ノンフィクション: 2015年9月アーカイブ

不安定な労働、ゆるやかなつながり

目次は次のとおりです。

若年ノンエリート女性をどのようにとらえるか
第1部 高卒後、一二年の軌跡ー四人のライフヒストリーから
(先が見えないし長生きはしたくないー非正規で働き続ける庄山真紀さん/三〇歳なのに二〇歳みたいに悩んでいるー二〇代後半から芸能の道を歩む西澤菜穂子さん/親がいる限り自由がないー健康問題を抱え姉弟と家計を支える浜野美帆さん/結婚一〇周年には親子四人で旅行に行きたいー家族形成を軸にネットワークを広げる岸田さやかさん)

第2部 労働、生活、ネットワークーつくりだされる“社会”の輪郭
(若年女性たちの労働の姿/若年女性と性的サービス労働/若年女性たちの生活のかたち)/彼女たちのこれまでとこれから

高校3年から30歳まで、ノンエリート女性たちは、
どのような関係と環境のなかで働き、暮らしてきたのか?
わずかなつながりを支えに、
東京で生きぬく女性たちの歩みを、インタビュー調査から描く書です。
一般報道では知ることのできない内容です。

<印象に残った一文>
「高校時代の友人関係が維持され続けていた。」

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波瀾の福岡ライオンズ

目次は次のとおりです。

序章 一九七二年 前夜ー黒い霧と西鉄身売り
第1章 一九七三年 誕生ー波瀾の幕開け
第2章 一九七四年 騒乱ーロッテ・金田正一との遺恨

第3章 一九七五年 山賊ー江藤新監督への反乱
第4章 一九七六年 混乱ードローチャーは来るのか?
第5章 一九七七年 迷走ークラウンライターライオンズ誕生

第6章 一九七八年 終焉ーさらば福岡、さらばライオンズ
終章 二〇一五年 回顧ーそれぞれの、それから

弱く、貧しく、たくましく
太平洋クラブライオンズ(1973~1976年)、
クラウンライターライオンズ(1977~1978年)、
奮闘の6年を関係者の証言とともに振り返る渾身のノンフィクションです。
当時の世相を感じさせる書です。

<印象に残った一文>
「オレが八百長を依頼されたのは実力があるからや」


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マネーと戦争の「最前線」

目次は次のとおりです。

第1部 二番目に古い職業(手数料の罪/ナチ・コネクション)

第2部 手に入ればすばらしい仕事
(サウジ・コネクション/人道を守るため/究極の取引、それとも究極の犯罪?/ダイヤモンドと武器/バンダルに取り組む/そして、誰も裁かれない?)

第3部 平常どおり営業
(なにもかもばらばらにー“BAE”の力で/壁以降ー“BAE”式資本主義/究極のいいのがれ)

「もっとも危険なベストセラー」日本上陸!
戦場を駆ける伝説の武器商人から
「特別な」物流システム、
そして政財界を動かす武器マネーの流れまでを赤裸々に暴露します。
恐ろしい実態が描かれています。

<印象に残った一文>
「武器の取引は金と腐敗と欺瞞と死のパラレルワールドである。」

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