社会・政治: 2009年12月アーカイブ
世界とあなたに希望と絶望が同時にやってくる!
<日月神示>神か獣か!魂の超選択(中矢伸一著)
<徳間書店>定価1,500円+税
目次は次の通りです。
序章 「警告→立て替え」の時代は終わり、いよいよ「実行→立て直し」の時代へ
第1章 世界を陰から操る集団「イシヤ」と「正神」との最終決戦が始まっている!
第2章 精神の甦りこそが「ミロクの世」を開く鍵
第3章 神となるか、獣となるか―病まず、弱らず、気力に満ちた人生を確立する
第4章 日月神示の理想世界は地球蘇生の超技術で実現する!
第5章 真科学の出現が「ミロクの世」への道をひらく
日月神示が示す「イシヤ」とは、
フリーメーソンか、
それを超えるイルミナティか、
はたまた「別の闇の組織」なのか!?
あるいは
悪の「イシャ」を尖兵にした医薬産業のことなのか!?
日月神示研究の第一人者が放つ最新/最深インフォメーションです。
とっても抽象的で分かりづらい内容ですが
急所は抑えている気がします。
今後の潮流を読む上では参考になる個所が多い本です。
官僚が隠す75兆円を国民の手に
恐慌は日本の大チャンス(高橋洋一著)
<講談社>定価1,700円+税
目次は次の通りです。
序章 埋蔵金を埋め戻す官僚
第1章 史上最大の恐慌の足音
第2章 政府紙幣は麻薬なのか
第3章 世界大恐慌の教訓
第4章 インフレ目標政策という世界標準
第5章 構造改革の真実
第6章 強国として甦る千載一遇の好機
日本という船には、
他の国にはない80兆円にものぼるGDPギャップがあるのです。
これは向かい風ではないのです。
巨大な潜在能力なのです。
いまこそ、そのパワーを解き放ち、
それを官僚たちの権益のためではなく、
国民生活のために使うのです。
そのために必要な75兆円は大雑把にいって、
約25兆円は政府紙幣で、
さらに約25兆円は金融緩和で、
そして残りの約25兆円は埋蔵金で調達するのです。
夢物語でもなんでもない。
かつて明治維新政府やフランクリン・ルーズベルト大統領が行ったことを
繰り返すだけなのです。
現在の不況を逆転発想した書ですが
今後の日本の進む道の道しるべの一つだと感じます。
低迷を続ける日本が進むべき道
あと5年で中国が世界を制覇する(副島隆彦著)
<ビジネス社>定価1,600円+税
目次は次の通りです。
第1章 脅威の復活を遂げた中国経済の原動力
第2章 アメリカの衰退、日本の沈下
第3章 アメリカから中国へ、世界覇権移譲のシナリオ
第4章 中央アジアの時代が始まった
第5章 5年後、そして10年後の世界秩序
第6章 新・世界帝国の時代
2010年末中国が米国債を叩き売る!
大きく復活する中国、衰退するアメリカ…。
来るべき「1ドル=2元=60円」時代に
低迷を続ける日本が進むべき道を示す書です。
マスコミの報道からは知ることのできない中
国の実情を丹念に調査したうえでの提言です。
数々の予言を的中してきた著者の主張なだけに、
現実的な予言の気がします。
緊迫の政治ドキュメント
自民崩壊の300日(読売新聞政治部)
<新潮社>定価1,400円+税
目次は次の通りです。
第1章 麻生政権の誕生
(花道/密約/ローゼン閣下)
第2章 衆院選先送り
(お友達内閣再び/定額給付金浮上/幻のクリスマス解散)
第3章 民主党の試練
(政権ブルー/小沢ショック/鳩山代表就任)
第4章 いざ、決戦へ
(盟友たちの退場/ぶれる/衆院解散)
2008年9月、
自民党の起死回生を託された麻生政権が誕生。
しかし、
「リーマン・ショック」に端を発する世界的な景気後退の嵐の中で、
麻生首相は幾たびか訪れた解散・総選挙のタイミングをことごとく逃し、
野党の攻勢に追い込まれていく。
政権発足前夜から300日のドラマを追った
緊迫の政治ドキュメントです。
自民党崩壊までの動きがよくわかる本です。
僕はお金の正体がわかった
新・資本論(堀江貴文著)
<宝島新書>定価648円+税
目次は次の通りです。
1章 日本は幸福な国なのか?
(日本経済は本当にダメになったのか?/今回のクラッシュの本質とは? ほか)
2章 貯金と借金─三〇年を超えるローンは何の為?
(「三五年ローン」をなぜ平気で組めるのか?/お金を借りざるをえない人は、いない ほか)
3章 マネーと教育─儲けてナンボのリテラシー
(信用はいざというとき換金できる/お金の良い借り方・悪い借り方 ほか)
4章 ルールの運用は恣意的に行われる!
(「自民党買収」の真実/銀行は要らない? ほか)
5章 いつだって先行きは不安─時代を生き抜くタフネス
(堀江流「会社の作り方」/日本に社長は一〇〇万人以上いる ほか)
「お金は信用である」
「信用さえあれば、お金がなくてもなんとかなる」
「コミュニケーションが信用を生む」
「お金の本質を見抜けなければ、搾取される」
「貯金は悪」
「住宅ローンのカラクリ」
「不況は起こるべくして起きた」
「起業はいつでも、どこからでもできる」
ホリエモンだから語れた、
バブル、
不況、
貯蓄、
ローン、
投資、
起業、
そして
この世の「お金」にまつわる真実に関する本です。
ちょっと言葉足らずで誤解を受けるような部分もありますが、
それでも参考になる切り口が多い本です。
温暖化、フラット化、人口過密化する世界
グリーン革命 下(トーマス・フリードマン著)
<日本経済新聞出版社>定価1,900円+税
目次は次の通りです。
第3部 前進の道すじ(承前)
(エネルギー・インターネット─ITがETと出会うとき/石器時代が終わったのは、石がなくなったからではない/グリーンは退屈なもの/一〇〇万人のノア、一〇〇万隻の方舟/アルカイダにグリーンで勝つ─一つ買えばおまけが四つ)
第4部 中国
(赤い中国はグリーンな中国になれるか?)
第5部 アメリカ
(一日だけ中国になる─でも二日はだめ/民主的な中国か、それともバナナ共和国か?)
トヨタのプリウス、
三菱重工のタービン発電機、
シャープのソーラーパネル、
日産が進んで求める排ガス規制強化
日本を代表する企業がグリーン・テクノロジーで世界をリードする日は近いと言えます。
専門家の多くが、
日本は地球上でもっともエネルギー効率のいい先進国だと断言し、
エネルギー価格高騰の時代でも繁栄する備えができているというのです。
しかしいまアメリカと世界は環境規制、
排ガス規制、
省エネ基準を強化する政策を採用し、
日本を追いかけようとしています。
太陽力、
風力、
潮力、
原子力、
水力など再生可能エネルギーへの投資、
ハイブリッド車、
電気自動車、
水素自動車など新しい自動車の開発、
省エネビルの建設、高速度鉄道の新設
次なるグローバル産業はすべてグリーンから生まれるからです。
この得意分野で日本の優位を保ち、
21世紀の雇用と経済的繁栄を創り出せるか。
オバマ大統領も熟読し、
主要政策に反映させた現代人の必読書です。
環境問題の今後の潮流が見えてくる本です。
温暖化、フラット化、人口過密化する世界
グリーン革命 上(トーマス・フリードマン著)
<日本経済新聞出版社>定価1,900円+税
目次は次の通りです。
第1部 現状
(鳥も飛ばない場所/エネルギー気候紀元)
第2部 現状への道のり
(アメリカ人が多すぎる─エネルギーと資源の需要と供給/独裁者を満タンにしつづけるのか?─石油政治/地球惑乱─気候変動/ノアの時代─生物の多様性/エネルギー貧困/グリーンこそがアメリカの新しい旗印)
第3部 前進の道すじ
(地球を救う二〇五の簡単な方法)
地球温暖化、
世界各国でのミドルクラスの急激な勃興、
急速な人口増加が一気に重なったいま、
この地球はきわめて不安定な時代に突入しようとしています。
エネルギー供給は逼迫し、
原油価格は高騰、
産油国の独裁政権はオイルマネーで潤う一方、
基本的生活に必要な電力すら入手できないエネルギー貧困層が生まれています。
中国とインドの経済発展はさらなる気候変動をもたらし、
生物多様性を喪失させ、
後戻りできない“破滅”に地球を放り込む。
再生可能エネルギーへ転換し、
石油依存から脱却しつつ経済成長と豊かさを享受するという大きな試練に、
国家と企業はどう立ち向かうべきなのか。
産業革命の前後で世界が一変したように、
“グリーン革命”の前後で世界の支配者は入れ替わります。
人類が経験したことのない新時代を行き抜くための知恵です。
とっても読み応えのある本です。