社会・政治: 2016年12月アーカイブ
地図を使い分かりやすく解説
世界の紛争・戦争・経済史を
地図を使い分かりやすく解説してくれます。
視覚的に地政学が理解できる本です。
<印象に残った一文>
「日本は海洋に依存したシー・パワー国家であるが、接道整備やダム建設など、ランド・パワー国家が欲しがる技術を持っている。日本が他国と交渉する上で、これは軽視できない優位性と言えよう。」
決定評伝
目次は次のとおりです。
第1章 橋下徹の生みの親
第2章 菅一家の戦争体験
第3章 上野駅へ
第4章 港のキングメーカー
第5章 自民党の反乱分子
第6章 メディア支配
第7章 出口の見えない沖縄
第8章 消えたカジノとUSJ
第9章 知られざる人脈とカネ
安倍政権の官房長官として歴代最長の在位日数となった菅義偉。
総理を上回るほどの権力を持つと言われたその男の実像は、これまでほとんど知られることがなかった。満州帰りの父親に育てられた秋田の少年時代から、雑用係から成り上がっていく横浜の秘書時代を経て、官房長官まで上り詰めていく永田町の議員時代まで、その半生を徹底取材してあります。
そうして現在、安倍晋三、橋下徹、創価学会、NHK、沖縄米軍基地……
彼を取り巻く様々な権力基盤を明らかにする。
関係者への総力取材と本人へのロングインタビューをもとにした決定評伝です。
政治の現状がよく見えてきます。
<印象に残った一文>
「弱者に寄り添い、思慮深い思いやりがある泥臭い政治家」
続編
目次は次のとおりです。
第1章 生まれ変わりの村 ペットも生まれ変わって再会した
第2章 生まれ変わりの村と満足度
第3章 日本人証言者
第4章 関ヶ原の合戦
第5章 スープを飲んでも前世で得た才能は消えない
第6章 生まれ変わりと運の上昇
中国のある地域に実在する「生まれ変わりの村」。
この村が外の世界へと拡がり始め、新たな調査によりシリーズを再開。
ペットの生まれ変わりを克明にレポート。生まれ変わりから見た悟りの概念とは?
無意識との関係を深めることで運は上げられるのか?
映画化され、歌としても世に出るなど新たに展開を始めた続編は、好き嫌いがはっきりすると思いますが
色々な気づきを与えてくれます。
<印を>
「「有りのまま」は川の流れで言えば、流れに逆らってまで自己流で泳ぐような感じです。しかし「在るがまま」は川の流れとともに生きる事です。」
「BBT×プレジデント」エグゼクティブセミナー選書
目次は次のとおりです。
第1章 IoT戦略の要諦(大前研一)
(IoTとは何か/社会システムとしてはまだ序の口のIoT ほか)
第2章 IoTで未来はこう変わる(村井純)
(日本のインターネット、はじまりはJUNET/アフター・ジ・インターネット ほか)
第3章 シーメンスとドイツの新製造業戦略
(インダストリー4.0)(島田太郎)(日本の課題とは何か/インダストリー4.0への道のり ほか)
第4章 車の自動運転と高度交通システムの新しい形(ヴェルナー・ケストラー)
(モビリティ・システムの変化要因/デジタル化は自動車市場を変革する ほか)
ウェアラブル・家電・自動車・ロボットー等々
あらゆるものがインターネットとつながる時代の戦略発想のヒントが詰まった本です。
色々な気づきを与えてくれます。
<印象に残った一文>
「これからは、Internet of Everythingだ」
週刊文春エース記者の取材メモ
目次は次のとおりです。
第1章 「シャブ&飛鳥」スクープの舞台裏
第2章 高倉健に養女がいた!
第3章 渾身のスクープーNHK紅白プロデューサー横領事件
第4章 地を這う取材ー殺人事件の目撃者を探せ
第5章 独占インタビューの取り方
第6章 夜の歌舞伎町に潜入取材せよ!
第7章 六本木で忽然と消えた女
第8章 歌姫・宇多田ヒカルの素顔
第9章 勝新太郎からの手紙
第10章 厳戒の編集部ーオウム事件
第11章 テロの現場へ飛べ!
衝撃のスクープはこうして生まれた!
端緒の情報、極秘取材、当事者直撃、徹夜の原稿執筆…
その舞台裏を、20年間最前線で活躍した記者が赤裸々に明かす書です。
いや~文春の記者って本当にすごい!!
<印象に残った一文>
「権力は長くなると腐敗するんです。」
米大統領選を揺るがせたメディア界一大スキャンダルの研究
2004年大統領選の真っ只中、
著者メアリー・メイプスがプロデューサーを務めるCBSの人気報道番組「60ミニッツ2」は、
ブッシュの再選を脅かす軍歴詐称疑惑スクープを報道しました。
このスクープは大成功のはずだったのです。
他局もすぐにこのスクープについて報道しました。
ところが、証拠として提示した書類は偽造されたものだと、
保守派ブロガーを中心にインターネット上で大論争が巻き起こります。
これに大手メディアも追随し、会社上層部は事態の収束を図るために内部調査委員会を設置。
これによって肝心のブッシュの軍歴詐称問題はうやむやとなり、メアリーは「解雇」を言い渡された。
著者が製作し「60ミニッツ2」で報道したアブグレイブ収容所における捕虜虐待事件のスクープは、
解雇後に「放送界のピューリツァー賞」とも称される「ピーボディ賞」を受賞。
圧力に屈することなく、真実を伝えることを使命とするジャーナリストとしての矜持が伝わってくる1冊です。
色々な気づきを与えてくれます。
<印象に残った一文>
「あなたの報道は、世界を変え得るのです。」
「茂木誠の世界史学科」待望の書籍化
学校では教えてくれない地政学の授業 [ 茂木誠 ] |
目次は次のとおりです。
「地政学」って何?
アメリカ大統領選挙後の世界はどう変わる?
日米戦争も日米同盟も、目的は「あの国」だった!
「ランドパワー」中国の最大の敵は?
なぜ、中国は今、海に進出しようとするのか?
半島国家・朝鮮の高度な「生き残り戦略」
地政学から見た日韓関係の近現代
ロシアという隣人といかに付き合うか?
ロシアはなぜ欧米と対立するのか?
ヨーロッパの移民問題から日本が学ぶべきこと
イギリスが脱退!EUで何が起きているのか?
シリア、イラクの内戦はなぜ終わらないのか?
イランが目指す中東の新秩序
親日国トルコはどこへ向かうのか?
大国インドは、なぜ日本に接近するのか?
イスラム過激派ISの台頭、中国の海洋進出、日韓関係、米露の対立、イギリスのEU脱退、シリア難民…
世界の動きが見えてくる!
ラジオ番組「文化放送オトナカレッジ」(進行役:砂山圭大郎アナウンサー)で好評を博した
「茂木誠の世界史学科」待望の書籍化です。
眼から鱗の内容です。
<印象に残った一文>
「動物の縄張りと同じように、国っていうのも縄張りがある。」
あなたも国際政治を予測できる!
目次は次のとおりです。
1 視点の転換ー見方を変えることの重要性を知る
2 シー・パワーとランド・パワーー海洋国家・日本の原点を確認する
3 信仰にも似たアメリカの戦略ーどうやって形成されてきたか
4 2つのランド・パワーー「ロシア」「チャイナ」の視点で地図を見る
5 アジアと東シナ海、南シナ海ー台湾防衛の意義とは
6 中近東とイスラム社会ーISとクルド独立
7 日本の地政学ーシー・パワーであることに目覚めよ
8 覇権国交替の法則ー近代的価値観崩壊の時代へ
巻末付録 「ランド・パワー」が「シー・パワー」になり得た実例はない
朝鮮戦争・ベトナム戦争から現在進行中の南シナ海紛争まで、
そのカラクリが、類書にないオリジナルのチャートと地図で一目瞭然になります。
目からウロコの地図満載です。
現実を直視し“九条真理教”を捨て、“海洋国家”日本に目覚めよ!
リーマンショック、クリミア併合、英EU離脱など
数々の事件を予測した国際政治学者・藤井厳喜がおくる「地政学」入門書です。
地政学の理解が深まります。
<印象に残った一文>
「トランプは伝統的なアメリカの同盟諸国との関係もゼロベースで再構築しようとしている。」
ロボット、AIであなたの生活、仕事はこう変わる
目次は次のとおりです。
第1章 IoT・ビッグデータ・人工知能でもたらされる「第四次産業革命」
第2章 加速する人工知能の研究開発
第3章 フィンテックー金融とIT技術の融合による新たな金融サービスの拡大
第4章 ブロックチェーンの衝撃ーその革新性
第5章 進展するシェアリングエコノミー
第6章 安全・安心を確保するためのサイバーセキュリティ
第7章 新たな経済社会システムへの挑戦
IoT、ビッグデータ、人工知能とは一体何か?
起こらんとしている「革命」の真実とは?
移動、健康、住まい、教育、食、金融、働き方…
我々の暮らしはどう変化するのか?
IoT立国日本へ向けてわかりやすく徹底解説してくれます。
時代の潮流を読む上で参考になる書です。
<印象に残った一文>
「ビックデータの意義とは、分析による「新たな付加価値の創出」といえるのではないでしょうか。」
「砂丘の国」のポジティブ戦略
目次は次のとおりです。
第1章 話題を味方につけるーカネがないなら頭を使え
(鳥取砂丘とコーヒー/スターバックス来たる! ほか)
第2章 人口を増やせ!-「ない」を評価してもらう
(鳥取を消滅させない/「ない」を評価してもらう ほか)
第3章 県庁改革と鳥取型民主主義ー政治は誰のものか
(「三つの福」/現場主義と行動主義と結果主義 ほか)
第4章 幸せは身近にあったー山、里、海が輝く時代が来た
(空につながる鳥取の地/北前船が日本海を往来 ほか)
第5章 小さな県でも勝てますー地方から国を変える
(地方創生/危険ドラッグ条例 ほか)
斬新な発想とダジャレで地域に奇跡を起こす!
日本一人口が少ない小さな県が実践する「鳥取型民主主義(デモクラシー)」とは何か?
山陰「砂丘の国」のポジティブ戦略を徹底紹介してくれます。
地方から国を変えた地方創生の「原点」をすべて公開する書は、色々なヒントが詰まった本です。
<印象に残った一文>
「「小さい」は「知・意・彩」だ。」
知られざるカラクリ
鉄道会社はややこしい [ 所澤秀樹 ] |
目次は次のとおりです。
序幕 東青森駅の変なゴミ箱ー「はしがき」にかえて/第1幕 複雑だが巧みなる直通運転(地下鉄絡みの相互直通運転に見る奇妙な現象/直通運転はなぜ生まれたのか)/第2幕 規則だらけの直通運転(直通運転の掟/直通運転から生まれる切っても切れぬ仲)/第3幕 政治が複雑にさせる鉄道会社間の関係(JR旅客鉄道各社の関係/似て非なる直通運転と線路の共用/さらに政治がややこしくする鉄道会社間の関係)/第4幕 鉄道会社間の駅共同使用の妙(ひとつの駅に2社以上が同居する共同使用駅/共同使用駅のタイプ別分類/他社の業務にも精を出す共同使用駅の駅員)
例えばJR中央線と地下鉄東西線、東急線と地下鉄副都心線、阪急線と地下鉄堺筋線…など、
いつも何気なく乗っている相互直通運転の路線。
しかし、その会社間の取り決めは実に複雑怪奇であって、
その上で見事な連携プレーが行われているのです。
車両の貸し借りや清算方法、共同使用駅の管理など、
“相直”にまつわる「知られざるカラクリ」を大公開してくれます。
眼から鱗の内容が満載です。
<印象に残った一文>
「東京の地下鉄は直通の見本市」
五輪が景気浮揚策
目次は次のとおりです。
第1章 世界経済とTOKYO2020
(英国のEU離脱、中国経済の後退/リオ・オリンピックが迎えていた危機)
第2章 商業主義時代の五輪
(五輪は商業主義で成り立っている/金メダルの数は国内総生産で決まる?/儲かる競技、儲からない競技)
第3章 TOKYO2020が儲かる理由
(五輪の収支予測と経済効果/オリンピックで伸びる国、沈む国/新国立競技場の失敗とこれから/「民泊」が五輪で伸びる/「交通」が変わることが必要だ)
第4章 TOKYO2020で儲かるビジネス
(“ライブ”感とITが鍵になる/五輪で伸びるシェアリング・エコノミー/スポーツ産業が収益を生み出す未来)
第5章 儲かる五輪が日本を変える
(身近なところにある規制の壁/「当事者意識」で儲ける)
今でも「発展途上国がおこなうもの」と考える人が多いオリンピック。
経済効果や景気変動の観点から「五輪が景気浮揚策」は本当なのか?
一方、さまざまな関連ビジネスが生まれるなかで、
私達はどこにチャンスを見出せば良いのか?
色々なヒント詰まった本です。
<印象に残った一文>
「世界的にシェエリング・エコにミーが大きな市場を作りつつある。」
ヒラリーの生涯における数々の栄光と挫折
ヒラリーの野望 [ 三輪 裕範 ] |
熱烈な共和党支持者として育った少女は、なぜ民主党の大統領候補となったのか?
ヒラリーの生涯における数々の栄光と挫折を詳細に語り、
彼女の思想、手腕、対日・対中政策などの展望を克明に描き出す書です。
大統領選は残念な結果となりましたが、ヒラリー・クリントンの考え方が見えてくる本です。
<印象に残った一文>
「「政冷経熱」が続く米中関係」
ケア・コンパクトシティ
2025年、高齢者が難民になる日 [ 小黒 一正 ] |
目次は次のとおりです。
はしがき 誰もが、いつまでも暮らしやすいまち
第1章 幸せな老後は、どうすれば実現できるのか
第2章 日本の医療と介護に、何が起きているのか
第3章 地域を、医療・福祉を誰が「経営」するのか
第4章 まちづくりはヒューマンスケールで
第5章 地域の共同体マインドを共有するー重要な規範的統合
第6章 「ケア・コンパクトシティ」が日本を救う
団塊の世代すべてが後期高齢者となる2025年、
大量の「介護難民」が発生すると言われています。
この事態に私たちはどう向き合うべきか?
誰もが、いつまでも暮らしやすい地域はどうすれば実現できるのか?
医療・福祉、地方自治、「まちづくり」のあり方など、様々な視点から考え、
人も、地域も甦らせる「ケア・コンパクトシティ」という解決策の真髄に迫る書です。
いろいろな気づきを与えてくれます。
<印象に残った一文>
「団塊の世代が後期高齢者となる2025年には、要介護や認知症の人の割合が2200万人となり、高齢化率30%を超える。」
角栄の名言70収録
田中角栄と越山会の女王 [ 大下英治 ] |
目次は次のとおりです。
田中角栄と越山会の女王ー特別鼎談 佐藤敦子
朝賀昭
大下英治
田中角栄と生きた女ー運命の出逢い
修羅場への第一歩
昇り龍の陰で
田中派の「オヤジ」と「ママ」
総理大臣・田中角栄の誕生
「早く潰そうとしている奴ばかりだ」
「淋しき越山会の女王」と呼ばれて
田中軍団に走る亀裂
オヤジが倒れた
果たされなかった約束
佐藤昭子インタビュー
戦後最大の宰相を支えた“日本のゴットマザー”佐藤昭。
その人生を絵描く書です。
政治の凄まじさを実感します。
<印象に残った一文>
「人間関係は、義理人情、政治関係は、理性」