社会・政治: 2007年11月アーカイブ
不祥事の続く株式会社
株式会社という病(平川克美著)
<NTT出版>定価1,600円+税
目次は次の通りです。
第1章 経済的人間―大きくなり過ぎた経済のちから
第2章 信憑論―彼らが会社を愛した理由
第3章 幻想論―欲望がつくりあげた幻想
第4章 因果論―結果は原因の中にすでに胚胎し、原因は結果が作り出す
第5章 技術論―『ウェブ進化論』では語りえないこと
第6章 倫理論―『国家の品格』と日本人のなし崩し的な宗旨替え
不祥事の続く株式会社、事件は起こるべくして起こったのです。
欲望と幻想の社会、その呪縛に立ち向かう本です。
アメリカ新富裕層の知られざる実態
ザ・ニューリッチ(ロバート・フランク著)
<ダイヤモンド社>定価2,000円+税
目次は次の通りです。
ニューリッチの「ハウスホールド・マネジメント」―いまどきの「執事」養成法
ニューリッチを生み出す原動力―即席起業家の時代
ニューリッチへの道―ミニチュアハウスで大富豪になったエド・バジネットの場合
ニューリッチの暮らし―「働く有閑階級」ティム・ブリクセスの場合
ニューリッチからの転落―億万長者から劇的に転落したピート・マッサーの場合
ニューリッチの社交界進出―新旧富裕層の対立
ニューリッチの消費競争―財力の証し
ニューリッチの慈善活動―寄付に成果主義を求める
ニューリッチが政治を変える―リベラル派の新しい「黒幕」
ニューリッチのお金の悩み―富が不安を生む構造
ニューリッチの子供たち―富がもたらす子育ての憂鬱
富の格差とニューリッチの未来―カーネギーの夢は実現する
アメリカの資産100万ドル以上の世帯は、
1995年から2004年までの10年間で倍増し、
900万世帯を突破したそうです。
実に、アメリカの総世帯数の1%に迫る勢いです。
この増加分の大部分を占めるのが、
まだ若くて、勤勉な金持ちたち、
すなわちニューリッチ(新富裕層)と呼ばれる人々です。
彼らはいったい、どういう人たちなのか、
いかにして巨万の富を得たのか。
また、その富によって彼らの生活はどのように変わったのか。
そして、彼らはいま何を考え、行動しているのか。
ニューリッチの生活の実態をリアルに描き出した図書です。、
白洲次郎占の人生
白洲次郎占領を背負った男(北康利著)
<講談社>定価1,800円+税
目次は次の通りです。
・稀代の目利き
・育ちのいい生粋の野蛮人
・ケンブリッジ大学クレア・カレッジ
・近衛文麿と吉田茂
・終戦連絡事務局
・憤死
・“真珠の首飾り”―憲法改正極秘プロジェクト
・ジープウェイ・レター
・「今に見ていろ」ト云フ気持抑ヘ切レス
・海賊と儒学者と実業家のDNA〔ほか〕
不思議な存在感の持ち主、白洲次郎。
出自も結婚も、華やかそのもの。
平然と官界、政界、財界、それに軍とも闘う。
よく見て、監督し続ける。
彼がどんな風に育ち、人格を形成していったかを話題豊かに展開します。
日米比較文化論
プラザでの10年間(奥谷啓介著)
<小学館>定価1,400円+税
目次は次の通りです。
ようこそ、プラザへ
劣等生たちのアメリカ
ホテルに見る“アメリカ的思考法”
ホテルマンという職業
日本とアメリカの隔たり
日本のお客様は神様か
さよなら、プラザ
アメリカのホテルはなぜこんなに不愉快なのか。
「日本人利用客」VS「アメリカ人従業員」。
果てしないトラブルの非は、どちらにある?
敏腕マネージャーがフロント・デスクの内側からみた
「日米比較文化論」です。
格差社会の絶対幸福論
下流にならない生き方(真壁昭夫著)
<講談社+α新書>定価800円+税
目次は次の通りです。
第1章 「格差」という名の妖怪の正体
第2章 なぜわれわれは、格差に怯えるようになったか
第3章 国家は格差を救えるか
第4章 格差時代の「人生の幸福モデル」
第5章 ネットワーク時代の絶対的幸福論
第6章 「本当にやりたいこと」の探し方
なぜ、ワーキングプアは生まれるのか。
増殖する「弱者」たち。
気鋭の実務派経済学者が格差社会の「新・幸福モデル」を問います。
暗号”ミステリー
軍師の秘密(中見利男著)
<角川春樹事務所>定価2,100円+税
軍師・山本勘介は、創られた虚像だった!?
「甲陽秘伝」に隠された暗号が、戦国の歴史を塗り替えます。
地球民俗学まで行き着く暗号の謎とは…?
異形の伝奇“暗号”ミステリーです。
いじめの起源と芽生え
ヒトはなぜヒトをいじめるのか(正高信男著)
<BLUE BACKS>定価780円+税
目次は次の通りです。
第1章 動物の世界に「いじめ」はない
第2章 「いじめ」の起源
第3章 「いじめ」の芽生え
第4章 「いじめ」が成立するとき
第5章 「いじめ」に駆りたてるもの
第6章 父性不在が「いじめ」を生むのか
第7章 一人力の大切さ
ヒトがヒトをいじめるのは動物の本能なのか。
いじめは加害者と被害者のほかに
見て見ぬふりをする傍観者がいてはじめて成り立ちます。
これは動物の世界にはない、ヒト固有の行動です。
母親密着、父性不在、希薄な人間関係が
子どもをいじめへと駆りたてます。
親離れして自立する「一人力」を養うことで
いじめは防げるのか。
気鋭のサル学者がいじめと家族との関係を分析します。
宅見若頭暗殺で囁かれる新たな疑惑
カネと暴力と五代目山口組(堀口敦著)
<竹書房>定価1,400円+税
目次は次の通りです。
第1章 五代目体制がヤクザ気質を変えた
第2章 暴力団対策法と山口組の命運
第3章 山口組はバブル経済にどう翻弄されたか
第4章 山本広の死と総会屋
第5章 阪神淡路大震災とオウム真理教
第6章 裏社会のカネ詰まり現象
第7章 宅見若頭射殺
第8章 カネを追いかけるヤクザ
第9章 六代目山口組の成立
終章 陰謀うず巻く五代目山口組
山口組にとって最も危険なジャーナリストが
陰謀うず巻く五代目帝国の闇に斬り込みます。
宅見若頭暗殺で囁かれる新たな疑惑について徹底的に解明します。
アジアに正義ある平和を
金成日と日本の知識人(川人博著)
<講談社現代新書>定価700円+税
目次は次の通りです。
プロローグ なぜ論争を提起したのか
第1章 姜尚中氏は、民衆とともに闘え
―『諸君!』『週刊朝日』での論争
第2章 知識人の責任を問う
第3章 苦悩する在日と私
第4章 拉致被害者を救い、北朝鮮に人権の旗を
第5章 アジアの人権と平和を求めて
エピローグ 被害者救出と金正日独裁体制の崩壊をめざして
六者協議の進展を図りつつ「拉致問題」の解決をすることに対して
著名大学教授は、“虚妄”を説き論点を巧妙にズラしています。
マスメディア注目の大論争、
「金正日サポーター」問題の核心に焦点を当てた本です。
キューバ革命の主役
ゲバラ日記(チェ・ゲバラ著)
<中公文庫>定価914円+税
キューバ革命後、南米全体の革命を目指し、
ボリビアのジャングルでゲリラ活動を開始したゲバラ。
過酷な自然のなかで、内紛や情報不足、
病気や飢餓に苛まれながらも、
誇り高く闘った真実の記です。
英国式表現術のススメ
イギリスの夫婦はなぜ手をつなぐのか(井形慶子著)
<新潮社>定価1,300円+税
目次は次の通りです。
第1章 バラの花とアイラブユーの必要性
第2章 夫婦一番子どもは二番
第3章 なぜ女性にかわいさを求めないのか
第4章 察する日本のあやふや 契約社会イギリスの明朗
第5章 型通りの結婚をやめるメリット
第6章 私たちの表現力をダメにする悪習の数々
第7章 イギリスの夫婦はなぜ手をつなぐのか
「結婚したら淋しくなった」
「近くにいる人ほど、うっとうしい!」
―あなたもそう思っていませんか?
ことばと態度で思いを伝える、厳しくも優しいつきあい方。
身近な人を納得させる英国式表現術のススメです。
バカ男たちの心理を大解剖
残念な彼たち(マーチン著)
<主婦の友社>定価1,200円+税
目次は次の通りです。
1 意味不明な「○○男」の数々―えたいが知れない生きもの編
(毎日電話をする男VS.全く電話をしない男/自分の間違いや失敗を認めない―責任転嫁男/「今度女とつきあうときは、結婚するときだからオレがおまえとつきあうときはちゃんと考えたときなんだ」男/「落ち着くまで待って」と言う男 ほか)
2 声に出して言いづらい「○○男」の数々―Hの性癖編(
顔か中に出したがる男/かむ男、キスマーク男/ケータイでエッチを撮ろうとする男/口もワキもアソコもくさい男 ほか)
これって、女の天敵?
ここにも、あそこにも…いるいる!そーいう男。
8年間、のべ3万件以上の恋愛相談で発覚した
「信じらんない!」「なんでそういうことするの?」「最悪」
あなたの近くにもいるバカ男たちの心理を大解剖した本です。
男性陣には耳の痛い話満載です。
2008年民主党大統領誕生でアメリカは巻き返す
ブッシュが壊したアメリカ(スビグニュー・ブレジンスキー著)
<徳間書店>定価1,500円+税
目次は次の通りです。
第1章 超大国アメリカを率いた三人の大統領
第2章 アメリカを誤らせたグローバリゼーションとネオコン主義
第3章 先代ブッシュの負の遺産―湾岸戦争の勝利の立役者がのこした禍根
第4章 グローバリゼーションを妄信したクリントン―中東の人々のアメリカ観が大転換した理由
第5章 現ブッシュの破滅的なリーダーシップ―ネオコンに牛耳られた政権と「テロとの戦い」
第6章 アメリカ新大統領と最後の巻き返し
アメリカ外交のご意見番が、
先代ブッシュ・クリントン・現ブッシュのリーダーシップを検証し、
新しい世界戦略を示した本です。
残響の中国哲学(中島隆博著)
<東京大学出版会>定価4,800円+税
目次は次の通りです。
1 言語と支配
(正しい言語の暴力―『荀子』/どうすれば言語を抹消できるのか―言尽意/言不尽意論/オラリテの次元―『荘子』 ほか)
2 起源と伝達
(文学言語としての陰喩―劉〓(きょう)『文心雕龍』/他者への透明な伝達―朱子学/古文、白話そして歴史―胡適)/3 他者の声(公共空間と語ること―ハンナ・アーレント/誰が他者なのか―エマニュエル・レヴィナス/速朽と老い―魯迅)
荘子、朱子学、魯迅、ポーコック、アーレント、レヴィナス…
言語と政治をめぐる古今の思考に分け入り、
他者の声の響きに耳をすまします。
中国哲学を脱構築する企てです。
かなり硬い内容ですが、読んでおいて損はないと思います。
多様性の底力
「みんなの意見」は案外正しい(ジェームズ・スロウイッキー著)
<角川書店>定価1,600円+税
目次は次の通りです。
はじめに
第1部
第1章 集団の知恵
第2章 違いから生まれる違い
第3章 ひと真似は近道
第4章 ばらばらのカケラを一つに集める
第5章 シャル・ウィ・ダンス?
第6章 社会は確かに存在している
第2部
第7章 渋滞
第8章 科学
第9章 委員会、陪審、チーム
第10章 企業
第11章 市場
第12章 民主主義
インターネット検索エンジンのグーグルが、
何十億というウェブページから、
探しているページをピンポイントで発見できるのも、
精密な選挙結果の予測ができるのも、
株式市場が機能するのも、
はたまた午前二時に思い立ってコンビニで新鮮な牛乳が買えるのも、
それはすべて「みんなの意見」、
つまり「集団の知恵」のたまものです。
一握りの権力者たちが牛耳るシステムの終焉を高らかに謳い、
きたるべき社会を動かす多様性の底力を鮮やかに描き出します。
日本の真実を国民に訴える!
アメリカに使い捨てられる日本(森田実著)
<日本文芸社>定価1,500円+税
目次は次の通りです。
第1章 やがてアメリカに使い捨てられる日本
―食い尽くされ、見捨てられる?安倍政権の行方
第2章 安倍晋三首相の「美しい国づくり」の欺瞞
―混乱・動揺・わがまま・暴走を繰り返す安倍首相
第3章 安倍政権の「格差是正」政策では国民は救われない
―希望なき格差社会を救う手立ては、もはや政権交代のみ
第4章 日本を破壊した小泉構造改革の正体
―アメリカの対日改革要求はここまで進んでいる
第5章 安倍政権はなぜ「教育基本法」改正を急いだのか
―愛国心涵養の陰で進んでいるアメリカのための教育改革
第6章 安倍政権はなぜ「憲法改正」に固執するのか
―アメリカ従属下の憲法改正は絶対に阻止すべき
第7章 アメリカに操られ「戦争国家」へと暴走する安倍政権
―北朝鮮・中国に強硬路線で突き進む安倍外交の愚かさ
第2章 次の政権は小泉・安倍政治の「負の遺産」を是正せよ
―国民の幸せを強く願う憂国政治家3人の熱血語録
アメリカによる日本の格差社会化、
教育・医療・農業破壊はここまで進んでいる
―安倍政権の正体と危険性を徹底的に糾弾した書です。
現代社会を切り裂く
世界人類がセックスレスでありますように(目黒条著)
<マガジンハウス>定価1,400円+税
子連れの女たちが結束し、ある日目覚めた!?
キーワードは「性の不在」。
乾いた心が暴走を始め、幼児誘拐、
殺人、そして逃亡へと発展します。
斬新な形式を駆使して現代社会を切り裂く異色の長篇小説です。
ちょっとハチャメチャな内容ですが、とてもはまってしまう小説です>
日本や世界各地のさまざまな常識
こっそり教える世界の非常識184(斗鬼正一著)
<講談社>定価1,200円+税
目次は次の通りです。
・美醜の境界線を行く
・感じる境界線を行く
・きれい、汚いの境界線を行く
・恥ずかしさの境界線を行く
・食べる、食べないの境界線を行く
・男と女の境界線を行く
・結婚の境界線を行く
・家族、親族の境界線を行く
・人生の境界線を行く
・マナーの境界線を行く
・時の境界線を行く
・日本文化の境界線を行く
人間いろいろ、常識いろいろ。
世界は広く、人間って面白い…。
人間探検を楽しむ著者が、
日本や世界各地のさまざまな常識や、
今までの常識をぶち破る逸話・エピソードを紹介します。
国際比較で考える
民営化で誰が得をするのか(石井陽一著)
<平凡社新書>定価700円+税
目次は次の通りです。
序章 民営化とは何か
第1章 小泉路線の道路と郵政の民営化
第2章 三公社民営化の成否
第3章 日本の手本となった国の民営化
第4章 世界の民営化の動き
第5章 民営化を検証する
グローバリゼーションのうねりの中、
民営化は世界的な潮流となっています。
日本もその拒み得ない流れの中にあるのですが、
今行われようとしているのは、
不合理で不経済な「構造改悪」ではないのか?
この民営化で一体、誰が得をするのか?
何が問題か、「正しい歯止め」をどうかけるのか、
国際比較で考えた本です。
マスコミが報道しない真実
「ならず者国家」はなぜ生き残ったのか(黄民基著)
<洋泉社>定価1,600円+税
目次は次の通りです。
序章 「ならず者」の逃亡を見逃した「保安官」
第1章 豹変するブッシュ政権
第2章 米外交の蹉跌は、クリントン政権から始まった
第3章 「核」がつむぐ夢
第4章 ネオコンの功罪
第5章 「ならず者国家」の肖像
第6章 アメリカの裏切り
第7章 着々と進む中国の野望
第8章 かくして「ならず者国家」は生き残った
北朝鮮はいつ崩壊するのかではなく、
なぜ崩壊しないのかと問わなければ説明できないことが多すぎます。
それを解く鍵は、「中国の野望」と「韓国の変節」
そして「アメリカの裏切り」―にこそある。
国際ジャーナリストが豊富な取材体験と
そのなかで培われた人脈・情報源を駆使し、
マスコミが報道しない真実に迫ります。
参議院大改革案
参議院なんかいらない (村上正邦他著)
<幻冬舎新書>定価720円+税
目次は次の通りです。
第1章 国会議員は特権階級であってはならない
第2章 タレント議員の府
第3章 参議院をを殺した政治家たち
第4章 参議院改革の歴史
第5章 「村上天皇」体制とその変質
第6章 参議院改革論
第7章 政治改革の本丸は参議院の大改革
庶民感覚に欠け平気で嘘をつき
議員特権にあぐらをかく政治家が国家の舵を握っています。
これはまさに国民の悲劇です。
参議院が否決したにもかかわらず郵政民営化法案は成立しました。
すでに国会は二院制の原理を否定し死んでいます。
こんな政治家のご都合主義を許していいのか?
いま参議院の腐敗が、国会の死に体を象徴しています。
かつて「参議院の天皇」の異名をとった村上正邦、
小沢一郎の知恵袋・平野貞夫、
元共産党の論客・筆坂秀世が参議院大改革案を緊急提言します。
アメリカの政策を歪めてきたのは誰か?
イスラエル・ロビーとアメリカの外交政策Ⅰ(ジョン・J・ミアンシャイマー著)
<講談社>定価1,800円+税
目次は次の通りです。
第1部 アメリカ、イスラエル、そしてロビー
(アメリカという大恩人/イスラエルは戦略上の“資産”か“負債”か?/道義的根拠も消えてゆく/“イスラエル・ロビー”とは何か?/政策形成を誘導する/社会的風潮を支配する)
米国の国論が変わりました。
アメリカの政策を歪めてきたのは誰か?
その原因に迫る本です。
2008-2012どうなる日本経済
最後の黄金時代が来た(今井徴著)
<幸福の科学出版>定価1,500円+税
目次は次の通りです。
第1部 なぜ先が読めるのか?―今井式情報活用術
(なぜ先見力を磨く必要があるのか/ヘッジファンドの到来、金融危機、平成不況の終焉をなぜ予測できたのか/時代の先を読むための実践的情報活用術)
第2部 日本経済最後の黄金時代
(なぜ日本経済は「黄金」で「最後」なのか/グローバル体制をよく考えよう/日本はツイている―少なくとも一〇年間は/黄金時代を脅かす不安材料/未来を明るく生きるための心得)
90年株価暴落、
95年超円高、
03年景気回復、ヘッジファンド、デリバティブ、中国特需
―そのすべてをズバリ予見した予測の達人が
初めて明かす「当てる情報術」の本です。
時流の読み方がとっても良くわかる本です。
政治の世界を語る
決断のとき(扇千景著)
<世界文化社>定価1,400円+税
目次は次の通りです。
・国務大臣としての一一七六日
・参議院議長としての一〇九四日
・写真でふりかえる議長としての日々
政界を去る扇千景氏が政治の世界を語ります。
外国人“依存”社会の現場を歩く
サラダボウル化した日本(若林亜紀著)
<光文社>定価952円+税
目次は次の通りです。
1) イスラムの殿堂・代々木の日本一のモスク
2) ニッポンITを担うインド人技術者
3) 公立小学校、生徒の半分は外国人
4) アジア留学生たちの「格差社会」
5) 中国からやってきた低賃金労働者と技能研修生
6) ある中国人不法労働者の人生
7) 夜の東京/外国人風俗地図
8) 介護してくれるのはフィリピン人ヘルパー
9) 日本進出ラッシュの外資企業・妻たちの社交界
10) こちら市役所の外国人相談課・日系人たちの“トラブル”の日々
11) “移民”から搾取を続ける日本
今や外国人労働者がいなければ、テレビも車も作れません。
様々な国籍の外国人がまるで
「サラダボウル」のように集まっている日本社会は今後どうなっていくのか。
日本各地の外国人“移民”の生活を取材した現場レポートです。
最近、外国人の方をよく見かけますが、その実情がよくわかる本です。
陪審裁判の復活に向けて
えん罪を生む裁判員制度(石松竹雄他著)
<現代人文社>定価1,700円+税
目次は次の通りです。
第1部 なぜ、裁判員裁判はえん罪を生むのか
第2部 刑事裁判のどこに問題があるのか
第3部 公判前整理手続で無罪の発見は出来るのか
第4部 裁判員法を徹底検証する
第5部 陪審裁判の復活のために
裁判員制度は2009年5月に実施されます。
裁判員裁判は官僚裁判官だけの現在の裁判を変えることができるのか。
そして、刑事裁判の最大の目的である「無罪の発見」ができるのか。
裁判員制度の問題点を考える本です。
未来の姿
10年後のあなた(「日本の論点」編集部)
<文芸春秋>定価730円+税
目次は次の通りです。
第1章 広がる格差
・景気回復は本物か―格差拡大を暗示する条件が揃った
・成長経済の現実―役員報酬は上がり、社員の給料は下がる ほか
第2章 少子家族のゆくえ
・生産人口が激減―消費が衰微し、経済を直撃
・移民社会がやってくる―労働人口の減少を補う外国人 ほか
第3章 逃げ切れるか団塊
・年金制度はいつまでもつか―老後資金を年金だけに頼れるか
・資産運用はどうする―インフレリスクに対処するには ほか)
第1章 岐路に立つ女性たち
・産むか産まないか―人生を損得勘定で考える団塊ジュニア世代
・「できちゃった婚」に抵抗なし―望まない妊娠に潜む危うい未来 ほか
人口減少、超高齢化、格差拡大―日本社会を襲う激変は、
あなたの人生にどんな影響を及ぼすのか。
8つのシュミレーションと39の項目から、
予定された未来の姿を具体的に描き出します。
政治のしくみの入門書
よくわかる政治のしくみ(林雄介著)
<ナツメ社>定価1,320円+税
目次は次の通りです。
第1章 ネコでもわかる政治の教科書
第2章 日本の政治、裏のウラ!
第3章 国会へ行こう!
第4章 政党と政治団体の秘密
第5章 政治家になろう!
第6章 これが中央省庁だ!
第7章 世界に目を向けよう!
第8章 地方の時代がやってきた!
第9章 私たちと国とのかかわり
第10章 よりよい未来を築くために
国会や選挙のしくみ、各省庁の役割などを
わかりやすく解説した、政治のしくみの入門書です。
実際に省庁勤めの経験を持つ著者が、
一般には知られていない裏話や世界各国の状況などをまじえて
政治のすべてをわかりやすく解説してあります。
政治はご自分の生活に直接影響をおよぼします。
政治への理解、参加の第一歩として、
本書を大いに役立ててください。
雇用と労働の行方を見つめて
格差社会ニッポンで働くということ(熊沢誠著)
<岩波書店>定価1,900円+税
目次は次の通りです。
【目次】(「BOOK」データベースより)
1章 労働のパノラマ―労働者の第一次的階層形成
2章 格差と不平等をみる視点
3章 大企業と中小企業の処遇格差
4章 個人処遇としての賃金格差
5章 正規雇用と非正規雇用―女性労働者の位置
6章 正規雇用と非正規雇用―若者たち
7章 「働きすぎ」と「働けない」の共存
8章 「官民格差」と公務員バッシング
9章 困窮する人びととセーフティ・ネットワーク/終章 格差是正と労使関係
1990年代後半から加速度的に顕在化した
雇い方・働かせ方に関する企業労務の展開から
もたらされた、雇用形態の多様化、ワーキングプアの急増、
働きすぎの人たちと働けない人たちの共存、
労働条件が悪くても声をあげられないこと…
“労働問題”こそが、日本をまぎれもなく格差社会とさせています。
格差社会論はこれまでも数多いが、
労使関係の視点から「労働そのもの」をみつめた議論はいまだありませんでした。
本書は、それをみつめつづけてきた著者だからこそ可能となった
新しい格差社会論であると同時に、
労働研究の到達点から語られる“日本の労働”入門でもあります。
誰も知らないお金の使い方
富裕層の財布(三浦展著)
<プレジデント社>定価1,524円+税
目次は次の通りです。
第1章 富裕層の消費力
・やっぱり開業医。不動産、娯楽産業も多い
・三十代の富裕層は港区が好き
・「金融資産一億円以上」の人々の資産総額は二一三兆円 ほか
第2章 富裕層の分類学―富裕層を四つの視点から見る
・視点(1)真性富裕層―階層意識「上」の人々
・視点(2)団塊世代vs.新人類世代
・視点(3)ディンクス富裕層 ほか
第2章 富裕層攻略のためのマーケティングコンセプト
・時間を省く
・富裕層向けポータルサイトが必要
・超ロングテール商品のための富裕層向けファイナンス ほか
彼らは何人いて、どこに住んでいるのか。
そもそも「いくら」持っているのか。
どこで食べて、すでに何を持っていて、何が欲しいのか。
今、何に困っているのか。
「新富裕層」の生態を、『下流社会』の三浦展が解剖します。
ライス国務長官物語
プライドと情熱(アントニア・フェリックス著)
<角川学芸出版>定価1,800円+税
目次は次の通りです。
第1章 大統領候補のコーチとして
第2章 アメリカで受け継がれて来たもの
第3章 人の二倍素晴らしく
第4章 ショパン、シェイクスピア、それともソ連?
第5章 学者への道
第6章 ライス教授
第7章 ブッシュ(父)元大統領
第8章 トップの座
第9章 権力への入口―ブッシュ現大統領
第10章 戦争と攻撃の下で
「いつかここに住むわ」初めてホワイトハウスを訪れた
10歳のコンドリーザ・ライスは父に告げた。
人種差別の激しかった南部に生まれ、
常に白人の子どもよりも優秀であることを目指したライス。
差別に屈せず、誇りを持って生きるように育てられた少女は、
やがて大学、政界に活躍の場を得る。
すべては自らのプライドと情熱に支えられていた。
ブッシュ政権の重要人物であるライス氏の素顔に触れられる本です。
私のサイトです。
よろしければご覧下さい。
世界で最も輝く女性の真実が明らかになります。
40の悪法で読み解く国民的課題図書
日本をだめにする40の悪法(斎藤貴男・石崎学著)
<合同出版>定価1,400円+税
目次は次の通りです。
1章 統制国家をめざす悪法
2章 思想信条の統制やメディア規制をうながす悪法
3章 軍事国家化をめざす悪法
4章 国民の責務を強調する悪法
2章 命と暮らしを破壊する悪法
3章 憲法改悪・立憲主義の危機をまねく悪法
社会保険庁のとんでもな不始末、年金制度の崩壊、
労働者を追いつめ、医療や福祉をどんどん切り捨て、
ワーキングプアーを増大させる。
「美しくない日本」に邁進する現状を
40の悪法で読み解く国民的課題図書です。
知らなかった法律が結構あり驚きの本です。
アメリカの思惑
お節介なアメリカ(ノーム・チョムスキー著)
<ちくま新書>定価900円+税
目次は次の通りです。
・9・11―忘れられた教訓
・アメリカ対イラク―「侵略」に替わる私案
・イラク戦争への反論
・イラク戦争が始まって
・イラクは実験台だ
・終着点の見えないパレスチナ問題
・9・11と「テロの時代」
・アメリカと国連
・北東アジアという脅威―支配者のジレンマ
・フセイン裁判を前にして〔ほか〕
9・11以降、史上最強の帝国アメリカは、
真の平和や民主主義の確立といった美名のもと、
世界各国への介入の姿勢を強めています。
本書は、そうした行動の背後に隠されたアメリカの思惑を、
歴史的事実の詳細な分析をもって浮き彫りにし、
鋭利かつ説得的な批判を突きつける試みです。
この危機の時代に、筋金入りの思想家が、
ほぼ例外なく不掲載の憂き目にあいながらも
気迫でつづり続けた時評集です。
世界と日本がこれからどこへ向かうのか
考えるうえでも欠かせぬ一冊です。
日本って?
常識として知っておきたい「世界の中の日本」(三浦朱門著)
<海竜社>定価1,500円+税
目次は次の通りです。
・アジア諸国の中でまれな歴史と個性を持つ日本
・ユーラシア大陸の勢力抗争と国々の興亡
・近代国家はアメリカ合衆国とフランスにはじまる
・ヨーロッパの先進性とアフリカの退行性
・世界に同じ国など一つもない
・「国民」を規定する条件とは何か
・近代まで日本には「国家」という概念はなかった
・科学・文化・産業が開花した十七世紀、ヨーロッパと日本
・日本の近代化を推し進めた庶民層の力
・近代国家としての日本のスタート
・「内向き国家」と「外向き国家」の変容
・「世界の中の日本」に住む私たちが今、自覚すべきこと
国のない人間はいません。
世界中に一つとして同じ国はありません。
日本の独自性とは?
「日本人の根っこ」とは?
改めて自国を考えるきっかけにして下さい。
職場で、近所で、家庭で、困ったあの人への対処法
カンベンして欲しい人たち(町沢静夫著)
<イースト・プレス>定価1,300円+税
目次は次の通りです。
第1章 こんな上司はカンベンして欲しい
第2章 こんな同僚はカンベンして欲しい
第3章 こんな人たちはカンベンして欲しい
第4章 こんな隣人はカンベンして欲しい
第5章 カンベンして欲しい人たちを精神分析する
第6章 精神医学から見た「カンベンして欲しい人たち」
自分がつねに正しいと思っている上司、
言い訳ばかりで主体性のない部下、
タダ酒しか飲まないケチな同僚、
カラに閉じこもってしまう新入社員、
ルールを守らない大人や老人たち。
ワンマン、ブチギレ、自己チュー。
精神科医があなたのまわりのカンベンして欲しい人たちを診断。
あの人の深層心理と、付き合い方のコツを教えます。
この本にはよく出会う困った人が満載です。
お困りな人はご参考にされてはいかがでしょうか?
戦争・資源・人口・・・世界の動きが見えてくる!
もっと早く受けてみたかった国際政治の授業(蟹瀬誠一著)
<PHP研究所>定価1,400円+税
目次は次の通りです。
1時限目 国際政治を動かすのは何か?
2時限目 世界の国々を知る
3時限目 戦争はなぜ起きるのか?
4時限目 内戦はなぜ起きるのか?
5時限目 資源をめぐる争い
6時限目 貿易自由化の流れ
7時限目 人口が変える世界情勢
テレビや新聞で日々報道される世界の動き、
その情報の意味がわかっていますか?
初心者でもわかる!7つの講義です。
国際政治を読むための目が「紙上講義」で身につく本です。
情報戦略の裏側
国家情報戦略(佐藤優・高永喆著)
<講談社α新書>定価800円+税
目次は次の通りです。
第1章 フジテレビ秘密情報漏洩事件
第2章 韓国と日本のインテリジェンス
第3章 友好国とのインテリジェンス協力
第4章 日本人の情報DNA―陸軍中野学校の驚異
第5章 北朝鮮はどうなる
終章 核の帝国主義
核、北朝鮮、日本の2010年は?
日韓インテリジェンスの第一人者が激突!
北朝鮮の工作は陸軍中野学校の模倣だった!?
日本人の情報DNAを呼び覚ます超問題作です。
情報戦略の裏側はとっても興味深いですよ。
「21世紀の真珠湾攻撃」とブッシュ政権
9・11事件は謀略か(デヴィット・レイ・グリフィン著)
<緑風出版>定価2,800円+税
目次は次の通りです。
第1部 9月11日の出来事
・第一一便と第一七五便―どうやってハイジャック犯たちは使命を達成できたのか?
・第七七便―ペンタゴンに激突したのは本当に旅客機だったのか?
・第九三便―この旅客機は実は撃墜されたのか?
・大統領の行動―なぜ彼はあのように振る舞ったのか?
第2部 より大きな文脈
・米国政府高官は9月11日についての事前情報を持っていたのか?
・米国政府高官は九月十一日の前に調査を妨害したのか?
・米国政府高官には九月十一日を黙認する理由があったのか?
・米国政府は九月十一日の後に逮捕と調査を妨害したのか?
第3部 結論
・米国政府高官共犯説は9・11事件を最もうまく説明できるのか?
・徹底調査の必要性
9・11事件は、アルカイダの犯行とされていますが、
事件直後からブッシュ政権が絡んだ数々の疑惑が取りざたされ、
政府の公式説明はあまりに矛盾に満ちています。
第11便と第175便はスクランブルもうけず、
どうやって世界貿易センタービルに突入できたのか?
ツインタワーは航空機の衝突・炎上では崩壊しない、
爆破解体されたのではないか?
ペンタゴンに激突したのは本当に旅客機だったのか?
なぜオサマ・ビン・ラディンとアルカイダの捜索は手ぬるかったのか?
なぜ米国政府高官はFBI捜査員の警告を無視し、
捜査を妨害したのか?
9・11事件をめぐるさまざまな疑惑を一つ一つ検討し、
ブッシュ政権の共犯性を示す証拠40項目を列挙し、
真相解明のための徹底調査を求める全米騒然の書です。
えー本当?という感じがする内容ですが、
丁寧な調査は真実味を感じます。
ケータイが変える若者マーケティング
誰も知らなかったケータイ世代(市川茂浩著)
<東洋経済新聞社>定価1,500円+税
目次は次の通りです。
第1章 ケータイ中毒の若者たち
・注目すべき「ケータイ世代」
・携帯電話と他メディア ほか
第2章 若者を攻略する「ケータイユーザー5原則」とは?
・若者は、ケータイでいつでもつながっていたい!
・若者は、ケータイで何人もの役割を演じたい! ほか
第1章 進化する携帯電話とケータイビジネス最新事情
・「ケータイ」とは何なのか?
・ケータイ2.0 ほか
第2章 ケータイとともに進化する若者たち
・ケータイへの接触時間を増やすものが流行る
・ケータイ上の別人格を演じられるものが流行る ほか
TV、新聞、雑誌よりもケータイ、という若者たちの驚くべき実態。
30代以上のPC世代が知らなかったケータイ世代の行動や
志向性を豊富なリサーチデータをもとに解明します。
若者を理解するためのヒントが詰まった本です。
人類の活動が気候を崩壊させている
テロより怖い温暖化(船瀬俊介著)
<リヨン社>定価1,500円+税
目次は次の通りです。
01 気候は崩壊に向かい始めた
―政府よ、企業よ、時間はもうない!
02 極地の氷が解け都市は水没
―二~三度プラスで海面は五メートルも上昇!
03 水・食糧危機が人類を襲う
―河川は枯れ砂漠化が猛威をふるう飢餓地獄
04 森は消え“砂の惑星”へ
―熱波、干ばつ、砂漠化はすでに襲来している
05 世界規模で異常気象が続発
―海水温上昇、偏西風大蛇行…地球は狂い始めた
06 凶暴気候が都市を襲う
―ハリケーン、暴風、大洪水がより激烈化
07 生態系に大異変が続出
―迫り来る生物絶滅と熱帯感染症の脅威
08 温暖化は今なら阻止できる
―世界GDPの一%を対策費にあてよ
09 破局から救う10大政策
―地球と日本経済を甦らせる緊急提言
恐怖の「気温50℃時代」を生き残れるのか!
?異常気象の現状を多角的にリポートし
地球を死から救う方策を検証します。
温暖化の現象はもう危機的状況です。
地球規模で対応を考える必要性を感じる本です。
株式会社を考える
株式会社はどこへ行くのか(上村達男・金児昭著)
<日本経済新聞出版社>定価1,600円+税
目次は次の通りです。
序章 暴走する株式会社を食い止めよ
第1章 誰のために会社はあるのか
第2章 便利で危険な株式会社とは何か
第3章 公正な証券市場に求められる規律
第4章 人間中心の企業社会の構築へ
終章 会社法改革は終わらない
「便利で危険は株式会社」の本質を
その起源から歴史的に説き明かし、
証券市場をフル活用する新時代の企業のあるべき姿を示します。
村上ファンド、ライブドア、スティール・パートナーズなど、
相次ぐ大事件・裁判の真相を究明し、その是非を問います。
不公正社会が生んだ格差問題の根源を解明し、
公開株式会社法と資本市場法の導入による
「人間中心の日本型企業社会」への
パラダイム転換を提唱した本です。
ちょっと硬い感はありますが、
株式会社を考え直すにはいいきっかけをくれる本です。