たなフランスの発見へといざなう書です。
目から鱗の情報が満載です。
<印象に残った一文>
「地域統合とは、フランスが生き残るための選択であったのである。」
人類がウィルスといかに闘い、打ち勝ったか
目次は次の通りです。
第1部 世界史を変えたパンデミック
(都市封鎖の起源となった病ー黒死病/永遠の都を守った「ローマの友だち」-マラリア/ナポレオンの大陸軍が味わった地獄ーチフス/黒船伝来の虎狐痢ーコレラ/西部戦線異状ありーインフルエンザ/チャウシェスクの子どもたちーエイズ)
第2部 流行病に立ち向かった偉大な人々
(天然痘を武器にした者、制圧した者/壊血病に挑んだキャプテン・クックのレシピ/日清日露戦争の脚気惨害/ペスト制圧と香港の「青山公路」/フェイクニュースが生んだ碧素)
二〇二〇年、世界は新型コロナウィルスの感染爆発に直面した。
人類の歴史は感染症との闘いの記録でもある。
十四世紀ヨーロッパでのペスト流行時には、デマによりユダヤ人大虐殺が起こった。
幕末日本では黒船来航後にコレラが流行、国民の心情は攘夷に傾いた。
一方で一八〇三年、スペイン国王は世界中の人に種痘を無償で施し、日清戦争直前には日本人医師が自らも感染して死線をさまよいつつペスト菌発見に尽力した。
医学的・歴史的資料をもとに、人類がウィルスといかに闘い、打ち勝ったかを明らかにします。
今後の潮流を読むうえで参考になる書です。
<印象に残った一文>
「最悪の状況を考えて、きちんと対処していけば被害を最小化できる。」
「軍の頭脳」の誕生とその改革者たち
目次は次の通りです。
アメリカ海兵隊の"電撃戦"の起源
第1部 戦場で戦い、勝つための用兵思想
ーアメリカ海兵隊の行動原理
(21世紀のアメリカ海兵隊ープロフェッショナルな戦争集団/アメリカ海兵隊の歴史ードクトリンと戦闘の視点から)
第2部 現実主義者とマーヴェリック達
ー行動原理はどのように変化したのか?
(ウォーファイティングの哲学/機動戦構想の採用ー鍵は、戦略環境の変化かリーダーシップか)
第3部 「頭脳力」の改革
ー機動戦構想の制度化
(頭脳の誕生/創造的な将校団の育成)/海兵隊の三十年
ジェームス・マティス元国防長官やジョン・ケリー元大統領首席補佐官など、政財界に数多くの人材を輩出。
意思決定と組織・戦略思考等に多大な影響を与え続ける組織とそのドクトリン創造の秘密。
変革のルーツとその背景を、当事者のインタビューや豊富な一次資料を用いて分析し知られざる実像に迫る書です。
いろいろな気付きを与えてくれます。
<印象に残った一文>
「軍隊とは戦時において戦うだけではなく、平時における戦争の準備を重視してきたこと、そしてとりわけ、今日のアメリカ軍では、戦争の準備において、将校のアイデアが重要な役割を果たしている。」
演説に魅入られた人びとと「 つまずき石 」
目次は次の通りです。
第1章 言葉の魔力
ヒトラーを一目見てみたい
ミュンヘン一揆
なぜ私はナチスになったのか
単に一五人目の首相
第2章 無謬の指導者1
「つまずき石」のない街
ドイツ中の家庭を演説会場に
ヒトラーに心酔する人びと
ヒトラー・ユーゲントとドイツ女子同盟
ナチズムが生んだ"エリート"たち
第3章 「平和」の名のもとに
だって彼はユダヤ人だから
それぞれの「水晶の夜」
パパが連行されなければいいけど
「大ドイツ」の一部になる
我らが総統ならやってくれる
特別コラム 誘導する言葉を聞き分けよ
高田博行(言語学者・学習院大学教授)
第4章 言葉の呪縛
ドイツ人は支配民族である
口を手で隠して生きる
総力戦演説
「おのれの責任を自覚せよ」白バラ抵抗運動
総統が命じ、我々は従う
私は生きている。ただ、私は生きている
最終章 呪縛、それから
「良いナチス」と「悪いナチス」
ヒトラーからの「解放」
「負の歴史」とともに生きる
ナチス・ドイツ時代を生き抜いた12人。
75年目の証言。言葉が時代をねじ曲げた。
NHK BS1スペシャル『独裁者ヒトラー 演説の魔力』待望の書籍化!
高田博行氏(言語学者・学習院大学教授)コラム掲載。
目から鱗の情報が満載です。
<印象に残った一文>
「同じような言葉を何度も繰り返すというのは、ヒトラーの演説の最も重要な技法である。」
貝原益軒の歴史夜話
目次は次の通りです。
織田信長その一ー天下人が出したお触れ
豊臣秀吉その一ー太閤が見立てた一人前の武将
徳川家康その一ー大御所が説いた為政者の心得
徳川光圀ー黄門裁きと隠居生活
毛利元就ー息子三人の器量を見定めた雪合戦
武田信玄ー信玄流「理想の勝ち方」
小早川隆景ー智将の座右の銘は「思案」
森蘭丸ー主君の遊び心に応えた機転/加藤清正ー鬼将軍が見せた度量
蒲生氏郷ー「嚢中の錐」が招いた禍〔ほか〕
『養生訓』の著者として知られる貝原益軒(1630~1714)は、福岡藩に儒者・藩医として仕えた。
博識多才で知られ、晩年に著した『朝野雑載』には戦国時代のエピソードが満載されている。
本書は、そこに記された戦国武将に関する興味深い逸話を素材として、益軒が第3代藩主・黒田光之に千夜一夜物語風に語り聞かせるスタイルに仕立てた「戦国コント(小話)集」です。
面白い切り口の本です。
<印象に残った一文>
「力量のないときに、あるいは、周囲からの評価が定まらないときに、己とかけ離れた不相応なふるまいはしていません。」