社会・政治: 2017年10月アーカイブ
日本を見習えば世界は生き残れる
日本人が知らない洗脳支配の正体 日本を見習えば世界は生き残れる [ 高山正之 ] |
目次は次のとおりです。
第1章 “メディア洗脳支配”の終焉
第2章 米露接近のカギを握る安倍首相
第3章 グローバリズムを知らない日本人
第4章 中国とは「疎遠」で、韓国とは「無縁」で
第5章 “日本叩き”と“トランプ批判”の間違いが糺される日
第6章 日本神道にすべての解がある
EUは崩れ、米国は混乱し、中国は倒れる。
日本人は「ジャパンファースト」でキレイごとの恐怖社会から覚醒せよ!
目からウロコの情報が満載です。
<印象に残った一文>
「日本を取り巻く国際社会の動きの背景にはいつも民族感情がある。」
文明の源流と人類の未来
目次は次のとおりです。
第4部 危険とそれに対する反応
(有益な妄想/ライオンその他の危険)
第5部 宗教、言語、健康
(デンキウナギが教える宗教の発展/多くの言語を話す/塩、砂糖、脂肪、怠惰)
エピローグ 別の空港にて
現代西洋社会の特徴はインターネットや飛行機といった技術や、中央政府や司法といった制度ばかりではない。
オフィス労働から生まれる疾病や、宗教の役割の変化もまた、現代西洋社会の特徴である。
人生の大半をニューギニアなどの伝統的社会の研究に捧げてきた著者が、
現代西洋社会に住む私たちが学ぶべき人類の叡知を紹介する書です。
面白い切り口の本です。
<印象に残った一文>
「あらゆる人間の社会は、現代社会に移行した後の期間よりはるかに長い時間を伝統的社会の中で過ごしてきた。」
社会をよくしたい、すべての人のための「教科書」
大人のための社会科 [ 井手 英策 ] |
目次は次のとおりです。
序 社会をほどき、結びなおすためにー反知性主義へのささやかな抵抗
第1部 歴史のなかの「いま」
第2部 “私たち”のゆらぎ
第3部 社会を支えるもの
第4部 未来を語るために
あとがき 大人のための社会科、その産声に込められた願い
気鋭の社会科学者が、多数決、勤労、信頼、ニーズ、歴史認識、希望など12のキーワードから日本社会を解きほぐす。
社会をよくしたい、すべての人のための「教科書」です。
目からウロコの情報が満載です。
<印象に残った一文>
「公共性に当てはまる単語が英語にはない。」
文明の源流と人類の未来
目次は次のとおりです。
プロローグ 空港にて
第1部 空間を分割し、舞台を設定する
(友人、敵、見知らぬ他人、そして商人)
第2部 平和と戦争
(子どもの死に対する賠償/小さな戦争についての短い話/多くの戦争についての長い話)
第3部 子どもと高齢者
(子育て/高齢者への対応ー敬うか、遺棄するか、殺すか?)
600万年におよぶ人類史において、国家が成立し、文字が出現したのは5400年前、狩猟採集社会が農耕社会に移行したのも1万1000年前にすぎない。
では、それ以前の「昨日までの世界」で人類は何をしてきたのか?
大ベストセラー『銃・病原菌・鉄』著者が、
身近なテーマから人類史の壮大な謎を解き明かす、全米大ベストセラーです。
色々なヒントが詰まっています。
<印象に残った一文>
「人というものは、自らの重大な決定に至らしめた動機について述べるとき、事実と異なることを口にしてしまうことがある。」
孫子とクラウゼヴィッツ
目次は次のとおりです。
イントロダクションー『孫子』と『戦争論』はコインの裏表
叙述と研究のスタイルに惑わされるなかれ
戦争の定義に関する誤解ー分析レベルの問題
政治のリーダーシップと軍事的指導者・指揮官の微妙な関係
戦争の合理的見積もりは可能かー目的と手段の相互関係
戦争の逆説的な三位一体を理解する
「戦わずして勝つ」の理想と現実ー流血なき勝利と決戦の追求
兵力数がすべてか?
欺瞞、奇襲、情報、指揮統率の位置づけの違い
インテリジェンス・情報は『孫子』の真骨頂
有能な指揮官は計画をそのまま遂行できるのかー指揮と統御
意外と多い共通点ー軍事的指導者の役割
何がもっとも重要かー指揮官の資質
戦場における環境と軍隊指揮官の直感力のジレンマ
勇敢さと計算(打算)どちらが重要か
両者は補完関係
戦略と戦争を論じた最も重要な書『孫子』と『戦争論』。
スタイルも分量も真逆な両者をいったいどのように比較するのか?
統率、インテリジェンスなどトピックスごとに両書の極めつけの言葉を取り上げて解説した米陸軍戦略大学校のテキストです。
不可能と思われてきた両者の比較を大胆に行い、矛盾点、類似点、補完関係を明らかにします。
目からウロコの情報が満載です。
<印象に残った一文>
「いかなる戦争も政治目的に奉仕しなければならず、従って、いかなる戦争も政治指導者によって決定され、指導され、方向付けられなければならない。」
官僚の御用記者になってしまったマスコミでは報道できないニュースの真相
目次は次のとおりです。
第1章 森友学園問題・加計学園問題の真相を暴く!
(官僚システムの「弊害」を垣間見せた森友学園問題/野党の追及の中で登場した「忖度」 ほか)
第2章 こうして、官僚は政治家と国民の目を欺く
(官僚の一番の“強み”/日本は与党と政府が一体化している ほか)
第3章 世間に広まる官僚像はデタラメばかり
(「元官僚」でも「官僚の世界」を理解しているのはごく少数/官僚の定義 ほか)
第4章 「脱・官僚主導」はどうすれば実現するのか?
(改革の必要性はいちだんと高まっている/借金1000兆円のウソに騙されるな ほか)
新聞やテレビの報道では、連日のように「森友学園問題」や「加計学園問題」を取り上げている。
しかし、一向に真相が見えてこない。
なぜか。
それは、これらの問題の裏には、官僚たちが必死で隠そうとする「不都合な真実」があるからだ。
元財務官僚で霞が関を知り尽くす著者が、
官僚の御用記者になってしまったマスコミでは報道できないニュースの真相を明かします。
一般報道では知ることのできない内容です。
<印象に残った一文>
「霞が関では。「議員立法は前例とせず」という原則がある。」
都会で消える大学、地方で伸びる大学
大学大倒産時代 都会で消える大学、地方で伸びる大学 (新書627) [ 木村誠 ] |
目次は次のとおりです。
序章 なぜ「大学大倒産時代」なのか
第1章 データで読み解く大学教育の現状
第2章 志願者を囲い込む有名私大ー早慶上智とMARCH、そして関関同立の分かれ道
第3章 明暗を分ける都会派中堅私大ー成成明國武、日東駒専、大東亜帝国、産近甲龍の「崖っぷち作戦」
第4章 活路を切り開くローカル中規模大学
第5章 有力国立大学も格差が拡大
第6章 冬の時代の地方国立大学のチャレンジ
第7章 不要論まで出た女子大はどう生き残るのか
18歳人口の本格減少と地方の衰退が、全国の大学を直撃!
どう生き残るか!?
すでに熾烈な戦いが始まっている!
まず、地方の中堅私立大学が危機に陥り、
都市の私立大学下位校に連鎖する。
有名私大も安閑としてはいられない。
旧帝大系などの有力国立大でも、格差が広がる。
15年後には、100校が消滅している!
「悪夢」と「希望」が交差する現状を徹底分析する書です。
<印象に残った一文>
「現在はごく普通の高校の生徒が大学を目指す。大学はエリート養成ではなく、職業人を育成する場となっているのだ。」
国際関係の疑問に、イチからわかりやすく応える
「国際関係」の基本が<イチから>わかる本 [ 坂東太郎 ] |
目次は次のとおりです。
第1章 国と国とのつながりの基本
第2章 国際関係はどう築かれる?
第3章 世界の国々と日本のかかわり
第4章 「国連」は何をしているところ?
第5章 世界の主な「同盟」や「協定」
第6章 戦後の国際関係の流れを知ろう
「アメリカが日本を守ってくれる」は本当か?
中国のトップは、13億人からどう選ばれる?
国連の職員は、どんな生活をしているの?
「外交の手順」「国際法の役割」といった国と国とのかかわりについての基礎知識から、
日々流れてくる世界各地のニュースの背景まで。
「なぜ、そうなるのか?」
「日々の生活にどう影響する?」
「もっと深く知りたい!」
国際関係の疑問に、イチからわかりやすく応える書です。
面白い切り口の本です。
<印象に残った一文>
「いがみ合ってばかりの5カ国ですが、唯一結束するのが、「この5カ国以外に常任理事国は認めない」という点」
舛添バッシングから1年
目次は次のとおりです。
第1章 誰が私を刺したのか
第2章 都庁は「不思議の国」だった
第3章 韓国訪問とヘイトスピーチ
第4章 ファーストクラスは「悪」なのか
第5章 五輪と敗戦
第6章 見果てぬ東京
第7章 小池知事へーカジノ・豊洲・広尾病院
舛添バッシングから1年。
石原都政、東京五輪、豊洲移転。
何があったか、どこで誤ったか。
自ら綴った反省と後悔と、そして小池知事への伝言。
真偽は不明ですが、一般報道とは異なる内容です。
<印象に残った一文>
「国と国の関係も、都市と都市の関係も、基本は人間と人間の関係だ。」
医療の根深い問題と解決の糸口とは?
目次は次のとおりです。
第1章 医師不足、看護師不足、医療費削減、頻発する医療事故訴訟、赤字まみれの経営
…崩壊への道を突き進む病院の現実
第2章 町の病院が次々と消えていく 現場無視の医療費削減で困難を極める病院経営
第3章 患者第一の病院ほど収益が悪化する事実
ー“いびつな”診療報酬制度によってムダな診療が助長される
第4章 日本の病院から「優れた医師」がいなくなる
ー医療従事者のスキルとモラルを低下させる現場の実態
第5章 「患者本位の医療」が正当に評価される診療報酬制度のあるべき姿とは?
第6章 民間主導の「地域包括ケアシステム」こそ、これからの高齢化社会の処方箋
エピローグ 民間病院から11の提言 医療平成維新ー待ったなしの医療改革
医療消費税、非課税のごまかし、
複雑すぎる「診療報酬制度」、
患者のためにならない徹底した医療費削減…etc.
医療の平成維新
ー迫りくる超高齢社会に改革は待ったなし。
医療業界の現状がみえてきます。
<印象に残った一文>
「国は病院を地域ごとに再編成し、病床はむしろ削減する方針です。代わりに「在宅医療」へと向かわせようとしているのです。」
ハラスメント時代の管理職におくる
目次は次のとおりです。
第1章 ハラスメントとは?基礎知識と最近の傾向
第2章 セクシュアルハラスメント
第3章 パワーハラスメント
第4章 新ハラスメント
第5章 対策と予防
第6章 ハラスメントのセルフチェック
「君ならもっとできるはず」
「できないならやらなくていいよ」
「最近やせたよね」「子育て中なんだから無理しないで」
相手のためを思って言ったその一言がハラスメントに…?
色々なヒントが詰まっています。
<印象に残った一文>
「パワハラは個人の問題ではなく、会社全体の問題であり、パワハラの加害者は組織のあり方を具現しているとも言えます。」
お金を使わずに生きる方法
無銭経済宣言ーーお金を使わずに生きる方法 [ マーク・ボイル ] |
目次は次のとおりです。
1 理論編
(カネという幻想/カネなしの選択肢/理念の進化(POP)モデル/課題と移行策)
2 実践編
(働きかたと物品の入手/土地/住居/食べものと水/清潔と衛生 ほか)
われわれは、お金に養ってもらっていると勘ちがいしているが、本当は自然界に養われているのだ。
お金がなければ生きていけないという幻想は、ぼくらの文化が作りだした物語にすぎない。
イギリスで1年間お金をまったく使わずに暮らす実験をしてフリーエコノミー(無銭経済)運動を創始した著者が、
人間が自分の住む土地やそこに住む人とのつながり、そして生の実感をとりもどし、
持続可能な地球環境を実現するための、あたらしい経済モデルを提唱する。
後半の〈実践編〉は、衣食住やヘルスケア、移動手段、宿泊、娯楽にいたるまで、
生活のあらゆる側面でお金への依存をへらすための多種多様なノウハウを紹介する「カネなし生活マニュアル」となっている。
目からウロコの情報が満載です。
<印象に残った一文>
「自分が何かに帰属することよりも、自分に属する財産のほうが重要であるかのように、我々文明人は思い込んできた。」
さかのぼり日本史
目次は次のとおりです。
第1章 自壊する二大政党ー1928年(昭和3年)
(もう一つの二大政党時代/普通選挙と護憲三派 ほか)
第2章 原敬政党内閣の光と影ー1918年(大正7年)
(藩閥政治と山県有朋/原敬の目指した政党政治 ほか)
第3章 もたれあう政党と藩閥ー1905年(明治38年)
(藩閥と政党の妥協が生んだ桂園時代/日露関係をめぐるヘゲモニー争い ほか)
第4章 理念なき政党の迷走ー1898年(明治31年)
(政党内閣の誕生/国会開設と政党の結成 ほか)
今ほど混迷する政治をじっくり見据えるときはない。
国民の期待を背負って誕生した政党政治はなぜ自壊したのか?
軍の台頭を招いた政党政治はなぜ失敗したのか?
4つの歴史的なターニングポイントから、政党政治の失敗の原因を探りわかりやすく解説してくれます。
激動の政党政治がたどってきた苦難の歴史からあるべき政治の姿を見定める書です。
色々な気づきを与えてくれます。
<>印象に残った一文
「政党の現実に悲観したり絶望して見放してしまうのも国民であれば、正当に正しいあり方を求め、厳しくチェックするのも、結局は国民なわけです。」
中国のバブルの本質
目次は次のとおりです。
第1章 無傷のデフォルト
第2章 破綻はひとつの選択肢(中国のシャドーバンキング問題)
第3章 損失を出せない住宅購入者
第4章 中国証券監督管理委員会への陳情
第5章 オルタナティブ金融イノベーション
第6章 成長エンジンの裏側ーー深刻な低迷
第7章 あり余る生産能力
第8章 フォーチュン500社から真に国際競争力のある企業へ
第9章 すべての信用の源泉ーーデフォルトとは無縁の政府
第10章 まじない師の統計
第11章 保証された破綻? 暗黙の保証、海外の教訓
第12章 潮が引いたときーー改革をどう進めるか
気鋭の中国人経済学者が、中央政府が主導し、地方政府、国有銀行、国有企業、業界も加わった、
経済成長を最大の目標とし、バブルの形成・維持を「暗黙に保証」する仕組みこそが、中国のバブルの本質であることを鮮やかに分析。
バブルは「暗黙の保証」によってセットされた時限爆弾であり、「暗黙の保証」をやめ、市場を経済の中心に据える仕組みへと改革できなければ、強靭な「剛性」バブルは最終的には崩壊せざるをえない、それは時間の問題だ、と警告する書です。
今後の潮流を読む上で参考になる書です。
<印象に残った一文>
「経済成長とは100メートル走ではなく、マラソンなのだ。経済成長は数字だけで測られるものではなく、全国民にとって益となるものでなければならない。」
日本がアジアの前面に登場するときが来た
中国がトランプに完全に敗れる6つの理由 日本がアジアの前面に登場するときが来た [ 日高義樹 ] |
目次は次のとおりです。
第1章 中国は北朝鮮を失った
第2章 アメリカは中国の国防ラインを突破した
第3章 中国の核戦略は敗れた
第4章 中国経済はすでに破産した
第5章 習近平は危険な賭けに失敗した
第6章 中国崩壊の混乱が日本を襲う
中国は北朝鮮の暴走を止める力があるのか?
急速な都市化で露わになる中国の脆弱さとは?
習近平による南シナ海侵略は失敗に終わる?
ワシントン情報から読み解く東アジア情勢の大変化。
今後の潮流を読む上で参考になる書です。
<印象に残った一文>
「CIAの分析によると、習近平は弱いものには強気でのしかかり、強いもの相手には逆らわないという。」
日常生活に潜む「悪」の本質を解き明かし、危険から身を守る極意
悪の正体 修羅場からのサバイバル護身論 (朝日新書) [ 佐藤優 ] |
目次は次のとおりです。
第1章 悪は人間によって行われる
第2章 カネと欲望から生まれる悪のシステム
第3章 誰の中にも悪がある
第4章 不条理さに何を見るか
第5章 言葉だけで心理を操る
第6章 直観と洞察力を働かせる
第7章 角度を変えて世界を見る
付録 一から分かる「新約聖書」の読み方と忙しい人のためのワンポイントレッスン
凶悪犯罪、テロの脅威からいじめや組織内での足のひっぱり合いまで、人の世には悪と悪意が渦巻いている。
どうしたらその罠に落ちずに済むのか?
半世紀にわたるキリスト教信仰と四万冊超の読書体験、
そして世界中のインテリジェンスと渡り合った生身の経験から、
日常生活に潜む「悪」の本質を解き明かし、危険から身を守る極意を伝授する書です。
目からウロコの情報が満載です。
<印象に残った一文>
「どのような状況であっても自分が犯した悪を、善であると強弁してはならない。」
生き残るのは「意外」な人材?
目次は次のとおりです。
第1章 変わる市場とニーズにどう応えるのか
第2章 金融機関はいつからサービス業でなくなったのか
第3章 AIでいらなくなる行員
第4章 フィンテックが変える銀行業務
第5章 「デキる」人材は埋もれている
第6章 地域金融機関の存亡
第7章 大手行の存亡
AI、フィンテック、ブロックチェーン…
内にも外にも行き場のなくなる人たち。
生き残るのは「意外」な人材?
今後の物流を読む上で参考になる書です。
<印象に残った一文>
「とりわけ金融の世界では、人とのつながりがこれまで以上に重視されるだろう。なぜなら、顧客の多くは人間だからである。」