歴史・地理: 2020年9月アーカイブ
混沌と発展のはざまで
目次は次の通りです。
第1章 日本との関係から見るインド
第2章 インドは世界最大の民主主義国
第3章 宗教から見るインド
第4章 カースト制度から見るインド
第5章 数学とITから見るインド
第6章 地政学から見るインド
新しき超大国の希望と苦悩。知れば差がつく、インドの事実。
<印象に残った一文>
「人口は力なり」
明治風雲編 日英同盟と黄禍論の謎
目次は次の通りです。
第1章 明治の文化大変革1・日本語改造計画の悲喜劇ー闇に葬られた「日本語廃止計画」
(西洋近代化の流れの中で生まれた小説における「言文一致」運動/簡略化と効率化が「自然」に進んだ分野とは? ほか)
第2章 明治の文化大変革2・演劇そして芸術一般の変革ー演劇改良運動と「女優」の復活
(世界の演劇史でも稀な「女形」という奇蹟/文豪森〓外も激しく反発した「演劇改良運動」 ほか)
第3章 日露戦争への道1・ロシア帝国の横暴と満洲ー日英同盟に狂喜乱舞した日本国民
(「泥棒に弟子入り」せざるを得なかった大日本帝国の葛藤/「火事場泥棒」のように清国の一部を奪い取ったロシアの横暴 ほか)
第4章 特別編・『逆説の日本史』は"評論の必要は無い"。井沢元彦は"推理小説家に戻る"べきか?
(宗教の本質がまったくわかっていない「呉座反論」/日本の国家形成期から存在していた「話し合い絶対主義」 ほか)
「誇り高き」大英帝国はなぜ日本をパートナーに選んだのか?
歴史ノンフィクションの決定版!!
目から鱗の情報が満載です。
<印象に残った一文>
「「話し合い絶対主義に基づく和」は日本人の信仰の根幹部分で、これについての理解及び経験がなければ、まさにキリスト教抜きの西欧史になってしまう危険性がある。」
歴史好きのためのビジュアル百科
目次は次の通りです。
第1章 群雄の勝ち残り戦ー日本列島に波及した群雄たちの戦い
(伊達輝宗ー東北の覇者伊達政宗飛躍の礎を築く/北条氏康ー関東に北条王国を築いた民政家 ほか)
第2章 織田信長の天下布武ー四方の敵を撃滅する信長の新戦略
(風雲児信長の家系/信長の運命を決した桶狭間の戦い ほか)
第3章 明智光秀の下剋上ー下剋上の戦乱も終息に向かい光秀の計画も誤算に
(謎が多い明智光秀の出自/朝倉義景に仕える光秀 ほか)
第4章 豊臣秀吉の天下統一ー信長後継者を自認した秀吉が天下統一を遂げる
(天下取りに向かう羽柴秀吉/秀吉の魅力 ほか)
覇者への道を歩む新・戦略家織田信長、
信長の命に従い各地を転戦した明智光秀、
派手な演出と迅速行動が光る豊臣秀吉。
天下を揺るがす生き残り合戦を武将たちはどのように戦ったのか?
歴史好きのためのビジュアル百科は、いろいろな気付きを与えてくれます。
<印象に残った一文>
「信長の桶狭間の合戦から秀吉の天下統一まで、わずか31年間である。バブル崩壊から早くも30年以上が経過している現代と比べ、この時代の急激な変化には驚くばかりである。」
渾身の論考
目次は次の通りです。
序章 危機には変化が必要だ
第一章 なぜ北朝鮮は崩壊しなかったのか
第二章 南北融和と「逆コース」の三〇年
第三章 「戦後最悪の日韓関係」への道筋
第四章 コリアン・エンドゲームの始まり
終章 朝鮮半島と日本の未来
おわりに
資料1 朝鮮半島と日本の未来について考えるための基本書
資料2 朝鮮半島と日本をめぐる重要諸宣言文
朝鮮戦争勃発から七〇年が経過した。
朝鮮半島では様々な場面で南北の分断体制に限界が露呈するとともに、二〇一八年には歴史的な米朝首脳会談が実現するなど、統一への動きが着実に進みつつある。
しかし日本では嫌韓感情を煽ったり、脅威論を並べたりする偏った報道が目立ち、事態の本質はなかなか見えてこない。
コロナウイルスのパンデミックが宣言され、混迷を深めるかに見える世界情勢。
しかし、著者はこの未曾有のピンチにこそ、むしろ冷静にポジティブな未来像を描こうとする。
「第一次核危機」以降の北東アジア四半世紀の歴史を丹念に総括しながら、一脈の光明を見据えて朝鮮半島と日本の進むべき道を探った、渾身の論考!
今後の潮流を読むうえで参考になる書です。
新たな視点を与えてくれる1冊
目次は次の通りです。
第1章 けっこういい加減な「天下人」の世界
第2章 名軍師たちのオモテとウラ
第3章 適当に決まった七本槍、十勇士ー「名数」で評価された人たち
第4章 まわりから見た戦国武将
第5章 つくられた評判、消された評価
第6章 戦国武将、死後の人気争い
私たちが知っている戦国武将の「通説」は、後世の学者や関係者の思い入れや思い込みによる評価や功名譚、あるいは単なる噂話からできているものが多数ある。また、フィクションである小説やTVドラマのイメージがいつの間にか通説となり、戦国武将の人気・不人気に大きな影響を与えていることもある。
通説は、実にいい加減、なのである。
本書は、「虎退治・加藤清正のほんとうの強さ」
「信長・秀吉・家康のだれがいちばん人気があるか?」
「信玄と謙信は互いをどう見ていたか?」
「黒田如水は火事場泥棒?」「見当違いの明智光秀批判」など、
戦国武将にまつわる通説の是非を、根拠を示しつつ、さまざまな角度から考察している。
複数の資料に基づく、現代の戦国武将人気ランキングも必見!
戦国武将についての私たちの思い込みや勘違いを覆し、新たな視点を与えてくれる1冊。
『戦国武将・人気のウラ事情』を改題し、加筆、再編集は、目から鱗の情報が満載です。
<印象に残った一文>
「世間に広く通用している戦国武将の評判・評価には、なんとはない<思い込み>によって出来上がっているものが極めておおい」
古代史研究の魅力がつまった一冊
目次は次の通りです。
1 ヤマト王権の政治と社会
古代王権の成立...仁藤敦史
古墳時代後期の社会...東 真江
氏姓制と部民制...中村友一
大化以前の地域支配制度ー国造制・県主制・ミヤケ...堀川 徹
推古朝と聖徳太子...森 公章
大化改新...市 大樹
壬申の乱と天皇制の成立...早川万年
コラム1 倭の五王...河内春人
2 律令制度の成立
律令...服部一隆
律令官制の成立...相曽貴志
貴族と奈良時代の政変...十川陽一
女帝と王位継承...佐藤長門
遣唐使...河内春人
王宮・王都の形成ー歴代遷宮と飛鳥・藤原京・平城京...林部 均
コラム2 多賀城と東北の城柵...永田 一
コラム3 大宰府の成立...酒井芳司
3 平安時代の政治と外交
古代豪族から貴族へ...野口 剛
平安時代の政変と摂関政治の成立...倉本一宏
古代国家のエミシ支配政策...武廣亮平
軍事制度の変容と承平・天慶の乱...中尾浩康
前九年合戦と後三年合戦...永田 一
平安時代の「外交」-「東アジア世界」をめぐる交流...皆川雅樹
日本古代史を学ぼうとする人にその魅力を伝えるべく、
気鋭の研究者が集い執筆した恰好の概説書。古代王権の成立と展開、律令制のしくみ、天皇制や貴族の登場、遣唐使など、政治や外交に関わる主要なテーマを、研究の蓄積や最新の成果にふれながらわかりやすく解説。
項目別にまとまり、授業のテキストにも最適な、古代史研究の魅力がつまった一冊です。
目から鱗の情報が満載です。
<印象に残った一文>
「開かれた平安日本」
古代史研究の魅力がつまった一冊
目次は次の通りです。
1 古代の社会と経済
渡来人...中野高行
戸籍と古代社会...田中禎昭
土地制度と班田収授...服部一隆
ミヤケから「初期荘園」へ...北村安裕
市と交易...宮川麻紀
古代の交通...河野保博
古代の災害史...高井佳弘
古代の女性史ー研究の現在地と分析視角...永島朋子
2 古代の宗教と文化
仏教伝来から国家仏教へ...中林隆之
地方寺院の成立と国分寺建立...三舟隆之
東大寺と大仏造立...佐藤 信
神道の成立...佐藤雄一
古代の神仏習合...三舟隆之
陰陽道の成立...山下克明
国風文化...浜田久美子
改元と天皇制...中野渡俊治
3 古代の史料
「記紀」の成立...関根 淳
『万葉集』-日本古代史の視点から...中村友一
風土記...菊地照夫
正倉院文書...畑中彩子
木簡...馬場 基
金石文と墨書土器...高島英之
『延喜式』...小倉慈司
儀式書...黒須利夫
日記と古記録...神谷正昌
日本古代史を学ぼうとする人にその魅力を伝えるべく、気鋭の研究者が集い執筆した恰好の概説書。
戸籍や土地制度、宗教や文化、「記紀」をはじめとする古代の史料などについて、研究の蓄積や最新の成果にふれつつ項目別にわかりやすく解説。
近年注目の交通史や災害史、女性史も取りあげる。授業のテキストにも最適な、古代史研究の魅力がつまった一冊です。
目から鱗の情報が満載です。
<印象に残った一文>
「8世紀初頭の戸籍は、思いのほか使える資料なのである。」
よろしければご覧下さい。
実像をあぶり出す
目次は次の通りです。
第1章 びっくりメリケンのなぞなぞ
第2章 なんでもアメリカン?
第3章 銃社会を生きる若者たち
第4章 「アメリカンドリーム」の地は失楽園
第5章 黄昏から闇夜へのアメリカ
第6章 アメリカの希望と絶望
新型コロナウイルスのパンデミック。
穴に埋められる無数の遺体。
アメリカは既に崩壊しつつあった。
「州連合」という未成熟な「世界帝国」は砂上の楼閣だ。
本書はその内部に目を凝らし、実像をあぶり出す。
目から鱗の情報が満載です。
<印象に残った一文>
「人口わずか300万人で建国されたアメリカは、連邦政府と州という国家が連合した未熟な国家連合で、未完の世界帝国」