社会・政治: 2016年2月アーカイブ
私がUAEから届けた「3・11」への支援
アラブからのメッセージ [ ナオコ・ハムダ ] |
目次は次のとおりです。
第1部 認可を受けるまで
(ショー開演/東日本大地震/アラブ首長国連邦(UAE) ほか)
第2部 援助が届くまで
(着物ショーその後/思わぬ展開/調子に乗ってはいけない ほか)
追記 UAE、夫、Mチャリティについて
(UAEの前身/真珠と海賊/UAE建国とシェイク・ザーイド ほか)
一九九〇年、著者はUAEの男性と結婚し、
UAE(アラブ首長国連邦)に移住。
三男二女を育てつつ、日本文化をUAEに、UAE文化を日本に伝える活動をしていた。
二〇一一年三月、東日本大震災が発生。
著者はUAEの商業都市ドバイで「チャリティ着物ショー」の開催を決意する。
世襲制の首長を頂点とする独裁体制の産油国UAEでのショーの開催は国の許認可や義援金の送金ルートの確保など、著者に多くの試練を与えていく。
文化の違い、常識の違い、思想の違いで生じる齟齬や誤解で苦しみながらも、壁を乗り越えていく。
一人の日本人女性の活動が、UAEの国情やイスラムの人々の思いを浮かび上がらせる。
中東世界の「いま」に迫った体験記です。
面白い切り口の本です。
<印象に残った一文>
「自分が周りの環境を変えることはできない。だから自分が変わるしかないんだ。」
2017年までに習近平政権は終わる!
習近平にはなぜもう100%未来がないのか [ 石平 ] |
目次は次のとおりです。
第1章 習近平が中国経済を崩壊に導く
(予想以上に大減速している中国経済/「計画的な経済減速」を演出する習近平政権 ほか)
第2章 習近平の外交失敗で世界から見捨てられる中国
(決定的になった米中衝突/習近平に堪忍袋の緒が切れたアメリカ ほか)
第3章 瓦解した習近平の反腐敗運動
(腐敗摘発運動への反乱が起きている/集団ボイコットに出た「幹部」たち ほか)
第4章 敗北が確定した習近平の権力闘争
(2017年に胡錦涛派が天下を取る/習近平を軽んじる胡錦涛派への怒り ほか)
第5章 国内大乱を引き起こして習近平の中国は終わる
(国内の言論統制を強める習近平/日本人スパイ逮捕の背景にある「総体的国家安全観」 ほか)
中国経済の崩壊で追い詰められた習近平は、
国内では言論統制を強め、対外的には米中対立など紛争を引き起こし続けている。
中国社会に混乱が広がる一方で、世界では中国離れ、反中国となる国々が急増。
政治・経済から外交まですべて失敗している習近平は、
最後には権力闘争に敗れ、切り捨てられる!
中国分析の第一人者が、政権瓦解から日中関係の変化、「習近平以後の中国」まで完全分析&予測する書です。
中国国内の権力の実情がよくわかります。
<印象に残った一文>
「習近平は自ら死地へと向かいつつあるのだ。」
自伝
戦後七〇年 七色の日本 [ 堺屋太一 ] |
目次は次のとおりです。
序章 人生のハイライト
第1章 「玉音放送」を聞く少年ー騒がしい玄い冬
第2章 万国博プロデューサーー淡い色彩の候
第3章 『油断!』誕生秘話ー燃える日本の青春
第4章 列島改造論と沖縄本土復帰ー湿った紫雨の季節
第5章 作家、エコノミスト、歴史家…「多芸」への道ー波頭立つ、朱い夏へ
第6章 実践!知価革命ー日本の熟れた日々
第7章 経企庁長官と「変化の胎動」-白い秋に向かって
終章 「日本再生」に向けて
大阪万博の総合プロデュース、「団塊の世代」の命名、『油断!』など
未来予測小説の執筆、経済企画庁長官、内閣官房参与等
官僚から売れっ子作家になった著者が、
常に時代の中心にいた人生を激白します。
戦後日本のウラオモテが明らかになる書です。
日本という国の変遷がよくわかります。
<印象に残った一文>
「改革は創業よりも難しや」
金融庁ガイドラインを併記!
個人情報保護法と金融機関4訂 [ 田島正広 ] |
目次は次のとおりです。
第1章 プライバシー権と個人情報保護法
第2章 個人情報保護法の総論
第3章 個人情報取扱事業者の義務等
第4章 個人情報保護法改正
第5章 マイナンバー制度と個人情報保護
第6章 個人情報保護とリスクマネジメント/資料編
金融機関の切り口から
個人情報保護法の改正およびマイナンバー制度について解説してくれます。
マイナンバー制度についての理解が深まります。
<印象に残った一文>
「立法的解決により個人の権利利益の保護と利活用の妥当な調整を実現するべく、個人情報保護法は改正されました。」
救国のベストセラー
アメリカは日本経済の復活を知っている [ 浜田宏一 ] |
目次は次のとおりです。
序章 教え子、日銀総裁への公開書簡
第1章 経済学二〇〇年の常識を無視する国
第2章 日銀と財務省のための経済政策
第3章 天才経済学者たちが語る日本経済
第4章 それでも経済学は日本を救う
第5章 二月一四日の衝撃
第6章 増税前に絶対必要な政策
第7章 「官報複合体」の罠
終章 日本はいますぐ復活する
アベノミクスを主導し、日本をデフレ不況から救った、救国のベストセラー!!
ノーベル経済学賞に最も近いといわれる経済学の巨人が書いた、研究生活50年の集大成です。
日米欧の学者とエコノミストたち100人以上にインタビューを行い、
ついに発見した経済学の「真理」を、わかりやすく徹底解説してくれます
日本経済の今後を考える上で参考になります。
<印象に残った一文>
「アメリカ人は、疲れるのはその人の責任、寝て直すしかないという感覚である。」