社会・政治: 2008年5月アーカイブ
現代の世界が直面する問題を解くカギ「宗教」
2008宗教と現代がわかる本(渡邊直樹著)
<平凡社>定価1,600円+税
目次は次の通りです。
特集 宗教と医療のあいだ 柳田邦男×島薗進―宗教と医療はどのように手を結べばよいのか
現代人の心の闇と宗教
医療と宗教にできること
対談 末木文美士×柳美里―「自分ひとりの宗教」をもとめて
テーマ
インタビュー
レポート
2007年データ集
現代の世界が直面する問題を解くカギ「宗教」について
徹底的に解説してくれる本です。
日本人が苦手な宗教と社会の結びつきについて
とってもわかりやすく書かれている本です。
知っているようで知らない
これが本当の中国33のツボ(石平著)
<海竜社>定価1,500円+税
目次は次の通りです。
1章 中国の特徴を知るための6つのツボ
2章 中国の政治を知るための6つのツボ
3章 中国の経済を知るための6つのツボ
4章 中国の社会問題を知るための5つのツボ
5章 中国の歴史を知るための5つのツボ
6章 日中関係を知るための5つのツボ
中国の全体像とその政治・経済・社会・歴史の各面に関する
33の重要ポイントを選び出して、
それを分かりやすく解説した本です。
中国の真実が、明らかになる本です。
最良のブックガイド
社会学の名著30(竹内洋著)
<ちくま新書>定価740円+税
目次は次の通りです。
1 社会学は面白い…?
2 近代への道筋
3 大衆社会・消費社会・メディア社会
4 イデオロギー・文化・社会意識
5 行為と意味
6 現代社会との格闘
7 学問の社会学
「社会」をどうみるか?
われわれもその一員でありながら、
社会をとらえるのは実はとても難しいものです。
社会学は、一見わかりやすそうで意外に手ごわいのです。
ただし、良質な入門書、面白い解説書に導かれれば、
見慣れたものの意味がめくるめく変容し、
知的興奮を覚えるようになるはずです。
著者自身が面白く読んだ書30冊を厳選し、
社会学の虜になることうけあいの、最良のブックガイドです。
戦争はどう利用されるのか
アメリカの世界戦略(菅英輝著)
<中公新書>定価780円+税
目次は次の通りです。
第1部 世界戦略のなかのアジア
(朝鮮戦争からヴェトナム戦争へ/冷戦後のアジア戦略/ブッシュ(ジュニア)政権の対テロ戦争)
第2部 対ヨーロッパ関係―協調と対立と
(冷戦期の米欧関係/冷戦の終焉とEUの挑戦/クリントンの戦争とアメリカ外交の軍事化)
第3部 9・11と対イラク戦争
(「新世界秩序」建設の夢/世界一極支配のシナリオ/対イラク攻撃計画の作成/イラク戦争の開始とEU中核諸国の反応)
第4部 帝国化するアメリカ
(9・11とアメリカの帝国化/アメリカ外交の伝統と戦争)
2003年3月、ブッシュ政権は対イラク戦争に踏み切りました。
世界の平和と安全を説く国がなぜ先制攻撃を仕掛けるのか。
そこには、冷戦終結後、EUと中国の挑戦を受けるなか、
圧倒的な経済力と軍事力をもとに世界一極支配を目指す
アメリカの戦略があります。
朝鮮戦争からヴェトナム戦争、そして「ブッシュの戦争」に至る
アメリカ式戦争の特徴と問題点を、
政策決定者たちの証言を交えて分析し、
「帝国」の今後を展望する本です。
グローバル経済と地域の優位性
最新・経済地理学(アナリー・サクセニアン著)
<日経BP社>定価2,400円+税
目次は次の通りです。
第1章 驚異的な成功
第2章 シリコンバレーのシステムに学ぶ
第3章 国際的コミュニティをつくりだす
第4章 台湾―海の向こうのシリコンバレー
第5章 台湾―パートナーとして親として
第6章 中国本土での製造
第7章 インドのIT集積地域
第8章 アルゴノーツの強み
インド、中国、台湾、イスラエルの台頭
世界経済のダイナミズムは、
大企業、政府、巨大資本ではなく
アントレプレナーシップから生まれます。
『現代の二都物語』の著者が説く
シリコンバレー・モデルの最新形です。
オリンピックどころじゃない中国の真実
選手も観客も命がけの「北京五輪」(別冊宝島1508)
<宝島社>定価619円+税
死人覚悟の大気汚染、
メディア関係者の拘束、
虫混入の水道、
倒壊危機の建築物等々
デンジャラスな北京五輪の舞台裏と、
崩壊しつつあるトンデモ大国・中国の
実態を徹底検証する本です。
四川省地震で学校が倒壊した理由も垣間見れる本です。
悪がき教授が世の裏側を探検する
ヤバい経済学(スティ-ヴン・D・レヴィット著)
<東洋経済新報社>定価2,000円+税
目次は次の通りです。
序章 あらゆるものの裏側
―この本のサワリ:道徳が私たちの望む世の中のあり方についての学問だとすると、経済学は実際の世の中のあり方についての学問だ。
第1章 学校の先生と相撲の力士、どこがおんなじ?
―インセンティブの美しさとその暗黒面であるインチキを追究する。
第2章 ク・クラックス・クランと不動産屋さん、どこがおんなじ?
―情報は最強の力である。とくに悪いことに使うときは。
第3章 ヤクの売人はどうしてママと住んでるの?
―通念なんてたいていは張り巡らした嘘と、私利私欲と、ご都合主義にすぎないことについて。
第4章 犯罪者はみんなどこへ消えた?
―犯罪のウソとマコトを仕分けする。
第5章 完璧な子育てとは?
―差し迫った疑問をさまざまな視点から追究する:親でそんなに違うもの?
第6章 完璧な子育て、その2 あるいは、ロシャンダは他の名前でもやっぱり甘い香り?
―親が子供にする最初の儀式、つまり赤ん坊に名前をつけることの大事さを測る。
終章 ハーヴァードへ続く道二つ
―データの信頼性が日々の偶然に出合う。
銃とプール、危ないのはどっち?
相撲の力士は八百長なんてしない?
学校の先生はインチキなんてしない?
ヤクの売人がママと住んでるのはなぜ?
出会い系サイトの自己紹介はウソ?
若手経済学者のホープが、日常生活から裏社会まで、
ユニークな分析で通念をひっくり返します。
アメリカに経済学ブームを巻き起こした
新しい経済学書です。
金融マーケットを先読みせよ
2008年世界と日本経済の潮目(原田武夫著)
<ブックマン社>定価1,429円+税
目次は次の通りです。
第1章 “世界の潮目”を見抜くための準備
第2章 “世界の潮目”を回顧する2006年9月~11月
第3章 封じ込められる日本とチャイナ・ショックによる「瓦落」2006年11月~2007年2月
第4章 「世界同時株安」第2幕2007年2月~9月
第5章 止まぬ危機、徐々に見え始めた新世界秩序2007年9月~12月
第6章 2008年の“世界の潮目”はこうなる!/用語解説
2007年2月末の「世界同時株安」を
見事に予告・的中させた元外交官である著者は
世界と日本の公開情報から何を読み解いているのか?
2007年に起きた“世界の潮目”を振り返り、
2008年の世界情勢を先読みします。
個人資産・企業資産を守るための「超現代経済史」です。
緊急近未来10の予測
2010年資本主義大爆裂!(ラビ・バトラ著)
<あ・うん>定価1,400円+税
目次は次の通りです。
プロローグ 緊急!近未来10の予測
第1章 醜い姿をさらす断末魔の資本主義
(「資本主義は爆発する」/瞑想とはなにか ほか)
第2章 社会循環の法則が未来を指し示す
(バトラ理論・3つの法則/30年ごとに訪れるアメリカの「危機」 ほか)
第3章 アメリカ経済はバブルとともに崩壊する
(『グリーンスパンの嘘』が格差を広げた/アメリカを襲う「二つのバブル崩壊」 ほか)
第4章 宇宙意識の中心に「魂」を接続する
(宇宙には「意識」が存在する/「すべての動きには同じだけの反作用が存在する」 ほか)
第5章 「崩壊」のあとに、理想国家「プラウト」が実現する
(「資本主義」の崩壊のあとにくるもの/見直される日本型ビジネス・モデル ほか)
エピローグ
サブプライム危機で世界大恐慌への
カウントダウンがはじまりました。
スピリチュアルな観点を織り込んだ
著者の経済予測はとってもおもしろいですよ!
地球でたったひとつの教科書
無人島ウィー(渡邉美樹著)
<日本経済新聞出版社>定価1,000円+税
いつか、世界でたったひとつの教科書を作りたい!
そんな、著者の積年の夢がこの絵本です。
新たな挑戦を続ける著者が贈る「地球にひとつの道徳絵本」。
子供を持つ父母、
ビジネスマン、
そして世界中のこどもたちの心に訴えかける本です。
7歳の娘にも読ませてみたところ「おもしろかった」との感想でした。
世代を超えて何か大事なことを感じることができる本です。
日本を覆う不安の正体
やばいぞ日本(産経新聞「やばいぞ日本取材班」)
<産経新聞社>定価1,600円+税
目次は次の通りです。
第1部 没落が始まった―プロローグ
第2部 忘れてしまったもの―教育編
第3部 見えない敵―外交編
第4部 資源ウオーズ―エネルギー編
第5部 心棒を欠いている―国防編
第6部 再生への処方箋―希望編
経済、教育、外交、資源、国防…
日本を覆う不安の正体、
そして再生への希望を説く本です。
ガソリン税、道路財源、高速道路の答え
道路問題を解く(山崎養世著)
<ダイヤモンド社>定価1,500円+税
目次は次の通りです。
序章 道路の何が問題なのか?
第1章 日本経済は生活習慣病
第2章 日本の道路を歪めたのは政治
第3章 道路公団民営化は破綻する
第4章 高速道路無料化こそ道路問題の答え
第5章 日本列島快走論―高速道路無料化で始まる新しい経済
終章 道路から日本をなおす
使われない道路を作り続けるのはなぜか?
財源があるのに、なぜ高速道路を無料にしないのか?
民営化しても、道路公団は破綻するのです。
矛盾だらけの日本の道路を正す本です。
道路問題の根幹を知ることのできる本です。
水をめぐる7つのはなし
みずものがたり(山本良一監修)
<ダイヤモンド社>定価1,900円+税
加速する温暖化によって、“水の惑星”の水に危機が迫っています。
地球の水は太古から、その総量は変わらず、
水循環によってすべての生きものの命が保たれているのです。
この水循環のパターンが、
温暖化、気候変動によって変わり始めたのです。
“水の惑星”の水はどうなるのか?
図解でとってもわかりやすい本です。