社会・政治: 2016年9月アーカイブ
ぼくらの出番
壊れた地球儀の直し方 [ 青山繁晴 ] 価格:993円(税込、送料無料) (2016/9/8時点) |
目次は次のとおりです。
第1部(日本のインディペンデンス・デイを目指して/アメリカと中国と統一朝鮮連邦、この三国とどう付き合うか/イラク入国/最初の目的地、共同通信バクダッド支局へ/ファッルージャでテロリストに会う/亡命イラク人による傀儡政権の行方)
第2部(アメリカの新世界戦略の根源/アジアで民族問題が爆発する)
第3部(小型核兵器の拡散時代/米朝戦争シミュレーション/北朝鮮の独裁者を分析する)
第4部(本当の日米関係を直視する/テロから日本を守るシンクタンク創立まで)
第5部(自立するために考える現代史/希望を手に入れるためのプロセス/日本の民主主義は今つくる)
アメリカもEUも中国も壊れていく。
世界大戦の敗者の出番が来た。
それは、ぼくらだ。
さぁ、何からやろうか。
色々な気与えてくれます。
<印象に残った一文>
「実はアメリカ軍は、イスラエル軍にパレスティナ・ゲリラの掃討のやり方を組織的に聞き、真似ているのだ。」
なぜ従属国家から抜け出せないのか
戦略的思考の虚妄 [ 東谷暁 ] |
目次は次のとおりです。
第1章 閉じられた思考の円環
第2章 経済と技術は戦略を超えるのか
第3章 敗戦は「絶対悪」なのか
第4章 地政学から戦略論へ/
第5章 政治が戦略を決める
第6章 グランド・ストラテジーと歴史
第7章 アメリカの戦後と核戦略
8章 中位国の核戦略と日本
第9章 新時代を拓く「RMA」の虚実
第10章 日本にとっての戦略思想
地政学がブームとなっている。八〇年代には戦略論がもてはやされていた。
にもかかわらず、日本人に戦略的思考は身につかず、政府の外交力も向上していない。
一体なぜなのか?
この問いに応えるべく、ベストセラーとなった戦略論を俎上に載せ、その誤謬を明らかにしてゆく書です。
その上で、アメリカ、中国、日本など主要国の戦略を概観し、戦略とは何かを指し示します。
日本を取り巻く現実を踏まえた上で、戦略論の根本を論じた書です。
色々な気与えてくれます。
<印象に残った一文>
「適応は適応能力を締め出す。」
戦後労働史の視角から
「非正規労働」を考える [ 小池和男 ] |
目次は次のとおりです。
序章 非正規労働を考えるためにー他国も専門職もみる
第1章 社外工と臨時工ー一九五〇年代初めの造船業
第2章 アメリカの非正規、正規労働者
第3章 製造業の生産職場
第4章 三次産業の非正規労働者
第5章 設計技術者
終章 ひとつの提案ー人材選別機能の重視
自動車工場や外食チェーン店から米国の保険会社まで、
終身雇用崩壊が叫ばれる以前から非正規労働は幅広く存在してきた。
合理性があるから存続する、ならばその根拠は何なのか。
職場まで下りた貴重な調査資料をもとに実像を描き、改善策を提案する書です。
面白い切り口の本です。
<印象に残った一文>
「非正規労働は、それなりに経済合理性があり、もちろん弊害もあるのだけれど、市場競争が続く限り、どの国にも存在している。」
日本人捕虜、よみがえる肉声
密室の戦争 [ 片山厚志 ] |
目次は次のとおりです。
第1章 密室からの呼び声
第2章 狙われた海軍エリート士官
第3章 緻密を極めた連合軍の捕虜戦略
第4章 何でもしゃべる男
第5章 「命令」が兵士にもたらしたもの
第6章 ついに帰らなかった水兵
第7章 日本兵への呼びかけ
第二次大戦中、太平洋の激戦地で捕虜となった日本兵。
その尋問録音記録に残されていた衝撃の告白とは?
連合軍の緻密な情報戦と冷徹な捕虜分析のもと、密室でただ一人、追及され、自問もし続けた戦争の意味。
自棄、苦悶、誘惑、吐露、絶望、選択、逡巡、沈黙、すべてを孤独に背負わされる戦争の真実ー国が戦争をするのではない、人が人を殺すのだ。
尋問室での壮絶な闘いを再現するドキュメンタリーは、戦争の恐ろしさを実感させます。
<印象に残った一文>
「人を殺した記憶を背負うのは、国家ではなく、一人一人の人間になる。」
日本文化私論第2弾!
日本人の「あたりまえ」に世界が感動するその理由 [ マックス桐島 ] |
目次は次のとおりです。
第1章 「日本人の常識は世界の非常識」という新常識
(自分の中の日本人/握り屋の夢(☆) ほか)
第2章 “内向き思考”と“外向き思考”
(外向きだから見える風景/外国人目線で見たジャパニーズ ほか)
第3章 日本人が忘れている「世界一」の国民性
(「○○厳守」というブランド力/小指の思い出(☆) ほか)
第4章 1000日間の世界放浪が教えてくれたこと
(風の電話/世界中を旅して気づいたこと ほか)
日本を飛び出した、それぞれに事情を抱えた名もなき日本人たち。
「その道」のプロとなった彼らが外国で暮らして初めて知った、日本の本当の素晴らしさとは…。
在米35年のハリウッド映画プロデューサーが、世界各地で出会った「はみ出し日本人」目線で綴る書です。
日本人の素晴らしさを再認識します!
<印象に残った一文>
「人間の切なさに目を留める。慈しむ。それを忘れた国は恐ろしいですよ。」
人の心を動かすレトリックは大統領に学べ!
大統領の演説 [ パトリック・ハーラン ] |
目次は次のとおりです。
第1章 大統領の言葉は歴史を創る
第2章 大統領に学ぶ「ツカむ!話術」
第3章 危機を救った大統領 フランクリン・ルーズベルト
第4章 ビジョンを示したカリスマ ジョン・F.ケネディ
第5章 ザ・グレート・コミュニケーター ロナルド・レーガン
第6章 初の黒人大統領 バラク・オバマ
第7章 2016年大統領選候補者 ヒラリー、トランプ、サンダース
付録 オバマ広島演説
ケネディ、オバマ、ブッシュなど時に夢を語り、時に危機を煽って世界を動かしてきた大統領たちの話術を解説してくれます。
トランプ、ヒラリーら大統領候補者についても言及しています。
英語学習にも最適な書です。
<印象に残った一文>
「アメリカ人にとっての「war」は、言葉の裏側に「正義のため」というニュアンスが含まれています。」
混沌とする時代を読み解く最新解説51!
池上彰のこれが「世界を動かすパワー」だ! [ 池上彰 ] |
目次は次のとおりです。
1 アメリカートランプか、ヒラリーか?世界を揺るがすパワーゲーム
2 EU-“女帝”メルケルはEU崩壊を防げるか?
3 中東ーISの力を「地政学」から考える
4 ロシアー逆らう者は許さない“皇帝”プーチン
5 中国ー習近平は大人の国にできるのか
6 日本ー祖父・岸信介に並びたい?安倍首相の動機
アメリカ大統領選、エネルギー、難民、テロ、ロシア・中国の振る舞い…
日本の行動が問われています。
いよいよ安保関連法が施行されまっした。
ルールを変えた日本が、「世界を動かすパワー」の中で果たすべき役割とは何なのか?
今後の潮流を読む上で参考になる書です。
<印象に残った一文>
「ツイッターなどのSNSは、「バカ判別機」として機能してしまっています。」
テレビとネットのメタデータを駆使した政治情勢分析会議
情報参謀【電子書籍】[ 小口日出彦 ] |
2009年の下野からわずか4年で政権を奪還した自民党。
その水面下では、テレビとネットのメタデータを駆使した政治情勢分析会議が極秘裏に行われていた-。
自民党をデータ分析で導いた人物が、その全貌を初めて明かす書です。
今後の世の中の潮流を読む上で、抑えておきたい一冊です!
<印象に残った一文>
「政治に、テレビやネットの情報の分析が組み込まれ、人々の小さな行動の集積が大きな政治活動の結果に結び付けられている。」
「憲法改正」に突き進むカルト集団
日本会議とは何か [ 上杉聰 ] |
1997年に設立される前後から、この組織の成り立ちや、性格、目的を用意周到にウォッチしてきた著者が、
日本会議の掲げる具体的目標と課題別系列組織などを網羅する書です。
日本会議の「憲法改正」の論法を解説し、論議の問題点を指摘するブックレットは一般報道では知ることのできない内容です。
<印象に残った一文>
「政治動向を分析しようとするなら、宗教への視野を欠いては大きな誤りを犯すことになる。」
アメリカ内戦から世界大改変へ
99%の人類を奴隷にした「闇の支配者」最後の日々 [ ベンジャミン・フルフォード ] |
目次は次のとおりです。
プロローグー人類史上未曾有の経済危機
第1章 分裂する世界ーSMAP分裂騒動の知られざる真実
第2章 「闇の支配者」の正体ー人類の豊かな未来を奪ったハザールマフィア
第3章 低迷する世界経済ー目前に迫る「ドル崩壊」イベント
第4章 DEF包囲網ー国際ハザールマフィアの汚れた錬金術
第5章 パリ、ベルギーの「やらせ」テローハザールマフィア最後のあがき
第6章 安倍「ナチス」政権の実態ー貧困化する日本
エピローグー再編へ向かう世界。米ドルがアメリカのものでなくなる日。
世界の富を独占してきた「闇の支配者」。
その支配体制がいま、終わりを告げようとしている。
「イスラム国」も、ウクライナ動乱もパリとブリュッセルのやらせテロも、その最後のあがきなのだ。
だが、歴史の趨勢はすでに決している。
内戦、分裂、格差の世界から、やがて人類の、新たな黎明が始まるーこれは革命だ!
ハザールマフィアの金融支配がついに崩壊する。
米ドルはすでにアメリカ合衆国のものではない!
今後の潮流を読む上で参考になる書です。
<印象に残った一文>
「移動する遊牧民社会向けにキリスト教をカスタマイズしたのが「イスラム教」であったという。」