社会・政治: 2008年9月アーカイブ

フィンランドのソーシャル・イノベーション

フィンランドを世界一に導いた100の社会改革(イルッカ・タイバレ編著)
<公人の友社>定価2,800円+税

目次は次の通りです。


1 政治・行政
2 社会政策
3 保健ケア
4 教育・文化

5 戦争と平和のはざまで
6 市民社会
7 ソーシャルテクノロジー
8 日常生活の喜び

一院制議会制度、連立政権、保育制度、父親休暇、
たばこ法、リナックス、食器乾燥棚、サンタクロースなど
100以上のフィンランドのソーシャルイノベーションを紹介します。


日本でも参考になるような具体例が目白押しです!


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次の大統領は誰か

アメリカ狂乱(日高義樹著)
<徳間書店>定価1,400円+税

目次は次の通りです。


序章 ヒラリーはなぜ「死ななかった」のか
第1章 本当に決めるのはマネーだ
第2章 黒人大統領が誕生するのか

第3章 2008年選挙の主役はマスコミだ
第4章 マケイン上院議員しかないのか
第5章 アメリカ政府がなくなる
最終章 世界は混乱にむかう

史上まれにみる混乱と謀略。
今アメリカで何が起きているのか?

「日本人が知らないアメリカ」が迎える衝撃の決着と大変化を予測します。


テレビ東京で放送の「日高義樹のワシントン・リポート」
で有名な著者が豊富な情報をもとに、アメリカ政治の現状を斬ります。

日本では報道されていない、アメリカの現状は驚愕の内容です!

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連鎖倒産時代の「実践・資産透視学」


マネーの未来、あるいは恐慌という錬金術(松尾民輔著)
<講談社>定価1,600円+税

目次は次の通りです。


第1章 動き出した「悪夢のシナリオ」
(神の怒りに触れた人々/バブルの顔はどれもよく似ている ほか)

第2章 USBとベアー・スターンズの転落
(「証券化」という錬金術/UBSオスペル会長の末路 ほか)

第3章 宴の最中に始まった「中国パッシング」
(中国の急減速/アメリカに依存しすぎた中国経済 ほか)

第4章 絶望のドバイ
(原油価格はドル相場と逆相関に動く/利下げ、ドル安、原油高のドミノ倒し ほか)

第5章 恐慌の錬金術―二〇二五年までは金と金鉱株の独歩高
(ドル神話の終わり、金神話の始まり/幻想の中の通貨 ほか)

静かに進行中の2008年型恐慌は、リッチになるための最後のチャンス!
この瞬間を15年間待っていた。

日本人にとって金融恐慌は60年に一度のビッグチャンス!
2億円の年収を捨て、2000億円の金を手にした男が
同時代人に贈る「人生を変える技術」です。

既に恐慌が始まっていると主張する著者の経済分析は一読に値します。

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ニュースの裏が見えてくる!

「核」の世界地図(浅井信雄監修)
<青春出版社>定価1,080円+税

目次は次の通りです。


序章 核の世界地図
(世界の核保有国/世界の核実験地 ほか)

第1章 核とは何か
(核の仕組み―原子力発電、核兵器のもととなる「原子」と「核分裂」/核開発の歴史(マンハッタン計画)―ナチスに対抗したアメリカの原爆製造計画 ほか)

第2章 核と日本
(広島(ヒロシマ)―ソ連の対日参戦を阻止するための原爆投下/長崎(ナガサキ)―小倉の次なる目標となった悲劇の町 ほか)

第3章 核と国際情勢
(アメリカ―ソ連という敵とともに歩んだ核開発への道/ロシア―好景気に後押しされた核を中心とする国家戦略 ほか)

第4章 核の世界史
(ビキニ原水爆実験―多くの島民を故郷から離れさせた核実験/キューバ危機―もっとも核戦争の勃発に近づいた瞬間 ほか)

核兵器は世界にどれだけあるのか?
日本の原子力発電はこの先どうなるのか?
直面する「核」の現実が一目でわかる本です。


政治的に大きな意義を持つ「核」問題の核心に触れる本です。
図解が豊富でとっても理解しやすいと思います。

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戦後歴代首相の足跡を語る

総理の辞め方(本田雅彦著)
<PHP新書>定価840円+税

目次は次の通りです。

第1章 終戦・占領下の時代
第2章 復興・成長の時代
第3章 派閥抗争の時代
第4章 改革標榜の時代
第5章 自民党凋落の時代
第6章 ポピュリズムの時代

稀に見る長期政権を担いながら、権力の座に未練を残して辞任した吉田茂。
「明鏡止水の心境だ」との名言を残し、美しく退陣した鳩山一郎。
自ら開催地を決定した九州・沖縄サミットに出席する直前に急逝した小渕恵三。
大願を成就させ、颯爽と去った小泉純一郎…。

気鋭の政治学者が、「散り際」を中心に戦後歴代首相の足跡を語る書です。

首相就任の経緯、生い立ちと履歴、そして辞任のドラマとその後の人生。

「首相はいかに辞めるべきか」
「首相の資質とは何か」を考える上で必読の力作です。

最後に掲載されている福田総理も辞任したばかりで、タイムリーな本です。

歴史上の総理の辞め方を時系列的に見ると
その時代の世の中の動きを感じさせられます。

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国の将来に対する深い想い

堂々たる政治(与謝野馨著)
<新潮新書>定価680円+税

目次は次の通りです。


第1章 三〇日間だけの官房長官
第2章 奇道の政治、小泉元首相の遺産
第3章 国家観なき市場原理主義の危険

第4章 落選三回、当選九回
第5章 政治家の王道
第6章 国家は割り勘である

第7章 霞が関埋蔵金伝説と「上げ潮」路線
終章 温かさと改革は両立する

この国の土台が揺らいでいる。
小泉政権の構造改革を継承し、突如瓦解した安倍政権、
停滞し、綻び始めた国家の運営、

いま、政治家に不可欠な判断の要諦とは何か、
言葉と行動の重さとはいかなるものか。

奇をてらわず、耳障りなことでも堂々と語る。

文人の家系に生まれ、会社員から政治家に転身、
度重なる落選やガンとの闘いまで、
生涯を省察しながら、国の将来に深い想いをこめた初めての著書です。

元官房長官の著者ですが不勉強なために以前はあまりよく存じあげませんでした。

この本を読んでその経歴とともに思想を知ることができ、
政治家として実直に取り組まれた方だと感じます。

その姿勢は先に行われた自民党の総裁選でも感じられました。

日本国民としてもっと政治に対する関心を持つことの大切さを感じさせてくれた本です。

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この国を変える

政権交代(岡田克也著)
<講談社>定価1,429円+税

目次は次の通りです。

第1章 政権交代で日本が変わる
第2章 この国を何とかしたい
第3章 なぜ自民党ではダメなのか
第4章 非自民政権の成立と崩壊に見たもの

第5章 新党の誕生と失敗の中で
第6章 民主党をエクセレント・パーティーに
第7章 日本に起きている地殻変動
第8章 民主党政権という“新しい政府”/終章 自由で公正な社会を実現する

政権交代とはどういうことなのか?
なぜ自民党ではダメなのか?
日本に起きている地殻変動とは?

民主党元代表・岡田克也氏が、
日本を根底から変える「政権交代」の決意を綴ります。


民主党の生い立ちや岡田氏の考えがよくわかる本です。

政治の世界が混沌とした今だからこそ読んでおきたい本です。

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内から外から迫りくる日本解体の危機

中国の日本解体シナリオ(西村幸祐編集)
<オークラ出版>定価1,200円+税

在日外国人。彼らには日本人以上の公的優遇措置が取られているのです。
大多数の日本人が知らない憤激の事実を赤裸々に明かす1冊です。


内容的にはちょっと偏った嫌いはありますが、
一般的には報道されない内容は参考になると思います。


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米大統領とハリウッド

ポリティカル・セックスアピール(井上篤夫著)
<新潮新書>定価680円+税

目次は次の通りです。


第1章 ハリウッドのダヴィデ王―一九九〇年代
第2章 黎明期、「ハンサムな巨人」の登場―一九二〇~五〇年代
第3章 ニューフロンティア―一九六〇年代

第4章 権力と反戦―一九七〇年代
第5章 三人の象徴的な人物像―一九八〇~九〇年代
第6章 セックスアピールは口ほどにものを言う―現在から未来へ

トム・クルーズを大スターに仕立て
ジョン・レノンに復活を遂げさせたハリウッドの大物は、
ビル・クリントンを大統領にした陰の立役者でもあったのです。

米大統領選の裏側で、もはや映画製作者たちは欠かせぬ存在です。
どの陣営も有能なスタッフを抱え込みイメージ戦略を練っています。

ちょうど映画スターを売り出すように。

ルーズベルトからオバマまで、
ハリウッドとワシントンがいかに結びついてきたかを検証します。


ハリウッドとホワイトハウスの密着ぶりがよくわかる本です。
今行われているアメリカ大統領選でも
ハリウッドスタッフが活躍しているようです!

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一目でわかる図解入り

政治のことよくわからないまま社会人になってしまった人へ(池上彰著)
<海竜社>定価1,500円+税

目次は次の通りです。


第1章 「政治」とは何か?
(「政治」とは何か?/「民主主義」とは何か?/朝鮮民主主義人民共和国は「民主主義国家」なのか?/日本の政治のしくみ)

第2章 「選挙」とは何か?
(選挙は社会において、どんな役割があるのか?/「普通選挙」はいつ、どのように始まったのか?/選挙制度はどのようになっているのか?/「一票の重み」はすべて同じなのか?/政治家が選挙を嫌がるのは。なぜか?/投票日に予定が入ってしまったら、どうするか?)

第3章 「国会」とは何か?
(衆議院と参議院はどう違うのか?/いろいろある「国会」。それぞれどう違うのか?/法律はどのように作られるのか?/「族議員」とは何か?/国会議員の仕事とは、どんなものなのか?/国会議員の給料は?議員宿舎は本当に必要?/議員の後援会や、政治資金パーティーは何のためにあるのか?/なぜ二世議員ばかりが増えるのか?政治家に必要なものは?/派閥とは何だろう?/「党首討論」「証人喚問」とは何か?)

第4章 「内閣」とは何か?
(総理大臣は、毎日どんな仕事をしているのか?/総理大臣はどうやって選ばれるのか?/総理大臣と大統領はどう違うのか?/内閣とは何か?政府とは何を指すのか?/「官僚制」とは、どんなものか?/幹事長とはどんな人か?副大臣、政務官とは?/内閣官房とは何か?内閣官房長官の役割は?/五五年体制とは何か?連立政権とは、どういうものか?)

第5章 「憲法」「裁判所」「地方自治」とは何か?
(「憲法」とは何か?/日本国憲法、その内容は?憲法で何が問題なのか?/裁判所とは何か?/裁判官に必要なものは?裁判員制度とは何か?/地方自治とはどういうものか?地方公共団体のしくみ/地方自治の問題は?)

「民主主義とは?」
「内閣とは?」
「衆議院と参議院の違いは?」
「国会議員の仕事は?給料は?」
「各省庁の役割は?」

世界でいちばんやさしい「政治」の本です。

池上氏の本は本当にわかりやすい本が多いのですが、
今回の本も図解豊富な上にタイムリーな題材も豊富で、
政治知識が一気に向上しますよ!

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資源外交の行方

勃発!エネルギー資源争奪戦(ダイヤモンド社編)
<ダイヤモンド社>定価1,600円+税

目次は次の通りです。


第1章 エネルギー資源争奪の現場は「戦争前夜」
(原油価格の高止まりはこれからも続く!/新規の油田開発は高コストで進まない ほか)

第2章 環境問題を巡る地球規模の駆け引きがはじまった
(前途多難な「ポスト京都議定書」の行方/地球温暖化が生活に及ぼす影響は深刻 ほか)

第3章 地球温暖化を追い風に進む「原子力ルネサンス」
(環境負荷の少ない原子力発電に期待集中/欧州での原子力再評価高まる ほか)

第4章 日本のエネルギー安全保障の理想と現実
(半国営企業ガスプロムの基本戦略とは/ロシアとの交渉では何が必要か ほか)

経済発展著しい新興国の需要増でエネルギー資源の需給に対する不安と
投機マネーによる原油価格高騰。

限りある資源、膨らむ消費。

どうする、どうなる資源小国ニッポン!
資源ナショナリズムに突き進む各国の最新事情に迫る書です。


現代世界の潮流を読むには参考になる本です。


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反哲学的読書論

昭和とは何であったか(子安宣邦著)
<藤原書店>定価3,200円+税

目次は次の通りです。


反哲学的読書論―三木清「読書論」
1 小説は歴史をどう語るか―フィクションが反覆する“真実”
(黙って兵隊であるものの文学―火野葦平『小説 陸軍』/近代に反覆される親鸞―石和鷹『地獄は一定すみかぞかし 小説暁烏敏』 ほか)

2 アジア主義とは何であったか―昭和日本の中国体験
(「支那事変」とは何であったか―『文藝春秋』昭和十三年新年号/中国主義者橘と国家改造論―橘樸「国体論序説」 ほか)

3 ナショナリズムとは何か―死の哲学
(国民的物語「松阪の一夜」の成立―文部省『小学国語読本』巻一一/「種」の論理・国家のオントロジー―田辺元『種の論理の弁証法』 ほか)

4 沖縄問題とは何か―日米関係の戦前と戦後
(太平洋よ心地よく眠れ―大阪毎日懸賞論文『五十年後の太平洋』/人が其処に住むこと―松島泰勝『琉球の「自治」』 ほか)/小田は其処にいつづけた―小田実を読む

小説は歴史をどう語るか。
昭和日本の中国体験とは何であったか。
死の哲学とは何か。
沖縄問題とは何か。

これまで“死角”となってきた核心的な問い。

時代の刻印を受けた書物を通じて
「昭和日本」という時空に迫る書です。


最近昭和関係の本をよく目にしますが、
丁寧な調査に基づいた本だと思います。


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日米開戦は日本に責任があるのか

誇れる国(中條高徳著)
<WAC>定価933円+税

目次は次の通りです。


第1章 正しく生きる
(他人があって初めて生きるルールを学ぶ/国を基礎として「自己」を確立することが大切だ ほか)

第2章 自分の国に誇りを持とう
(日本人はなぜ、「日の丸」を上げないのか/このままでは「根無し草民族」になる ほか)

第3章 「公」に奉仕するこころを養う
(公に尽くす教育の基本は「しつけ」にある/「教育勅語」が目指したものとは何か ほか)

第4章 志、高く生きる
(「国益を守る」どういうことか/「万国公法」は弱を奪う一道具だった ほか)

第5章 日本人よ、「歴史」と「公」を取り戻せ
(「野蛮人の国」から出発した日本/命をかけて日本の将来のために主張を続けた男 ほか)


ABCD包囲網から「ハル・ノート」まで、
アメリカ側に「日本に無理難題をふっかけ、
イヤといわせて、戦争せざるをえなくする。

しかる後、日本を徹底的に叩きのめす」
という開戦の意図があったと勘繰らざるをえないのです。

日本としては、戦うしか選択の余地のない窮地に追い込まれました。

駐米日本大使を通しての必死の呼びかけに、
アメリカは応えようとする気配さえなかったのです。

はたして日米開戦は日本に責任があるのか。
日本人よ、「歴史の真実」を取り戻せ!
「公」に尽くす人間を育てよ。


内容的にはちょっと偏った傾向を感じますが
国を思う著者の気持ちが伝わる本です。

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すぐに使える経済指標

22歳からの日本経済入門(みずほ総合研究所編)
<毎日新聞社>定価952円+税

目次は次の通りです。


第1章 金融マーケットが分かる
(株価指数―株式市場の心理が景気を左右する/市中金利―景気、リスクを反映する「お金の値段」 ほか)

第2章 グローバル経済を読む
(米国の住宅価格指数(CSI)―統計先進国・米国では指標を先物で売買/欧州・貿易統計―ユーロの価値支える分業型経済発展 ほか)

第3章 日本経済が分かる
(生産能力指数・稼働率指数―ようやく上昇に転じたが、IT・外需頼み/政府債務残高―借金の裏に資産、国が破産しないワケ ほか)

第4章 個人の生活の今後が分かる
(消費者物価指数―実感と逆、上がらない物価のカラクリ/有効求人倍率―地域の雇用回復阻む「公共投資依存症」 ほか)

混迷経済の先を読む!
新社会人・就職活動必携です。


丁寧に書かれていて日本経済入門書としてはお勧めです!

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日本がとるべき道

台湾問題は日本問題(岡島久彦著)
<海竜社>定価1,800円+税

目次は次の通りです。

第1章日中国交正常化とは
第2章ニュー・フロンティアー、台湾の発見
第3章台湾三策
第4章台湾海峡危機

第5章危機以後
第6章クリントン訪中三つのNo
第7章アジア情勢の長期展望
第8章台湾の戦略的意義

第9章小論文集
第10章福田政権成立から、馬総統選出まで


日本の安全と平和の鍵を握るのは、イラクでも北朝鮮でも中国でもなく台湾である-。
16年間にわたって台湾を注視し、論評しつづけた著者が語る21世紀の戦略です。

精緻な情勢判断と分析で、浮かび上がった日本がとるべき道を説きます。


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人口減少社会のパラダイムシフト

日本人はどこまで減るか(古田隆彦著)
<幻冬舎新書>定価760円+税

目次は次の通りです。


人口減少を読み違えるな!
第1部 人口減少がはじまった
(日本人はなぜ減るか/動物はなぜ増えすぎないか/人間は文化で人口を抑える)

第2部 人口は波を描く
(人口容量から人口波動へ/人類の五つの波/日本人の五つの壁)

第3部 人口が反転する
(回復の可能性を探る/人口反転の条件/濃縮社会をめざす/新たな波動に向かって)/パラダイムを転換する

2004年12月の一億二七八〇万人をもって日本の人口はピークを迎えました。
翌05年から現象が始まり、今後も減り続けます。

2042年には一億人を割り、百年後には三分の一になるとも予測されています。

その結果を受けて、政府やマスコミはGDPや所得の低下、
消費市場の縮小、年金の破綻などの悲観論を喧伝しますが、これらは真実なのか?

人口減少が下げ止まり反転増加することはないのか?

日本の人口変化を「人口容量」という仮説から大胆に予測した文明論です。

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日本の「国家ブランド」の打ち出し方

フランスに学ぶ国家ブランド(平林博著)
<朝日新書>定価740円+税

目次は次の通りです。


はじめに―国家ブランドとは何か?
第1章 国家ブランドと首脳の役割
第2章 文化で国を輝かせる
第3章 国の栄光と威信を高める

第4章 外交力の秘密
第5章 エネルギーと食料の安全保障
第6章 国の「劣化」を防ぐ
エピローグ 駐仏大使のヴァーチャル日誌一週間


ファッションやアートで人々を魅了し、
国際政治でも米国やロシアといった大国に臆さない。
このような世界が憧れる「フランス式」は、「発信力」の強さからきています。

前駐仏日本大使が、フランスとの徹底比較から、
日本の「国家ブランド」の打ち出し方を提言します。

シラク、サルコジの新旧大統領とも親交のあった著者ならではのエピソードも満載です。


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幻のモスクワ、28年目の証言

五輪ボイコット(松瀬学著)
<新潮社>定価1,500円+税

目次は次の通りです。


序章 二十八年前の悪夢
第1章 選手たちの蹉跌
第2章 政治とスポーツの距離
第3章 不参加決定までの軌跡

第4章 モスクワの教訓
附録 体協臨時理事会
JOC臨時総会(一九八〇年五月二十四日)メモ


高田裕司が思わず流した涙の理由を吐露し、
瀬古利彦は「すべて狂っちゃった」と呟いた。

オリンピック不参加という日本スポーツ史上最悪の「敗北」。

あのとき何が起こっていたのか。

「スポーツ」と「政治」の関係をあらためて問うドキュメント書です。


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政権党の38年

自民党(北岡伸一著)
<中公文庫>定価1,200円+税

目次は次の通りです。


序章 自民党政治の歴史的背景
第1章 自民党政治の確立
第2章 自民党の黄金時代

第3章 自民党政治の動揺
第4章 自民党政治の再生
第5章 自民党政権の崩壊

鳩山内閣から宮沢内閣まで、戦後政治は自民党とともにありました。

三八年の長期にわたって政権を独占した政党の軌跡を、
権力基盤としての派閥構造の変遷を軸に辿ります。

同時に、歴代総理・総裁のパーソナリティや、
経済運営や外交姿勢など政策面の特色から、
自民党政治のダイナミズムを
鮮やかに描き出す吉野作造賞受賞書です。


自民党の変遷を知るには適した本です。

二人続けて首相の地位をを投げ出した自民党は
これからどうなるのでしょうか?

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福田漂流政権の深層

真空国会(読売新聞政治部著)
<新潮社>定価1,600円+税

目次は次の通りです。

第1章 安倍政権の失速
(気負い/人事の失敗/政と官/公明の不信/不運)

第2章 参院選ショック
(地殻変動/小沢の勝負/与党惨敗/退陣表明)

第3章 福田政権の誕生
(変化/06年擁立劇/主流派思考/麻生の悲哀/福田総裁選出/福田イズム)

第4章 ねじれ国会の迷走
(にらみ合い/新テロ対策法案提出へ/守屋問題/大連立構想/「額賀喚問」の教訓/越年国会へ)

第5章 衆院選前夜
(決戦の年/攻防再開/新テロ特措法成立/臨時国会閉会/党大会/通常国会召集/福田外交/ガソリン攻防/日銀総裁人事/社会保障と消費税改革/探り合い)

2007年9月。突如、政権を放り投げた安倍晋三氏。
その後を継いだ福田康夫に待ち受けていたのは、未曾有の困難でした。

テロ特措法を巡る与野党の駆け引き、
小沢・民主党との間に持ち上がった大連立構想による混乱、
そして泥沼化したガソリン税攻防等々。

機能不全に至った、福田政権の深淵を検証します。


昨夜の福田首相辞任はショックでしたが、
福田政権の発足に至る経緯とその苦悩がよくわかる本です。


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