ノンフィクション: 2011年11月アーカイブ
魂とこころの源を探して
【送料無料】神道と日本人 |
目次は次のとおりです。
第1章 日々の営みのなかに根ざす誠心
ー感謝の思い、祈る心
第2章 自然を敬い、自然と共にあれ
ー「鎮守の森」に息づく日本の命脈
第3章 聖なるものへ近づくために
ー「禊ぎ」にこめられた清明正直
第4章 災厄から蘇る転換点
ー禍事を逆転に導く「祓へ」の効用
第5章 凛として、いまを生き切る
ー武士道精神と魂の帰る場所
第6章 海を越え、つながり合う
ー神道のもてなしの心と寛容性
第7章 守りつつ、切り拓く
ー神職たちの新たなる試みと挑戦
第8章 時空を超えて宿る神々
-出雲、高千穂が紐解く神の座す場所
第9章古くて新しい日本のかたち
ー熊野と伊勢に秘められた蘇りの力
第10章 崇高なる祈りの先にあるものー宮中祭祀が映し出す永遠の祭
鎮守の森に「何かが宿る」と感じ、
魂が帰る場所があると考える日本人。
その精神性の根底にあるものとは何か?
原発事故や秋葉原事件の地元の古社をはじめ、
ブームに沸く伊勢、熊野、出雲、さらに宮中祭祀の最奥まで二百人以上の神職を取材、
この国の「本来の姿」を問うノンフィクションです。
日本人としての意義や自覚を感じさせる書です。
<印象に残った一文>
「祝詞を通して感じる「畏敬」の感覚こそ、古くから日本人が感じていた、個人の力を超えた存在への「畏れ」ではなかったか。現代では個人の自由と自己表現だけが追求されがちだが、その結果、失われつつあるのは、「言霊」に対する恐れの感覚なのかもしれない。」