社会・政治: 2018年7月アーカイブ
デジタル・アイデンティティーの正体に迫る
目次は次のとおりです。
第1章 カテゴリー化ーデータを使える形にする
第2章 管理ーアルゴリズムはあなたを捕まえる
第3章 主体性ーあなたは何者だと思われているか
第4章 プライバシーー命懸けの要求
まとめ コンピューターの中の幽霊
Googleが知ってる"あなた"は誰?
検索履歴やスマホの位置情報から自動的に生成され、
刻々と変貌しながらデジタル空間をさまよう「データの幽霊」(=デジタル・アイデンティティー)の正体に迫る書です。
目からウロコの情報が満載です。
<印象残った一文>
「私たちが何者かは、私たちに関するデータが何を物語るかで決まる。」
2018年4月施行の介護保険改正と介護報酬改定の概要とポイント
2018年4月施行の介護保険改正と介護報酬改定の概要とポイント、
改正後の介護保険で利用できるサービスと利用料、介護保険のしくみとケアプランについて、わかりやすく解説する書です。
<印象に残った一文>
「国民にとっては必ずしも全ていいことづくめの改正・改定とはいい難い。」
歴史を動かす交渉力
目次は次のとおりです。
序章 濱御殿の焚火
第1章 砲艦外交
第2章 咸臨丸で海を渡る
第3章 薩長同盟へ
第4章 江戸開城の大交渉
第5章 非戦を貫く
日本史の大転換点において、
「私」ではなく「公」を貫き、時代の大局を見据えて歴史の歯車を動かした男・勝海舟。
ペリーの黒船が来航し、驚天動地の騒ぎのさなか、
蘭学者・兵学者の勝は冷静に先を見通した。
動乱のなかに国家統一の構想を固め、自らの使命を求めて動く。
有力な幕臣となった勝は、複雑で重い運命を背負い、
薩摩の西郷隆盛との大交渉劇「江戸開城」を演じる。
江戸は焼かれず、近代国家の首都、東京に継承された。
そして、明治維新へ。勝は、新政府の高官を辞し、
政治の表舞台を去っても、日清戦争、十九世紀末まで、対話者の背後に流れる時勢と向き合い続けた。
目からウロコの情報が満載です。
<印象残った一文>
「お前の刀は抜くと天井につかえるぞ」
激動する世界と宗教
開会の辞(宗教の正体に迫りたい(松岡正剛)
いま宗教とは(池上彰) ほか)
第1部 対論
(宗教は人を殺す思想とどう対峙するか(池上彰・佐藤優))
第2部 基調報告
(中東の紛争:イスラーム過激派とテロリズムの論点整理(高岡豊)/信仰があってもなくても、人は人を愛し、人は人を殺す(石川明人))
第3部 総合討論
(「宗教と暴力」にどのようにアプローチするか(松岡正剛)
パネルディスカッション
(松岡正剛・池上彰・高岡豊・石川明人・佐藤優))
私たちはいま、どのような時代を生きているのかー。
「宗教は人々の平和のためのものだから暴力とは無縁であるはずだ」
この思い込みが、いかに儚いものかを、世界の歴史や現代のニュースは教えてくれる。
人々は「神」の名の下に殺し合いを続けてきた。
それは、いまも続いている。
宗教と暴力をめぐる問題は、社会と人間の本質を衝くとともに、われわれがふだんは伏せている感情を衝いてくる。
大胆な発想により、宗教が抱え込む暴力の実相を語る。
知の巨人たちと俊英が、宗教と暴力の難問に挑む書です。
目からウロコの情報が満載です。
<印象残った一文>
「自ら信じる宗教に命をかけることができるものは他人の命を奪うハードルが低くなるという傾向がある。」
なれ親しんだ場所で尊厳ある死を迎えるための教科書
目次は次の通りです。
2025年問題とは何か
我々はどうやって死ぬのか
終末期がんの苦痛症状と対処法
初めてのホスピス立ち上げ
ボランティアの大切さ
ケアタウン小平チーム誕生
家で死ぬということ
ホームホスピスという解消法
変えることのできない現実で苦しむ人への支援
死にいくことの疑似体験
実情に即していない課題
答えは現場の実践から生まれる
最期は自分の家で、自分らしく逝きたい!
団塊の世代が75歳を超える2025年には、年間100万人の介護者と150万人の病死者が日常となる。
病院のベッドは不足し、「死に場所難民時代」がやって来る。
自宅で最期を迎えることが当たり前になる時、本人と家族は前もって何を知っておくべきか。
ホスピスケアの第一人者である医師による、慣れ親しんだ場所で尊厳ある死を迎えるための教科書です。
いろいろな気づきを与えてくれます。
日経の取材記者が「仮想通貨」の実態に迫る
目次は次の通りです。
第1章 「コインチェック事件」が問いかけたもの
第2章 ビットコイン狂騒曲
第3章 先行した日本市場
第4章 広がる経済圏
第5章 紅いコインの攻防
第6章 玉石混交のICO
第7章 食指動かす既存勢力
第8章 仮想通貨は中央銀行を駆逐するか
580億円もの不正流出事件に見舞われたコインチェック。
投機マネーに煽られ、わずか3年で100倍に急騰したビットコイン。
相次ぐ分裂を主導する中国の「採掘者」たち。
玉石混交のICO。いち早くルール整備に動いた日本…。
日経の取材記者が「仮想通貨」の実態に迫る書です。
目からウロコの内容が満載です。
<印象に残った一文>
「ファインテックの分野では中国の存在感が急速に高まっています。」
一流大学卒の迷惑な人たち
目次は次のとおりです。
第1章 高学歴なのにつまずく人の事件簿
(強い特権意識/想像力と共感の欠如 ほか)
第2章 一流大学卒で迷惑な人の身近な事例
(女性患者に手を出す男性医師/自分の専門分野へのこだわり ほか)
第3章 「無自覚型」のナルシシスト
(「無自覚型」のナルシシストの特徴/なぜ無自覚なのか? ほか)
第4章 自己愛過剰社会
(トランプ大統領は自己愛過剰社会の象徴/自尊心の罠 ほか)
第5章 処方箋ー高学歴モンスターから身を守るために
(「無自覚型」のナルシシストの性格傾向/平気で嘘をつく ほか)
秘書に数々の暴言を吐いて話題となった東大卒・官僚出身の代議士、
経営する企業の金を賭博につぎ込んで逮捕されたぼんぼん経営者といった有名なケースに限らず、
高学歴で輝かしい経歴の持ち主が、暴言を吐いたり、
周囲を振り回したりするケースが後を絶たない。
しかも、迷惑をかけている自覚がない。
どうして彼らはこのような行動を起こしてしまうのか。
気鋭の精神科医が、「無自覚型」の高学歴モンスターの精神構造を分析し、対処法を解説する書です。
いろいろな気づきを与えてくれます。
<印象残った一文>
「トランプ大統領は、自己愛過剰社会の象徴」
注目の憲政史家が問う「精密司法」の正義と矛盾
目次は次の通りです。
序章 巨大権力
第1章 司法省
第2章 平沼騏一郎
第3章 「憲政の常道」から敗戦へ
第4章 占領期
第5章 指揮権発動と"眠る"検察
第6章 黒い霧事件と田中金脈政変
第7章 ロッキード事件
第8章 リクルート、竹下登、大蔵省解体
近代司法制度が始まった明治時代から、熾烈な派閥抗争、
政治との駆け引きに明け暮れる昭和の時代、
そして多くの不祥事で揺れる現在までの検察庁の軌跡を概観。
はたして、日本の検察に正義はあるか。
そこに日本の良心はあるか。
注目の憲政史家が問う「精密司法」の正義と矛盾は、目からウロコの内容が満載です。
<印象に残った一文>
「執行猶予がついたということは、実質無罪放免」
気鋭のジャーナリストによる恐ろしくもスリリングな一冊
目次は次のとおりです。
現金の消滅ーそれは1998年、スタンフォード大学の講堂で、のちのペイパル創業者となるふたりが出会ったことから始まった。彼らが目指した戦慄すべき世界とは?
小麦の空売りとアラブの春ーアラブの春は、小麦価格の高騰が引き起こした。チュニジア青年を焼身自殺に追い込んだのは、生活苦だった。投機家たちが世界を混乱に陥れる。
租税回避のカラクリー租税回避はどのように合法化されたのか。発端は1969年、重税に首を絞められたビートルズのジョン・レノンに、ふたりの男が魅力的な提案を持ちかける。
貧富の格差で大儲けするー2006年、ハドソン川を見下ろす49階会議室でシティグループの凄腕バンカーが貧富の二極化を予言。顧客たちは驚き喜ぶ。カネ儲けのチャンス到来だ、と。
肥満とダイエットは自己責任かー1945年NY、生命保険会社の統計家が昼休みに閃いた。肥満の基準を変えれば、一夜にして保険料を高くできる。結果、アメリカ人の半分が"太り過ぎ"となった。
国民全員を薬漬けにするー国民全員を"患者"にして儲けたい製薬業界。1980年、ファイザーの雇われ弁護士事務所がある法案を提出。政府が国民を製薬業界に売り渡した瞬間だった。
働き方が改革されない理由ーわれわれが働き過ぎになったのはいつからか?1878年、工場の労働管理職が上司へある提言をする。のちにドラッカーも賞賛したこの概念、それが"効率"だ。
終わりなき"買い替え(=アップグレード)"-1935年、世界の電球メーカー5社がカルテルを結ぶ。電球の寿命を6か月に縮めるべし、と。今や"アップグレード"の対象は車やiPhoneのみならず人間にも及ぶ。
権力を持つのは誰かー1971年、米の弁護士が革張り机で書いた未来メモ。これからは企業が政治を主導する。この思想は、サッチャー、レーガン時代に新自由主義として現実化した。
企業が政府を支配するー1958年、ISDS(=国家と投資家の間の紛争解決手続)が設立。政府を秘密裡に訴えることが可能に。グローバル企業による国境を越えた支配の始まりだ。〔ほか〕
もし、私たちの世界の見方が間違っていたら?
私たちの日常生活を根底から変えたのが政治家や国際的な事件ではなく役員室やゴルフコースやバーで秘密裏に交わされた企業による密約(取引)だったら?
気鋭のジャーナリストによる恐ろしくもスリリングな一冊は、目からウロコの情報が満載です。
<印象残った一文>
「現金を使うと、脳神経は痛みを感じる。」
トップタレントの「値段」
所属する芸能プロダクション社長、新庄と対立したトップタレント堀口優奈は、新庄の謀略により高級デリヘル嬢、AV女優へ。
そして優奈は捨て身の逆襲に命をかける。
超リアルな、裏芸能界の闇!
物語の中にどんどん引き込まれていきます。
<印象残った一文>
「優奈は女としては最悪だが、芸能人としては最高だ」
パソコン、スマートフォンでの操作に対応
目次は次の通りです。
第1章 Facebookをはじめよう
第2章 近況を投稿しよう
第3章 メッセージを送ろう
第4章 グループで交流しよう
第5章 Facebookをもっと楽しもう
第6章 Facebookを安全に使おう
Facebookの基本的な使い方と機能を大きな文字と豊富な画面を使ってわかりやすく、丁寧に説明しています。また、シニア世代が安心してFacebookを利用するためのポイントや、アクティブライフを想定した機能や楽しみ方も紹介しています。
Facebookへの登録、友達リクエスト、ニュースフィードへの投稿や「いいね!」の使い方などの基本から、
メッセージやグループ機能の活用法、ひとりでも楽しめるゲームや日記としての使い方、プライバシーやセキュリティの設定方法など、
日常的に楽しみながらFacebookを利用するために必要な機能、設定などについて説明してくれます。
facebookのインストールや操作方法がわからない方はもちろん、これからFacebookを利用したいと思っている方にも最適な書籍です。
Facebookを始めたい方には心強い味方です。
<印象に残った一文>
「自分の身を設定して投稿すると、自分以外の人は見ることができません。日記として利用することができます。」
ファクトチェックの作法と原則
目次は次の通りです。
第1章 ファクトチェックとは
第2章 基本ルール
第3章 国際的な潮流
第4章 日本でファクトチェックは広がるか
トランプ大統領の発言の8割は「真実」とは言えない
「ファクトチェック」と呼ばれる真偽検証により、アメリカのジャーナリズムはそう判定した。
ファクトチェックは、政治家の発言やマスメディアの報道、ウェブ上で広く流布されている情報など、
社会に重要な影響を与えうる言説を対象とする。
もちろんこの"道具"は、ジャーナリストだけのものではない。
誰もがその担い手となりうる。
ファクトチェックの作法と原則を紹介する、日本で初めての概説書は目からウロコの内容が満載です。
<印象に残った一文>
「私たちが事実を大切にしようとするかどうか、そこに民主主義の根幹があります。」
狂気と孤独の独裁者のすべて
目次は次の通りです。
第1章 金正恩の素顔
第2章 金正恩のルーツ
第3章 金正恩、最大の武器ー核とミサイル開発
第4章 金正恩、経済の実力
終章 金正恩対トランプー米朝開戦前夜
狂人か、天才かー34歳で世界をかき回す"巧みな交渉術"のルーツ。
ベストセラー『父・金正日と私 金正男独占告白』の著者が20年以上の朝鮮半島取材を通して描く決定版です。
目からウロコの情報が満載です。
<印象に残った一文>
「その深層心理に潜むコンプレックスは、自身を大きく見せようとする誇大妄想的行動に駆り立てる。」
2020年からの賃金・雇用・企業
目次は次のとおりです。
第1章 世界金融危機「再来」の可能性ーいつはじけてもおかしくない「借金バブル」
第2章 日本経済を蝕む最大の病ー30年間放置されていた「深刻で静かなる危機」
第3章 2020年以後の日本の雇用ーイノベーションと生産性向上が失業者を増やす
第4章 2020年以後の日本の企業ートヨタが「東芝化」する可能性
第5章 2020年以後の日本の賃金ー増税・ドル円相場・原油価格から考える
第6章 生き残る自治体と転げ落ちる自治体ー少子化対策と地方創生をどうするか
世界発「借金バブル」暴発寸前!
金融危機「再来」の可能性。やがて大企業は淘汰・再編が進み増税によって可処分所得は減少し、
生産性向上に伴い失業者は増加…今後の日本経済がよくわかる!
目からウロコの情報が満載です。
<印象残った一文>
「人間には厳しい現実を直視することを避けようとする習性があります。」