ノンフィクション: 2008年3月アーカイブ
出口のないトンネルはない
いまを生きる(咲山琴美著)
<文芸社>定価1,000円+税
目次は次の通りです。
第1章 臨死
第2章 生い立ち
第3章 自傷行
第4章 結婚・出産・育児
第5章 発症
第6章 闘い
第7章 初めての入院
第8章 境界性人格障害
第9章 蘇生・年齢退行
第10章 価値観を大きく変えた旅行
第11章 いまを生きる
琴美おめでとう
生きる事も死ぬ事も出来ない両方への恐怖感。
次の日が来る事への恐怖感。
孤独のような気になる恐怖感。
全ての事が怖かった。
精神の病で自殺を図り、
九死に一生を得た著者が
家族に支えられ克服した自らの辛い体験を綴ることで
同じ病に苦しむ人にエールを贈る本です。
想像を絶する実体験ですが、
この苦しみの乗り越えた
著者と家族には本当に頭が下がります。
「出口のないトンネルはない」
という著者の言葉が心に残る本です。
ハチャメチャな痛快旅エッセイ
ガンジス河でバタフライ(たかのてるこ著)
<幻冬舎>定価1,300円+税
目次は次の通りです。
1 アジア編
(ひとり、旅立つまで/旅人デビュー/行きあたりばったり旅のとりこ)
2 インド編
(インドの洗礼/世にも不思議な人びと/まったりインド)
ハチャメチャなのに小心者。
世界25か国をひとりで駆ける、
おセンチてるこの痛快旅エッセイ第一弾です。
常識を覆す旅行記ですが、
こんな旅をしてみたい
と思わせる素晴らしいエッセイです。
覚醒剤に堕ちたアスカの青春
歌舞伎町のシャブ女王(石原伸司著)
<パジリコ株式会社>定価1,400円+税
目次は次の通りです。
第1章 太田アスカとの出会い
第2章 地獄の家庭生活
第3章 歌舞伎町のシャブ女王
第4章 アスカ、塀の中での生活
第5章 夜回り組長が、アスカをプロデュース
第6章 約束を守れない、どうしようもない女
第7章 アスカ、お前が心配でたまらない
こんな女、見たことがない。
13歳から筋金入りのシャブ&セックス中毒者・太田アスカは、
ヤクザを怖れずキレまくり、刑事をシャブ漬けで破滅させ、
シャブ出産もする凶悪な女。
仮釈放で出所したアスカは更正できるのか。
これからどうやって生きていくというのか。
歌舞伎町のシャブ女王・太田アスカと
夜回り組長・石原伸司の、壮絶な交流記録です。
いやはやこれは本当に怒ったことなのかと思うくらいにすごい内容です。
想像を絶する現実を一度お読み下さい。