社会・政治: 2017年1月アーカイブ
計り知れない男プーチン
目次は次のとおりです。
第1部 工作員、現わる
(プーチンとは何者なのか?/ボリス・エリツィンと動乱時代/国家主義者/歴史家/サバイバリスト/アウトサイダー/自由経済主義者/ケース・オフィサー/システム)
第2部 工作員、始動
(ステークホルダーたちの反乱/プーチンの世界/プーチンの「アメリカ教育」/ロシア、復活/国外の工作員)
プーチンが真に求める「この先の世界」を理解した時、私たちは戦慄する!
一介のKGB職員から「皇帝」となった男が望むものとは?
今も謎に包まれるロシア大統領の正体を米研究機関の第一人者が6つの側面
「国家主義者」「歴史家」「サバイバリスト」「アウトサイダー」「自由経済主義者」「ケース・オフィサー」から徹底分析します。
計り知れない男プーチンを正しく恐れるための書です。
ベールに包まれたプーチンの実像に迫る書です。
<印象に残った一文>
「プーチンの戦略上の目標は今後も変わることなく、西側諸国の防御の弱点を見つけ、西側のリーダーや市民たちを脅し、その脅しが虚勢でないことを全員に知らしめることである。」
33のQ&Aでスッキリわかる日本の実力
目次は次のとおりです。
第1章 日本経済の実力と官僚・記者の実力
(一年に二七兆円も増えた政府資産/巨額の資産を持つ日本国の子会社 ほか)
第2章 日本国の財政の嘘
(貿易赤字と黒字はまったく無意味/二〇〇〇年頃に日本が入った段階 ほか)
第3章 税と金利と社会保障の真実
(消費税増税で減収のケースも/経済の基本を知らない論説委員 ほか)
第4章 日本と中国とEUの近未来
(預金封鎖はインフレ対策/預金封鎖を煽る人の狙い ほか)
財務省のHPに載る700兆円の政府資産は一体、誰の物なのか!?
33のQ&Aでスッキリわかる日本の実力。
それを隠し続けてきたセコ過ぎる理由も記載してあります。
日本経済の現状がわかる書です。
<印象に残った一文>
「日本経済は危機というより、むしろ世界一の経済を実現できる大きなポテンシャルを持っている。」
忍び寄る「経済敗戦」の足音
目次は次のとおりです。
第1章 わが国の政策運営の油断と慢心/
第2章 「財政危機」のあり得るシナリオ
第3章 欧米諸国と日本「財政・金融政策」比較
第4章 金融危機後の「金利ゼロ」の世界と「量的緩和」
第5章 中央銀行は持ちこたえられるか
第6章 財政破綻のリアル1-欧州債務危機の経験から
第7章 財政破綻のリアル2-戦後日本の経験から
第8章 蓄積され続けるリスクと遠のく正常化
第9章 なぜ掟破りの政策運営は“放置”されてきたか
第10章 子どもたちの将来への責任
今や政府の債務残高は1200兆円を超え、名目GDP比の250パーセントに迫る勢いです。
その増加傾向にブレーキはかからず、安倍政権が目標とする「2020年プライマリー・バランス黒字化」の目途はまったく立っていません。
増え続ける巨大債務を抱えながらも「デフレ脱却」を至上命題として、掟破りの異次元緩和と“事実上の財政ファイナンス”に邁進する政府・日銀。
しかし、成果は一向に上がらず、もはや「出口」の見えない展開に突入しつつあります。
このまま行けば遠くない将来、日銀の政策運営が制御不能となる日が必ず来ます。
その時、われわれ国民を襲う悲劇的な結末とは!?
恐るべき警告の書です。
今後の潮流を読む上で参考になる書です。
<印象に残った一文>
「地方財政を始めとするが国の財政構造の抜本改革に、腰を据えて取り組むべきである。」
介護・葬式・遺産は、要らない
目次は次のとおりです。
第1章 孝行な子こそ親を殺す
第2章 日本人は長生きしすぎる
第3章 終活はなぜ無駄なのか
第4章 親は捨てるもの
第5章 とっとと死ぬしかない
第6章 もう故郷などどこにもない
年々、平均寿命が延び続ける日本。
超長寿とは言っても認知症、寝たきり老人が膨大に存在する現代、親の介護は地獄です。
過去17年間で少なくとも672件の介護殺人事件が起き、
もはや珍しくもなくなったのです。
事件の背後には、時間、金、手間のみならず、
重くのしかかる精神的負担に苦しみ、
疲れ果てた無数の人々が存在します。
現代において、そもそも子は、この地獄を受け入れるほどの恩を親から受けたと言えるのか?
家も家族も完全に弱体化・崩壊し、
かつ親がなかなか死なない【傍点8つ】時代の、
ラクになる生き方「親捨て」とは?
年老いた母を抱える身としては、他人事ではない内容です。
<印象に残った一文>
「介護による悲劇に陥らないためには、もう親を捨てるしかない。」
元・敏腕バンカーが大胆に予想
目次は次のとおりです。
プロローグー「地銀戦国時代」が始まった
第1章 本格的に動き出した再編ー当局の衝撃発言
第2章 なぜ再編に向かうのかー再編に突き進む四つの要因
第3章 再編予想の五つのポイント
第4章 再編予想PART1 東日本編
第5章 再編予想PART2 西日本編
エピローグーどんな地方銀行が生き残れるか
銀行名が消え、組織も行員も消える。
再編の奔流を、いかに乗り切るか?
全国6ブロックの新勢力図を発表!
地銀、第二地銀の計105、
大手信金をあわせて140ほどの金融機関が5年後には20~30に再編・統合されてしまう。
人口減少がもたらした「金融戦国時代」に生き残るのは、どこか!?
その理由は!?
元・敏腕バンカーが大胆に予想する書です。
銀行業界の内情が見えてきます。
<印象に残った一文>
「現在105ある地方銀行、第二地銀は大手信金も巻き込んで、およそ5年後には20から30のグループに再編・統合されると予測する。」
9・11以降の現代史の奔流が手に取るようにわかる!
目次は次のとおりです。
1 夢の時代の終わり(2016年8月30日)
(米国が変わろうとしている/一つの世代が過ぎて ほか)
2 暴力・分断・ニヒリズム(2016年1月27日)
(広がる国家解体のプロセス/イスラムの崩壊としてのIS ほか)
3 グローバル化と民主主義の危機
(好戦的な、いわば狂気が世界に広がりつつある(2015年2月19日)/「国家」が決定的な重みを持つ時代(2014年7月8日) ほか)
4 アメリカ「金融帝国」の終焉
(今や米国は問題をもたらす存在でしかない(2008年10月30日)/グローバル化は単なる経済自由主義ではなく、より厄介だ(2008年3月31日) ほか)
5 終わらない「対テロ」戦争
(日本は米国以外の同盟国を持つべきだ(2004年2月4日)/帝国アメリカは崩壊過程にある(2003年2月8日) ほか)
トランプ・ショック、英国EU離脱、憎悪とテロの連鎖。
どの国もうまくいかない歴史の大転換期を鮮やかに読み解く。
グローバリズムが先進国の中間層を解体し、社会を分断する。
民族の自律性と民主主義への懐疑が黒雲のように広がる。
中東では国家の解体という最悪のプロセスが進行する。
このおそるべきニヒリズムを乗り越えるには?
朝日新聞による日本向けインタビューを網羅。
今後の潮流を読む上で参考になります。
<印象に残った一文>
「欧州は建設から解体へと移行しています。」
驚くべき実態
目次は次のとおりです。
1 アダルトビデオに出演させられてしまった彼女たち
(Aさん*それでも彼女は言い張った。「親には知られたくない」/Bさん*未明のメール。「AVに出演させられそう。助けてください」/Cさん*「家の外になんだか変な男たちがいる」。真夜中の支援活劇/Dさん*渡された一日の撮影スケジュール表。「いまさらバラせない」/Eさん*「あなたは特別」「だからがんばれ」と言われその気になった/アダルトビデオの世界に引き込まれていく共通のプロセス)
2 なぜ契約書にサインをし、なぜそこから抜け出せないのか
(なぜ契約書にサインをし、なぜそこから抜け出せないのか/どのように支援をするのか/アダルトビデオ産業の構造ースカウトからDVD発売、動画配信まで)/補遺 契約書には何が書いてあって、何が書いていないのか
モデルにならないか、とスカウトされ契約書にサイン、いざ撮影となって現場に行ってみたらAVだった。
嫌だと訴えても、契約不履行で違約金がかかるぞ、親にバラすぞ、と脅され、仕方なく撮影に応じると、以後、次々に撮影を強要される…。
「AV出演を強要された」女性からの生の声を聞き支援するなかで見えてきた、驚くべき実態を報告する書です。
娘を持つ身としては、考えさせられる本です。
折を見て、娘をサポートしておきます。^^;
<印象に残った一文>
「なんっだかおかしいなと思いつつも、そのままに流されて、撮影の場面で決定的にこれは違うと思っても、もう引き返せない、そんな状況に陥る。」
情報セキュリティの世界的権威による最新作、待望の邦訳!
目次は次のとおりです。
第1部 私たちの超監視社会
(情報化時代の「排ガス」/監視されるデータ/分析されるデータ/監視ビジネス/国家の監視と統制/官民監視パートナーシップ)
第2部 なにが脅かされるのか?
(政治的自由と正義/公平で平等なビジネス/企業の競争力/プライバシー/安全)
第3部 超監視社会への対抗策
(原則/国家に関する提案/企業に関する提案/私たちができること/新しい社会規範)
フリーメール・SNS・ゲーム・アプリー、
あなたの行動は、どんどん漏れています!
今すぐ、ネットの履歴を消さずにはいられない…。
利便性の裏に隠された恐るべきリスクに愕然とします。
<印象に残った一文>
「2012年、ある研究チームは人々が24時間後にどこにいるのかを20メートル以内の範囲で予測することにも成功した。」
ロシアの戦略に迫る
目次は次のとおりです。
序章 プーチンの目から見た世界
第1章 プーチンの対NATO政策ーロシアの「非対称」戦略とは
第2章 ウクライナ紛争とロシアー「ハイブリッド戦争」の実際
第3章 「核大国」ロシア
第4章 旧ソ連諸国との容易ならざる関係
第5章 ロシアのアジア・太平洋戦略
第6章 ロシアの安全保障と宗教
第7章 軍事とクレムリン
第8章 岐路に立つ「宇宙大国」ロシア
プーチン大統領が絶対的指導者として君臨するロシア。
この大国は、どこに向おうとしているのか?
軍事、核、宗教、ウクライナ、NATO、旧ソ諸国、北方領土問題、宇宙開発など多岐にわたる切り口からロシアの戦略に迫る書です。
「軍事大国ロシア 新たな世界戦略と行動原理」で話題となった、いま注目の若手ロシア研究者 小泉悠氏の最新作はロシアの現状の理解が深まります。
<印象に残った一文>
「世界的大国であるべきロシアの自己像と、そのようには扱われない実際のロシアの地位の格差、それに対する憤りが現在のロシアを読み解く一つの鍵であると言えよう。」
戦争と宗教と、そして21世紀はどこへ向かうのか?
目次は次のとおりです。
第1章 激動の16世紀。世界史の流れはここから変わったーカール五世、新大陸への到達、宗教改革
第2章 イスラム世界が歩んできた道ー21世紀のテロ問題を冷静に見つめるために
第3章 豊かな国インドーなぜ始皇帝もカエサルも登場しなかったのか
第4章 エジプトはいつも誰かに狙われていたー「世界の穀倉」をめぐる支配の歴史
第5章 日本文化に大きな影響を残した唐宋革命ー平和はどのように築かれたか
第6章 ルネサンスは神の手から人間を取り戻す運動だったー里帰りの3つのルートとメディチ家
第7章 知られざるラテン・アメリカの歴史ースペインの支配、独立運動、キューバ危機
第8章 母なる大地アフリカの数奇な運命ー暗転していく歴史と奴隷貿易
第9章 ドイツを統一したプロイセンと第一次世界大戦ーフランク王国からヒトラー登場まで
第10章 21世紀の世界はどこへ向かうのかー超大国アメリカと世界の国々
ドイツ、イスラム諸国、インド、エジプト、ラテン・アメリカ、アフリカ…。
ビジネスをしている人に役に立つ、世界と日本を理解する世界史10の視点を解説してくれます。
見返しに地図・年表あり。
世界の動きが良く見えてくる本です。
<印象に残った一文>
「アフリカと南アメリカはもとは一つの大陸であったものが、2つに別れたのではないか。」
野暮で真摯な事件簿
目次は次のとおりです。
第1部 家族のあり方を最高裁がデザインする
(民事編)(わが子と思いきや赤の他人だったー親子関係不存在確認訴訟でみる最高裁のしくみ/夫は「主人」ではない 妻のアイデンティティー夫婦別姓にみる大法廷)
第2部 市民が裁く罪と罰 手綱をにぎる最高裁
(刑事編)(死刑と無期懲役のわかれみちー死刑破棄事件にみる裁判員裁判の難しさ/求刑超えに「待った」をかけた最高裁ーアマチュア市民とプロ裁判官をつなぐ最終審)
司法の顔は見えにくい。
でも、実は最高裁は面白い。
育ての父と実の父、DNA型鑑定は法律を凌駕するか?
夫婦別姓はなぜダメなのか?
裁判員裁判で市民が出した結論は無意味?
きわどい判断で注目を集めた訴訟を追い、現役記者が最高裁の知られざる「しくみ」を解き明かす書です。
司法の今をデザインするその素顔とは?
なかなか面白い切り口の本です。
<印象に残った一文>
「摘出推定は、親よりも、むしろ子共の利益に重点がおかれた規定」
アメリカを知れば世界が見えてくる!
目次は次のとおりです。
第1章 日本から見たアメリカ、アメリカから見た日本
(周到に準備し、実現したオバマ大統領の広島訪問/「鬼畜米英」から「同盟国」「憧れ」「お手本」に ほか)
第2章 世界最大の産油国、アメリカ
(世界の原油価格を左右するテキサスへ/初めて石油を採掘したのはアメリカだった ほか)
第3章 銃を持つ国、アメリカ
(アメリカの魂、アラモの砦へ/乱射事件が多発。2012年には90人が犠牲になった ほか)
第4章 移民の国、アメリカ
(メキシコから国境を越えてショッピング/リオ・グランデ川、国境危機の現場へ ほか)
第5章 2016年大統領選のゆくえ
(誰も予測できなかったトランプ旋風/テレビ局もトランプ旋風の共犯者 ほか)
大統領選挙、日米関係、移民、銃問題などアメリカを現地取材。
大統領選挙で、日本はどう変わる?
今後の潮流を読む上で参考になる書です。
<印象に残った一文>
「2016年の大統領選は、いわば、嫌われ者同士の戦いです。」
日本人初!
目次は次のとおりです。
第1章 今、世界の子供たちは
第2章 日本の教育って勘違いしている
第3章 君たちと取り組みたい高橋式プログラム
第4章 「学び」と「勉強」の違い
第5章 親の役割・学校の役割・社会の役割
第6章 「さあ飛び出そう、グローバル社会へ」
「教育界のノーベル賞」に選ばれた世界トップ10教師の超ユニーク学習法を指南してくれます。
勉強するんじゃない、学ぶんだ!
21世紀の国際社会で世界のリーダーを目指す君たちへ。
思考力・判断力・発想力はこうして身につける!
色々な気づきを与えてくれます。
<印象に残った一文>
「凡庸な教師はただ喋る。よい教師は説明する。すぐれた教師は自らやってみせる。偉大な教師は生徒の心に火をつける。」
全米ベストセラー
目次は次のとおりです。
楽観的な懐疑論者
「知っている」という錯覚
予測を評価する
超予測力
「超頭がいい」のか
「超数字に強い」のか
「超ニュースオタク」なのか
永遠のベータ
スーパーチーム
リーダーのジレンマ〔ほか〕
「専門家の予測精度はチンパンジーのダーツ投げ並みのお粗末さ」という調査結果で注目を浴びた本書の著者テトロックは、
一方で実際に卓越した成績をおさめる「超予測者」が存在することも知り、
その力の源泉を探るプロジェクトを開始した。
その結果見えてきた鉄壁の10カ条とは…
政治からビジネスまであらゆる局面で鍵を握る予測スキルの実態と、
高い未来予測力の秘密を、米国防総省の情報機関も注目するリサーチプログラムの主催者自らが、行動経済学などを援用して説く書です。
“ウォール・ストリート・ジャーナル”“エコノミスト”“ハーバードビジネスレビュー”がこぞって絶賛し、
「人間の意思決定に関する、『ファスト&スロー』以来最良の解説書」とも評される全米ベストセラーです。
面白い切り口の本です。
<印象に残った一文>
「主要な意見が完全に誤っていることはめったにない。」
NHK-BSプレミアム「アナザーストーリーズ 運命の分岐点」
目次は次のとおりです。
1 1985 日航機墜落事故ー命の重さと向き合った人々
2 1986 チャレンジャー号爆発事故ー夢を継ぐ者たち
3 1986 チェルノブイリ原発事故ー隠された真実
4 1989 ベルリンの壁崩壊ー激動を生き抜いた者たち
5 1997 ダイアナ妃、事故死ー最後の恋の駆け引き
6 1998 大統領のスキャンダルー2人のクリントン
誰もが知るあの事件。
当時に築かれた定説。
歴史の氷に閉ざされ、
「時効」を迎えたかのような出来事に、
新たなアングルから迫り、知られざるストーリーを紡ぐ。
NHK-BSプレミアム「アナザーストーリーズ 運命の分岐点」はそんな番組です。
同番組から選りすぐりの6つの事件にフォーカスし、
番組ディレクターたちの「現場の声」とともに、
新たな一面に光を当てます。
面白い切り口の本です。
<印象に残った一文>
「私たちは人生を二度生きる事はできません。しかし先人の言葉に耳を傾けることはできます。」
驚愕のシミュレーション
目次は次のとおりです。
第1章 現実味を帯びる在日米軍撤退
第2章 米中戦争と日本のゆくえ
第3章 在日米軍の費用
第4章 同盟解消から日本国防軍への選択
第5章 新自衛隊の目指す道
第6章 普通の国の憲法9条
第7章 まったく新しい抑止力を求めて
第8章 在日米軍は削減できる
アメリカ新大統領の乗った「黒船」が「日本再開国」という荒波をもたらす。
ビジネスとしての在日米軍をめぐる、驚愕のシミュレーションは、驚愕の内容です。
<印象に残った一文>
「いつまでもドラえもんに頼っているのび太のままでいるのか」
大格差時代のインテリジェンス
目次は次のとおりです。
1 リーダー不在の時代ー新自由主義とポピュリズム
2 独裁者たちのリーダー論ープーチン・エルドアン・金正恩
3 トランプを生み出したものー米国大統領選1
4 エリートVS大衆ー米国大統領選2
5 世界最古の民主主義国のポピュリズムー英国EU離脱
6 国家VS資本ーパナマ文書と世界の富裕層
7 格差解消の経済学ー消費増税と教育の無償化
8 核をめぐるリーダーの言葉と決断ー核拡散の恐怖
9 リーダーはいかに育つか?
累計50万部突破、『新・戦争論』『大世界史』に続くシリーズ第3弾は、
新自由主義と格差の拡大、トランプ現象と英国EU離脱をもたらしたポピュリズム等々
歴史の転換期を迎える今、必要なリーダーとはについて迫ります。
時代の潮流を読む上で、参考になると思います。
<印象に残った一文>
「皮肉なことに、平和と結びつくのは平等ではなく、格差。そして平等に結びつくのは戦争なのです。」
21世紀の新・国家論
目次は次のとおりです。
日本の読者へー新たな歴史的転換をどう見るか?
1 なぜ英国はEU離脱を選んだのか?
2 「グローバリゼーション・ファティーグ」と英国の「目覚め」
3 トッドの歴史の方法ー「予言」はいかにして可能なのか?
4 人口学から見た二〇三〇年の世界ー安定化する米・露と不安定化する欧・中
5 中国の未来を「予言」するー幻想の大国を恐れるな
6 パリ同時多発テロについてー世界の敵はイスラム恐怖症だ
7 宗教的危機とヨーロッパの近代史ー自己解説『シャルリとは誰か?』
英国EU離脱とトランプ旋風は、英米という発祥地でのグローバリズムの終焉と「国家」への回帰を意味します。
家族構造の変遷が明らかにする「国家」の重要性。
未来は歴史から見えてくる!
今後の潮流を読む上で参考になる書です。
<印象に残った一文>
「自らが打ち出したグローバリゼーションに最も苦しめられた結果、旧来的なナショナルなる方向へバランスを戻したわけです。」