社会・政治: 2008年2月アーカイブ

自由と国家と資本主義

世界と日本のまちがい(松岡正剛著)
<春秋社>定価1,800円+税

目次は次の通りです。

第1講 ネーション・ステートの謎
第2講 エリザベス女王とリヴァイアサン
第3講 将軍の国と華夷秩序

第4講 列強の誕生とアジアの危機
第5講 開国の背景に何があったのか
第6講 明治日本の戦争と文化

第7講 社会も国家も進化しつづける?
第8講 カフカとフロイトの部屋
第9講 二つの世界戦争のあいだ

第10講 資本と大衆の時代
第11講 日本の苗代をとりもどしたい

禁断の世界史講義、開幕。
世の初めから隠されていた秘密が明らかになります。

シリーズ「世界と日本の見方」第2弾です。

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昭和天皇のの知られざる内面

畏るべき昭和天皇(松本健一著)
<毎日新聞社>定価1,600円+税

目次は次の通りです。

記憶の王
“御聖断”とは、何か
もう一つの“御聖断”
大東亜戦争と国際法

「カゴの鳥」からの脱却
天皇の「私の心」
立憲君主の激怒
「統帥権干犯」問題

天皇の戦争責任その一 近衛との確執
天皇の戦争責任その二 常なる心(コモンセンス)
天皇の戦争責任その三 陸軍を迎える最後のチャンス
「天皇の国家」という意識

天皇制下の民主主義その一 敗戦前後
天皇制下の民主主義その二 外の文明を受け入れつつ
天皇制下の民主主義その三 マッカーサーを押し返す
権力の彼方へ

自らを語らず、記録を世に伝えることもなく
激動のときを生きた、昭和天皇。

その知られざる内面を照射する画期的論考です。


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2020年までの発展戦略のシナリオ

経済大国中国の課題(胡鞍鋼著)
<岩波書店>定価2,400円+税

目次は次の通りです。

総論 中国台頭の意味
第1章 緑色発展と緑色台頭
第2章 発展の動力としての都市化

第3章 人間開発とソーシャル・ガバナンス
第4章 共産党の施政能力とクリーン政治体制

第5章 中国の台頭が世界に及ぼすインパクト
第6章 中国近代化の道―回顧と展望

中国の急速な近代化は中国国内に
どのような正負の影響をもたらし、
経済大国化しつつある中国の台頭は
世界にどのようなインパクトを与えるのか。

環境・都市化・社会問題・官僚腐敗など、
客観データに基づく現状の正確な情報と、
2020年までの発展戦略のシナリオを
簡潔明快に提示する本です。

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海を渡ったご先祖様たち


そこに日本人がいた!(熊田忠雄著)
<新潮社>定価1,500円+税

目次は次の通りです。

南アフリカ/ケープタウン/ニューカレドニア
チオ/エジプト/スエズ運河/イタリア/パレルモ
メキシコ/アカプルコ/ロシア/ウラジオストック
ポルトガル/リスボン/マダガスカル/ディエゴ・スアレス
ラオス/ヴィエンチャン/トルコ/イスタンプール/チリ
バルパライソ/ミャンマー/ヤンゴン/イギリス/ロンドン
フランス/パリ(その一)/カーボヴェルデ/ポルトグランデ
スイス/ローザンヌ/ニュージーランド/インバカーギル
アメリカ/ポイントバロー(アラスカ)/サウジアラビア
メッカ/パナマ/パナマ運河/フランス/パリ(その二)
セーシェル/ビクトリア


明治31年、南アフリカ・ケープタウンの桟橋で
日章旗を振っている日本人がいました。

アフリカの小島から南米の果てまで―幕末・明治期に海を渡り、
日本人の誇りを忘れずに生きたご先祖様たち。
世界各国、面白歴史秘話22編です。


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スティーヴン・キングが携帯電話時代を斬る

セル(上)(下)(スティーヴン・キング著)
<新潮文庫>定価各705円+税

(上巻)
穏やかな陽射しが落ちる秋の一日、ボストン午後3時3分。
世界は地獄へと姿を変えました。
“パルス”。
そのとき携帯電話を使用していたすべての人々が、
一瞬にして怪物へと変貌したのです。
残虐極まる行為もいとわず、犠牲を求め続ける凶悪な存在に。
目前で突然繰り広げられる惨劇、
街中に溢れる恐怖。
クレイは茫然としていました。
いったい何が?
別居中の妻と息子は?
巨匠の会心作です。

(下巻)
口ひげの小男トム、十五歳の少女アリスが仲間に加わりました。
クレイは彼らとともに最愛の息子の無事を祈りながら
「我が家」のあるメイン州を目指します。
だがその一方で携帯狂人は群れを形成するようになり、
振る舞いも進化していきます。
そして、リーダーらしき人物の登場…。
絶望的なまでに人無き荒野をゆく三人の旅のゆくえと、
彼らを襲う悲劇とは。
人類の未来をも問う、心揺さぶる結末はいかに?


携帯電話時代への警鐘でしょうか?
息つく間もない作品です。

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紛争・テロリズムから危険地帯まで、世界の危機を読み解く

面白いほどよくわかる世界の紛争地図(世界情勢を読む会編著)
<日本文芸社>定価1,300円+税

目次は次の通りです。

第1章 現代紛争の正体
第2章 民族が憎しみ合う紛争
第3章 宗教に根ざした紛争

第4章 領土・利権が絡む紛争
第5章 内戦状態の国・地域

第6章/テロリスト・ゲリラの温床
第7章 危険や犯罪が増加しつつある地域

イラク戦争、北朝鮮やイランの核開発疑惑、ダルフール紛争…。
なぜ紛争は起こるのか、世界各地の最新情報を元に、
その原因から現状に至るまでをまとめた本です。

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図書館の最前線

最新の技術と図書館サービス(大串夏身編著)
<青弓社>定価2,000円+税

目次は次の通りです。

第1章 図書館と情報技術
第2章 ICタグと図書館
第3章 図書館の情報発信

第4章 情報探索と図書館サービス
第5章 映像ネットワークと図書館
第6章 資料のデジタル化と図書館

ITやICTの発展とその活用は図書館サービスを変えつつあります。

ITやICTを積極的に活用した利用者サービスの実践例として
ICタグ、レファレンス、情報発信、映像ネットワーク、
資料のデジタル化などの実態を解説し、
その利便性と発展性を明らかにする本です。

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「仕事」の日本史200年

仕事と日本人(武田晴人著)
<ちくま新書>定価860円+税

目次は次の通りです。

第1章 豊かな国の今、問われる選択
第2章 「労働」という言葉

第3章 「仕事」の世界、「はたらき」の世界
第4章 「労働」観念の成立

第5章 時間の規律
第6章 残業の意味

第7章 賃金と仕事の評価
第8章 近代的な労働観の超克

資本主義であれ社会主義であれ、
近代以降のあらゆる国家は「労働」を賛美してきました。

こうした仕事観が常識となったのは、
それほど昔のことではありません。

私たちの御先祖様は、金回りがよくなると、
仕事を勝手に休んでいたのです。

彼らは「労働の主人」たりえたのです。
それに比べて、現代の労働のなんと窮屈なことか。
仕事の姿は、「会社」の誕生によって大きく変わったのです。

江戸時代から現代までの仕事のあり方をたどり、
近代的な労働観を超える道を探る「仕事」の日本史200年です。


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アーカイブブック「日本の100年」の続編

世界が見た懐かしい日本の風景(日経ナショナル・ジオグラフィック社)
<日経BP出版センター>定価1,800円+税

アーカイブブック「日本の100年」の続編です。
前書に掲載されなかった本誌のアーカイブ写真を中心に構成されています。

見ているだけで何となく落ち着くことができる本です。


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想像してごらん、戦争のない世界を

イマジン9(星川淳・川崎哲著)
<合同出版>定価952円+税

目次は次の通りです。

想像してごらん、戦争のない9つの世界を。
解説 9条をつかって、戦争のない世界をつくる。
世界は、9条をえらび始めた。(世界の人びとの声)

あなたにできること
考えてみよう、日本の憲法9条のこれから。
この本が生まれるまで/日本国憲法9条の各国語訳

戦争のない世界なんて、夢ものがたりでしょうか。
戦争は、人がつくり出すものです。
だから人は、戦争のない世界をつくり出すこともできるのです。
世界中の国が憲法9条をもったらどんな世界になるか、
そのことを想像する本です。

暖かいイラストが暖かい文章と相まって心暖かになれる本です。

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2008年のビジネスシーン

2008年日本はこうなる(三菱UFJリサーチ&コンサルティング編)
<東洋経済新報社>定価1,600円+税

目次は次の通りです。

第1部 ポスト・デフレ下の日本経済の行方
(所得を増やせるか―日本経済の差し迫った課題/仕上げの段階に入った成熟型社会への移行/景気拡大と物価安定の好循環が続く海外経済/世界需要の増加がもたらす株高・商品市況高)

第2部 2008年を理解するためのキーワード
(少子高齢化はこうなる/地球環境はこうなる/雇用はこうなる/産業界はこうなる/企業経営はこうなる/私達の暮らしはこうなる/地方はこうなる/海外情勢はこうなる/日本の未来はこうなる)

仕事ができる人は経済社会の動きを先読みします。
2008年のビジネスシーンに対応した本です。

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マスコラボレーションによる開発・生産の世紀へ

ウィキノミクス(ドン・ダプスコット、アンソニー・D・ウイリアムズ著)
<日経BP社>定価2,400円+税

目次は次の通りです。

第1章 ウィキノミクス?ピアプロダクションの神髄
 第2章 嵐のなかの嵐?技術、世界経済、台頭する新世代が一体となり、         「価値創造プロセス」を革新する

 第3章 ピア開拓者?ソフトウェアは最初の一歩にすぎない
 第4章 アイデアゴラ?備えある人材の市場

 第5章 プロシューマー?どうぞ自社製品をハッキングしてください!
 第6章 新アレクサンドリア人?科学の共有と共有の科学

 第7章 参加のプラットフォーム?ステージは世界、主役は自分
 第8章 世界工場?地球規模のエコシステムで物を設計し、製造する

 第9章 ウィキワークプレイス?人々の力を解放する
 第10章 コラボレーションの精神?独創的な考え方の威力
 第11章 ウィキノミクス攻略法を作ろう?この本を編集し続けましょう!

不特定多数に開かれたもの造りが始まりました。
ウィキノミクスの行動原理は四つ
―オープン性、ピアリング、共有、グローバルな行動。

活発な“事業エコシステム”として数十万(あるいは何百万)
ものパートナーが協力するという、
今まで夢でしかなかった生産の形態が登場しつつあります。

先行するP&G、ボーイング、BMW、レゴ、メルク、
IBMはすでにその大きな配当を享受しているのです。

この本でその実態をご覧ください。


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ユダヤ人問題の本質

ユダヤ人とイギリス帝国(度会好一著)
<岩波書店>定価3,100円+税

目次は次の通りです。

プロローグ ピューリタンの千年王国論とユダヤ人像の転換
第1章 ユダヤ人はパレスチナに復帰する―復帰論の系譜

第2章 一九世紀パレスチナのユダヤ人とイギリス帝国
第3章 シオニストとイギリス帝国の共犯―シオニズムとイギリス帝国(一)

第4章 バルフォア宣言とその前夜―シオニズムとイギリス帝国(二)
エピローグ 征服されたパレスチナ―ユダヤ人多数派国家の出現

パレスチナ問題に噴出する、歴史の隠れたダイナミックスを描きます。

人の野心と心の囚われとに担われた、壮大な悲喜劇。
ヨーロッパの歴史に深く刺さったトゲ、
ユダヤ人問題の本質を、帝国主義とシオニズムがせめぎ合う
政治史・精神史に探った本です。

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その成否は「トップ」で決まる

国家の経営 企業の経営(渡部昇一・船井幸雄著)
<祥伝社>定価1,600円+税

目次は次の通りです。

1) 国も企業もトップで決まる
2) 創業者の気概、後継者の苦難
3) 日本流の復権
4)
5) 近代資本主義の終焉と将来の世界
エピローグ)イメージしたものは実現する

歴史から知恵をくみ取り、
それを現代にあてはめて次代の日本の進むべき道を探る
という作業を一貫して続けてきた渡部先生と、
日本におけるコンサルティングの草分けで、
企業経営の神様といわれる船井先生との初対談。

たがいに相手の発言に触発されながら、
より高い次元での、国家論、企業論、
リーダー論、日本論、資本主義論を展開した本です。

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