社会・政治: 2016年10月アーカイブ
脳内世界地図を更新し、取るべき行動
政府はもう嘘をつけない [ 堤未果 ] |
目次は次のとおりです。
プロローグ 「パナマ文書の何が悪い?-慌てるアホウに笑うアホウ」
第1章 金の流れで「アメリカ大統領選挙」が見える!
第2章 日本に忍びよる「ファシズムの甘い香り」
第3章 違和感だらけの海外ニュースも「金の流れ」で腑に落ちる
第4章 「脳内世界地図」をアップデートせよ!
エピローグ 「18歳選挙ーどんな未来にしたいですか?」
世界を揺るがす「パナマ文書」の知られざる真相、
カネの流れを辿れば見えてくるアメリカ大統領選の本質、
憲法改正の入り口としての緊急事態条項をはじめ日本に忍びよる強権的「ファシズム」の怖さ、
ISDS条項をはじめTPPに埋め込まれたた罠……。
世界でも日本でも、違和感だらけの世界が広がっている。
でも、大丈夫!
政府がシステムで国民を縛るなら、
私たちはシステムの外で動き出せばいい。
世界でも日本でも、新しいうねりが動き始めている。
今こそ、脳内世界地図を更新し、取るべき行動があるのです。
一般報道では知ることのできない内容ですが、
こういったことを知っているのといないのとでは
社会の流れに乗る上で大きな差になります。
抑えていきたい一冊です!
<印象に残った一文>
「迷った時に見なければならないのは、「入口」の方ではなく、「出口」の方だ。」
崩れ落ちる理想国家
トランプ現象とアメリカ保守思想 [ 会田弘継 ] |
目次は次のとおりです。
第1章 壊れゆくアメリカ
(トランプ現象があぶりだすもの/トランプはいかにして指名を獲得したのか/いま、アメリカに何が起きているのか)
第2章 トランプという男
第3章 トランプの反動思想
(保守派の願望/再び混迷する保守思想/トランピズムに流れ込む反動思想)
「アメリカ・ファースト!」
「移民排斥!」
「日米同盟廃棄!」
25年前、トランプとまったく同じ政策を掲げた大統領候補がいた。
ニューライト、レーガン革命からティーパーティまで
右派政治運動史と、ネオコン、リバタリアンだけではない知られざるアメリカ保守思想の最深部から、
トランプ現象の真の意味を探る書です。
トランプ現象の原因が見えてきます。
<印象に残った一文>
「オバマとトランプは全く対極のようでいて、実は同じところに向かっている。」
利益と理念の狭間で
アメリカ政治の壁 [ 渡辺将人 ] |
目次は次のとおりです。
1 揺れ動くアメリカの民主政治
(権力の分散と選挙デモクラシー/「利益」と「理念」の新たな方程式 ほか)
2 アメリカ政治の壁1-複雑で厄介なねじれ現象
(雇用の亀裂ー労働者が保守的な国で/宗教の亀裂ーカトリック教会は民主党の敵か味方か)
3 アメリカ政治の壁2-誰のための「利益」か
(外交と戦争の亀裂ー政策エリートを凌駕するポピュリズム/世代交代の亀裂ー移民社会の変容で揺れる「一党体制州」)
4 リベラルの混迷と出口探しの行方
(リベラルの系譜を辿る/リベラリズムの行方)
オバマ政権の二期八年の「迷走」の原因はどこにあったのか?
「一つのアメリカ」どころか、トランプ候補の登場で、ますます亀裂を深める超大国は、どこへ向かうのか。
元インサイダーとして、大統領選挙の実情を知り尽くしている著者が、
アメリカの「リベラル政治」の複雑で厄介な構造を読み解き、新政権の課題を占う書です。
アメリカの内情がよく理解できる書です。
<印象に残った一文>
「全員がマイノリティなのです。」
世界72億人のパラダイムシフトが始まった
未来化する社会 [ アレック・ロス ] |
目次は次のとおりです。
はじめに
1 ロボットがやってくる
2 ゲノムの未来
3 通貨・市場・信用のコード化
4 コード戦争時代
5 情報化時代の原材料ーデータ
6 未来の市場の地勢
終わりにーこの世で最もだいじな仕事
ヒラリー・クリントンの元参謀として世界80万キロを行脚した未来学者ロスが、
ロボット・ゲノム・暗号通貨…
6つの産業がもたらす大変革( パラダイムシフト) を徹底予測します。
「これからの経済」をわかりやすく紐解く書です。
「中流層」や「国境」の意義は、今後20年以内に変貌するだろうとの書は、今後の潮流を読む上で参考になります。
<印象に残った一文>
「順応か、さもなくば滅亡か。これは今も変わらぬ自然の決まりだ。」
恐慌はすでに始まっている!第2弾!
英国EU離脱の本当の理由!?いよいよドイツ発金融恐慌が始まる! [ 松藤民輔 ] |
目次は次のとおりです。
1 ドイツ銀行の破綻!英国がEUを離脱した本当の理由
(EU離脱の茶番劇!いまごろ勉強するな!/二〇〇年前のロスチャイルド劇場再演!英国のEU離脱という茶番劇/歴史は繰り返す! ほか)
2 すでに恐慌は始まっている!
(恐慌は予測できる/信用取引の九割は消えた!/ドイツ銀行の破綻確率はこうだ! ほか)
3 中国経済終わりの終わり!中国難民が日本に押し寄せてくる!
(中国から逃げ出した日本企業/かつての盟友もすでに逃げている!/よってたかって中国を食い物にしてきた! ほか)
英国はEU崩壊を知っていたから離脱した!
ダウ最高値から大暴落!
株価、ドル円為替、金価格、債券、国債はこれからこうなる!
時代の潮流を読む上で参考になる書です。
<印象に残った一文>
「英国はEU崩壊を知っていたから離脱した」
警察に救ってもらうための知識
警察は本当に「動いてくれない」のか [ 佐々木保博 ] |
目次は次のとおりです。
第1章 ストーカー被害、不正アクセス、企業トラブルー犯罪の多様化で誰もが被害者になる時代
(“日本は治安がいい”は勘違い!?/高齢者をターゲットにした卑劣な犯罪が増える一方 ほか)
第2章 被害を訴えても救ってもらえない!?組織の内部事情を知ることが警察を動かす第一歩
(テレビや新聞で紹介されている「警察」は本当の姿なのか?/警察も会社と同じ!?-組織そのものを知る ほか)
第3章 警察に「確実に動いてもらう」ためにおさえておきたいポイント
(警察に相談する「目的」と「時間」は考えるべきポイント/夜間や休日に相談に行くのはできるだけ避ける ほか)
第4章 安心・安全な社会は国民がつくる被害に遭うリスクを激減させる知恵
(警察の活動を教育現場に広げることが議論されている/いじめの問題は日本が抱える喫緊の課題 ほか)/おわりに(“道徳教育”の欠如が卑劣な犯罪を引き起こしている/戦後70年、平和ボケした社会 ほか)
近年、凶悪犯罪が激増し、もはや日本の良好な治安は失われてしまった。
そして、犯罪被害の脅威が高まる中で顕在化しているのが、「警察が国民を犯罪から守ってくれない」という問題だ。
埼玉県警に28年間勤めたOBであり、現在「民間警察」事業を営んで犯罪被害におびえる人々を救う著者が教える、警察に救ってもらうための知識です。
眼から鱗の内容です。
<印象に残った一文>
「夜間・休日の警察は大変多忙で、あなたの事件に避ける労力は限られてしまう。」
日本が真の独立国になる好機
「核の戦国時代」が始まる [ 日高義樹 ] |
目次は次のとおりです。
第1章 アメリカの北朝鮮侵攻のシナリオ
第2章 中国軍部が始める偶発核戦争
第3章 プーチンが頼る脆弱な核戦略
第4章 オバマの「核のない世界」の空虚さ
第5章 アメリカ政治の強まる不条理
第6章 日本の真の独立へ高まる期待
「核兵器のない世界」は幻想にすぎない。
一触即発の朝鮮半島情勢、核の使用を厭わないプーチンと習近平、日本を敵視するアメリカ大統領の誕生、日米安保条約の空洞化…。
ワシントン情報から読み解く「世界大混乱の行方」。
世界の動きがよく理解できます。
<印象に残った一文>
「中国とアメリカの対決がようやく始まろうとしている。」